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No.1481 『犬ヶ島』
No1481 『犬ヶ島』

2018年制作 米
監督:ウェス・アンダーソン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
近未来の日本で、伝染病の犬インフルエンザが大流行し、犬たちは「犬ヶ島」に隔離される。12歳の少年アタリは、捕らわれた愛犬スポッツを捜すため、メガ崎市からたった一人で小型飛行機を操縦し犬ヶ島へと降り立つ。島で出会った5匹の犬とアタリは、心の距離を少しずつ縮めていき……。

≪感想≫
大好きウェス・アンダーソン監督最新作。
僕はこの監督さんが大好きで。
彼が監督した作品はほぼ観ているかな。
どれもこれも楽しくって素敵な作品ばかり。
洒落た画作りはストーリー云々は分からなくっても、
観ているだけで楽しめる感じ。

そんなこんなで本作。
本作はストップモーションアニメ作品。
ウェス・アンダーソン監督のストップモーションアニメ作品と言えば
ファンタスティックMr.FOX」という作品がありました。
あれも素敵な作品でした。

本作の舞台は近未来の日本。
と言うことで、ウェス・アンダーソン監督がこれ以上ない日本への愛情を詰め込んだ
素敵な作品に仕上がっておりましたよ。

本作はとにかく情報が豊富で。
観ている私はもちろん日本人。
そこに移る文字や映像、言葉は僕らの母国の情報ばかり。
だから細かい部分まで気になっちゃって気になっちゃって。
もちろん細部にいたるまで色んな日本愛が詰め込まれているもんだから、脳みそフル回転で
鑑賞していました。

僕的に少し失敗したなぁと思ったのが、本作を字幕で観ちゃったこと。

本作は、声優陣がとっても豪華で。
スカーレット・ヨハンソンやエドワード・ノートン、ビル・マーレイ、ティルダ・ウィンストン、
ハーヴェイ・カイテル、グレタ・ガーウィグ等々。
エンドロールで知ったのですが、日本の俳優さんたちも多々ゲスト出演されていたようで。
あと、私の住む沖縄では吹き替え版が上映されてないと言う悲劇もあったり。

そんなこんなで鑑賞中は字幕を読みながら細かい日本の世界観を追っかけるのが
少し追いついていかなかったんですよね。

ここは残念無念、とほほのほ・・・(悔涙)

キャラについて。
主役の犬ちゃんたち。
結構たくさんの犬ちゃんが出てくるんですが、犬種が違うから見た目的にしっかりと
色分けされていて◎。
こちらもウェス・アンダーソン印と言うべきか、細部にまでこだわっていて、
もふもふ感のある犬ちゃんや荒くれ者感漂う犬ちゃん、迫害された感たっぷりの犬ちゃん達。
ルック的にも最高でした。

僕的には人間の主人公であるアタリ少年も素晴らしかったな。
アタリ少年に関しては僕的には声が素晴らしかった!!!!
あの澄んだ感じの声と微妙にネイティブじゃないイントネーション。
僕的にはとんでもなくハマりましたよ。

調べてみると、アタリ少年の声優はコーユー・ランキン君という少年。
アメリカ人の父と日本人の母を持つハーフのようですね。
とにかく素晴らしかったです。

人間で言えばアフロ女子のトレイシーも素敵だったな。
快活で猪突猛進な感じがとってもキュートでした。

犬ちゃんに戻りますが、アタリ少年と一緒に冒険する5匹の犬ちゃん達。
主役級のチーフは素晴らしかったのですが、欲を言えば、残りの4匹ももっと活躍させて欲しかったな。
ちょっとしりすぼみ感があったような・・・。

音楽について。
どれもこれも最高だったなぁ。
あの和太鼓の
ドンドコドコドコ・・・・って流れの純和風的音楽が描いている日本描写に
リアリティを吹き込んでくれていて。
ウェス・アンダーソン監督の日本愛をここでも感じることができました。
あと、中盤に流れるポップな音楽も楽しかった。
これぞウェス・アンダーソン印と言いますか。
ちょっと心が軽くなって楽しくなる感じ。
これまた素晴らしかったです。

演出について。
派手なドタバタは無かったので少し地味目に感じたのは少し残念でしたが
問題ないない。

鑑賞後のお勉強で知ったのですが、本作は故黒沢明監督の多数の作品を
オマージュしているシーンもたっくさんあったみたい。

ウェス・アンダーソン監督の日本への愛情をいつもの小洒落た世界観で
描いてくれていて大満足。

とにもかくにも。

ウェス・アンダーソン監督最新作、充分に堪能させていただきました!!!!
これからも新作が発表されるのを楽しみにしております!!

≪点数≫
  8点
                                           (18.06.03鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)