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映画のレビューをつらつらと・・・。

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No.1511 『午後8時の訪問者』
No1511 『午後8時の訪問者』

2017年制作 ベルギー/仏
監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌ
   リュック・ダルデンヌ

≪キャッチコピー≫
『あの時、ドアを開けていれば――。』

≪ストーリー≫
若い医師ジェニー(アデル・エネル)が診療時間を大幅に過ぎてから鳴らされたドアベルに応対しなかった翌日、近所で身元不明の少女の遺体が発見される。診療所の監視カメラにはその少女が助けを求める姿が映し出されていた。自分が診療しなかったせいで少女が死んだのではないかという思いにさいなまれるジェニーは、少女の生前の足取りを調べ始める。

≪感想≫
大好きダルデンヌ兄弟監督最新作。

ダルデンヌ兄弟の作品は「ある子供」「少年と自転車」「サンドラの週末」と鑑賞しました。
どちらもテーマ的には重々しい作品でしたが、どちらも良作。
特に「少年と自転車」は好きな作品です。

本作を観ながら思ったのですが、ダルデンヌ兄弟の作風って日本の是枝裕和監督の作風と
似てるなぁと感じました。

ちょっとこう、ドキュメンタリックな撮り方とか、派手な演出を抑えつつ
ドカンと重たいテーマを投げかけてくる的な。

本作について。
女医のジェニーは時間外の少女の診察を断るも、翌日、その少女が死体で発見される。
ジェニーは自分が診察を受け入れていたら彼女は死ぬことは無かったんじゃないかと、
自責の念にかられ、彼女の身寄りを探し始める・・・。

これまた、ミステリアスなお話・・・と思いきや。
ジェニーが信念に基づいて行動する中で浮き彫りになってくる、社会的な問題や
個人の悩みや想いがどろりと溢れ出てくる。

殺された少女の問題でいうと、恐らく移民問題であったり。
恐らく売春問題だったり。
序盤にジェニーの下で勉強する研修医の問題でいうと恐らく
親と子のコミュニケーション問題だったり。

掘り下げると児童虐待問題だったり。

そこらかしこにそんな問題が見え隠れする。

その上、社会問題とは別に個人的な問題もあるからそれはもう複雑で。

そんな様々な入り組んだ社会、人間をあくまでも自然に映し出す。

むむむ・・・さすがですねぇ・・・。

キャラクターについて。
本作の主役であるジェニー女医。
物語は彼女を通して進んでいく。
ジェニーは「信念」の人。
自ら起こした行動を反省し少女のために、そして自分のために行動する。
どんなに恐ろしい目にあっても、どんなに邪魔をされようとも。
少し淡々としながらも力強く実行していく彼女はとても凛々しく逞しい。
素晴らしい人間像でしたよ。

やっぱり巧みだなぁという感想のダルデンヌ兄弟作品。
今後も追い続けていきたい監督さんたちです。

≪点数≫
  8点
                                           (18.08.05鑑賞)

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No.1510 『ミッドナイトクロス』
No1510 『ミッドナイトクロス』

1981年制作 米
監督:ブライアン・デ・パルマ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
効果音の収録中に自動車事故を目撃したB級映画専門の効果マン。しかし事件の背後には政治がからんでおり、彼のテープには事故が殺人であった事を示す証拠が残されていた……。J・リスゴー扮する不気味な殺し屋とのチェイス・シーンがテンポ良く展開されるアクション・スリラーで、悲痛なエンディングが強烈な余韻を残す。

≪感想≫
キャリー」や「アンタッチャブル」「ミッション・インポッシブル」の
ブライアン・デ・パルマ監督作品。
制作は1981年。
なかなか古い作品ですね。

さてさて。
うんうん、いろんな人がオールタイムベストに挙げるほどの作品とのこと。
その評判に偽りなし!!

