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No.1391 『ペレ 伝説の誕生』
No1391 『ペレ 伝説の誕生』

2016年制作 米
監督:ジェフリー・ジンバリスト/マイケル・ジンバリスト

≪キャッチコピー≫
『 ― 』

≪ストーリー≫
ブラジルのスラム街で育った少年ペレ(ケヴィン・ヂ・パウラ)は、類いまれなサッカーの才能に恵まれていた。1950年にFIFAワールドカップのブラジル大会が開催され、父と共に優勝を確実視された自国チームを応援するが、彼らがまさかの敗北を喫してしまう。ペレは、ショックを受けて涙する父を目にし、ワールドカップでブラジルを優勝させると決意する。そして1958年、ペレはワールドカップのスウェーデン大会に向けたブラジル代表チームのメンバーに選出され、父のため、国のために優勝を目指す。

≪感想≫
「サッカーの王様」と呼ばれるブラジルの英雄、ペレの自伝的映画。

僕とサッカー。
やる方は得意ではありませんが見るのは好き程度。
日本代表戦はもちろん、海外サッカーは好きなチームの試合はチェックする程度。
本作の主役であるペレが活躍したのは1950年代のお話なので、さすがに
その活躍はそこまで分かんないですが、昔の映像やインタビュー、そして、
その後のスターと呼ばれる方々のお話を聞くと、やっぱりペレというお方は
凄かったんだなぁと。

ちなみに僕の時代のスターといえばロベルト・バッジョかな。
見た目もカッコ良くって、うちの兄貴はあのポニーテールを真似るために襟足を
伸ばしていたくらい(苦笑)

その後も、ロナウドやロナウジーニョ、ジダン、今で言えばメッシや
クリスティアーノ・ロナウド、ネイマール等々。

たくさんのスターが排出されています。

それらの選手たちもきっと一目も二目も置くであろうペレというお方。

本作ではそのペレが初めてW杯を制するまでのお話が描かれていました。

さてさて。

・・・これは純度何%のお話なのかな。

良い意味で捉えると、とてもドラマティックな仕上がりに。

一人のスターの誕生を描きながらブラジルの歴史を知ることができて。
例えば、そもそも奴隷だったブラジル人は手枷が付けられているため足技中心の武術、
カポエラが誕生して、それがスポーツに発展、ブラジルサッカーの
ステップ「ジンガ」に繋がった。
そんな歴史的背景を知ることができたり。

あと、これは恐らくフィクションなんじゃないかなぁと思う部分が多々。
例えば、子供の頃に親友の男の子が死んじゃう件とか。
例えば、クライマックスのスウェーデンの試合の内容とか、いくらなんでも、
あんなパス繋ぎはできないだろうと思ったり。

それらの部分が良く言えばとても見やすくなっていて。
悪く言えばそこがあまりにもフィクション色が強くってノイズになっちゃったり。

まぁ、一長一短ですかね。

サッカーシーンについて。
もともと、僕はトリッキーなプレーがとても好きで、YouTubeとかでたまにそういうプレーを
見たりしているので、本作のそのシーンももれなく楽しく見ることができました。
冒頭の子供達のシーンやクライマックスのW杯の試合シーン。
ジンガが発揮されだしたプレー集はカッコ良くって素晴らしかったです。
現実でもこんな試合があればさぞ楽しいでしょう。
果物を使ってのリフティングとか見ていてとっても楽しかったですもん。
とにかく、このアクションシーンと言うかサッカーシーンはもれなく素晴らしかったです。

あと、やっぱりスポーツについてなんだけど。
オリンピックや野球のWBCもそうだけど、国を背負ってみんなが戦う。
応援する方もそれまでは、なんとなくしか知らないルールだったり、
見たこともない競技に関しても、ある意味盲目的に自国を応援する。

人々は自分の気持ちをすぐに目の前の競技に乗せて。

怒ったり、時には涙したり。

ほんとスポーツの力って凄いなぁって。

このペレの逸話の中で、ペレの試合のために内戦が延期になった的なお話もあって。
フィリピンのボクシングの英雄、マニー・パッキャオも彼が政治家を志した時、
みんなが彼の試合を見たいがために選挙で投票せずに落選した的なお話とか。
ほんとすっごいですよねぇ。

兎にも角にも。

純度は薄いかもしれませんが、一人のスーパースターの生い立ちから、
その国のアイデンティティの部分まで掘り下げた本作。

存分に楽しむことができました!!!!

≪点数≫
  6点
                                           (17.10.15鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)