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映画のレビューをつらつらと・・・。

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No.1502 『パワーレンジャー』
No1502 『パワーレンジャー』

2017年制作 米/カナダ
監督:ディーン・イズラライト

≪キャッチコピー≫
『5人で、超える。』

≪ストーリー≫
紀元前の地球。世界の運命を決める戦いが起こり、地球はある5人の戦士によって危機を脱した。そして現代、小さな町“エンジェル・グローブ”に暮らす5人の平凡な高校生たちは、運命に導かれるように出会い、驚異的な力を身に付ける。やがて彼らは、地球に迫る脅威に立ち向かうことになるのだった。

≪感想≫
アメリカ版スーパー戦隊シリーズ。
日本のスーパー戦隊シリーズはゴレンジャーに始まりその後も
山ほど○○レンジャーとして子供たちを喜ばせていて。
僕も子供のころゴレンジャーを見て心踊らせていた記憶があります。
そんな日本の戦隊シリーズをアメリカに持ち帰り作られたのが、
本タイトルである「パワーレンジャー」。
まずは1990年代にドラマシリーズで作られていたのかな。
その後も日本の色々なレンジャーシリーズを踏襲して、
「パワーレンジャー・○○」として現在も放映。
劇場版も何作か作られているようで本作は3作目とのこと。
まぁ、お話は続いていなかったので、リブート作品という位置付けなのかな。

さてさて。

多種多様な高校生が突然、スーパーパワーを手に入れ友情を育みながら敵と戦うっつー話。
この手の作品で思い出したのが傑作「クロニクル」。
あれもスーパーパワーを手にいれるっつーお話でしたね。

そして、「クロニクル」と同系列の作品で言うと「プロジェクト・アルマナック」と言う作品。
これも様々な高校生がタイムマシンを使って色々とやらかすっつーお話。
後に知ったんですが、本作の監督はこの「プロジェクト・アルマナック」とおんなじなんですって。

へぇー、へぇー、へぇー・・・。

お話については、しっかりと練りこんでいて、次回作、それこそシリーズ物の一作目としては
良かったかと思います。
逆に言うと、一つの作品としては物足りなく感じたのも事実。
まず、アクションが物足りなかった!!
この手の作品は、アクションが売りでしょうに!!
と言うか、観ているこっちは勝手にイカしたアクションを期待していて。
ちょっと画面が暗めだったのもあるのかな。
物足りなさがのこっちゃってね。

本作は色々と悩みを抱えた少年たちがパワーレンジャーになるまでの過程をつらつらと
描いているためアクションがクライマックスぐらいしかなかったんですよね。
そこも結構大づかみなアクションだったので物足りなくって。
例えば、一人一人がそれぞれの特性を活かしたアクションだったり。
例えば、コンビワークのバトルシーンだったり。
例えば、それぞれのメカみたいなものがあったのにそこのアクションもおざなりだったり。
例えば、合体メカの見せ場もそこまでなかったり。
ちょっと、アクションについてはもっとも〜〜〜っと見たかった。
そこは残念だったかな。

先に書いた通り、人間描写の部分は丁寧に描いていたので、そこはまぁ良かったなと。
いじめられっ子や元学校のスーパースター、転校続きの孤独な子、元々
孤独を気取るやつだったりが、少しづつ自分を解放しながら距離を縮めていく過程は
やっぱり見ていてグッときますね。

ただね、実はこの部分も少し物足りなく感じたりも。
今回の敵キャラだったり、旧パワーレンジャーのゾードンのキャラの掘り下げが足りなかったなって。
考えるとお話とアクションのバランスがなんともなぁって。

先に書きましたが、これが、また来週!!的な作りだったら良いんですが、
映画一本としての作りだったら物足りないなって。
やっぱりテレビシリーズを観ている気分になりましたよ。

とにもかくにも。

最後のおまけシーンがあったんですが、次回作への伏線もしっかり張っていたので、
作られるんでしょう。

次回はもっとアクションを増やしてくれい!!

なんだかんだで楽しみにしておりますよ。

≪点数≫
  6点
                                           (18.07.21鑑賞)

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No.1501 『ディストピア パンドラの少女』
No1501 『ディストピア パンドラの少女』

2016年制作 英/米
監督:コーム・マッカーシー

≪キャッチコピー≫
『彼女は
  人類の
   希望か。
    絶望か。』

≪ストーリー≫
パンデミックにより人類の大多数が捕食本能に支配され凶暴化し、社会が崩壊した近未来。イングランドの田舎町にある軍事基地では、ウイルスに感染しながらも思考能力を保つ子供たち“セカンドチルドレン”から、全世界を救うワクチンを開発する研究が進められていた。ある日、その子供たちの中に知能を持つ少女メラニー(セニア・ナニュア)が現れ……。

≪感想≫
近未来の退廃した世界にゾンビが蔓延。
ゾンビウイルスに感染しながらも知能を持つ子供たちが誕生。
残った人類その子供たちを利用して、ゾンビワクチンを開発する
研究に取り組んでいた。

ゾンビ映画。

オチは良かったな。
色々と考えさせられる感じ。

最後は一人の人間が生き残って子供ゾンビたちを教育して
新世界を作っていきましょう的な。

全体的にゾンビはスパイスで人間同士のやりとりが多くって。
あのババア教授の我儘っぷりには腹たちまくり。

本作のゾンビについて。
本作のゾンビはダッシュゾンビなんだけど、まずは音や臭いに反応して、
視覚はそのあと。
だから、通常は目を閉じてゆらゆら立ち止まっている感じ。
そのおかげもあってこっそり抜き足差し足でゾンビを切り抜けることができて。
そこら辺は緊張感をより出すことができて良かったです。

大量のゾンビがいる割にはそこら辺の設定があったので、圧は感じませんでしたが、
よりひりつく感じに重きを置いていましたよ。

B級的作品の本作。
やっぱりツッコミどころは多々あって。
オチでいったら、これから彼女たちはどうなってしまうんでしょう・・・とか。
だって、今のところ純人間は一人しかいない訳で。
外に出たら一発でやられてしまうぜ・・・。
メラニーとかが守る前提なのかなぁ。
新ゾンビの数より旧ゾンビの数が圧倒的に多いはずだからなぁ・・・。

派手さは無かったけど、まぁそこそこ楽しめた本作。
本作はいつも謎作品を教えてくれる職場の先輩に
勧められたパターン。

相変わらず新鮮!!

