2018-05-04 Fri

2005年制作 香港
監督:ウィルソン・イップ
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
特別重犯罪捜査班チームに、チャン捜査官(サイモン・ヤム)の後任としてマー捜査官(ドニー・イェン)がやってくる。長年香港裏社会のボスであるポー(サモ・ハン)の逮捕に執念を燃やしてきたチャンは最後の大仕事にかかる。
≪感想≫
香港映画。
出演はドニー・イェンやサモ・ハン・キンポー。
僕的カンフー映画の歴史って、まずはジャッキー・チェンから入って。
子どもの頃はジャッキー映画ばっかり観ては興奮して、アクションの真似っこをしたりして遊んでいました。
その中で、ユン・ピョウを知り本作に出ているサモ・ハン・キンポーを知り。
この3人が出ている「スパルタンX」「スパルタンA」は最高に楽しかったのを覚えています。
そして次に知ったのがジェット・リーことリー・リンチェイ。
彼の「ワンス・アポン・アタイム・イン・チャイナ」シリーズはアクションがめちゃくちゃカッコ良くって。
僕の中でジャッキーに次ぐカンフーアクションスターとして君臨しております。
そしてそして、その流れで本作に出演しているドニー・イェン兄貴を知ることに。
ドニー兄貴は「捜査官X」とか「スペシャルID 特殊身分」「カンフー・ジャングル」、「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」にも出ていました。
最近観た「トリプルX:再起動」にも出ていましたね。
僕的に、上記のジャッキー・チェン、ジェット・リーに並ぶアクションスターがこのドニー兄貴なのです。
そんな大好きドニー兄貴主演の本作。
しかもサモ・ハン・キンポーも出演となれば観ない手はないでしょう。
本作を知ったのは最近「ドラゴン・マッハ」なる楽しそうな作品が出ていて、
調べてみると本作の続編との事なので、まずは1作目をと思い鑑賞。
うん!!やっぱり大好きドニー・イェン!!!!
お話は男くさーい香港ノワール作品。
ちょっと、これまた大好きジョニー・トー監督の「エグザイル/絆」とか「PTU」とかを思い出したり。
あれもイカした男たちがドンパチ繰り広げる作品。
本作も泥にまみれた男たちが香港マフィアを相手にドンパチ繰り広げる感じ。
ただし、本作のドンパチは銃撃戦ではなくバリッバリのアクション(カンフー)劇。
これがまたカッコ良いんだなぁ・・・。
アクションについて。
先に書いた通り本作は格闘アクションばっかりなので見応えたっぷり。
最初は、あぁ、拳銃ドンパチ系かなと思ったら、素手でのバトルが多くって。
ドニー兄貴はもちろんの事、サモ・ハン・キンポーもめちゃくちゃ動けるし。
クライマックスのドニー兄貴とサモ・ハン・キンポーのタイマンアクションはしびれました!!
あと、敵の殺し屋みたいな包丁使いの男ジェット。
こいつがまた素晴らしく動けるやつで。
けしておっとこ前ではないんですが、その敏捷な動きに完全にやられてしまいましたよ。
演じたのはウー・ジンという俳優さん。
初めて観たかな。
これまた彼とドニー兄貴のタイマンバトルはガンアガりでした!!
もう一人の主役であるサイモン・ヤム演じる刑事マーはアクションが苦手なのか、
ガンアクションが主でしたが、見せ方が巧いせいかこちらもめちゃくちゃカッコ良かったです。
キャラについて。
僕的にサモ・ハン・キンポーと言えば「燃えよデブゴン」とか先に書いた「スパルタンX」の印象が強いので
三枚目のイメージでしたが、本作ではがらりと印象を変えて極悪非道な悪の大親分を演じていました。
自分の家族は大事にするが、他の人間には一切の情けをかけない、分かりやすい悪党。
これが意外にも似合っていたんですよね。
あとは、ドニー兄貴の猪突猛進な「漢」と書いてオトコと読む的なキャラも言わずもがな最高だったし。
刑事マー率いるボンクラ4人刑事も、哀愁漂う漢っぷりで素晴らしかったです。
本作はお話も凄く哀愁たっぷりで。
最後の最後のあの展開。
ネタバレしますが、サモ・ハン演じるポーをやっつけた後のあの展開!!
いくらなんでも哀しすぎる!!!!
ちょっと、しばらく口アングリでした・・・。
納得いかねーーーよ!!!!!
ドニー兄貴が可哀そう過ぎる・・・。
誰も報われないあの感じが何ともザラりとした後味を残していました。
僕的にはこの終わり方は少し嫌いかなって・・・。
とは言え・・・・。
やっぱりカッコ良かったドニー・イェン。
今後も彼の作品は見続けるのだ!!!!
さて、冒頭にも書きましたが本作の続編「ドラゴン×マッハ!」があるのですが。
この終わり方だと、誰がどうなっているんだ???
いくらなんでもドニー兄貴はでないよなぁ・・・。
≪点数≫
8点
(18.01.24鑑賞)

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