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No.1396 『疾風スプリンター』
No1396 『疾風スプリンター』

2015年制作 香港/中
監督:ダンテ・ラム

≪キャッチコピー≫
『 ― 』

≪ストーリー≫
チョン・ジウォン(チェ・シウォン)をエースとする、自転車ロードレースの強豪チーム「チーム・ラディアント」に、アシストメンバーとしてチウ・ミン(エディ・ポン)とティエン(ショーン・ドウ)が加入する。誰よりも速く走ることを目指して、血のにじむような努力を重ね絆を育み、力を合わせてチームをけん引していく三人。だが、ライバルの「チーム・ファントム」と激しい攻防を繰り広げる中、チームが資金難に陥ってしまう。

≪感想≫
自転車ロードレースを描いた作品。

自転車競技と言えば、僕的にはいくつかの漫画を思い出しまして。
「弱虫ペダル」「シャカリキ!」そして「Over Drive」。
上記3作品がとっても好きな作品たちで。
ここでは詳しくは書きませんがとにかくオススメの3作です。
特に「シャカリキ!」は今の自転車漫画に大きな影響を与えた作品なのではないかと
思うくらい素晴らしい作品。

とまぁ、漫画のお話は置いといて。

本作について。

良かったところ。
自転車、ロードレースシーンがアツかった!!
まず演出が巧いせいもあって、まず、ゲーム、試合のルールが分からない僕でも、
すっと入りこめました。
何となく、チームにはこういう役割の奴がいてアシストしたり敵をブロックしたり、
最終的にはエースが勝てばO.Kなんだなと、肝は押さえる事ができたので観ていて
楽しかったんですよね。
そして、カメラも遠くから写したり、密着して写したりと色々とアイディア満載で
これまた観ていて興奮できました。

ここからは悪かったところ。
あまりストーリーがノレなかった。
本作って、ロードレースにかける男たちの作品かと思いきや、女の子との恋愛模様
も描かれていて。
それが少し野暮ったく感じちゃったんですよね。
けっこうベタな展開だっただけにちょっとなぁって。

キャラについて。
わんぱくもののミンと少し大人しめのティエン。
この対照的な二人が切磋琢磨してロードレーサーへの道を歩むんですが、
先に書いた通り自転車競技とは別物で一人の女性に恋をするんです。
二人とも魅力的ではあったんですが、本作の登場人物たちって、基本的にみんな
わがままに感じちゃったんですよね。
もっと仲間、仲間しているのかなと思いきや、あまりチームプレイの素晴らしさ的なものは
描かれていなくって、最終的には個人のエゴで行動するみたいな。
それが、少しイラっとしたりもして。
それぞれが心の弱さを持っているのは分かるんですが、
テンポよく話が進んでいくせいで、なんだか彼らに共感できないまんま、
クライマックスを迎えてしまったんです。
なんだか、こいつら僕が心配しなくたって、勝手に立ち直るし、
勝手に成長してしまうし、応援する気にそこまでならないなぁって。
ちょっと、むむむとなってしまいました。

あと、やっぱり俳優さんたちの線の細さというかちょっとロードレーサーの体とは
言い難い、良い意味で綺麗な体が少しノリきれない部分もあったり。

ベタなストーリーに良い意味で安心して観れた部分もありましたが、
悪い意味でちょっと飽きちゃったと言いますか。

テンポの速さに一度ノレなかった展開に追いつくことができなかったり。

もう少し深みがあっても良かったのかなと。

とはいえ、先に書きましたレースシーンはとても熱かったし、
ロードレースのカッコ良さもしっかりと描かれていた本作。

本作は中国の作品ですが、アジア映画でもこういった
スポーツアクション映画がたくさん出てくると嬉しいですね。

一見の価値はあると思います!!

≪点数≫
  7点
                                           (17.10.28鑑賞)


こちら漫画「シャカリキ!」
名作です。


こちら「弱虫ペダル」。
現在の自転車漫画と言えばこれ。


こちら「Over Drive」。
大好き。

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)