≪点数≫
  5点
                                           (18.07.16鑑賞)

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No.1500 『プレシャス』
No1500 『プレシャス』

2009年制作 米
監督:リー・ダニエルズ

≪キャッチコピー≫
『プレシャス・ジョーンズ16歳。』

≪ストーリー≫
実父と義理の父によって妊娠を2度させられ、母親(モニーク)からは精神的にも肉体的にも虐待を受ける16歳の少女プレシャス(ガボレイ・シディベ)。悲惨な家庭環境に生きる彼女は、学校の先生や友達、ソーシャルワーカー(マライア・キャリー)らの助けを借り、最悪の状況から抜け出そうとするが……。

≪感想≫
ず・ず・ずぅ〜〜〜〜ん・・・。

とてつもなく重たくって沈んだ作品。

主役のプレシャスは母親から虐待を受けており、ロクな生活も
させてもらえていなくって。
物は投げつけられるは、家事はさせられるはまるで奴隷のような生活。
劣悪な生活環境なのでろくに教育も受けさせてもらえない始末。

まず、ここまででもズシリとくる内容。

観ているうちにさらなる事実が。
プレシャスには子供がいて、今も2人目を妊娠中。
しかも子供の父親はプレシャスの父親。
父親からも性的虐待を受けていたんです。

・・・・むむむ。

積み重なるヘビーな状況。

そして、極め付けはプレシャスがHIVに感染しているという事実が判明。

・・・なんでだよ・・・。

立て続けに知らされる過酷な運命。

とまぁ、こんな重たいお話ですが。
プレシャスを取り囲む善なるメンバーは良かったです。
例えば、プレシャスが学校を退学してフルースクールに通うことになるんですが、
そこの面々はとても気の良い奴らで。
恐らく、彼女たちも劣悪な環境の中で生活をしているんでしょう。
そんな感じも微塵にも感じさせずおバカでお下品な軽口トーク。
これが、結構、重たい雰囲気から少し軽くしてくれて、とても良い塩梅だったんです。
彼女たちも幸せになってほしいなぁ。

フリースクールの先生(ポーラ・パットン)や福祉課の相談員(マライア・キャリー)、
男性看護師(レニー・クラヴィッツ)も愛のある人たちでしたね。
特に福祉課の相談員は淡々とプレシャスを救うために、カウンセリングを進めていく。
この手の仕事の方は本当に大変だろうなぁと。

あとは、当の本人であるプレシャスの地力が素晴らしかった。
本能的な事なんでしょうが、嫌な事が起こると自然と楽しい妄想をして現実逃避をする。
これって、別に悪いことではなくって。
時にはそうやって逃げることも必要なんですよ。
特に彼女のような10代そこそこの子供が受け止められる現実じゃないんですもん。
周りの大人や人間が支えてあげればいいんです。
プレシャスの周りには幸いにもそういう人達がいたんだから。
自然と備わっているバランス感覚みたいなものが彼女にとっての
一筋の希望だったんじゃないかな。

クライマックス。
プレシャスの母親が、こうなるまでの経緯を涙ながらに語る。
ただ、やっぱり彼女が語る言葉は軽薄で許せるものではなくって。
もちろん、彼女にとってはとても辛くって耐えられないものなのかもしれない。
ただ、それがわが娘を傷つけて良いという理由にはならない。
むむむ・・・何ともモヤモヤするなぁ。

ラストはプレシャスが二人の子供と、母親の元から離れるという選択をして幕を閉じます。
そのエンディングは物凄い光が差し込む終わり方ではなくって。
ここまでの落とし方ならもっと上げても良いだろうと思うけどそうじゃなくって。
本当に1歩目をやっと踏み出したといった感じ。

彼女には素敵な未来が待っている事には間違いなくっても、
それでももっともっとより良い未来、幸せな未来に向かっていてほしいと切に願う。

とにもかくにも。

とんでもなく過酷で重たいお話。

描き方のせいか、観ているこっちまで沈みまくることはなかったかな。
こういう作品は色々と考えさせられるから、少し身構えてしまう。
だけど、やっぱり見逃してはいけないよねぇ。

≪点数≫
  7点
                                           (18.07.16鑑賞)

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No.1499 『エイリアン:コヴェナント』
No1499 『エイリアン:コヴェナント』

2017年制作 米
監督:リドリー・スコット

≪キャッチコピー≫
『絶望の、産声。』

≪ストーリー≫
宇宙移住計画を遂行するため、コールドスリープ中の男女2,000人を乗せた宇宙船コヴェナント号は、植民地の惑星に向かって宇宙を航行する。最新型アンドロイドのウォルター(マイケル・ファスベンダー)が船の管理を任されていたが、途中で事故が発生。乗組員たちは必死で修復作業に取り組み……。

≪感想≫
エイリアンシリーズ最新作。
今更ながらエイリアンシリーズを最初っから鑑賞中。
本作が今のところ、最新作のようで。

これまでの作品については、1・2についてはとても楽しめました。
3・4はまぁまぁまぁ。
そして5作目である前作は、
「あれ?これってエイリアンシリーズ??」
って少し肩透かし。

そんな感じで本作。

おぉ!!ちょっと原点回帰っぽい作りで大好き!!!!

