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No.1428 『22年目の告白-私が殺人犯です-』
No1428 『22年目の告白-私が殺人犯です-』

2017年制作 邦
監督:入江 悠

≪キャッチコピー≫
『すべての国民が、
この男に狂わされる。』

≪ストーリー≫
阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件が発生した1995年、三つのルールに基づく5件の連続殺人事件が起こる。担当刑事の牧村航(伊藤英明)はもう少しで犯人を捕まえられそうだったものの、尊敬する上司を亡き者にされた上に犯人を取り逃してしまう。その後事件は解決することなく時効を迎えるが、ある日、曾根崎雅人(藤原竜也)と名乗る男が事件の内容をつづった手記「私が殺人犯です」を発表し……。

≪感想≫
以前観た韓国映画「殺人の告白」のリメイク作品。
殺人の告白」の感想については、読んでいただければわかるかと思いますが、
僕的には結構楽しめた方でして。
本作は、とんでもないどんでん返しが待っているんですが、僕はそれに
結構驚かされたんですよね。
「おお!!巧いなぁ・・・・。」
ってね。
ただ、ちょっとダメダメな部分もあったせいで5点止まりとなった作品。
今考えると、あの内容は結構インパクトあったなぁと今でも思ったりしています。

そんなこんなで本作。

なるほど、韓国版と改変した部分もあって楽しい作品に仕上がっておりましたよ。

良かったところ。
改変した部分はとっても良かったです。
僕は本作の大オチを知っているので、驚きはないものとして。
リメイク版の本作は犯人が少し変わっていたんですよね。
まさかのアイツが犯人だったんですが、こいつがまた、すっごいサイコなやつで・・・。
最後の独白シーンなんて色んな意味で最高でしたよ。
本作の方がサスペンス要素が強かったように感じました。

本家(韓国版)はもっとアクション要素が強かったんですよね。
クライマックスも派手なカーアクションがあったりしてましたもん。
実は、僕的にこのコントチックなアクションが苦手だったんですよね。
ちょっとおふざけっぽかったりしたのもので・・・。

それが本作では、お金の問題もあるのかもしれませんが、一切排除していて。
その代わりに人物描写や謎解きに力を入れていて◎。
十分に堪能させていただきました。

演者も良かったです。

仲村トオルの曲者感。

伊藤英明のやさぐれ感。

藤原竜也のやりすぎ感。

見事にマッチしていたと思います。

ただね・・・。
ここから少し悪かったところ。
これは本家でも書いたことなので、恐らくあえての演出なんでしょうが、
劇中で描かれている社会がとっても不快だったんです。
妙にはしゃぎ出す野次馬たち。
殺人者ですって告白した人間にキャーキャーと黄色い声援。
いくらなんでもそりゃないぜって・・・。
それなら、最後の真犯人に対しても、そういうキャーキャーが出てくるんじゃないかと
思うと不快で不快で・・・。

「もう!!この社会の人たちみんな嫌い!!」

って・・・。

あと、メディアの人たちも嫌い!!

いくらなんでも、テレビで被害者を呼んで、その家族と思われる人の殺人シーンを見せて、
そのリアクションを流しますかね・・・。
こいつら、モラルの欠けらもありゃしねぇ・・・。
クライマックスのテレビクルーたちもそう。
目の前であんな殺し合いが始まっているのに、ほっぽり出して逃げますかね・・・。
逃げたにしろ、通報するでしょう・・・。
ちょっとこの世界の人たちには辟易してしまいました。

いくらなんでもデフォルメしすぎかな・・・。

あと、これは日本の法律のせいなんでが、過去の事件から22年も経っているという点。
結構、時間が過ぎているのでちょっと人物設定がしっくり来なくって。
藤原竜也演じる曽根崎はいくつだ??
40代くらい??
伊藤英明演じる牧村はいくつだ??
50代くらい??
伊藤英明に関しては回想シーンも本人が演じているため、
結構違和感があったんですよね。
ちょっともったいないなぁって。

とはいえ。

本家も楽しかったですが、本作もネタバレされていたものの十分に楽しめました。
サスペンス好きの方にはオススメの一本です!!

≪点数≫
  7点
                                           (17.12.29鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)