ヒリつきながらも哀愁漂う傑作でした。

演出がとにかく特徴的で。
独特なカット割りとか長回しとかをふんだんに盛り込んでいて見応えがたっぷり。
僕的に何の前情報も入れないで鑑賞したので観ていて新鮮で新鮮で。
オープニングから不思議な長回し映像となっていて、恐らく通り魔の目線で女子寮の中を
うろつきまわる。
観ているこっちは
「ん?こんな作品だっけか??」
なんて思ったり。
そして、シャワーを浴びている女性が犯人に向かって悲鳴!!
「キャーーー!!!!」
・・・・んん?これがまたブッサイクな悲鳴で思わずぷぷぷ。
これは劇中の中で流れるC級映画の映像だったんですね。

ここからが本編。
映画音響マンのジャックが偶然出くわした交通事故から、事件性を嗅ぎ取り真実を
追っていくというお話。

とにかく流れる映像が特徴的。
例えばジャックが闇夜で音を拾っているシーンでのカエルやフクロウ越しのジャックの映像だったり。
例えばヒロインのサリーが雇い主のあいつを瓶で殴るシーンを俯瞰で撮っている映像だったり。
例えば終盤のカーアクションシーンだったり。
今の時代は映像技術が発達しているのでド派手なカーアクションも当たり前になっていますが、
この時代にこれだけのカーアクションはとても見応えがありました。
そして極め付けは、クライマックスのジャックが殺されたサリーを抱きかかえるシーン。
バックでは綺麗な花火が・・・。
僕的にこのシーンがとんでもなく大好き。
それまでの緊張感あふれるシーンから一転、とってもグッとくるシーンに。
本当に素晴らしかったです。

お話については、もっと政治的な陰謀やらを絡めたストーリー展開になるのかなと思いきや
着地はとても哀愁漂う切ない終わり方になっていました。
サリーを助けることのできなかったジャックは一生この悔いを背負って生きていくのでしょう。
そして、彼はサリーの悲鳴を映画に使う事によって自分への戒めにする。

そこも考えるとグッと来ますねぇ・・・。

演出でいうと、冒頭のブサイクな悲鳴が最後の着地に使われるのも
「なるほどねぇ」
と唸らされたり。

演者について。
主演のジョン・トラヴォルタ。
とにかく若々しくってカッコ良かったなという印象。
ヒロインのサリーを演じたナンシー・アレン。
どこかで見た事あるなぁと思ったら「ロボコップ」シリーズのマーフィー刑事の相棒さんだ!!
ほうほう。
そして本作の悪役を演じたジョン・リスゴー。
彼はとにかくルックもそうですが不気味で怖かったなぁ。
上記3名はとても素晴らしかったです。

総括。
80年代の名作と謳われた本作。
噂に違わぬ名作。

デ・パルマ作品。
十分に堪能させていただきました!!!!

≪点数≫
  9点
                                           (18.08.05鑑賞)

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No.1509 『真夏の方程式』
No1509 『真夏の方程式』

2013年制作 邦
監督:西谷 弘

≪キャッチコピー≫
『解いてはいけない、
     愛が閉じ込めた謎。』

≪ストーリー≫
きれいな海に面した玻璃ヶ浦で計画されている、海底鉱物資源の開発。その説明会に招待された物理学者・湯川学(福山雅治)は、緑岩荘という旅館を滞在先に選ぶ。そして、そこで夏休みを過ごす旅館を営む川畑夫婦(前田吟、風吹ジュン)のおい、恭平と知り合う。次の朝、堤防下の岩場で緑岩荘に宿泊していたもう一人の客・塚原の変死体が発見される。図らずも事件に直面した湯川は、旅館廃業を考えていたという川畑夫婦や、夫婦の娘で環境保護活動に奔走する成実(杏)らと塚原の思わぬ因縁を知る。

≪感想≫
先日観た福山雅治主演の劇場版「ガリレオ」シリーズ第二段。
前作のレビューでも書きましたが、原作は人気作・東野圭吾東野圭吾の同名シリーズ。
僕も何作かは読んだ記憶があります。
そしてテレビドラマシリーズがあって、この劇場版が全部で2作品。
テレビシリーズは未見。
実写は劇場版の前作だけの鑑賞。
「ガリレオ」弱者の私。

そんなこんなで本作。

良い映画だった気はするんだけど、何でしょうこの納得いかない感じ。

良かったところ。
ガリレオ博士こと湯川のキャラは良かった。
福山雅治さんがメチャクチャカッコ良いのは言わずもがなですが、ちょっと無機質な男が
少しだけ情を身につけていく過程とかは見ていてグッときたり。
少年との交流とかも見ていて微笑ましかったり。
ただ、湯川が学者の域を超えて刑事のように捜査を進めていくのは少し逸脱しすぎかなとも思ったり・・・。
湯川の魅力は無機質な感じでもあるんだよなぁとも思ったり・・・。
そこら辺は少し葛藤(苦笑)

