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No.1467 『忘れないと誓ったぼくがいた』
No1467 『忘れないと誓ったぼくがいた』

2014年制作 邦
監督:堀江 慶

≪キャッチコピー≫
『出会うたびに、
    好きになってくれて
          ありがとう。』

≪ストーリー≫
大学受験が迫る高校3年生の葉山タカシ(村上虹郎)は、織部あずさ(早見あかり)という少女と出会い、たちまち心を奪われてしまう。何度も会ううちに、あずさは自分と出会った者は必ずその記憶を数時間後に失ってしまうという奇妙な告白する。信じようとしないタカシだったが、ふと自分が誰と会って、一緒にどこへ出掛けていたのかを忘れてしまっていることに気付く。彼はあずさと出会った日の出来事、デートの約束などを詳細にメモに書き記し、記憶をとどめておくようにするが……。

≪感想≫※とんでもなく大きなネタバレあり
恋愛ファンタジー作品。
恋愛映画には疎い私。
またもや職場の同僚からのご推薦。
その方は最近、邦画の恋愛映画にハマっているらしく前回は
君の膵臓を食べたい」を紹介してくれて。

今回は本作。
こんな時ぐらいしか、この手の作品は観ないので、さっそくレンタルしてまいりました。

さてさて・・・。

なるほど、なかなか変な作品でした。
良い意味で思っていた感じと違っていて。

主人公のタカシはある日、一人の女子高生あずさと出会い仲良くなる。
あずさとは同じ学校のはずのなのに、周りの友人や教師はあずさの存在は
知らなくって・・・。

この時点で、観ているこっちは、
「実は未来から来た女の子なのか??」
とか
「実は幽霊なのか??」
なんて想像させられる。

そして観ていくうちにあずさの口から
「なぜか私の存在は、みんなの記憶から消えていってしまうの。」
なんて言葉が。

「???」

タカシと同様に観ているこっちも、ちんぷんかんぷん。
どんなオチが待っているんだろうなんて考えながら観ていくと、
まさかまさかの展開。

なんと、あずさの言った通りそのまんまのオチで・・・。

つまるところ、あずさはなぜか分かんないけど、みんなの記憶から少しずつ
消えていく状況が本当で、そのせいでタカシの記憶からも徐々に消えて
いっていくという展開。

「なんじゃ、こりゃこりゃ。」

何のひねりもないそのままの展開にちょっと口あんぐり・・・。
だけど、これはこれで良しと言いますか。

つまるところ、現実世界でも人はいろんな事やいろんな人を
忘れていく生き物で。
そのなかで大切なものまでも忘れないようにしようっつー事を、
かなり大げさに、かなりデフォルメして伝えた作品なのかなって思いましたよ。

なるほどねぇと。

確かにいくらなんでもそりゃないぜと思う部分はたっくさん。
むしろそっちの方が多かったり(苦笑)
だって、今の時代デジタル機器やらなんやらが進んでいて、
それを活用すれば忘れないこともできるはずなのに。
実際、本作ではタカシが撮りためた動画やら写真やらが、
思い出すキーアイテムになっているのに、あんまりそこが
上手く活用されていない。
あずさはタカシ一家と写真も撮っているし、
それが居間に飾られていたりもする。
それなのに、誰でしたっけ??はいくらなんでも違和感が・・・。

例えば、記憶から消える瞬間に物質的なものも一緒に消去されるとかだったら、
違和感も少なくなっていたのかなって。

まぁ、ここら辺は重箱の隅をつつく様なもんか・・・。

本作の本質について。
人が何かを忘れていくことについて。
本作の老人ホームのじいさんがこんな感じの事を言ってた。
「忘れる事はあってもその時間が消える事は無い。」
的な。
分かるんだけど、それなら忘れないためにはどうすれば良いのか
を語ってほしかったな。

周りの人から忘れ去られているあずさ。
彼女の立場から物事を見ているとこんなにも切ない事は無い。
好きな人から、ましてや家族からも忘れ去られる。
忘れ去られるだけならまだしも、「変人」みたいな感じで見られる。
ここもいくらなんでも感はあったのですが・・・。
とにかく、このあずさの行動を思い出してはちょっとグッときました。

忘れる事のつらさと忘れられる事のつらさ。
どの視点から考えてもちょっと切なくなりましたよ。

そしてそして、物語は終盤に。
最後の最後、タカシは結局あずさの顔を忘れてしまいます。
ただ、おそらく彼は記憶の中からというより、ここで起こっている
事柄からあずさの存在をまた生み出し、あずさを求め夜の街を
駆け抜ける。

そこで物語は終わってしまいます。

ハッピーエンドでもない、宙ぶらりんの終わり方。

最初に書いた思っていたのと違う、不思議な作品。
ちょっとまだふわふわした感じ。

紹介してくれた方にどんな感想を持ったのか聞かなきゃなぁ・・・。

そして次はどんな角度の作品を紹介してくれるんだろう。

楽しみ・・・。

≪点数≫
  5点
                                           (18.04.28鑑賞)

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No.1466 『葛城事件』
No1466 『葛城事件』

2016年制作 邦
監督:赤堀 雅秋

≪キャッチコピー≫
『俺が一体、何をした。』

≪ストーリー≫
父親から受け継いだ小さな金物屋を懸命に切り盛りし、マイホームを手に入れ、妻の伸子(南果歩)と共に長男・保(新井浩文)と次男・稔(若葉竜也)を育て上げた葛城清(三浦友和)。理想の家族と生活を築いたと考えていた彼だったが、21歳になった稔が8人を殺傷する無差別殺人事件を起こして死刑囚になってしまう。自分の育て方に間違いがあったのかと清が自問自答する中、伸子は精神的に病んでしまい、保は勤めていた広告代理店を解雇される。やがて、稔と獄中結婚したという女・星野が現れ……。

≪感想≫
とんでもなく後味悪い作品。

こういう事件が起こった時、僕らは何とか理由を見つけようと思い巡らせる。

本作では、その理由がしっかりと映し出されていて。

父親。
自分の思い通りにいかない家族像にイライラしては、怒鳴り散らし、
妻や息子を威圧する。
努力も何もせずただ自分のためだけに過ごしてきた毎日が、
この現実を生み出したのでしょう。
中華料理屋でのクレーマーっぷり。
スナックでの傍若無人っぷり。
本当にダメダメ親父のクズ人間でした。