キャストについて。
マイケル・ファスベンダー力爆発。
前作ではアンドロイドのデヴィッドを演じていて、それも素晴らしいキャラで
大好きだったんですが、本作では、マイケル・ファスベンダーがアンドロイドの
デヴィッドとウォルターの2役を演じていて。
まず人間でもなくって機械を演じるということ。
それでいてニュータイプとプロトタイプの二種類を演じるということ。
ここら辺の繊細な違いを見事に演じ分けていて、とんでもなく素晴らしかったです。

本作ではクライマックスにデヴィッドとウォルターがどっちがどっちだ?的なお話になるんですが、
このマイケル・ファスベンダーの見事な演技力のおかげでしっかりと引っ張ってくれていました。

主演のキャサリン・ウォーターストンも良かったなぁ。
しっかり者で、旧作のリプリーを思い出させるキャラクターで。
芯の強い女性感がハンパなくって素晴らしかったです。

エイリアンについて。
前作に比べて原点回帰気味になって、エイリアンが結構登場してくれてバトルを
繰り広げていましたよ。
ファーストコンタクトの部分は楽しかったな。
あの草むらからササササッて出てくるところとかワクワクしましたもん。
クライマックスのバトルも昔のエイリアンシリーズを思い出しましたし、
中盤の宇宙船の中で女の船員が右往左往しながらパニックになるシーンも
エイリアンシリーズっぽくて良いなぁって。

フォルムも前作に比べて、僕が求めるエイリアン像に近づいておりました。
繁殖の仕方も旧作に合わせていたし。

お話について。
お話や演出はとっても僕好みで楽しめたな。
なんか、これまでの謎や伏線を少しづつ回収してくれて。
時系列でいうと、前作の続きのお話なんですが、1〜4作目にとっては過去のお話で。
本作の彼らの行動が事後のリプリー達の物語に続くと考えると
「なるほどねぇ」
って。

本シリーズはエイリアンと人間のバトル、そしてそこにアンドロイドが加わって。
そして前作から人間を創造したエンジニアという存在が登場して。
そんな入り組んだ関係を興味深く描いてくれていたのでグッとのめり込みながら
鑑賞することができましたよ。
エンジニアが人間を創って。
人間がアンドロイドを創って。
そして本作でアンドロイドがエイリアンを創って。
どれも創り出した存在に、自らの種族を滅亡されるという流れに、
「ムムム・・・」
なんて呻きながら鑑賞。

ツッコミどころももちろんあったんです。
人間たちは相変わらず注意不足の無能人間ばっかりだったし。
まぁ、これは前作から言えることなんですけどね。
注意力が足りないというか、危機管理能力がゼロというか。
最初、新しい惑星に到着して、第一歩目を踏み出すときに
防護服やらマスクもせずに、普通に降り立つところとか、観ていて
「おいおい!!いくら何でもそれは注意不足でしょう!!」
って思ったりね。

あと、エイリアンが思ったより少なかったのも謎でした。
エンジニアたちを滅ぼす時にめちゃくちゃエイリアン菌を散布していたのに、
数匹しかいないっておかしくないかい??
まぁまぁまぁ。

とにもかくにも。
全体的にとても楽しめた本作。
アクション映画としても楽しかったし、お話自体もとても考えさせられました。
世界観もルドリー・スコット監督の「ブレード・ランナー」っぽさもあって◎。
僕的には1、2と同じぐらい楽しめましたよ。

今後もしばらく続くのかな。
是非とも、このままリドリー・スコット監督で撮り続けて欲しいな。

≪点数≫
  8点
                                           (18.07.15鑑賞)

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No.1498 『プロメテウス』
No1498 『プロメテウス』

2012年制作 米
監督:リドリー・スコット

≪キャッチコピー≫
『人類は どこから 来たのか。』

≪ストーリー≫
人類が長年にわたって追い続けている、人類の起源にまつわる謎。地球で発見された古代遺跡から、その答えがあるかもしれない未知の惑星の存在が浮かび上がる。科学者たちを中心に編成された調査チームは、宇宙船プロメテウス号に乗り込んで問題の惑星へと向かう。惑星にたどり着いた彼らは、人類のあらゆる文明や常識を完全に覆す世界を目の当たりにして息をのむ。誰も到達できなかった人類誕生の真実を知ろうとチームの面々が探査に没頭する中、思いも寄らない事態が迫ろうとしていた。

≪感想≫
エイリアンシリーズ第5作。
前作まで色々とあったエイリアンシリーズ。
時を経て前日譚シリーズとして復活。
前4作品を立て続けに鑑賞して、少し食傷気味になっていたので間を置いて鑑賞。

さてさて。

本作は先に書いた通り、以前までのエイリアンシリーズの前日譚。
うたい文句は人類の起源を追う的な宣伝でしたが、エイリアンの起源が
描かれていた作品でした。

監督は1作目を撮ったリドリー・スコット。
1作目、2作目は大好きな僕的に楽しみにして鑑賞。

良かったところ。
う〜〜〜ん、これは映画館の大画面で見たかったなぁ・・・。
近未来のお話なんですが、ハイテクメカ的な映像が盛りだくさん。
人類を創り出したエンジニアたちのホログラムとか宇宙的なデジタル映像は
観ていて気持ちが良かったです。

キャラ的に良かったキャラが数人。
一人目はマイケル・ファスベンダー演じるアンドロイドのデヴィッド。
彼は、感情が無いため何を考えているのか分からないキャラ。
これまでのシリーズでもアンドロイドは出て来ていて、安定の優良キャラクター。
最後はあっけなくって少し寂しかったな。

