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No.1395 『猿の惑星: 聖戦記』
No1395 『猿の惑星 聖戦記』

2017年制作 米
監督:マット・リーヴス

≪キャッチコピー≫
『あなたは、
   最後を見届ける
     最初の人類になる。』

≪ストーリー≫
猿と人類の全面戦争が始まってから2年が経ち、シーザー(アンディ・サーキス)が率いる猿の群れは、森の奥深くのとりでに姿を隠していた。ある日、奇襲によってシーザーの妻と息子の命が奪われる。シーザーは人類の軍隊のリーダーである大佐(ウディ・ハレルソン)に復讐するため、オランウータンのモーリス(カリン・コノヴァル)らと共に旅立つ。

≪感想≫
「猿の惑星」シリーズ第9作。

7作目から再出発した本作。
このシリーズは主役とも言えるボス的存在の猿、シーザーの成長譚。
とにかくこのシーザーがカッコイイったらありゃしない。

本作では、さらに人間に近づいたシーザー。
これまでは、正義の漢だったシーザーだが、本作では少し弱さとか復讐心に飲み込まれてしまう
負の感情が生まれながらもそれでも立ち上がる、これまた胸熱な展開。
苦しみながらも自分の信念に従いながら生きていく。
グッときます。

このシリーズは猿たちがたくさん出てくるんですが、本作でも各キャラが立っていて。
うっすら見た目が似ているんですがちゃんと色分けされているんですよね。

シーザーの参謀的役割のモーリス。
おそらくシーザーの意思は彼が継ぐであろう有能ぶり。
義に熱く仲間思いの部分もあるし、暴走するシーザーを諭す場面もあったり。
何より、あったかくて優しいんだよなぁ。

もう一匹の味方、ロケット。
こいつも仲間思いで中盤、自らが身代わりに敵中に突っ込んでいくところは、これまた胸熱。
彼も愛すべきキャラクター。

名前は忘れちゃったけどマウンテンゴリラのあいつも良かった。

とにかくこのシーザー一派は基本的に仲間思いの善なる軍団なので、観ていて応援したくなるというか。

あと、本作から登場のバッド・エイプ。
彼はシーザーの次に人間の言葉を喋れるキャラ。
だけど、やることなすこと素っ頓狂で愛くるしいキャラ。
表情も豊かで、笑っちゃうんですよね。
緊張と緩和で、彼の出てくるシーンはホッとしましたよ。

本作では、人間側に付く猿もいました。
こいつらも根っからの悪ではなくって。
自己保身のため、シーザーたちを裏切る形を取るんですが、
わからないでもないんだよなぁって。
そして、クライマックスに最後の猿としてのプライドを取り戻してのあの行動。
本当にグッときました。

基本的にこの猿たちの行動やキャラクターはベタな人間ドラマでもあるんですよね。
とってもわかりやすい熱い物語に仕上がっていてね。
ここら辺の描き方は巧みでした。

そして、さらにドロッとして醜く描かれたのが、人間たち。
猿たちを一心不乱に蹂躙していく様は本当に観ていて不快でした。

そしてそして。

本作の一輪の花的存在である人間の少女ノヴァ。
彼女の透明感、美しさ、可愛らしさったら半端なくって、
演じたのはアミア・ミラーちゃんというお方。
彼女は今後も売れ続けていくんだろうなぁ。
喋れないというキャラクターも相まって素晴らしい存在感でした。

演出について。

本作は、もっと人間VS猿のバトルシーンが描かれているのかと思いきや、
案外そうでもなかったですね。
序盤は、シーザーたちが敵を追いながら旅をする、いわゆる、ロードムービー的な。
中盤からは、人間たちの手から逃げ出そうとする、いわゆる、脱走活劇的な。
終盤は、人間VS人間のバトルシーンに巻き込まれた猿たち。
ここが一番、ドッカンドッカンやっていました。
そして、最後は自然災害まで描かれていて、クライマックスシーンは本当に手に汗握りました。
全体的に重めな雰囲気と演出だったんですが、最後にしっかりと取り戻してくれた流れ。

映像的にも、CGが半端なく素晴らしかった。
猿たちの表情や動きはもちろんのこと、大自然のシーン、先に書きました自然災害のシーン。

ラストの戦闘シーンもド派手で凄かった。
本作は映画館で観たんですが、やっぱ大画面で観て良かったなぁと。

ツッコミどころもないわけじゃなくって。
前作でも思ったのですが、序盤、中盤、終盤の猿たちの数が全然違くって。
最後の大移動のシーンなんて、どれだけ多くなってんだって思っちゃいましたもん(苦笑)
後、猿たちが脱走するシーンとか、こんなに派手に動いているのにバレないにもほどがあるだろう、とか。
その他諸々、時折、都合よく事が進んでいる場面も多々ありました。

総括。

この内容からいくと、本作でひとまずシリーズは終了なのかな。
シーザーという一人(あえて一匹ではなく一人)の戦士の成長譚として描かれた本シリーズ。
正直、もっとシーザーの活躍が見たい!!
彼ほどのヒーローはなかなか現れないぜ!!