ここからは納得いかない部分。
そもそものお話がちょっとなぁ・・・。
ここからは大きなネタバレをしつつ。

まず、事の発端である、とある女性の殺人事件。
この殺人事件の犯人が中学生の成美だったんですが、彼女がなんの罪も償わずに
エンディングを迎えてしまうのがまず納得いかない。
いくら衝動的とはいえ・・・。
殺人は殺人でしょうよ・・・。
もちろん、時折、映画とかでもいくら何でもこれはしょうがないよ・・・なんて思ってしまう殺人も
あるんですが、本作のそれはそこまでピンとこなくって。
まだ前作の「容疑者Xの献身」の殺人の方がピンと来たな。
あれは不慮の事故っぽかったですもん。
ちょっとその罪に対しての着地の仕方がちょっと納得いかなかったです。

あと、これが一番、納得いかない、何なら腹が立ったのは湯川と仲良くなる少年、
恭平の扱いについて。
本作で恭平はある意味、殺人の共犯者となってしまいます。
そして、その事を恭平は気づいてしまうのですが、それに対する周りの対応が
ちょっとお粗末すぎやしないかい??って。
まだまだ彼は子供なんだよ。

周りの大人がフォローしてあげないと。
ラストの湯川の対応にもちょっと納得いかないんだよなぁ。
良きお話っぽく見せているけど、なんかちょっと違うんじゃないかい??って。
恐らく、彼にとって今回の事件はトラウマになるぞ!!
わなわなと怒りすら覚えました。

演出についても少し不満が。
これはしょうがないと思うんですが、まずお話がトントン進んでいき過ぎ。
とか。
湯川の推理能力がハンパなさ過ぎ。
とか。
クライマックスの湯川と前田吟演じる夫との取調室での面会シーン。
あそこの別室で杏演じる娘が見ているのもいくらなんでもと思ったり。
ちょっと全体的にツッコミどころ満載でしたよ。

とにもかくにも。
見応えはあったんですが、やっぱりお話に納得いかない部分が強くって。

う〜〜〜ん・・・。
だけど湯川さんにまた会いたいので続編を希望っす!!

≪点数≫
  4点
                                           (18.08.04鑑賞)


こちら原作。
未読です。

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No.1508 『アフターマス』
No1508 『アフターマス』

2016年制作 米
監督:エリオット・レスター

≪キャッチコピー≫
『飛行機同士の衝突事故。
    上空で何が起こったのか?』

≪ストーリー≫
アメリカのオハイオ州、コロンバス。建設現場の現場監督ローマン・メルニック(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、妻と妊娠中の娘が搭乗する旅客機の到着を空港で待っていた。だが彼は、空港の管理会社から二人の乗った航空機がほかの航空機と空中で衝突したと言われる。その後、残骸が散らばる現場で娘の遺体を発見し、悲しみに打ちひしがれるローマン。表面的な補償で済ませようとする航空会社に怒りを覚えた彼は、責任の所在を執拗(しつよう)に追及する。やがて、ある航空管制官(スクート・マクネイリー)が事故に関与していることを知るが……。

≪感想≫
大好きアーノルド・シュワルツェネッガー主演最新作。

なんとなくの前情報で、妻子を飛行機事故で亡くしたシュワちゃんが
事故の原因を探って真犯人を探し当てるというサスペンス作品かと思いきや・・・。

全く違う実話ベースのお話でした!!

まず最初に
「この物語は実話です。」
的なタイトルが・・・。

それすらも分からなかった僕は、
「なるほどねぇ・・・じゃあ「ハドソン川の軌跡」的なお話かな・・・。」
と思いきや。
観終わってみると、まったく違う内容でびっくり。

序盤、中盤と二人の男を軸に話が進んでいく。
1人は飛行機事故の加害者である管制官のジェイク。
そしてもう1人は飛行機事故で妻と娘を亡くした被害者のシュワちゃん演じるローマン。
ジェイクはジェイクで普通に仕事をしていたんだけど、偶然が重なって
今回の事件が起こった感じなので、彼は彼でちょっとかわいそうな立場で。
しかも、世間はジェイクを犯人に祭り上げ周りからは「人殺し」だの「殺人鬼」だの
言われる始末。
心は疲弊し壊れて、妻や息子にも出ていかれるという散々な行く末。
シュワちゃんはシュワちゃんで妻子を失って立ち直る事も出来ずに
毎日、二人のお墓の前で寝泊りを繰り返す。