そしてもう一人はシャーリーズ・セロン姐さん演じるヴィッカーズ。
彼女も人間なんだけどロボット的な表情でこれまた何を考えているのか分からないキャラクター。
彼女に関しても最後はあっけなくって残念。
もっと活躍させて欲しかったなぁ・・・。

ここからは、悪かったところ。
というか「???」だったところ。
お話の展開が良くわかんなかった部分がたくさん。
結局、アンドロイドのデヴィッドの目的はなんだったんだろう・・・とか。
エンジニアたちは結局、どうして人間を生み出したんだろう・・・とか。
途中で人間がエイリアンに乗っ取られて無敵になったのはどういうことだ・・・とか。
細かいところで、それぞれの行動がなぜこういう動きに至ったのかがよくわかんなかったんですよね。
なんとなく腑に落ちないと言いますか。

あと、肝心のエイリアンを主として描いていなかったのもちょっと物足りなかったな。
もっと、あのグロフォルムのクリーチャーが見たかったなとも。

エイリアンシリーズとしては少し違う気がしましたが、
それでもSFホラー?サスペンス??的にはまぁ楽しめたかな。

う〜〜む、やっぱりでかい画面で観たかったなぁ・・・。

≪点数≫
  5点
                                           (18.07.14鑑賞)

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No.1497 『ゲット・アウト』
No1497 『ゲット・アウト』

2017年制作 米
監督:ジョーダン・ピール

≪キャッチコピー≫
『何かがおかしい』

≪ストーリー≫
ニューヨークで写真家として活動している黒人のクリス(ダニエル・カルーヤ)は、週末に恋人の白人女性ローズ(アリソン・ウィリアムズ)の実家に招かれる。歓待を受けるが、黒人の使用人がいることに違和感を覚え、さらに庭を走り去る管理人や窓に映った自分を凝視する家政婦に驚かされる。翌日、パーティーに出席した彼は白人ばかりの中で一人の黒人を見つける。古風な格好をした彼を撮影すると、相手は鼻血を出しながら、すさまじい勢いでクリスに詰め寄り……。

≪感想≫※とんでもなく大きなネタバレあり
人種差別を描いたホラーサスペンス作品。

な・な・なんだ、この不気味な作品は!!

黒人男性と白人女性のカップルが、女性の実家に訪問。
そこで、不穏な空気に包まれるっつーお話。

大きなネタバレになりますが、ど直球の差別を描いた作品。
白人至上主義一族が黒人を連れて来ては洗脳していくというお話で・・・。

まず、全体的に流れる不気味な空気がすっごい生々しくって。
見せ方や音の演出で、すっごいヒリヒリ。

例えば、彼女(ローズ)の実家に帰る途中で、白人の警察官に尋問されるシーンがあるのですが、
この時点で白人の無意識下にある黒人への差別心がどんな感じなのかを知らしめる。

ここら辺は上手いんだけど不快だなぁって。

そして、ローズの実家に帰ると、そこにはやはり白人だけの世界みたいなものがあって。
黒人もいるんですが、二人の使用人だけ。
しかも、この二人の使用人。

何かおかしいんです!!

行動やら表情やらすっごい怖くって。
特にメイドのあの人は最後の最後まで怖かったぁ・・・。

これまた大オチのネタバレなんですが、ローズ一族は黒人の体を借りて、
精神の移植をしていて。
この事実を知った後に、メイドや使用人、乗っ取られていた黒人達の行動、
言動を考えるとぞっとしてね。

特にタイトルにもなっている
「ゲットアウト!!」
という言葉を発する青年がいたんですが、僕は最初、
「この場所から早く出ていくんだ!!」
的な意味かなぁと思っていたんですが、実は
「俺の体から出て行け!!」
っていう意味だったのかなぁと。

鑑賞後も色々思い返しては楽しい作品でした。

キャラでいうとローズの弟君も怖かったです。
さらにネタバレなんですが、オープニングの通り魔的なやつもこいつだったんですね。
あの表情とかこれまたぞぞぞっ・・・。

クライマックスのクリス(黒人)の無双っぷりも良かったな。
これまでしてきた白人達の黒人差別を見てきたから、クリスがそれぞれを
やっつけるシーンはちょっとスカッとした自分もいたり。

最後の着地も良かったし。
あのクリスのマブダチである、あいつの存在感も良かったな。
これぞ親友!!って感じが◎。

こんなに大げさではないかもしれませんが、アメリカでは今でも黒人差別は蔓延っているようで。
それを、エンターテイメントとして、ホラーとして、サスペンスとしてしっかりと味付けされていた良作。

派手なドッカンバッカン作品も大好きだけど、こういう低予算の巧みな作品も大好き!!

本作はアカデミー脚本賞を受賞したみたい。
前評判も良くって、期待を裏切ることのない大良作でした!!