母親。
父親の抑圧を見ないふりしながら徐々に心が壊れていく。
心が壊れていく姿は本当にホラーで。
彼女も子供達に愛情を持っているんだけど、どこかで自分の生き方に
疑問を持っているからこそこの現実を生み出したのでしょう。

長男。
父親の期待に応えたいという気持ちとは裏腹に、そのプレッシャーに打ち勝つ
心を持ち合わせていないが故のあの結末。
彼も心がとても弱かった・・・。

次男。
無差別通り魔を起こす張本人。
彼も父親に蔑まれ自分の立ち位置を模索しながら堕落していく。
家族の誰からも愛されている実感もなく、せめて自分だけは
自分を認めてあげなければという結果が
自己顕示欲を生み出し、そしてあの結果を生み出す。

負のスパイラルが続くストーリー。

この家族の一挙手一投足が観ていて本当に不快で不快で。
観ながら
「だからダメなんだよ!!」
「これじゃ、落ち続けるだけだよ・・・。」
「痛々しすぎる・・・。」
本当に嫌ぁな気分にさせられました。

ただね。
ここに写っている家族像、人間像はどこの誰にでもあり得そうなお話で。
例えば、一歩間違えれば自分もこんな親父になり得る
性格を持ち合わせているんじゃないかって。
例えば、一歩間違えれば自分もこの長男坊になり得る
状況になり得るんじゃないかって。
例えば、一歩間違えれば自分もこの次男坊になる事もあり得るんじゃないかって。

僕らが日常を過ごしている中に潜むきったない部分をひたすら映し出されている感じが
これまた不快で不快で・・・。

先に書きましたが、こう言う事件が起こった時、こっちは何か理由を探してしまう。
本作は理由をしっかりと描いてくれたから、それはそれでもやっとドロッと・・・。

色々と考えて、自戒を繰り返す。
自分がこの立場になったのなら。
自分の周りにこの家族になり得る存在がいたのなら。
支えながら支えられながら、寄り添い寄り添われながら生きなければ。

登場人物で言えば、家族の他に一人、無差別殺人を犯し、死刑囚となった次男坊と
獄中結婚をした女性。
あの子はあの子でなんだかもやっとしたなぁ。
彼女も結局は自分のために生きている人だったんじゃないかなぁって。

あと、本作って被害者側の人間は誰も描かれませんでしたね。
そこもなかなかもやっとさせられました。

作品としてはとても素晴らしく、観て良かったんですが、
二度と観たくない作品。

お勧めして色々と語りたいんだけど、きっと観た人もれなく不快にさせてしまう作品。
重くって重くって救いなんかありゃしない。
これほど光が差し込まない作品もひっさしぶり。

超ド級の不快作品。

良い意味で1点!!

本作の監督は以前観た「その夜の侍」の赤堀 雅秋監督。
なるほど、あの作品も人間のいやぁな部分がふんだんに描かれていたなぁ・・・。

ちょっと「凶悪」とか「日本で一番悪い奴ら」の白石和彌監督作品を思い出したり。

さて次回作はどんな作品を撮るのでしょうか。

心して鑑賞すべし!!

≪点数≫
  1点
                                           (18.04.22鑑賞)

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No.1465 『ファミリー・ツリー』
No1465 『ファミリー・ツリー』

2011年制作 米
監督:アレクサンダー・ペイン

≪キャッチコピー≫
『ハワイに暮らしていても
     人生は<楽>じゃない!』

≪ストーリー≫
マット(ジョージ・クルーニー)は、妻と2人の娘と共にハワイで暮らしていた。ところがある日、妻がボートの事故に遭い、そのまま昏睡状態となってしまう。それをきっかけに、妻が彼と離婚するつもりだったことや、そのことを長女(シャイリーン・ウッドリー)だけでなく友人たちも知っていたことが判明しショックを受ける。

≪感想≫
アバウト・シュミット」「サイドウェイ」そして「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」の
アレクサンダー・ペイン監督作品。
どちらも大人な感じの作品で。
味わい深い作品たち。
本作も例に漏れずそんな作品でした。

仕事にプライベートに忙しい夫のマットは、突然の海難事故で妻の
エリザベスが昏睡状態に。
これまでの生活が一転、子供の世話やら妻の世話やらに追われる羽目に。
さらに、実はエリザベスは浮気をしていたという事実を突きつけられる。

描いていることはすんごく痛くて重い。
シリアスなんだけど少しライトに感じる。

演出や描き方の妙。

例えばそれはハワイの温かな風景のせい。
例えばそれは穏やかなハワイアンミュージックのせい。
例えばそれは丁寧な人物描写のせい。

描いている人間たちは嫌な部分もたくさん持ち合わせている。
ただ、それでもそれでも。
「雨降って地固まる」
「七転び八起き」
人生ってそんなもんなのかぁと。
決してスカッとはしないんだけど、緩やかに前へと進んでいけるような着地。
凄腕監督の良作。

そこに映る人間模様は結構重いんです。
そこに映る嫌な奴も、見方を変えればなるほど納得、少し共感して見えたり。
それぞれが嫌な部分を持っていて、それが観ているこっちの共感を生み出す。
「あぁ、その気持ちや行動、僕でもきっとそうしちゃう。」
って。
「その嫌な部分、僕も持っているかも」
って。
あと、それぞれが100%嫌な奴じゃないんです。
多少のわがままだったりとか自己顕示欲だったり、そして、それだけの行動じゃなく
そこには多少の優しさも備わっていて。

誰だってそんなもんなんだろうなって。

めちゃくちゃ、痛いところをついてきて身につまされる。
そして、それが決して不快じゃない感じ。

巧みですねぇ・・・。

行動の一つ一つやセリフの一つ一つにドキッとさせられる。
例えば、クライマックスの奥さんの病室に浮気相手の奥さんがくる件。
この浮気相手の奥さんの行動とセリフはもうほとんどホラーですよ。
「女」としての本能なのか、「人間」としての本能なのか、あのマウント取る感じとか
すっごいゾッとしました。

ただ、その行動もなんとなくわかる気がするんですよねぇ。

エリザベスの父親もそう。
めちゃくちゃ偏屈で嫌なジジイなんだけど、時折、娘への愛情が見えることで、
すっごい憎めなくなるし、少しグッときたりもして。

長女(アレクサンドラ)の親友のシドもそうだったな。
最初、出てきたときは
「こいつ、典型的なチャラ男で馬鹿な奴だなぁ・・・。」
なんて、哀れみの目で見てしまいましたが、ずっと見ているとこいつはこいつで
色々抱えているし、実はいい奴なんじゃんって。

ここら辺の一人一人の丁寧な描き方で、とてもグッときて、色々考えさせられる作品に
仕上がっていて。

本当に凄腕ですなぁ・・・。

とにもかくにも。
一人の男の再生、一つの家族の再生、ある一族の再生。
いろんなことをない交ぜにした良作。
色々と考えさせられるグッとくる良作。

アレクサンダー・ペイン監督、恐るべし!!