観ていて、この二人が再生していくお話かなぁなんて思いきや。
これまた全然違うお話でした。

観ていて、この二人が協力して事件の原因を探っていくお話かなぁなんて思いきや。
これまた全然違うお話でした。

時折、航空業界の人たちでめちゃくちゃ嫌な感じの奴とか出てきたんですよ。
こいつら、何か証拠を隠ぺいしているんじゃなかろうか・・・なんて思っていたのに。
結局、そこら辺の真相は明らかにされず。

だってさぁ、ジェイクに落ち度があったようにも思えなくって。
本当に不慮の事故っぽかったし。
それなのにジェイクへのあの仕打ちは観ていてつらかったです。

それであのオチだもん。

シュワちゃんがサクッといっちゃったシーンは思わず、
「ウワッ!!」
って言っちゃいましたもんね。

とにかくオチには驚かされました。

それまで淡々と語られていく二人の男の虚無な生活。
最後の最後まで救われない二人の男。
どよよ~~~んと・・・。

鑑賞後。
実話に基づいたお話と言う事で色々とお勉強。
「ユーバーリンゲン空中衝突事故」という項目でWikipediaを読んでみると、
なんとびっくり、結構、純度の高いお話だったんですね!!
僕的に事故だけが本当の事であとはフィクションなのかなぁと思っていました。
これが事実だとして思い返すと、さらにどんより・・・。
なかなかショッキングです・・・。

そんな感じで。

思っていたお話とまったく違っても。

観たかったシュワちゃんが観れなくっても。

どんよりしちゃったけど。

期待を裏切ったという事で。

これはこれで良し!!

という感想でした。

≪点数≫
  6点
                                           (18.08.02鑑賞)


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No.1507 『ジェイソン・ボーン』
No1507 『ジェイソン・ボーン』

2016年制作 米
監督:ポール・グリーングラス

≪キャッチコピー≫
『取り戻した記憶すべてが覆された時、新たな戦いが始まる。』

≪ストーリー≫
ひっそりと暮らしていたジェイソン・ボーン(マット・デイモン)の前に、CIAの同僚だったニッキー(ジュリア・スタイルズ)が姿を現す。彼女はCIAが世界中を監視・操作するための極秘プログラムを立ち上げたことと、ボーンの過去にまつわるある真実を告げる。これをきっかけに、再び動き始めたボーンの追跡を任されたCIAエージェントのリー(アリシア・ヴィキャンデル)は、彼を組織に取り込もうとするが……。

≪感想≫
お久しぶりの「ボーン」シリーズ最新作。

僕と「ボーン」シリーズ。
僕的に主演のマット・デイモンと言えばどうしてもこのシリーズを思い出します。
例えばキアヌ・リーブスでいう「マトリックス」シリーズのような。
例えばトム・クルーズでいう「ミッション・インポッシブル」シリーズのような。
クールで最強なジェイソン・ボーンがアクションドッカンバッカン魅せてくれる本シリーズが
大好きで。

もちろん全作鑑賞済。
スピンオフっぽいジェレミー・レナー主演の「ボーン・レガシー」も鑑賞しています。

すっごい楽しんだ印象。

けどね・・・。

実は内容についてまっっっったく覚えていないんです(苦笑)
自分の記憶力のなさにめちゃくちゃ落ち込んだり。

そんな「ボーン」シリーズ弱者となった私。

続編である本作の感想は・・・。

うん!!楽しめました!!