≪点数≫
  9点
                                           (18.07.08鑑賞)

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No.1496 『オリエント急行殺人事件』
No1496 『オリエント急行殺人事件』

2017年制作 米
監督:ケネス・ブラナー

≪キャッチコピー≫
『その日、一等車両は容疑者で満室でした。』

≪ストーリー≫
トルコ発フランス行きの豪華寝台列車オリエント急行で、アメリカ人富豪のエドワード・ラチェット(ジョニー・デップ)が刺殺体で発見される。偶然列車に乗り合わせていた探偵のエルキュール・ポアロ(ケネス・ブラナー)が、鉄道会社に頼まれ密室殺人事件の解明に挑む。乗客のゲアハルト・ハードマン教授(ウィレム・デフォー)やドラゴミロフ公爵夫人(ジュディ・デンチ)、宣教師のピラール・エストラバドス(ペネロペ・クルス)、キャロライン・ハバード(ミシェル・ファイファー)らに聞き取りを行うポアロだったが……。

≪感想≫※とんでもなく大きなネタバレあり
原作はアガサ・クリスティの同名小説。
名探偵ポワロがタイトル通り、オリエント急行で起こった殺人事件の
犯人を推理するっつーお話。

僕と本作について。
本作はとんでもなく有名なお話で。
日本でも三谷幸喜氏がドラマ化したり、すでに何回か映画化されていたり、
名探偵ポワロシリーズでテレビドラマ化されていたり。
僕もなんとなくNHKでハゲた小太りのポワロが名推理を繰り広げていたのを
観たことあるような・・・。
特に本作のオチに関してもとんでもなく有名なんですって。
そんな有名な作品ですが、実は私・・・。

まったく、読んだこともなく見たこともなくって・・・。

お恥ずかしい・・・。

そんな全くの初見の僕が観た本作の感想は・・・。

なるほど、これはオチを知らないで観て良かった!!!!

大きなネタバレになりますが、本作の犯人は実は、被害者以外の乗客全てだったっつーお話で。
彼ら彼女らに関わる一つの事件。
その事件に一人一人がどのように関わっているのかが明らかになっていく瞬間は
ググッと見入ってしまいましたよ。
「あいつもかぁ・・・おっと、こいつもかぁ・・・まさかの車掌さんまでかぁ・・・。」
驚きの連続でした。
物語自体はとても良くできた作品でした。

ただ、これは原作本で読んだ方がさらに楽しめそうだぞ。
ちょっと、各キャラクターの描きこみが物足りなくも感じたもので。
たくさんの登場人物の整理が淡々と流れていくので、スーっと進んでいって、
途中置いていかれそうになっちゃったんですよね。

謎解きも意外とあっさりしていたし。
恐らく、そこら辺はみんな知っているでしょってな感じなのかな。
そこらへんは、小説でカバーしなくちゃなぁ。

映像的に観て良かった部分。
やっぱりキャストの豪華さ。
ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、ペネロペ・クルス、デイジー・リドリー等々。
ポワロを演じたケネス・ブラナーは監督も兼任しているんですって。
多才ですねぇ・・・。
どおりでポワロのカッコ良さが結構前に出ていましたもんね。
アクションシーンも少しだけありましたし。
昔、ちょこっと観たことのあるドラマ版ポワロはもっと淡々としていた記憶があります。
本作のポワロはちょっと熱い人間的に写っていました。

そんなこんなで。
とにかくこの大オチに驚かされた本作。
ミステリ小説好きの僕ですが、海外の作品はあまり読んだことがなくって。
ただ、この手の王道作品はやっぱり読まなきゃなぁと少し反省。
図書館で借りてくっかな。

そうそう。

本作には続編がありそうですね。
そちらも原作があって有名とのこと。
もちろん未読なので、先に読んでみよっと。

≪点数≫
  6点
                                           (18.07.08鑑賞)


こちら原作小説。
必ず読みます。


こちらは続編の原作小説。
読んでみようっと。

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No.1495 『レディ・ガイ』
No1495 『レディ・ガイ』

2016年制作 米
監督:ウォルター・ヒル

≪キャッチコピー≫
『女に改造されても、弾丸(タマ)はある。』

≪ストーリー≫
銃撃戦で意識を失い、ホテルで目覚めた腕利きの殺し屋フランク・キッチン(ミシェル・ロドリゲス)は、全身の包帯を取り、変わり果てた自らの姿に驚く。あろうことか自分が女性になっており、ベッドの脇に置かれたテープレコーダーから、ドクター(シガーニー・ウィーヴァー)によって性転換手術を施されたことを知る。そしてフランクは、自身を陥れた組織にリベンジすることを決めるが……。

≪感想≫
大好きミシェル・ロドリゲス姐さん最新作。

例えば「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツ。
例えば「チョコレート・ファイター」のジージャー。
例えば「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のシャーリーズ・セロン。
例えば「ワンダー・ウーマン」のガル・ガドット。
他にもたっくさん。
僕は戦う女性(前二人は女の子ですが・・・)が活躍する作品が大好きで。

上に挙げた作品はもちろんのこと、女性が動けてバチバチとアクションバトルを
繰り広げる作品は見ていて気持ち良い。

僕的に戦う女性のトップランク入りしているのが、本作の主役である
ミシェル・ロドリゲス姐さん!!!!
「ワイルド・スピード」シリーズのレティ役がカッコ良くってね。

本作のストーリーについて。
凄腕の殺し屋の男が、整形されて女性に変身!!
殺し屋は自分を女に変えた医者に復讐を狙う・・・。

この殺し屋役を演じたのが我らがミシェル・ロドリゲス姐さん。
さぁ、どれだけ動いてどれだけ活躍して、どれだけ無双っぷりを見せつけてくれるのか!?