≪点数≫
  7点
                                           (18.04.15鑑賞)

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No.1464 『ホビット 決戦のゆくえ』
No1464 『ホビット 決戦のゆくえ』

2014年制作 米/ニュージーランド
監督:ピーター・ジャクソン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
ドワーフの王国を取り戻すべく旅をしていたホビット族のビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)やドワーフのトーリン(リチャード・アーミティッジ)らは、竜のスマウグからついに王国を奪い返す。しかし、スマウグは人々を襲い、その一方でトーリンが財宝を独り占めしようとし、ビルボがそれを止めようと危険な選択をしてしまう。そんな中、宿敵サウロンが奇襲を仕掛け、ドワーフとエルフと人間の間では対立が深まり……。

≪感想≫
大人気ファンタジー小説「指輪物語」を実写映画化した
「ロード・オブ・ザ・リング」三部作に続く、新三部作。

本作はいよいよ最終作。
僕的に前シリーズよりもめちゃくちゃ楽しんでいる本シリーズ。
それが本作でいよいよ最終作を迎えました。

寂しいなぁ・・・。

そんなこんなで本作について。
これまた満足させていただきました!!
お疲れした!!

キャラや世界観、全てがスケールアップして楽しませていただきました。
前シリーズからしっかりと観ているのでキャラの背景や世界観もある程度は把握。
キャラの繋がりやストーリーの繋がりに深みが増してより楽したかな。

キャラクターについて。
本シリーズの主役であるホビットのビルボ・バギンズ。
前作までのレビューでも書いたかもしれませんが、とにかくこのビルボが
とても魅力的で。
仲間のために勇敢に立ち向かい、バトルもしっかりとこなす。
正義の男で本当に素晴らしく魅力的なキャラクターでした。

ドワーフ族のリーダーであるトーリン。
彼は前作で少し嫌なやつで嫌いだなぁという印象だったのですが、
今、考えるとあの時から欲望に目が眩んで心が蝕まれていたんですね。
納得納得。
本作では、なんとなくその自らの弱き心を打破して真のリーダーへと
トランスフォーム。
一気にカッコ良さも倍増で好感度MAXの素晴らしいリーダーとなってくれましたよ。

その他ドワーフ族の面々。
少しずつキャラ付けはされているとはいえ、如何せん人数が多いため、全員は
覚えきれなかったな。
そこはちょっと残念でした・・・。

前作のレビューで書くのを忘れてしまったのですが、敵のドラゴン(スマウグ)や
オーク族も良かった。
ドラゴンに関してはラスボス感も半端なくって素晴らしかったです。
ちょっと最期はあっけなかったですけどね・・・。

オーク族はフォルムが良かったですね。
荒くれ者、野獣、野蛮感が溢れていて、それでいて微妙にルックも違う。

3作目ともなると、こちらはしっかりと色分けがされていて良い感じでしたよ。

アクションについて。
本シリーズの肝はやっぱりアクション。
本作も戦闘シーンの連べ打ち。
団体での戦闘あり、個人戦闘もありの最後の最後まで
アクションシーンが盛りだくさんでした。
ただちょっと本作のアクションは前作までに比べて少し物足りなかったな。
確かに圧倒的スケールで勢いや迫力は半端なかったのですが、カッコ良さや楽しさが
少し足りなくって。

例えば、レゴラス、タウリエルの超絶無双アクションが本作は少なくなっていたような。
レゴラス無双はあったのですがもっとも〜〜っとあっても嬉しかったのに。
全体的に個人的な見せ場が少なかったかも。

まぁまぁまぁ・・・。

総括。
3作品とも長尺だった本シリーズ。
お話的には本作は少し説明不足感もありましたが、まぁまぁまぁ。
素晴らしいアクションシーンの数々。
壮大な中つ国の世界観と映像。
そしてビルボ・バギンズという魅力的な主役。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズも鑑賞しているため、楽しさも倍増。
そして、また前シリーズを見直したくなりました。
そしてそして、原作本も読んでみようかなぁと。

「ハリー・ポッター」シリーズも長丁場で観終わった後の達成感がありましたが、
本シリーズも一種の達成感を味わうことができて◎。

子供だけでなく大人も楽しめるシリーズになっていますので、ぜひぜひ!!

≪点数≫
  7点
                                           (18.04.14鑑賞)

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No.1463 『ホビット 竜に奪われた王国』
No1463 『ホビット 竜に奪われた王国』

2013年制作 米/ニュージーランド
監督:ピーター・ジャクソン

≪キャッチコピー≫
『邪悪な竜、目覚める。』

≪ストーリー≫
ホビット族の青年ビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は、魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)や屈強なドワーフの一行と共に、たった一頭で一国を滅亡に導くと伝えられる邪悪な竜スマウグに奪われたドワーフの王国を奪取すべく旅に出る。竜の潜む山を目指す道中、巨大なクモの大群や凶暴なオークたちが一行の行く手を阻むように次々と立ちはだかり……。

≪感想≫
大人気ファンタジー小説「指輪物語」を実写映画化した
「ロード・オブ・ザ・リング」三部作に続く、新三部作。

本作は2作目。

前作は僕的に前シリーズよりも楽しめた印象。
さて本作やいかに。

うん、やっぱり前シリーズよりも数段楽しい作品だ!!

