2017-12-13 Wed

2008年制作 邦
監督:木村 大作
≪キャッチコピー≫
『誰かが行かねば、
道はできない。』
≪ストーリー≫
明治40年、日本地図完成のために立山連峰、劔岳への登頂に挑む、陸軍測量手の柴崎芳太郎(浅野忠信)ら7人の測量隊。山の案内人、宇治長次郎(香川照之)や助手の生田信(松田龍平)らと頂への登り口を探すが、生田が足を滑らせけがを負ってしまう。大自然の厳しさを見せつけられた測量隊だったが、柴崎と宇治はある言葉を思い出し……。
≪感想≫
明治末期に地図を完成させるために、難攻不落の劒岳に登頂する男たちを描いた作品。
熱い男たちの物語に仕上がっておりました。
映像がとにかく壮大、雄大。
日本にもこんなにどでかい景色がまだ残っているんだと思うくらい、
凄まじかったです。
その点で言うと、本作は映画館で観るべき作品でしたね。
というか、こんだけ地味な作品なので、映画館で観ないとちょっとなぁってな感じでした。
お話がとにかく地味で。
正直、お話なんてあってないようなもの。
本作ってストーリー云々ではなく、いかに綺麗な映像を撮るか、
そしていかに撮影が大変だったかを映し出す作品だったのでは。
本作って、ちょっとドキュメンタリー作品を観ている感じだったんです。
俳優さんたちが、剱岳登頂という困難な登山に立ち向かう。
これが、すっごいリアリティがあって。
お話が地味だったというのもあって、その部分がより浮き彫りになったんですよね。
一人一人の男たちが凄まじい形相で、文字通り命がけで立ち向かっていく。
少し、最近鑑賞した「レヴェナント:蘇えりし者」を思い出しました。
余談ですが、ちょっと引っかかったのが、他の俳優さんたちはどんどん
汚れていくんだけど、仲村トオルさんだけは綺麗なお顔のまんまだったんですよね。
そこだけは違和感がありましたよ(苦笑)
それ以外の方達は本当に逞しく、泥臭くもかっこよく映し出されていました。
役者さんという仕事も大変なんだなぁなんて思ったり。
とにもかくにも。
ドラマというかドキュメンタリー作品ってな感じの本作。
どデカい画面で観たかったなぁ・・・。
≪点数≫
5点
(17.10.09鑑賞)

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