さてさて。

良かったところ。
大好きミシェル・ロドリゲス姐さんの魅力は詰まっていた・・・かな。

実は、本作、色々とダメダメな部分も多くって。
それは後に書きますが、確かに姐さんの魅力は出ていたんですが、
少し物足りなくって。

アクションシーンがあまりなかったんですよねぇ。
ただ、キャラ的に男の役だったので、まぁ、カッコ良かったかな。
とにかく、姐さんの姿を拝めただけでも良しとしますか。

ここからは、むむむ。
まず、主役である殺し屋の男。
この男もミシェル・ロドリゲスが演じていたんですよね。
これがまた、全然男っぽくなくて強そうじゃないというダメダメさ。
ヒゲ面でなんか、ひ弱な男にしか見えなくって。
ここは、普通の俳優さんが演じても良かったのではと思いましたよ。

次に、お話について。
ゴリッゴリのアクションシーン満載なのかなと思ったら、結構、サスペンスタッチというか。
お話重視というか。
本作では、シガニー・ウィーバーも出るんですが、半分ぐらいはこのシガニー・ウィーバーの
語りで進んでいって。
シガニー・ウィーバーといえば最近観た「エイリアン」シリーズでは、カッコ良い女性を
演じていたので、これはアクション女優の新旧対決か!?なんて楽しみに観ていたら、
そんなシーンは無くってね。

残念だったなぁ・・・。

お話もそんなに面白い、惹きつける内容でもなかったので、ちょっと遠い目で鑑賞。

なんだかなぁ・・・。

とにもかくにも。
全体的に不満が多かった作品。
ただ、大好きミシェル・ロドリゲス姐さんが観れただけでも良しとしましょう!!
次回はもっとアクションに特化した作品を!!!!
「ワイルド・スピード」シリーズの新作も楽しみにしてます!!!!


≪点数≫
  6点
                                           (18.07.07鑑賞)

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No.1494 『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』
No1494 『KUBOクボ 二本の弦の秘密』

2016年制作 米
監督:トラヴィス・ナイト

≪キャッチコピー≫
『その音は、運命を呼び覚ます。』

≪ストーリー≫
クボは三味線を奏でることで折り紙を自由に操ることができるという、不思議な力を持つ少年。かつて闇の魔力を持つ祖父に狙われた際に父を亡くし、片目を奪われたクボは、最果ての地で母と生活していた。しかし、闇の刺客に母までも殺されてしまう。両親のあだ討ちを心に誓ったクボは、面倒見のいいサルと弓の名手であるクワガタを仲間にする。

≪感想≫
日本を舞台にしたストップモーションアニメ。
制作会社はスタジオライカで「パラノーマン ブライス・ホローの謎」「コララインとボタンの魔女」と
いう作品があって。
どちらもとても良い作品でした。

あと、日本を舞台にしたストップモーションアニメと言えば、
先日鑑賞した、大好きウェス・アンダーソン監督の「犬ヶ島」が
ありました。

こちらもとても日本愛に溢れた良作でしたよ。

さてさて本作について。

うんうん、これまたとんでもない良い作品だなぁ・・・。

舞台はお侍さんたちがいるような時代の日本。
「犬ヶ島」は近未来的な日本を舞台にしていたのに対し、
本作は古き美しき日本を舞台にしていて。

ルックについて。
まず何と言っても、風景がめちゃくちゃ美しかった。
時代背景もあるのか、四季折々の美しい風景はとても
見応えがありました。
風景については恐らくCC的な映像なのかもしれませんね。

では人形たちのストップモーションアニメについて。
ストップモーションアニメの感想のときはいつも書いている気が
しますが、その手間暇の事を考えると本当に脱帽もので。
本作も、1週間で製作されるのは平均でたったの3.31秒なんですって!!
いやはや本当に素晴らしい手の込みようで・・・。
彼らが作り出す、アクションシーンの数々は本当にカッコよくって
楽しくって。
僕的には少年クボが三味線を弾いて折り紙を使ったアクションシーンは
もれなく楽しかったな。
あの序盤の城下町っぽいところで繰り広げる出し物は◎。

見ごたえたっぷりでした。

キャラ造形も日本愛に満ち溢れていて最高。
町民たちの表情やルックは、違和感無い日本の時代劇ですもん。
なんとなく、外国人の描いた日本人像ではなく、しっかりと日本を
リスペクトしたうえでの描きこみ。

しかもそれをストップモーションアニメで!!

いやはや、本当にありがとうございます。

お話も良かった。
細かいところで言えば、クボの優しさはとっても温かくって染みたし、
お伴のサルとクワガタのイチャイチャキャッキャも微笑ましかった。
あそこは、後にその関係性を知ったらさらにほっこりしましたよ。

ラスボスのおじいちゃんに対する制裁も良かった。
両親がいなくなったクボは、今後はその優しい心を持って、じい様と
暮らすんでしょうね。

兎にも角にも。

全てにおいて一級品の本作。
老若男女、誰が観ても一定の満足を得られる作品なのではないでしょうか。

スタジオライカの撮る作品に間違いなし!!

次は一体、どのような作品になるのかな。
ただ、こんだけ手間暇かかるから新作はまだまだ先かなぁ・・・。

楽しみに待ってます!!!!

≪点数≫
  8点
                                           (18.07.06鑑賞)

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No.1493 『デッドプール2』
No1493 『デッドプール2』

2018年制作 米
監督:デヴィッド・リーチ

≪キャッチコピー≫
『もう、ぼっちじゃない
     クソ無責任ヒーロー ド派手にカムバック!』

≪ストーリー≫
のんきに過ごすデッドプール(ライアン・レイノルズ)の前に、未来から来た“マシーン人間”のケーブル(ジョシュ・ブローリン)が現れる。大好きなヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)のためにまっとうな人間になると決めたデッドプールは、ケーブルが狙う不思議な力を持つ少年を守ろうと、特殊な能力があるメンバーだけのスペシャルチーム「Xフォース」を作る。

≪感想≫
マーベル・シネマティック・ユニバース最新作。
今回は大好き「デッドプール」最新作。
前作はその楽しい作風、演出を十分に堪能した上に映画館、
しかも4DXなるもので鑑賞したもので、なんだかんだで思い出深い作品。

そんなデッドプールの最新作。

もちろん映画館で鑑賞してまいりました!!

さてさて。

うん、やっぱり大好きデップーちゃん!!