お話について。
お話は案の定全く覚えていませんでした・・・。
最初は付いていくのがやっとでしたが、だんだん追いついてきて、
最後はまぁ理解できたかな。

アクションについて。
本作もめちゃくちゃドッカンバッカン系のアクション。
肉弾戦からカーチェイスまでめちゃくちゃやってくれました。
ただね・・・。
ジェイソン・ボーン演じるマット・デイモンが歳を重ねたせいもあって、
カメラワークやカット割りでごまかしている感が半端なくって。
正直、何がどうなっているのか分からなくなっちゃいましたよ(苦笑)

ただ、その勢いや良し!!!!
えらい事になってんなぁ、すごい事やってんなぁと言うのは伝わったので◎。
大満足です。

終わり方について。
僕的に本作の何が良かったって終わり方が良かったんですよね。
中盤、女性CIAのヘザー・リーが長官を撃ち殺すんですが、この流れが
イマイチ納得がいかなかったんですよね。
確かに長官は嫌なやつで悪役だったんですが、それまでの部下がこんなにもあっさり
やっつけるかねと思ったんです。
このリーも本当はズル賢いやつなんじゃないかって。
それを受けてのあの着地。
素晴らしかったです。
僕的にこれまでのジェイソン・ボーンの凄さって危機察知能力だと思うんですよね。
それが本作ではそれがあまり描かれていなくって、ただ、この終わり方を見た瞬間、
「これこれ〜〜〜。見たかったジェイソン・ボーンじゃん!!」
ってね。
一気に点数が上がりましたよ。

キャラについて。
主役のジェイソン・ボーンについて。
先に少し書きましたが、これまでのジェイソン・ボーンは危機察知能力抜群で、
腕っ節も最強、完璧な殺人マシーンとして描かれていましたが、本作は
そうでもなくって。
強い事には間違い無いんですが、これまでの完璧感は無くなっていたかな。
ただ無敵感は相変わらずだったので、あとは安心してジェイソン・ボーンの無双っぷりを
眺めるだけで良かったです。
ヒロインのリー。
演じたのはアリシア・ヴィキャンデル。
これがまた綺麗なお方で。
眺めているだけで良かったです。
敵キャラのCIA長官を演じたトミー・リー・ジョーンズは言わずもがなの
いぶし銀で存在感抜群だったし、年をとってはいるものの戦闘員の
ヴァンサン・カッセル も無敵感があって、良い味出していました。

総括。
ひっさしぶりの「ボーン」シリーズ。
さすがに続編はもうないのかな。

十分に堪能させていただきました!!

≪点数≫
  7点
                                           (18.07.29鑑賞)

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No.1506 『美しい星』
No1506 『美しい星』

2016年制作 邦
監督:吉田 大八

≪キャッチコピー≫
『そこから、
なにが見えた?』

≪ストーリー≫
予報が当たらないと話題の気象予報士・重一郎(リリー・フランキー)は、さほど不満もなく日々適当に過ごしていた。ある日、空飛ぶ円盤と遭遇した彼は、自分は火星人で人類を救う使命があると突然覚醒する。一方、息子の一雄(亀梨和也)は水星人、娘の暁子(橋本愛)は金星人として目覚め、それぞれの方法で世界を救おうと使命感に燃えるが、妻の伊余子(中嶋朋子)だけは覚醒せず地球人のままで……。

≪感想≫
稀代の大作家・三島由紀夫の同名小説を「桐島、部活やめるってよ」や

紙の月」の吉田大八監督が実写化。


僕と三島由紀夫。
僕は小説もちょこちょこっと読んだりしますが、実はこういう大作家先生の作品は
あまり読んだことがなくって。
この三島作品も実は1作も読んだことがありません・・・。
お恥ずかしい。
読まないとなぁとは思いつつ、どうしてもハードルが高くなっちゃっているんですよね。

いつか必ず!!

さてさて本作について。

なんか変な作品でした。
火星人やら水星人やら金星人が地球に対して警告を行うっつーお話。

基本、本作に移る地球人はすっげー嫌なやつらばっかり。
悪いやつというか不快な人達ばかり。
父親の周りのテレビ関係者もなんか嫌だし、長男の周りも嫌だし、長女の周りも嫌な感じ。
恐らくこれは意図的に極端にやな感じに描いているんでしょうが、とにかく不快でした。
例えば長女(暁子)の大学の学生とかおバカっぽくてねぇ・・・。
あと、ストリートミュージシャンのあいつ!!
あいつ、結局どこに行ったんだ!!!!
思い出すだけで腹がたつ!!!!

