2018-02-21 Wed

2008年制作 邦
監督:押井 守
≪キャッチコピー≫
『 ― 』
≪ストーリー≫
永遠に生きることを宿命づけられた“キルドレ”と呼ばれる子どもたちが暮らす、もう一つの現代で、彼らは“ショーとしての戦争”で戦闘機に乗って戦っていた。戦うことで生を実感する日々を送る中、元エースパイロットの女性指揮官・草薙水素(菊地凛子)と基地に赴任してきたエースパイロット・函南優一(加瀬亮)が出会う。
≪感想≫
アニメ作品。
永遠に年を取らない少年少女が通常の人間の代わりに戦争を行うと言うお話。
・・・んんーーーなんでしょう、なかなか退屈な映画でした・・・。
キャラクターが平板。
これはあえてなんでしょうが、主人公の函南優一。
声も語り口も穏やかと言うよりかは無感情な感じ。
最初は、この声優さんはいったい誰なんだ!!なんて怒りを覚えたのですが、
調べてみると、俳優の加瀬亮さんでした。
それなら、やっぱりあえての演出なんでしょうね・・・。
とにかくこの主人公のせいで、感情移入もできないし応援もできないし
ぼんやり眺めることしかできないってなもんで。
あと、ストーリーも良くわかんなかったんです。
僕は、あまり前情報を入れていなかったので基本的な設定とかもわからずに、
なんで、こんな状況なのか、そもそもどういう世界観なのかもピンとこなかったんです。
物語の中でもはっきりとおしえてもくれないし、本当に少しずつしか明らかになっていかないので
間延びしちゃって。
穏やかな語り口と言うのも相まってね。
とにかく、ピンとこなくって退屈だったというのが本音です。
良い所を上げるとすれば、画は綺麗だったかな。
特に戦闘機のフォルムとか、戦闘シーンはカッコ良く描かれていましたよ。
あと、キャラクターデザインなんですが、どこかで見た事あるなぁと思ったら、
少年ジャンプの人気漫画「NARUTO」のデザインにそっくりでした。
なんか関係あるのでしょうか・・・。
とにかく似ていたんですよねぇ・・・。
キャラで言えば優一の相棒パイロットの土岐野は良い味出していました。
こいつはどちらかと言うと感情も出していたし、三枚目感たっぷりで良い味出していましたよ。
むむむ・・・良い所はこのぐらいかな。
というか全体的に語りたい事がないんですよね。
例えば、キルドレという存在についても設定だけ見ればとても特異な存在なのに、
そこも曖昧に描かれているためにピンとこない。
年を取らない、死なないという設定のはずなのに、撃墜されると簡単に死んでしまう。
かと言って、死ぬと言う現象に対してもリアリティの無い感じで進んでいくのでピンとこない。
とにかくないないづくしの本作。
監督は押井守と言うお方。
「攻殻機動隊」とか「イノセンス」を撮ったお方のようで。
どちらも未見ですが、「攻殻機動隊」は実写版になる程、海外にも影響を与えている
作品のようですね。
ちょっと興味あります。
さてさて。
とにかく「退屈」だった本作。
もっとエンタメチックにドッカンバッカンやってくれたらありがたかったですねぇ・・・。
≪点数≫
4点
(17.12.05鑑賞)
こちら実写版の「攻殻機動隊」。
ハリウッドがリメイクするぐらい有名なんですねぇ。
興味あります。

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