演出について。
前作に引き続き「第四(だいし)の壁」を使った演出は◎。
詳しくは前作にも書いたので割愛しますが、あの観客に話しかけたりするシーンは
楽しいんですよね。

あと、品のないジョーク、ブラックジョークは本作でも健在。
この笑いについては、僕的に少々乗り切れない部分もあったり。
僕が観た映画館の客層の7割ぐらいは外国の方だったんですが、
周りでは爆笑の嵐だったのに対し、僕はクスクス笑い程度。

もちろんめちゃくちゃ笑える場面もあったんですが。
そこには少しギャップを感じてしまったな。

前作はもっと笑えたのに・・・。

イメージ的にシリアスとコメディのバランスがちょっと悪く感じちゃったんですよね。
コメディ寄りになりすぎていて。

ただ、その笑いが僕的にハマらなかったのもあるのでしょうが、ガツガツくる笑いの嵐に、
少し身構えるようになってしまったんです。
まぁまぁまぁ。

あとは本シリーズって色んな映画のパロディとかが散りばめられていて。
映画の知識がそこまでない僕でも、気づいたのがちらほら。
例えばオープニングは007シリーズのオープニングのパロディだろうし。
例えばウルヴァリンの扱いだったり。
例えばデップー演じるライアン・レイノルズが昔、演じた「グリーン・ランタン」の
くさし具合だったり。
あとは「スター・ウォーズ」ネタだったり「氷の微笑」ネタだったり。
気づいた部分はクスクスと楽しませてもらいました。

キャラについて。

まずは大好きデップーちゃん。
相変わらずの本音爆発のブラックジョークの嵐。
皮肉とも違う、その軽口に思わず好感を持ってしまう。
前作から登場のコロッサス&ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド。
もう少しチーム感を出しても良かったですが、今後に期待したいですな。

本作から登場の面々。
まずはジョシュ・ブローリン演じるケーブル。
こいつがまたカッコ良い!!
この人は本作のシリアス担当であまりギャグや笑いに絡まないキャラ。
シブくて、それこそ敢えてでしょうが、シュワちゃんのターミネーター感をほのかに
出していて。

「X-フォース」の紅一点、ドミノ。
彼女はとにかく運が良いという能力を持っていて大活躍。
ルックも素敵だしアクションもカッコイイし僕的本作のMVP!!
今後も出続けて欲しいな。

「X-フォース」の他の面々も最高。
なんだかんだでドミノしか活躍しませんがそれ以外のキャラ達の扱いがもう
素晴らしい(爆笑)
この扱いには笑わせてもらいました。
そのうちの一人のパニッシャーというキャラ。
こいつは透明人間という能力なんですが、演じた俳優がなんと、ブラッド・ピット!!
一瞬のカメオ出演だったんですが、登場した瞬間思わず「おお!!」って
言っちゃいましたもん(笑)

少し残念だったのがデップーの相棒である、いきつけの酒場のバーテン・ウィーゼル。
前作ではデップーとの楽しい掛け合いがあったんですが、本作では少しそれが減っていたかな。
もうちょっとそれが見たかったです、

ただ、この掛け合い系でいうと本作でその役割をになったのが前作から登場の
タクシー運転手のドーピンダー。
今回はこいつの一挙手一投足に笑わせてもらいました。
最後のオチや中盤の仲間に入りたいんだけど入れてもらえない感とか◎。
彼もなくてはならない存在になりましたね。

良い良い。

アクションについて。
僕的メガヒットはこのアクションシーンの数々。
スローを多用したり、音楽に乗せたアクションシーンはもれなくカッコ良かったなぁ。

例えばケーブルのビルから飛び降りながら登場するシーン。
例えばデップーとケーブルの護送車内でのバトルシーン。
例えばドミノの護送車へ乗り込む流れ。

クライマックスのジャガーノートとコロッサスのバトルも良かった。
よくよく考えると、キャラクターそれぞれに見せ場を作ってくれていましたね。

ユキオちゃんやネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドにもちょっとだけあったし(笑)
前作もカッコよかったけど本作も素晴らしかった!!

アクションシーンだけでも何度でも観たいっす。

兎にも角にも。

やっぱり大好きデップーちゃん。
恐らく今後も続いていくであろう本シリーズ。
またあの軽口とエグい描写、そしてカッコ良いアクションを観たいな!!

≪点数≫
  8点
                                           (18.07.05鑑賞)

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No.1492 『サウルの息子』
No1492 『サウルの息子』

2015年制作 ハンガリー
監督:ネメシュ・ラースロー

≪キャッチコピー≫
『最期まで<人間>であり続けるために―』

≪ストーリー≫
1944年10月、ハンガリー系ユダヤ人のサウル(ルーリグ・ゲーザ)は、アウシュビッツ=ビルケナウ収容所でナチスから特殊部隊“ゾンダーコマンド”に選抜され、次々と到着する同胞たちの死体処理の仕事に就いていた。ある日、ガス室で息子らしき少年を発見した彼は、直後に殺されてしまったその少年の弔いをしようとするが……。

≪感想≫
ナチスのホロコーストもの作品。

とにかく緊張感が溢れる本作。

撮り方について。
本作は撮り方が少し変わっていて。
主人公サウルの視点をそのまま映像化したような。
ちょっとPOV形式のような撮り方をしていて。
ただ、完全にPOVではなくて、サウルの少し後ろや少し前から
グッとサウルの行動を写している感じ。
これがすっごい生々しくて。
観ているこっちはサウルの視点、視野から情報をインプットしていく。
クルックル変わっていく展開の中、当たり前のように流れていく虐殺の風景。
正直、この「当たり前」のように流れていくお話についていくのはとても大変で。
状況や行動に説明が全くないので正直「??」もとても多くってね。