本作のテーマって、今のままだと地球は、人類は滅びますよっていう警告のようなもので。
異星人と言われるやつらの言葉は基本、むむむと考えさせられる言葉ばかり。
好き勝手生きていると取り返しのつかない事になりますよ的な。

ただね。

ちょっと引っかかったのは、これって地球規模のお話しているんですよね。
ただ、本作で描かれていることって日本の東京の一コマなんです。
これまた意図的なんでしょうが、僕的にはどうもピンとこなくって。
それなら他の国々のお話もしようぜってなもんで。

真面目なテーマと宇宙人系のそれこそ非科学的なテーマが上手く混在はしているんですが、
だからこそちょっとした事に「ん?」ってなっちゃったんだよなぁ。

例えば、テレビ局の対応とか。
天気予報士の暴走をあそこまで写し続けるところとか、普通ならCMに
切り替わるんじゃないのかなぁって。
ちょっと野暮なツッコミを思いついたり(苦笑)

とにもかくにも。
全体的に変な映画でした。
笑える部分もたくさんあったし、むむむと考えさせられる部分もたくさん。
とりあえず原作を読むとしよう。

≪点数≫
  5点
                                           (18.07.29鑑賞)


こちら原作。
読むべし!!

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No.1505 『容疑者Xの献身』
No1505 『容疑者Xの献身』

2008年制作 邦
監督:西谷 弘

≪キャッチコピー≫
『その謎を、愛そう。』

≪ストーリー≫
惨殺死体が発見され、新人女性刑事・内海(柴咲コウ)は先輩と事件の捜査に乗り出す。捜査を進めていくうちに、被害者の元妻の隣人である石神(堤真一)が、ガリレオこと物理学者・湯川(福山雅治)の大学時代の友人であることが判明。内海から事件の相談を受けた湯川は、石神が事件の裏にいるのではないかと推理するが……。

≪感想≫
福山雅治さん主演の人気テレビドラマ「ガリレオ」シリーズの映画版。
原作はこれまた人気作家の東野圭吾さんの「ガリレオ」シリーズ。
原作シリーズは何作か読んだことがあるんですが、ただ本作は読んだことないかも。
小説シリーズは楽しく読ませて頂いております。

テレビドラマについては、人気があるのは知っているのですが、実は観たことがないんですよねぇ・・・。
映画をたくさん観るようになって、どうしてもテレビドラマからは離れていってしまって。
昔はめちゃくちゃ観ていたのですが。

さてさて。

そんな実写版「ガリレオ」弱者の僕の感想は・・・。

う〜〜ん。
全体的にはグッときたんですが映画じゃなくても良かったかも。

ストーリーが荒い。
一番気になったのが、警察がそこまで疑わしくない花岡靖子を
容疑者としてガンガン責め立てるのか。
観ているこっちは犯人が分かっているので、一応、良いんですがなんだか引っかかる。
「おいおい、もしこれが犯人じゃなかったら大変だぞ。」
って。
あと、よく分かんないんですが警察の対応ってこんなに大袈裟な感じなのかなぁ。
合同会議的シーンは一人の殺人事件でこんなに大々的な事になるのかなぁって。
何でしょう、外堀が全然描かれていないのでピンとこなかった。
例えば、他の容疑者の疑いが晴れていく過程や、そもそも花岡靖子が
疑われていく過程をもう少し丁寧に描いて欲しかったなと。

あと、これってガリレオシリーズじゃなくっても良いのではとも思ったり。
だって本作の主人公である湯川は物理系の学者さんで、事件の真相を科学的な視点で
解いていくんですよね。

本作ってそういう側面ありましたっけ??
犯人の石神も数学の天才という肩書きだったんですが、数学的側面ありましたっけ??
確かにどちらもキレ者感はありましたが・・・。
ここら辺もちょっと引っかかりました。

むむむ・・・。

全体的なお話はとても好きだったのですが。
やっぱこれは原作を読んだ方が良いのかなとも思ったり。
とにかく映像になるとやっぱり引っかかりが多くなってね。

とりあえず原作を読んでみようかなぁ・・・。

映画版はあと1作品あるみたい。
観てみようかな。

≪点数≫
  5点
                                           (18.07.28鑑賞)


こちら原作。
読んでみるか。

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No.1504 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』
No1504 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』
2018年制作 米
監督:ロン・ハワード