≪点数≫
  7点
                                           (17.10.25鑑賞)
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No.1394 『クリムゾン・ピーク』
No1394 『クリムゾン・ピーク』

2015年制作 米
監督:ギレルモ・デル・トロ

≪キャッチコピー≫
『絢爛豪華な心霊屋敷が、人の心を狂わせる。』

≪ストーリー≫
10歳のとき、死んだ母の幽霊と遭遇したイーディス(ミア・ワシコウスカ)。それ以来、彼女は亡霊を目にするようになる。トーマス(トム・ヒドルストン)と運命的な出会いを果たした彼女は、自分の父親が謎めいた死を遂げたのを機に彼と結婚。赤粘土の影響で雪が赤くなることからクリムゾン・ピークと呼ばれる山頂に立つ豪邸に、トーマスの姉ルシール(ジェシカ・チャステイン)と共に移り住むことに。三人での生活にも慣れてきたころ、体を真紅に染めた亡霊たちがイーディスの前に現れ奇妙な警告をする。

≪感想≫
パシフィック・リム」「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロ監督作品。

舞台は20世紀初頭のお話。
古びた建造物や中世的な衣装等々。
こういう作風をゴシック作品と言うんですって。

それで、テーマ的にはホラー映画と位置付けられているので、ゴシックホラー作品。

映像はとても美しかったです。

まず幽霊映像は、相変わらずのデル・トロ印。
「パンズ・ラビリンス」の時もそうだったんですが、クリーチャーのフォルムが
とっても良くって。
あと、グロ映像も良くって。
顔面にナイフを突き付けたり、ザックザックと切りつけたりと結構えげつないシーンが
あったんですが、なんでしょう、少し綺麗に写っていたんですよね。
特に、ラストのトーマスの霊となって現れるシーンは、あの血が霧状になっている感じとか
とっても幻想的で。

役者さんたちが素敵。
まずは大好き、ミア・ワシコウスカ。
彼女はこの時代の女性の役どころが似合っていますね。
アリス・イン・ワンダーランド」もそんな感じでした。
中世時代の衣装がとても似合っていて◎。
マイティー・ソー」では愛すべきダメ弟のロキを演じた
トム・ヒドルストン。
彼も、この時代の役どころが似合っている、ちょっとこう絵本の中から
出てきた感じ。
そして、本作で狂気的な姉、ルシールを演じたジェシカ・チャスティン。
本作ではMVP的活躍で、めちゃくちゃ怖かったです。
弟に対するドロッドロとした感情が何とも恐ろしくってね。
クライマックスのタイマンバトルも見応えたっぷりでしたよ。

本作の幽霊の立ち位置は、本当に物語に味付けする程度の存在。
この立ち位置は、僕的にはとても良い塩梅でした。
基本はイーディスとシャープ姉弟の愛憎劇で、そこに
補足的に加わる幽霊たち。
これはこれでありなのかなと。

総括。

ホラー映画として観るなら物足りない本作。

ただ、デル・トロ監督は本作をゴシック・ロマンス作品と
位置付けているようなのでそれなら、これで満足!!

≪点数≫
  6点
                                           (17.10.23鑑賞)

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No.1393 『ハードコア』
No1393 『ハードコア』

2016年制作 ロシア/米
監督:イリヤ・ナイシュラー

≪キャッチコピー≫
『愛する人を守る為、あなたは“この世界”にシンクロする――』

≪ストーリー≫
見知らぬ研究施設で目を覚ましたヘンリーは、妻エステル(ヘイリー・ベネット)が、大事故によって肉体が激しく損傷してしまった自分に機械でできた腕と脚を取り付け、声帯摘出の準備を進めているのを目にする。だが、手術に取り掛かろうとしたとき、謎の組織を率いる男エイカン(ダニーラ・コズロフスキー)が乱入。すさまじいパワーで施設を破壊した上に、エステルを連れ去ってしまう。ヘンリーは機械のパーツを導入したことで得た超人的身体能力を活用し、愛する妻をエイカンから奪い返そうと立ち上がるが……。

≪感想≫
全編一人称視点のアクション映画。

本作の予告を何かで見たとき、
「なんだ!!このフレッシュな作品は!!」
なんて、度肝を抜かれてずっと公開されるのを楽しみにしておりました。

そしていざ、映画館で鑑賞を!なんて思っていたら、まさかのタイミングが合わず
観れなかったという失態。

本作の作り上、映画館で観るのは必須な作品なのに・・・。

う〜〜〜〜〜ん、バカバカ!!