サウルはゾンダーコマンドという立場。
ゾンダーコマンドとは強制収容所内で虐殺されていくユダヤ人たちの後片付けを
させられるユダヤ人のことで、このゾンダーコマンド達もいずれは
処分されていくという存在。

先に書きましたサウルの狭い視点には、このゾンダーコマンドとしての
周りの風景が映し出される。

当たり前のように殺されていく人達。
ただ、それを直接的に見ないようにしているから、ボンヤリ映し出される周りの映像。

それが逆にとてもゾッとして・・・。

とにかくクラクラっとする映像でした。

本作はもちろん実話に基づくお話で。
ホロコーストで思い出すのは「ライフ・イズ・ビューティフル」という作品。
あれもとても悲しいお話だったんですが、本作の描き方はさらに残酷で
緊張感が半端ない。

絶え間なく側にある「死」の恐怖。
そして自らの「死」だけではなく同胞達を失うという「恐怖」と「悲しみ」。
それが本当に当たり前に流れていくので、当事者になると感覚や思考が麻痺してしまう
んだろうなぁって。

最後までサウルには喜怒哀楽の揺れみたいなものがそこまで描かれない。
それは、この過酷な環境下にいるからこそなんだろうなぁって。

正直、サウルの行動に関しては納得いかない部分も多々あるんです。
そもそも先に書いた通り、この過酷な環境の全てにおいての理由みたいなものも
理解できていなくってね。

ただ、そこにある残酷な環境は痛々しいほどリアルで過酷。
この疑似体験は二度としなくても良いですが、やはり心には刻んで
おかなければいけない情報。

これを描くことの意味はきっと二度と起こしてはいけないという
教訓みたいなものなんでしょう。

ズシリと重たい良作。
本作は、アカデミー外国語賞やカンヌ映画祭ではグランプリを受賞。
なるほどねぇ・・・。

内容がヘビーなので、なかなかオススメはしにくい作品ですが、
ぜひみんなに観て欲しい良作でした。

≪点数≫
  7点
                                           (18.07.01鑑賞)

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No.1491 『エイリアン4』
No1491 『エイリアン4』

1997年制作 米
監督:ジャン=ピエール・ジュネ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
前作でエイリアンを宿したまま自殺を図ったリプリー。それから200年後、エイリアンを軍事利用しようとする軍部は、宇宙船に残されたDNAからリプリーのクローンを開発。彼女の体からエイリアンを摘出し、養殖をはじめる。

≪感想≫
今更ながら「エイリアン」シリーズを1作目から鑑賞。

1作目の監督は「ブレード・ランナー」のリドリー・スコット。
2作目の監督は「ターミネーター」のジェームズ・キャメロン。
3作目の監督は「ファイト・クラブ」のデビッド・フィンチャー。

そして本作は「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネ。
「アメリ」!?
またぜんっぜん違うテイスト・・・。

そんなこんなで作品ごとに監督の色が出ている本シリーズ。

さてさて・・・。

各作品、色が付いているとはいえ、さすがにエイリアンばっかり観ていると
さすがに食傷気味・・・。

本作のエイリアンについて。
前作でエイリアン1体とバトルを繰り広げていましたが、本作では少し
増えていました。

そこら辺は少し良くなっていたかな。

ただそれでも2作目の素晴らしい大量エイリアンバトルがあったので、
物足りなかったのはありました。

そこは置いといて・・・。

本作はエイリアンの進化版、ニューボーンが登場。
こいつのルックは人間に近づいたようなフォルム。
ちょっと気持ち悪い化け物感が半端ない。
ただ、このニューボーンの最期がとっても可哀想で・・・。
人間達によって誕生させられ、最後は自らの親に殺される。
いわば犠牲者なんですよね・・・。
ちょっとやるせない気持ちになりましたよ。

あと本作では水中エイリアンも出て来たりしてたのでフレッシュでしたね。
色々と工夫されていて好印象でしたよ。

キャラクターについて。
本シリーズって実はエイリアン対人間ということではなくって、
そこに正義と悪の人間がいたり、それに加えてアンドロイドがいたりと
結構、複雑な関係が絡んでいて。

本作は、ちょっとそこら辺がグチャっとなっていて、少し分かりにくく感じてしましました。
魅力的なキャラは結構いたんですけどねぇ。

リプリーは1作目に比べるとかなり強気でイケイケな戦士となって復活。
ここはまぁ主役なので魅力的に映っていました。
ちょっと「バイオハザード」シリーズのミラ・ジョボビッチ演じるアリスの立ち位置を思い出したり。
あとは、そこまで思い入れのあるキャラはいなかったかな。
ウィノナ・ライダーとかロン・パールマンとか好きになれそうなキャラはいたのですが・・・。
あと、名前は忘れましたが女戦士のあいつも良さげだったんですけどねぇ・・・。
もったいないない。

ネタバレになりますが今回のリプリーはクローン人間で、それが8号機で。
1〜7号機までの失敗作の造形はやけにリアリティがあって、気持ち悪くって
見応えありで良かったです。

全体的には前作よりは楽しめた印象。

さてさて。
エイリアンシリーズ前半戦はこれにて幕を閉じました。
今後2作品については、これまでのお話の前日譚という位置付け。
先に書いた通り、ちょっとエイリアンに対して食傷気味になっているので、
少し間を空けて鑑賞してみます。

とりあえず、これまでの総括としましては。
1・2はめちゃくちゃ楽しめました。
僕的には2の方が好きかな。
3と本作に関しては、まぁまぁまぁ。
うーーん。
けど全て観れて良かったです!!

≪点数≫
  6点
                                           (18.07.01鑑賞)

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