2018-08-20 Mon

2016年制作 英/仏
監督:ベン・ウィートリー
≪キャッチコピー≫
『交渉決裂!
乱闘勃発!』
≪ストーリー≫
拳銃の密売取引をしようと、2組のギャングが場末の倉庫にやって来る。張り詰めた空気の中で取引を進める彼らだったが、思いも寄らないトラブルが起こってしまう。それを機に交渉はこじれ、銃撃戦が発生し……。
≪感想≫
とある倉庫で武器の密売取引を行う二組のならず者たち。
二組はある事をきっかけに銃撃戦へ発展。
さぁどちらが、いや誰がこの場所から生き残れるか・・・。
的なお話。
お話の作り、設定的に昔観た大好きタランティーノ監督の
「レザボア・ドックス」や誰が出ているのかも忘れてしまいましたが
「unknown アンノウン」という作品を思い出したり。
さてさて・・・。
本作の登場人物たちはとにかくダサい。
プロフェッショナル感漂うスター的キャラクターが全然いなくって。
そこが逆に銃撃戦や会話、そして行動等にリアリティを持たせていたような。
もちろん欲を言えばもっとカッコよくスタイリッシュなキャラや演出を
観たかったんですが、これはこれでなるほどなぁと。
結構派手にバンバンやっている割には、標的にあたらなかったり、
当たったとしても、肩に当たったり、かすったりと一発で仕留めてくれない。
そのせいで、やられた奴も死ぬに死ねなく這いずりながらバトルを繰り広げる。
チンピラ通しの戦いってこんなもんなんだろうなぁって。
キャラ的にもダメダメなやつが多かったしね。
戦いのきっかけとなったのも、みんながみんな、冷静じゃなかったからだし。
冒頭から小競り合いの応酬。
ここら辺は会話劇としてとても巧みで、こいつら絶対、喧嘩に発展するんだろうなぁって
心がざわざわっと。
案の定、1人がキレるとそこから派生してみんながキレて、てんやわんやの
銃撃戦に発展。
もう、こいつら本当に馬鹿なんだからなぁって。
キャラ的にもだっさい奴らばっかりでしたよ。
本作はバイオレンス描写も結構過激でしたね。
僕的にはクライマックスでゆっくり車に顔面を轢かれるシーン。
あそこは思わず目をそむけちゃいました・・・。
あとは、音楽が良かったな。
ちょっと昔風のスタイリッシュな感じで。
それこそ、タランティーノ作品を思わせるようなね。
とはいえ、全体的に消化不良感も否めなくって。
先に書いた、ヒーロー的キャラもいなく、派手なんだけどカッコ良さみたいなものも
無かったのでちょっと途中で飽きがきちゃって。
あと、キャラのルック的にも少し似ている印象もあったし、
中盤ぐらいからバトルのせいで汚れてきたので、少し
誰が誰だかわからなくなったりもして・・・。
う~~~ん、ちょっと残念無念。
まぁ、頭カラッポでも観れる作品なので、お時間がある方、
もしくは出演者のファンの方は観てもいいかも。
作品と同様、感想も中途半端ですいやせん!!
≪点数≫
5点
(18.06.15鑑賞)

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