2017-12-15 Fri

2009年制作 邦
監督:三宅 隆太
≪キャッチコピー≫
『呪いつづけて、10周年。』
≪ストーリー≫
高校生のあかね(南明奈)が小学生のころ、司法試験に失敗した息子が一家5人を惨殺するというむごい事件が起きる。その後犯人は首つり自殺するが、彼は死の直前の自分の声と少女の声が録音されたカセットテープを遺して逝く。被害者の少女はあかねの小学生のころの親友で、ある日昔から霊感の強かった彼女の前に突然その少女が現れ……。
≪感想≫
ホラー映画。
日本のホラーと言えば「リング」シリーズ、そしてこの「呪怨」シリーズが
有名で。
僕はホラーがそこまで得意な方ではないので、どちらも何となく眺めたことの
ある程度。
最近『貞子vs伽椰子』と言う面白そうな作品が上映されていたので、
いつかは全部鑑賞しなきゃなぁと思いつつ本作を鑑賞。
さてさて。
気持ちわる怖い感じ・・・。
演出が上手なのか、見せ方が上手なのか、普通に怖かったです。
僕は今回、この作品をちょっと広めの部屋でポツリと深夜に鑑賞したので、
周りの薄暗さとか窓越しに移る自分とかがすっごい怖くって。
鑑賞後はトイレに行けない子供のように、僕もなるべく周りや外を見ないよう、
そそくさと眠りにつきましたよ(苦笑)
本作は数話のオムニバス形式で、最後の方にそれが繋がって全貌が明らかになる方式。
徐々に繋がっていくこの過程が観ていて気持ち良くってね。
ただね。
これは、ホラーとしての作り方、仕上げ方の問題なのかもしれませんが、
結局、大きな理由とかは描かれないんですよね。
そりゃそうだ、幽霊とか心霊現象ってそもそも理由が分からないのだから。
そこが、若干スッキリしなかったなぁって。
例えば、そもそもこのおばぁちゃんの霊は何なのか?とか。
例えば、何で、クリスマスを祝う彼女が殺されなきゃいけなかったのか?とか。
タクシーの運転手もそう。
ただの被害者、殺され要員っぽく見えちゃって、ちょっと萎えちゃったんですよね。
ホラーの本質なのかもしれませんが、もう少し、「理由」の部分を描かれても
良かったかもなって。
ちょっと勿体無い無い。
時間が短かったのもあるのでしょう。
少し描きこみに物足りなさをね。
ただ、先に書きましたが、ホラー映画としては充分に怖かったし、
お話の描き方にしても充分に楽しめました。
おまけ的に、「呪怨」の白塗り小僧も出てきてたしね。
あれは何の意味があるのかななんて思いましたが、おそらく特に意味もない、
サービス演出なのでしょう。
まぁ、そういうサービスも嫌いじゃないです。
そんなこんなで。
一定量の怖さと楽しさ。
やっぱり「リング」シリーズやこの「呪怨」シリーズは鑑賞しなければなぁ。
そしていつか必ず『貞子vs伽椰子』を鑑賞するんだい!!
≪点数≫
6点
(17.10.14鑑賞)

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