本作で楽しかったのは何と言ってもアクション!!
後で書きますが、本作からエルフ族のアクションが加わっていて。
前シリーズからそのアクションに定評のあったレゴラスの登場は
僕のテンションをガン上がりさせた訳で。
しかも本作ではレゴラス無双の他に女エルフのタウリエルの登場。
これがまたすっごいカッコ良かったんですよね。
アクションで言えば、エルフ族の根城から樽に乗って逃げ出しながらのバトルシーン。
最高に楽しいアクションシーンでした!!
ここのシーンだけは何度でも観れるかも・・・。

前作でもそうでしたが、こういう一ヶ所でも素晴らしいアクションシーンがあると、
もうそれだけで最高!!みたいな。

キャラについて。
主人公のホビット族のビルボ・バギンズ。
彼は本当に勇気ある魅力的な好青年。
全シリーズのフロドとは違ってバトルもできるし、勇敢だし、指輪も有効活用して
本当に良い感じのキャラクター。
前シリーズのフロドとサムを足した感じかな。

前作から一緒に旅をしているドワーフ族。
リーダー格のトーリン。
こいつは、僕的にはあまり好感は持てないかな。
だってプライド高くって我がままなんだもんなぁ・・・。
ちょっと、ダメダメ戦士でした。

他のドワーフ族はちょっとずつそれぞれのキャラが立ってきて
好感触。
僕的にはおデブのアイツ(名前が出てこない・・・)が好きだったな。

そしてそして、先にも少し書きましたが本作から登場のエルフ族の、
レゴラスとタウリエル!!
この二人が登場してくれたおかげで、バトルアクションの見応えが格段にアップ!!
本当に素晴らしかったです。

残念ながら本作では、大好きゴラムが出てこなかったんですが、
この二人が出てきたので良しとしよう。

とにもかくにも。
前シリーズより格段に楽しめる本シリーズ。
3部作の途中という事で本作の終わり方はちょっと、物足りなさは感じましたが、
アクションも十分に楽しめたし、その世界観も十分に堪能できました。

さて、次回はいよいよラストの作品!!

楽しみですなぁ・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (18.04.08鑑賞)

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No.1462 『ホビット 思いがけない冒険』
No1462 『ホビット 思いがけない冒険』

2012年制作 米/ニュージーランド
監督:ピーター・ジャクソン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
ホビット族のビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は、魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)から思わぬ旅の誘いを受ける。それは、ドラゴンに乗っ取られたドワーフの王国を奪取するというものだった。ドワーフの戦士トーリン(リチャード・アーミティッジ)が率いる13人のドワーフたちと、最初の目的地“はなれ山”を目指してワーグ、オークといった怪物や魔術師がひしめく荒野を進んでいくビルボ。そんな中、ゴブリンが巣食うトンネルに入っていった彼は、そこでゴラム(アンディ・サーキス)という醜悪な化け物と出会う。

≪感想≫
大人気ファンタジー小説「指輪物語」を実写映画化した
「ロード・オブ・ザ・リング」三部作に続く、新三部作。

本作も原作本がありまして。

僕は「ハリー・ポッター」派なのでこちらは読んだことがないんです・・・。
「指輪物語」の1巻は読んだのですが、ちょっと読みにくかったんですよね。
なので、途中で断念しちゃって・・・。
いずれ読まなければと思っているのですが、なかなかね。

まぁまぁまぁ・・・。

本作は三部作の一作目ということでまずは助走といったところ。
キャラの紹介という感じ。

本作の主要人物はホビット族のビルボ。
魔法使いのガンダルフ。
そして13人のドワーフ族。
13人のドワーフ族に関してはちょっと色分けできていない部分もあったかな。
一応見た目的にはでぶっちょがいたり、ハンサムがいたり、白髪ジジィがいたりと
分けていたんですが、一人一人の活躍があまり描かれていなかったので
ちょっとピンとこなかったです。
まだまだ次回までおあずけなのでしょうか。

キャラについては僕的MVPが。
それは大好きゴラム!!!!!
ロード・オブ・ザ・リング」でもその気持ち悪くもどこかキュートさも残る
フォルムと表情で僕的MVPをゲット。
本作でもその奇怪な表情はすっごい良かったなぁ・・・。
憎たらしいんだけど可愛らしい。
不気味なんだけどまた会いたい。
ビルボとの絡みはもっと見たかったなぁ・・・。
また出て欲しいな。

本作はクリーチャー的キャラクターが良かったですよね。
ゴブリンとかトロールのルックとか、トロールを乗っけた獣も良かったです。
ルックに関しては「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズよりも進化していたと思います。

壮大な映像も相変わらずで見ごたえたっぷり。
映画館で観たかったなぁ。

アクションも素晴らしかった。
本作は結構長尺で、最初の方はのんびり進んでいたのですが、クライマックスは
怒涛のアクション連べ打ち。
ゴブリンの砦から逃げながらのバトルは、正直何をやっているのか分かんなかったですが、
その勢いはとっても良くって、観ていてとっても楽しかったです。
ちょっと以前観た
ローン・レンジャー」のクライマックスの楽しいアクションを思い出したり。
タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」の長回しアクションシーンを思い出したり。
とにかく良かったです。
アクションについても「ロード・オブ・ザ・リング」よりも楽しく仕上がっていかなと。

音楽も良かった。
聞いたことのある和む音楽。
「あぁ、中つ国に戻ってきたんだなぁ」
って、ちょっと懐かしくなったり。

総括。
全体的に「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズよりも楽しかった本作。
今後が楽しみです!!

≪点数≫
  7点
                                           (18.04.01鑑賞)

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No.1461 『6才のボクが、大人になるまで。』
No1461 『6才のボクが、大人になるまで。』

2014年制作 米
監督:リチャード・リンクレイター

≪キャッチコピー≫
『すべての瞬間に、「大切」が宿っている。』

≪ストーリー≫
メイソン(エラー・コルトレーン)は、母オリヴィア(パトリシア・アークエット)と姉サマンサ(ローレライ・リンクレイター)とテキサス州の小さな町で生活していた。彼が6歳のとき、母は子供たちの反対を押し切って祖母が住むヒューストンへの引っ越しを決める。さらに彼らの転居先に、離婚してアラスカに行っていた父(イーサン・ホーク)が1年半ぶりに突然現れ……。

≪感想≫
一人の少年を軸にその成長過程を追った作品。
本作はなんと、12年間に渡り、毎年3日間から4日間かけた撮影を継続して、
それを一本の映画としてまとめた作品で。
この企画だけでも、前代未聞のスケールだし、それを実際に
撮った上に、しっかりとまとまっているのがまず凄くって。

だって、途中で子役がやめちゃったら?

途中で俳優、女優がいなくなっちゃったら??

そもそも、脚本とかは最初っから出来上がっているの???

