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No.1459 『シェイプ・オブ・ウォーター』
No1459 『シェイプ・オブ・ウォーター』

2017年制作 米
監督:ギレルモ・デル・トロ

≪キャッチコピー≫
『切なくも愛おしい愛の物語。』

≪ストーリー≫
1962年、米ソ冷戦時代のアメリカで、政府の極秘研究所の清掃員として働く孤独なイライザ(サリー・ホーキンス)は、同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と共に秘密の実験を目撃する。アマゾンで崇められていたという、人間ではない“彼”の特異な姿に心惹(ひ)かれた彼女は、こっそり“彼”に会いにいくようになる。ところが“彼”は、もうすぐ実験の犠牲になることが決まっており……。

≪感想≫
本作は第90回アカデミー賞では13部門でノミネートされており、
作品としては最多ノミネート。
その中で監督賞、作品賞、美術賞、作曲賞を受賞。

監督は「パンズ・ラビリンス」「ヘルボーイ ゴールデンアーミー」、そして、
日本中が熱狂したみんな大好き「パシフィック・リム」を撮った
ギレルモ・デル・トロ監督。
上記3作については観賞済。
すべて素晴らしい作品でした。
特に「パシフィック・リム」に関しては映画館で観れなくって今でも、
後悔している作品の一つ。

そんなギレルモ監督の最新作となる本作。

なるほど、ギレルモ印がさく裂した作品に仕上がっておりました。

お話について。
時代は米ソ冷戦化時代のアメリカ。
失語症の女性イライザと謎の半漁人的存在との交流を描いたお話。
お話自体はファンタジーで不思議なお話でしたが、これは
「パンズ・ラビリンス」を思い出したり。

謎の半漁人のフォルム。
これは「ヘルボーイ ゴールデンアーミー」のあいつ(名前を忘れちゃった)を思い出したり。

とにかく、大好きギレルモ監督の作品!!って感じ。

ちょっとダークで重た目の作品なんだけど、ルックや音楽、世界観にグッとのめり込める
作りになっていて、一言で言うと「大人の絵本」を見ているような感覚になりました。

過激な性描写や、バイオレンスシーンもふんだんに盛り込まれているので、
観ている人に常に微量の刺激を与えていて。
飽きがこないというか・・・。
中盤、ミュージカル風味のシーンもありましたし。

序盤のイライザと隣人のジャイルズのタップシーンはキュートで楽しかったです。
お話もよくできていました。
マイノリティが社会でどういう立ち位置にいるのか的な。
たとえば主人公のイライザは障がいをもった女性だし。
その友人であるゼルダは黒人だし。
隣人のジャイルズはゲイだし。
そして何より半漁人のあいつも人間界の異物的存在なわけで。
上記の存在が迫害されながらも、どういう風に立ち向かっていくか的な事を
巧くにじませていたなぁと。
彼らは決して悪くないんだ的な。
彼らは決して異なる存在じゃないんだ的な。

あと、本作の悪役であるジャイルズ。
最初は観ていて清々しいほどの悪党で、
「こいつは、本当に憎たらしくて嫌な奴だなぁ・・・。」
なんて思っていました。
最後もやっつけられるのを観て、カタルシスを感じたしね。

ただ、観賞後、いろいろと考えて思い返すとジャイルズはジャイルズで
かわいそうな奴だったんだな。
今までずっと頑張ってきても、そこまで認められず、たった一度のミスでこれまでの
頑張りがなくなってしまうという恐怖。
これも現代社会にもあり得ることで、
「なんだかなぁ・・・。」
って思ったりね。
とにかく、弱きもの、はじかれ者にも救いを差し伸べている感じがして、
観賞後ジンときましたよ。

お話自体は恋愛ものだったのですが、僕的には上記の社会的メッセージの方に、
グッときました。

そんな感じでいろいろと噛みしめる事の出来た本作。

大好きギレルモ・デル・トロ監督。
アカデミー監督賞。
そして作品賞の受賞。
おめでとうございます!!!!

十二分に堪能させていただきました!!!!

≪点数≫
  8点
                                           (18.03.23鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)

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