≪キャッチコピー≫
『すべての男(ヒーロー)に、
     はじまりの物語がある――』

≪ストーリー≫
帝国軍が支配する時代。惑星コレリアで生まれ育ち、自分の力だけで生き抜いてきたハン・ソロ(オールデン・エアエンライク)は、銀河で一番のパイロットになるという夢を抱いていた。やがて宇宙に飛び出した彼は、チューバッカ(ヨーナス・スオタモ)という相棒を得る。彼らは、幼なじみの美女キーラ(エミリア・クラーク)らと一緒に、危険な世界に通じたトバイアス・ベケット(ウディ・ハレルソン)が率いるチームに加わり、壮大な冒険に身を投じる。

≪感想≫
大人気スター・ウォーズシリーズ最新作。

今回はスピンオフ作品で、人気キャラクターのハン・ソロの若き日を
描いた作品。

ひたすらスター・ウォーズシリーズを楽しんでいる私。
ここ数作は全て映画館で鑑賞させていただいております。
本作も勇んで劇場にて鑑賞してまいりましたよ。

さてさて。

スター・ウォーズシリーズとしてはまぁまぁまぁ。
ただ、一つの作品としてはとても楽しめました!!

各キャラクターについて。
主役のハン・ソロ。
旧シリーズ(正史)のハン・ソロを演じたのがハリソン・フォードですが、
この若き日のハンを演じたのがオールデン・エアエンライクという青年で。
これがまた、僕的には違和感なくって。

雰囲気や出で立ち、そして恐らく佇まいもハリソン・フォードのハンに寄せていっていたので、
とてもしっくりきたんですよね。
性格的な部分もやんちゃで皮肉屋な感じが、
うんうん、ハン・ソロの若き日だなって感じ。

ヒロインのキーラ。
演じたのはエミリア・クラーク。
個人的な好みなんですが、彼女はとんでもなく美人さんで、出てきた瞬間
「うわ、絶対この女優さんの名前を覚えよう!!」
と思ったくらい(笑)
どこかで観た事あるなぁと思ったら「ターミネーター:新起動/ジェニシス」の
サラ・コナーでした。
そこのレビューでも美人やらカッコいいやら触れていました(笑)
ただ、彼女のキャラについては少し謎のまんまで終わっちゃった感があるなぁ。
恐らく本作は続編が作られそうなストーリー、終わり方をしているので
その辺は今後描かれていくのでしょう。

楽しみにしてます。

そして、ハン・ソロの相棒である、みんな大好きチューバッカ。
これまでのシリーズを観ている人たちにとっては、やっぱりハン・ソロとの出会いや
やり取りを見れるだけでも心躍る踊る。

ウディ・ハレルソン演じるベケット。
僕的な勝手な印象でベケットは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の
ヨンドゥ的な立ち位置かなぁと思ったら、最後のまさかの展開に驚かされました。
彼の銃捌きはカッコ良かったな。

過去作でも登場していたランド・カリジアン。
過去作でのランドは紳士的で落ち着いた感じの印象でしたが、本作ではハン・ソロと
同じくやんちゃなたち振る舞いで、これはこれで魅力的でした。
僕的には本作のランドの方が好きだな。

本シリーズでは色々なクリーチャーやドロイドが登場。
これまでCー3POやBB-8などのドロイドが登場して観客の心を鷲掴みしていましたが、
本作ではL3-37(通称L3)というドロイドが登場してくれました。
こいつがまた良いコメディリリーフっぷりを発揮して楽しませてくれましたよ。
こいつの一挙手一投足には僕の周りのお客さんも楽しんでいました。
反面、こいつの最期にはグッときましたねぇ。
ランドとのバディ的イチャイチャは観ていて楽しかったです。

とまぁ、各キャラクターがしっかりと立っていて観ていてとても楽しかったです。

他にも、あの反乱軍の女酋長みたいなキャラも良かったし。
彼女は正史とどう関わるのかなぁと少し気になったり。

アクション、演出について。
本作は結構、アクションもふんだんに盛り込んでいたので、最後の最後まで
飽きることなく鑑賞。
まぁ、ここら辺はスター・ウォーズシリーズとしての楽しみといった訳ではなく、
1本の作品として楽しいなぁといった感じ。

ただ、撮り方のせいか少し見にくかった部分もありました。
これは、恐らく意図的になんでしょうが、冒頭のシーンが全体的に暗くって。
すっごい見にくかったんですよね。
「おいおい、このまま最後まで行くんじゃなかろうなぁ・・・。」
って心配したくらい。