裏話が聞きたくて聞きたくて・・・。

完成度もすっごい高くって、本当に脱帽もの。
本作は本当に一見の価値ありです。

さてさて。

本作の主要なキャラは全部で4人。
まずは、タイトルにもなっている「ボク」であるネイサン少年。
本作は彼が6歳というまだまだ未成長の少年が12年という月日をかけて、
文字通り心身ともにどのように人間形成を遂げていくかという
記録のような作りになっていて。
見た目はもちろんのこと、性格的にもどんどん成長してく。
しかも、とてもそれがスムーズに描き出されていて。

鑑賞後、彼の現在を思い返すと、なるほどこんな性格になったのは
やっぱり、小さい頃のあの片鱗、小さい頃のあの出来事や環境から
なっているのかなぁと色々と考えさせられたりしました。

彼ってすっごい繊細なんですよね。
もともとの素養もあったのでしょうが、その家庭環境にも
一端があったのかなと。
人がどういう風に成長していくのかを映画を通して、まるでドキュメンタリーを
見ているかのごとく体験させてもらいました。

ネイサン少年のお姉ちゃんであるサマンサ。
彼女も子供のころからどんどん成長していって。
彼女に関しては僕的に違った見方をしていまして。
それは、サマンサは僕の姪っ子に見た目がそっくりなんですよね。
姪っ子は中学校1年生なので、いずれサマンサみたいにこんな感じで
成長していくのかなぁと感慨深くなったり。
演じたのはローレライ・リンクレイターという子で。
名前を見てまさかと思ったのですが、案の定、監督であるリチャード・リンクレイターの
実の娘さんらしいですね。

へぇー、へぇー、へぇー。

二人の母親であるオリヴィア。
本作は彼女の人生記録でもあったかな。
ダメンズとばっかり結婚しては離婚して。
彼女自身は向上心の塊で子供を想い、旦那を想い、頑張って生きている
はずなのに、どうも男運が無いといいますか・・・。
こればっかりは彼女の男に対するアンテナがそういう男にひっかかるんでしょうね。

ただ、クライマックスでの彼女の一言で人生を開けた外国人の件にはグッときたなぁ。
やっぱり彼女は間違っていなかったんだってね。
人生って案外そういうものなのかなってね。

二人の父親であるメイソン。
彼も最初はダメ男でしたが、新しい奥さんをめとり、子供を授かり
なんだかんだで成長していたのではないでしょうか。
子供に対しての愛情は人一倍あったように感じました。

しっかし、本作を観て思ったのですが、アメリカ人って本当に、
離婚と再婚を繰り返していますよね。
しかも前の旦那と今の旦那が仲良く話したり、逆もそう。
そこら辺の付き合い方が、日本とは違うというか。
お国柄なんでしょうねぇ・・・。
そこら辺もうまく描かれていたように感じました。

演出について。

本作、12年間も同じキャストで描いていることがまず凄いんですが、
描き方も秀逸で。
どんどん時間は過ぎていくんですが、ナレーションとか説明が一切なくって。
例えば普通なら「何年後」とか「何ヶ月後」っていう字幕が入りそうなのに、それがなくって。
次のシーンになったら急にネイサンの髪型が変わっていたり、何なら声変わりしていたりと
あえて切り替わりも自然に進んでいっていたんです。
それが、違和感が無くってこれはこれで凄いなぁと感心しましたよ。

総括。

何度も書きますが、まずこの12年間を同じキャストで撮り続けて、
1本の映画にしたという企画がまず素晴らしい。
そして、それが上手く繋がっていて一人の少年が人格を形成していくまでの過程を
見事に描き切れていたのが素晴らしい。
そしてそして、物語の終わりも人生はまだまだ続いていくんだ的な余韻を残しつつ、
今、僕がここにいる意味、人間とは瞬間瞬間の積み重ねで成り立っているという
普遍のテーマを見事に伝えきったという点でも素晴らしい。

ちょっと長尺ですが、問題ないない。

誰もが一度は観てほしい傑作なのではないでしょうか。

おススメです!!

≪点数≫
  9点
                                           (18.03.31鑑賞)

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No.1460 『夜は短し歩けよ乙女』
No1460 『夜は短し歩けよ乙女』

2017年制作 邦
監督:湯浅 政明

≪キャッチコピー≫
『こうして出逢ったのも、何かのご縁。』

≪ストーリー≫
クラブの後輩である“黒髪の乙女”に恋心を抱く“先輩”は、「なるべく彼女の目に留まる」略してナカメ作戦を実行する。春の先斗町に夏の古本市、秋の学園祭と彼女の姿を追い求めるが、季節はどんどん過ぎていくのに外堀を埋めるばかりで進展させられない。さらに彼は、仲間たちによる珍事件に巻き込まれ……。

≪感想≫
アニメ作品。
監督は湯浅政明というお方。
調べてみると以前観た「MIND GAME マインド・ゲーム」を撮ったお方。
とんでもなく勢いのある面白い作品だったという印象。

そんな監督さんが森見登美彦原作の同名小説をアニメ化した本作。
原作は未読でしたがさてさて・・・。

いやっほい!!
これまた勢いのある楽しい作品だなぁ・・・。

改めて「MIND GAME マインド・ゲーム」のレビューを読み返してみると内容は
よく分んなかったけどスピード感は伝わった的な感想が・・・。
うんうん、言いたいことはわかる!!(笑)

本作もそう。
お話的に結構、支離滅裂なんだけどそのズレも面白くって、楽しくって、ワクワクすると言うか。
これって原作は小説なんですが、字で読んだらどういうお話なんでしょうか。
アニメ作品としてとんでもなく優れていて、見てめちゃくちゃ楽しい作品に仕上がっていましたよ。
お話はズレているんだけど、着地もしっかりしているし、別に不快にもならない。
伝えたいことだとか、作品に出てくる登場人物達の愛おしさとか本当に最高で。

アニメーションにしてもそう。
いかにもアニメチックなキャラ達なんだけど、実在感は確かにあって、
少し大学生時代を思い出したりもしたりして・・・。

お話的には一晩のお話なんだけど、異論なイベントをふんだんに混ぜ込んでいて。
一幕は結婚式の後のお酒飲み比べ大会。
二幕は古本市。
三幕は学園祭。
四幕はクライマックスの告白。
四季折々のお話が実は一晩の事だった的な。
時間もテーマに組み入れていたのも楽しかったな。
人それぞれ時間の進み方が違う的な。
子供のころは時間がたつのは遅かったのに年をとっていくと時間がたつのが
やけに早く感じる的な。
わかるわぁ・・・(苦笑)
そこらへんも面白く、そして楽しく描いていたなって。

人との縁についても描いていて。
主人公の黒髪の乙女のキャラは最高に素敵だったな。
彼女の生き方は素晴らしい!!

