2018-09-28 Fri

2017年制作 米/カナダ
監督:ディーン・イズラライト
≪キャッチコピー≫
『5人で、超える。』
≪ストーリー≫
紀元前の地球。世界の運命を決める戦いが起こり、地球はある5人の戦士によって危機を脱した。そして現代、小さな町“エンジェル・グローブ”に暮らす5人の平凡な高校生たちは、運命に導かれるように出会い、驚異的な力を身に付ける。やがて彼らは、地球に迫る脅威に立ち向かうことになるのだった。
≪感想≫
アメリカ版スーパー戦隊シリーズ。
日本のスーパー戦隊シリーズはゴレンジャーに始まりその後も
山ほど○○レンジャーとして子供たちを喜ばせていて。
僕も子供のころゴレンジャーを見て心踊らせていた記憶があります。
そんな日本の戦隊シリーズをアメリカに持ち帰り作られたのが、
本タイトルである「パワーレンジャー」。
まずは1990年代にドラマシリーズで作られていたのかな。
その後も日本の色々なレンジャーシリーズを踏襲して、
「パワーレンジャー・○○」として現在も放映。
劇場版も何作か作られているようで本作は3作目とのこと。
まぁ、お話は続いていなかったので、リブート作品という位置付けなのかな。
さてさて。
多種多様な高校生が突然、スーパーパワーを手に入れ友情を育みながら敵と戦うっつー話。
この手の作品で思い出したのが傑作「クロニクル」。
あれもスーパーパワーを手にいれるっつーお話でしたね。
そして、「クロニクル」と同系列の作品で言うと「プロジェクト・アルマナック」と言う作品。
これも様々な高校生がタイムマシンを使って色々とやらかすっつーお話。
後に知ったんですが、本作の監督はこの「プロジェクト・アルマナック」とおんなじなんですって。
へぇー、へぇー、へぇー・・・。
お話については、しっかりと練りこんでいて、次回作、それこそシリーズ物の一作目としては
良かったかと思います。
逆に言うと、一つの作品としては物足りなく感じたのも事実。
まず、アクションが物足りなかった!!
この手の作品は、アクションが売りでしょうに!!
と言うか、観ているこっちは勝手にイカしたアクションを期待していて。
ちょっと画面が暗めだったのもあるのかな。
物足りなさがのこっちゃってね。
本作は色々と悩みを抱えた少年たちがパワーレンジャーになるまでの過程をつらつらと
描いているためアクションがクライマックスぐらいしかなかったんですよね。
そこも結構大づかみなアクションだったので物足りなくって。
例えば、一人一人がそれぞれの特性を活かしたアクションだったり。
例えば、コンビワークのバトルシーンだったり。
例えば、それぞれのメカみたいなものがあったのにそこのアクションもおざなりだったり。
例えば、合体メカの見せ場もそこまでなかったり。
ちょっと、アクションについてはもっとも〜〜〜っと見たかった。
そこは残念だったかな。
先に書いた通り、人間描写の部分は丁寧に描いていたので、そこはまぁ良かったなと。
いじめられっ子や元学校のスーパースター、転校続きの孤独な子、元々
孤独を気取るやつだったりが、少しづつ自分を解放しながら距離を縮めていく過程は
やっぱり見ていてグッときますね。
ただね、実はこの部分も少し物足りなく感じたりも。
今回の敵キャラだったり、旧パワーレンジャーのゾードンのキャラの掘り下げが足りなかったなって。
考えるとお話とアクションのバランスがなんともなぁって。
先に書きましたが、これが、また来週!!的な作りだったら良いんですが、
映画一本としての作りだったら物足りないなって。
やっぱりテレビシリーズを観ている気分になりましたよ。
とにもかくにも。
最後のおまけシーンがあったんですが、次回作への伏線もしっかり張っていたので、
作られるんでしょう。
次回はもっとアクションを増やしてくれい!!
なんだかんだで楽しみにしておりますよ。
≪点数≫
6点
(18.07.21鑑賞)

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