あと、アクションについても少しだけガチャッとしていたので、
これまた見にくく感じました。
勢いはあってとても良かったのですが・・・。

お話についても、時折、旧作の小ネタを挿んでいたりして、観ていてワクワクした部分も
あったりしたんですが、基本は正史に繋がるようなお話じゃなかったので、
そこはもっと関連付けてくれても嬉しかったです。

前回のスピンオフ作品「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」のようにね。

とにもかくにも。

全体的にとても楽しくって大満足なのは間違いないんですが、鑑賞後ふと考えると、
スター・ウォーズシリーズとしては「???」ってなっちゃったんですよね。

う~~~ん、まぁまぁまぁ・・・。

なので、もし次回作があるならもっと正史に繋がるような作りにしてもらえたらうれしいなぁと。

もちろん鑑賞するのは間違いないので楽しみにしております!!!!

≪点数≫
  7点
                                           (18.07.27鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1503 『ムーンライト』
No1503 『ムーンライト』

2016年制作 米
監督:バリー・ジェンキンズ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
マイアミの貧困地域で、麻薬を常習している母親ポーラ(ナオミ・ハリス)と暮らす少年シャロン(アレックス・R・ヒバート)。学校ではチビと呼ばれていじめられ、母親からは育児放棄されている彼は、何かと面倒を見てくれる麻薬ディーラーのホアン(マハーシャラ・アリ)とその妻、唯一の友人のケビンだけが心の支えだった。そんな中、シャロンは同性のケビンを好きになる。そのことを誰にも言わなかったが……。

≪感想≫
第89回アカデミー賞(2016年)作品賞受賞作品。
一人の男の3時代を描いた作品。

とても美しい作品でした。

黒人、貧困、ドラッグ、ゲイ、これらのテーマを描いたお話だったんですが、
重くなり過ぎず、暗くなり過ぎず。
かといって軽いわけでもない。

どこか詩的で美しい作風。

例えば、普通ならこれらのテーマならどこか押し付けがましいメッセージが
ふんだんに盛り込まれそうなものなのに、本作はそうじゃなくって。
描かれているのはセンシティブな問題で、そこに色々とある事が
当たり前かのように存在している。

言葉にすると安っぽくなるので嫌なんですが主人公シャロンの「愛」の物語。

例えば母親がドラッグ中毒になっている事実。
例えば自分がいじめにあっているという事実。
例えば自分は周りの友達とどこか違うと薄々感じ始めているという事実。

そこからアイデンティティを模索しながら成長していく。

何かを乗り越えていくというか、ひたすら削ぎ落とされてたどり着いた一つの答え。

基本的にシャロンは物静かで多くを語らない人間。
ただそこに映る彼の行動や表情、そして音楽や映像。
それだけで持っていかれる。

物語は3部構成。
幼少期。
少年期。
青年期。

少しづつ確立されていくシャロンという人間。
経験する事や出会う人間はヘビーなんだけど、救われる事もあり、
これまた、良い事と嫌な事が自然に調和がとれているように見えて。
もちろん、彼にとってはめちゃくちゃ嫌なことでヘビーな出来事なんだけど、
それでも生きていくシャロンから生まれる逞しさだったり、
哀しみや喜びが映し出されていました。

幼少期、彼が成長する上で欠かす事の出来ない存在であるフアン。
やっている事はヤクの売人で悪い事なんですが、人間の大事な部分は
しっかりと持ち合わせている芯のぶっとい人間。

彼の存在感も素晴らしかったなぁ。

母親の再生も描いているのも素晴らしかった。
母親は母親で息子に対する想いは持っていて、クライマックスのシャロンに対する
贖罪はグッときました。

音楽もとても良かった。
クラシカルな音楽から、時折、ブラックでいかにもギャングスタ的な音楽も差し込まれる。
これもまた、この映画の世界観にとてもあっていて、矛盾がない感じ。

これまたとても素晴らしかったです。

とにもかくにも。

とても美しくて素晴らしい作品。
一人の青年の人生の中からとても大切な事が映し出される。
ただ、その大事なことの他にも映し出される様々な問題。
そこをさらっと描かれているのは本当に秀逸。

アカデミー作品賞の名に恥じぬ良作でした。

≪点数≫
  9点
                                           (18.07.22鑑賞)

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