書いているレビューもとっ散らかっていますが(苦笑)、本作もそんな感じの作品。
上手く言えないんだけど、楽しいもんは楽しいんです!!

≪点数≫
  8点
                                           (18.03.24鑑賞)



こちら原作。
未読ですがいずれ必ず。

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No.1459 『シェイプ・オブ・ウォーター』
No1459 『シェイプ・オブ・ウォーター』

2017年制作 米
監督:ギレルモ・デル・トロ

≪キャッチコピー≫
『切なくも愛おしい愛の物語。』

≪ストーリー≫
1962年、米ソ冷戦時代のアメリカで、政府の極秘研究所の清掃員として働く孤独なイライザ(サリー・ホーキンス)は、同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と共に秘密の実験を目撃する。アマゾンで崇められていたという、人間ではない“彼”の特異な姿に心惹(ひ)かれた彼女は、こっそり“彼”に会いにいくようになる。ところが“彼”は、もうすぐ実験の犠牲になることが決まっており……。

≪感想≫
本作は第90回アカデミー賞では13部門でノミネートされており、
作品としては最多ノミネート。
その中で監督賞、作品賞、美術賞、作曲賞を受賞。

監督は「パンズ・ラビリンス」「ヘルボーイ ゴールデンアーミー」、そして、
日本中が熱狂したみんな大好き「パシフィック・リム」を撮った
ギレルモ・デル・トロ監督。
上記3作については観賞済。
すべて素晴らしい作品でした。
特に「パシフィック・リム」に関しては映画館で観れなくって今でも、
後悔している作品の一つ。

そんなギレルモ監督の最新作となる本作。

なるほど、ギレルモ印がさく裂した作品に仕上がっておりました。

お話について。
時代は米ソ冷戦化時代のアメリカ。
失語症の女性イライザと謎の半漁人的存在との交流を描いたお話。
お話自体はファンタジーで不思議なお話でしたが、これは
「パンズ・ラビリンス」を思い出したり。

謎の半漁人のフォルム。
これは「ヘルボーイ ゴールデンアーミー」のあいつ(名前を忘れちゃった)を思い出したり。

とにかく、大好きギレルモ監督の作品!!って感じ。

ちょっとダークで重た目の作品なんだけど、ルックや音楽、世界観にグッとのめり込める
作りになっていて、一言で言うと「大人の絵本」を見ているような感覚になりました。

過激な性描写や、バイオレンスシーンもふんだんに盛り込まれているので、
観ている人に常に微量の刺激を与えていて。
飽きがこないというか・・・。
中盤、ミュージカル風味のシーンもありましたし。

序盤のイライザと隣人のジャイルズのタップシーンはキュートで楽しかったです。
お話もよくできていました。
マイノリティが社会でどういう立ち位置にいるのか的な。
たとえば主人公のイライザは障がいをもった女性だし。
その友人であるゼルダは黒人だし。
隣人のジャイルズはゲイだし。
そして何より半漁人のあいつも人間界の異物的存在なわけで。
上記の存在が迫害されながらも、どういう風に立ち向かっていくか的な事を
巧くにじませていたなぁと。
彼らは決して悪くないんだ的な。
彼らは決して異なる存在じゃないんだ的な。

あと、本作の悪役であるジャイルズ。
最初は観ていて清々しいほどの悪党で、
「こいつは、本当に憎たらしくて嫌な奴だなぁ・・・。」
なんて思っていました。
最後もやっつけられるのを観て、カタルシスを感じたしね。

ただ、観賞後、いろいろと考えて思い返すとジャイルズはジャイルズで
かわいそうな奴だったんだな。
今までずっと頑張ってきても、そこまで認められず、たった一度のミスでこれまでの
頑張りがなくなってしまうという恐怖。
これも現代社会にもあり得ることで、
「なんだかなぁ・・・。」
って思ったりね。
とにかく、弱きもの、はじかれ者にも救いを差し伸べている感じがして、
観賞後ジンときましたよ。

お話自体は恋愛ものだったのですが、僕的には上記の社会的メッセージの方に、
グッときました。

そんな感じでいろいろと噛みしめる事の出来た本作。

大好きギレルモ・デル・トロ監督。
アカデミー監督賞。
そして作品賞の受賞。
おめでとうございます!!!!

十二分に堪能させていただきました!!!!

≪点数≫
  8点
                                           (18.03.23鑑賞)
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No.1458 『アトミック・ブロンド』
No1458 『アトミック・ブロンド』

2017年制作 米
監督:デヴィッド・リーチ

≪キャッチコピー≫
『最強の女スパイ、現る。』

≪ストーリー≫
イギリスの情報機関、MI6ですご腕のスパイとしてその名をとどろかすロレーン・ブロートン(シャーリーズ・セロン)に、新たな指令が下される。それは、何者かに奪われた最高機密クラスのリストを取り戻すというもの。ベルリンを訪れたロレーンを待ち受けていたのは、世界各国のスパイだった。すさまじい争奪戦の中、ロレーンは超人的な戦闘能力を発揮しながら立ちはだかる敵を倒し……。

≪感想≫
シャーリーズ・セロン主演のスパイアクション作品。
シャーリーズ・セロンと言えば「モンスター」で連続殺人犯を演じて
アカデミー主演女優賞を獲ったり「ヤング≒アダルト」では、
イッタいイタい女性を演じたり。
どちらも素晴らしい作品。

そしてアクションスターとしても素晴らしくって。
最近では大好き「ワイルドスピード」シリーズ最新作に、敵役として登場。
これがまた素晴らしくって。

そしてそして、僕的彼女の代表作はもちろん!!
マッドマックス 怒りのデス・ロード」の女戦士、フュリオサでしょう!!!!
めちゃくちゃカッコよくって一気に大好きになりました。

そんな、シャーリーズ・セロン姉さんの最新作の役どころは、女スパイ。
これがまためちゃくちゃ強くってカッコ良いんです!!!!

本作はアクションがとても素晴らしくって。
シャーリーズ・セロン演じるロレーンがバッタバタと敵をなぎ倒していく。
これが無敵感のある強さではなくて、自らも傷だらけになりながら
やっつける。
生々しいバイオレンス描写でカッコいいんだけど痛い。
痛いんだけどカッコいい。
格闘アクションはもちろんのことカーアクションやガンアクション。
どれをとってもしびれる演出で素晴らしかったです。

演出でいえば世界観も独特で。
全体的な色も落ち着いた感じにしていて、少し重めの大人向けの
映像として仕上がっていました。
テイストとしては以前観たスパイ映画「裏切りのサーカス」や近年の
007」シリーズあたりを思い出しました。
ちょっとビターな感じとか。
お話し自体は難解な感じとか(苦笑)

音楽の使い方もカッコ良かった。
遠くの方で音楽が流れているなと思ったら急にバンって大きい音を流したり。
カーアクションシーンの音楽の使い方はカッコ良かったな。
音楽に関しては全体的にカッコよかったです。
サントラ欲しいっす。

お話しについて。
先に少し書きましたがお話し自体は少し複雑で分かりにくかったです。
なんとなく二転三転で着地はピタッといったのですが、
中盤、登場人物たちの関係が少し分からなくなったり。
過去と現在の話を行ったり来たりするので、少し分からなくなったり。
まぁ、これは僕の理解力の足りなさのせいなのですが(苦笑)
とにかく、しっくりきていないというのが本音です。

とはいえ・・・。

全体的には観て良かったと思える素晴らしい作品であることには
間違いなくって。
アクションはカッコ良かったし。
音楽も使い方もカッコ良かったし。
テイストも渋くってカッコ良かった。
そして何より、シャーリーズ・セロンが素晴らしかった!!

これまたシャーリーズ・セロン姉さんの虜になってしまう一作でした。

≪点数≫
  8点
                                           (18.03.20鑑賞)

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No.1457 『プリンセスと魔法のキス』
No1457 『プリンセスと魔法のキス』

2009年制作 米
監督:ジョン・マスカー
   ロン・クレメンツ

≪キャッチコピー≫
『そのキスを、してはならぬ…。』

≪ストーリー≫
いつの日が自分の手で夢を実現させたいと願う女性、ティアナ。ある日、ティアナの前に、言葉を話す一匹のカエルが現れる。かつて王子だったころ、のろいによって姿を変えられてしまったと語るカエル。そして、魔法を解くためにキスしてほしいとティアナに告げるのだが……。

≪感想≫
ディズニー映画。
ディズニーのプリンセス映画といえば、最近でいえば「アナと雪の女王」だったり。
メリダと恐ろしの森」だったり。
昔でいうと「白雪姫」だったり。
そんなプリンセス映画の中で初めての黒人をヒロインにした作品。

万人受けする素敵な作品でしたよ。

キャラクターについて。
主人公のティアナはNHKの朝の連続テレビ小説の主人公で出てきそうな、
心清き女性。
自らのレストランを持つという夢のためにコツコツ頑張る素敵な娘で。
思わず応援したくなるんだよねぇ・・・。

キャラについては全体的に良い奴らばっかりでした。
例えば、ティアナの幼馴染のお姫様。
あの子も普通だったら恋のライバル的な扱いになりそうなのに、
根っこはとっても良い子で。
ちょっとブスっ子ちゃんなんだけど、僕的には幸せになってほしい
可愛らしい娘でした。

あと、僕的MVPキャラクター、ホタルのレイ。
こいつがまぁ、おっとこ前な奴で。
これまたブスなフェイスなんだけどイカした奴なんですよね。
遠く輝く一等星を自らの運命の人と思い込み生きていて。
クライマックスのあの展開にはショックを受けましたが、
最後の粋な演出にはグッときましたよ・・・。

アニメーションについて。
ディズニーアニメらしいスタンダードなアニメ。
「そうそう、これこれ。」
老若男女誰もが持つディズニーアニメのイメージ通りな感じ。
安心して観れるというか。
安心して勧められるというか。

演出について。
本作はミュージカルも混ざっていましたね。
時折、台詞が歌に代わるシーンがあって、ここら辺は観ている人を
飽きさせない演出で良かったかなと。

兎にも角にも。
激ハマりとまではいきませんでしたが、なんだかんだで楽しめた作品。
たまにはこんな作品も悪くない。
安心して鑑賞することができました。

≪点数≫
  6点
                                           (18.03.18鑑賞)

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No.1456 『おじいちゃんはデブゴン』
No1456 『おじいちゃんはデブゴン』
2016年制作 香港/中
監督:サモ・ハン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
人民解放軍中央警衛局を退役し、故郷の村でひっそりと生活している66歳のディン(サモ・ハン)。要人警護で活躍していた彼も認知症と診断され、物忘れがひどくなる中で隣家の少女チュンファ(ジャクリーン・チャン)との触れ合いを心のよりどころにしていた。ある日、彼女の父親が中国マフィアにロシアンマフィアからの宝石強奪を任されるも、宝石を持って逃げてしまう。両マフィアの魔の手がチュンファに迫るのを察知したディンは、彼らとの闘いを決意するが……。

≪感想≫
僕的、大好きカンフーアクション俳優の一人である、サモ・ハン・キンポー主演作品。
先日、サモ・ハンの出演作「SPL/狼よ静かに死ね」を鑑賞。
そこでは、超絶的な悪役を演じていた彼ですが、本作では、
退役軍人のおじいちゃんを演じていました。

タイトルはすっごいポップなのに内容はすっごいシリアス。
軽い作品を期待していた私。
ちょっと拍子抜けして胸焼けしちゃいました(苦笑)

中央警衛局でバリバリの武闘派だったディン(サモ・ハン)は自らの不注意のせいで
愛する孫娘が行方不明となってしまう。
それによって家族とは疎遠に。
時は流れ、生まれ故郷でディンは軽度の認知症を患いながら慎ましく暮らしていた。

アクションについて。
サモ・ハンは年を取っているし、かつ、おデブちゃんということで、
さすがに派手さは少し落ちたかな。
ただね・・・それをカバーするかのごとくバイオレンス描写が結構エグくって。
ナイフや刀でブッサブッサやっていたし。
サモ・ハン・キンポーも関節技を駆使してエゲツなく骨をボッキボキやっていたなぁ・・・。
これがまた見応えたっぷりだったんです。
お話が重い上に、中盤ぐらいまで派手さに欠けていたため、クライマックスの
ディンが敵アジトに乗り込んでからのバトルシーンは素晴らしく感じましたよ!!
見せ方も巧かったし。
レントゲンみたいに骨がバキッと折れる感じとか巧く見せてくれてたから、
見ているこっちもイタタタタ・・・ってね。

キャストについて。
サモ・ハンは置いといて、アンディ・ラウも出演されていましたね。
チンピラクズ男的役どころ。
彼にしては珍しいかな。
僕的にはエリート警察官とか正義の男というイメージなので、
これはこれで新鮮でした。
クライマックスでバトルするロシアンマフィアの面々の面構えも
まぁ良かったかな。
動き担当で見応えを与えてくれていました。

あと色々と有名どころがカメオ出演されていたようで。
確かに名前までは分かりませんが見た事ある顔がちらほら。
例えば、ディンによく声かけしてくれる3人組の老人とか。
例えば、最後にチンピラ2人組をやっつける若手警察官とか。
ユン・ピョウらしき人も出ていたような。
ちょっと調べてみようかな。

お話について。
お話はちょっと大味でした。
哀愁漂うお話でしたが、少しいくらなんでも感があったりね。
重めのお話しだったので、少しブルーになっちゃいましたよ。

とにもかくにも。
僕的、大好きカンフーアクションスターのサモ・ハン・キンポー。
彼の魅力は十二分に発揮されていた作品だったし、
往年のスターがこの様な作品を作って自らのキャリアに照らし合わせながら
幕引きまでの作品に出るというのは寂しいながらも、やっぱり
グッときますよね。

僕と同世代の方にはお勧めできる1作でした。

≪点数≫
  6点
                                           (18.03.10鑑賞)

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No.1455 『シング・ストリート 未来へのうた』
No1455 『シング・ストリート 未来へのうた』

2015年制作 アイルランド/英/米
監督:ジョン・カーニー

≪キャッチコピー≫
『君の夢は、僕の夢になった。』

≪ストーリー≫
1985年、ダブリン。両親の離婚やいじめで暗い日々を過ごすコナー(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)は、音楽好きな兄と一緒にロンドンのミュージックビデオを見ることが唯一の楽しみという14歳。ある日、ラフィナ(ルーシー・ボーイントン)を見掛け瞬く間に恋に落ちた彼は、思わず「僕のバンドのPVに出ない?」と口走ってしまう。慌ててバンドを組んだコナーは彼女を振り向かせようと、クールなPVを撮るため音楽活動に奔走する。

≪感想≫
僕的に音楽映画を撮らせたら右に出る者がいない、
ジョン・カーニー監督最新作。

ONCE ダブリンの街角で」「はじまりのうた」に続く本作。
ちなみに上述2作ともどちらも素晴らしい音楽映画でした。

本作の舞台は「ONCE ダブリンの街角で」と同じアイルランド・ダブリンでのお話。
監督自身がダブリンで生まれ育っているので、自伝的作品なのかもしれませんね。
調べてみると、監督自身もバンドを組んでいたようだし。

80年代のアイルランド・ダブリン。
主人公のコナーは一目惚れした女性のためにバンドを始めて、
興味を引こうと頑張るっつーお話。

これまたとんでもなく素晴らしい音楽映画の誕生です。

そこに映るダブリンの風景や社会は決して良いものではなくって住みにくそうな、
それこそ町中が不満を抱えているような社会に見えたんですが、そこに存在する
子供達がとんでもなく瑞々しくって、
「あぁ、こいつらとずっと一緒にいたいなぁ」
って。

あと、僕的に自分の子供の頃の環境と少しダブる部分もあってグッときたんです。

例えば、本作の男の子たちって少しダサくっていわゆる目立たない部類の男の子たち。
しかも女の子の香りもしなくってね。
僕も高校の頃は男子校だったので女子との青春なんてなかったし、ただ、もやもやむらむらと
モテたい欲求や目立ちたい欲求はあったりして。
そんなモヤモヤを彼らは音楽で爆発させる。
僕はバイクや車に爆発させてたってな感じで。

例えば、本作は少年たちの成長譚と同時に家族愛、兄弟愛が深く含まれていて。
コナーは優しい兄貴に影響受けまくりで、兄貴が切り開いてきた道を
スイスイと進んでいく。
僕も三人兄弟の末っ子で姉と兄がいるんですが、コナーのように兄の影響受けまくりで、
それこそ、兄が聴いていた洋楽とか真似っこして聴いたりしてたもん。
僕の兄もまぁ人の良いやつなんですよねぇ・・・。

そんな感じで本作を見ながら昔の自分を思い出したり。

本作に出てくる各キャラは素敵な奴らばかり。
バンドのメンバーはもれなく良いキャラでしたね。
トントン拍子で仲良くなっていくのでもう少し、各キャラを掘り下げて
欲しかったりもするのですが、そこはまぁまぁまぁ。
僕的MVPキャラはベースのチビちゃん。
いや、作曲担当のあいつ。
いや、マネージャーのあの小憎たらしいあいつも捨て難い。
キーボードのあいつも良かったよなぁ・・・。
うん、やっぱりみんな好き!!!!

最後には暴力担当ということで、はみ出し者のあいつまで巻き込む感じとか
最高にグッときました。

彼らがヘタッピながらも最後にギグを成功させるシーンなんてシビれあがりましたもんね。

演出も巧みなせいもあるのかな。
撮り方とか、音楽の乗せ方とか。
現実と虚構をうまく織り交ぜながら希望への道を示してくれる。
それが先に書いた観ていてその世界に入り込みたくなる感じになるというか。

とにかく素晴らしかったです。

音楽は言わずもがな◎。
僕は、そこまで音楽に詳しい訳ではないのですが、とにかく音楽のリズムとか
曲調とかで観ているこっちの心が揺さぶられる感じとか本当に最高。

最後の終わり方もド直球で素晴らしかった。
あの兄貴の見送り方とか本当にグッときました。

ちょっと、「グッド・ウィル・ハンティング」のベン・アフレックを思い出したり。
あと終わり方で思い出したのが「小さな恋のメロディ」。
二人で希望の光へ進んでいく感じとか似ていたなぁ。
お話も少し似ているしね。

ダサい子供達の成長譚で言えば毛色は違いますが最近観た「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」の
ジュブナイル感を思い出したり。

とにかく、全体的にグッときた作品。
音楽映画としても最高に素晴らしかったです。
ジョン・カーニー監督の次なる音楽映画が楽しみ!!!!

≪点数≫
  9点
                                           (18.03.04鑑賞)

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