本当に勿体無いことをしてしまいましたよ。

そんなこんなでDVDで鑑賞。

・・・やっぱり映画館で観てみたかったなぁ。

先に書きましたが、全編、一人称視点の本作。
これまで観たことのない作風に仕上がっていました。

アイディア一発勝負の本作。

全体的にゲーム的な感覚。

ストーリーもそう。

昔、ゲームセンターとかであったシューティングゲーム的な。

トントンと進んでいく展開。

ひたすら敵が出てきてバッタバッタと繰り広げられるバトルシーン。

これがめちゃくちゃ緊張感あふれていて。

そのアクションシーンについて。

正直、ガチャガチャと動き回る視点は何をやっているのか分からない部分もありました。
ただ、それを気にさせないほどの勢いとバイオレンス。
血みどろブッシャー的なシーンもたくさんあったし、観ていて飽きなかったんですよね。

これも、いかにもゲーム的な感じですよね。

僕的に好きなアクションシーンは、一人の男、二人の女とバイクを乗ってのアクションシーン。
あれはカッコ良かったなー。

キャラもゲーム的で最高。
ボスキャラが超能力使いっていうのもいかにもゲーム的。
無敵感が半端なくって良かったです。
唯一の味方のジミーも良かったですね。
クローン技術を駆使してあらゆるコスプレで登場するのもちょっとゲーム的で◎。
演じたのはシャルト・コプリー。
どこかで見たことあるなぁなんて思っていたら「第9地区」のあいつだったんですね。
そして、ヒロインのエステル!!
彼女がまた良かった。
魅力的なルックスでずっと見ていたい感じ。
演じたのはヘイリー・ベネット。
これまたどこかで観たことあるなぁなんて思ったら、最近観た「マグニフィセント・セブン」のヒロインだ!!
あの作品で一目置いた女優さん。
やっぱり僕の目に狂いはなかった!!
今後も追い続けていきたい女優さんですな。

総括。

本作は撮り方に合わせたストーリー作り、演出作りに成功した良作。
アイディアたっぷり、エンターテイメントな良作。
これはこれで良し!!

やっぱり映画館で観たかったなぁ・・・。

また、こういう作品が出たら今度こそは映画館で観るんだい!!

ただ、俯瞰で撮ったバージョンも観てみたいかも。

≪点数≫
  6点
                                           (17.10.23鑑賞)

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No.1392 『崖の上のポニョ』
No1392 『崖の上のポニョ』

2008年制作 邦
監督:宮崎 駿

≪キャッチコピー≫
『生まれてきてよかった。』

≪ストーリー≫
5歳の少年宗介は、海辺の小さな町のがけの上の一軒家で暮らしていた。市街地から外れた彼の家の周囲には何もさえぎるものはなく、ただただ青く美しい海と空が広がっている。仕事で留守になりがちな父親の不在を寂しく思っていた宗介だったが、ある日、浜でさかなの子ポニョと出会うことでその寂しさも忘れ、やがて2人は強いきずなで結ばれていく。

≪感想≫
スタジオジブリ作品。

僕とスタジオジブリ。

実は私、スタジオジブリ作品にあまり縁が無くって・・・。
「天空の城ラピュタ」や「風の谷のナウシカ」、「千と千尋の神隠し」等々。
最近で言えば「風立ちぬ」かな。
とにかくこの手の作品を観たことがないんです・・・。

唯一、観たことがあるのは「となりのトトロ」ぐらい。
トトロはストーリーはよく覚えていませんが、そのキャラのフォルムで楽しく観れた記憶があります。

そんなジブリ弱者の私ですが、今回、久しぶりのジブリ作品という事で本作を鑑賞。

さてさて。

・・・んん〜〜〜〜??

なんだこりゃ???

いまいちピンとこない作品でした。

まずは良かったところ。

絵は綺麗だったな。
冒頭の海中シーンは絵本っぽくて可愛らしかったし。
暴風の中、軽自動車でブンブン車を走らせるところとか、いかにもアニメチックで
楽しかったし。

あとは、主人公の宗介くんが良い子だった。
ふと思ったんですが、この子、5歳児ですよね!?
なんだ、このしっかり者は!!
ひとりで留守番できるし、モールス信号は覚えているわ、船は操舵できるわと
天才少年です。
いくらなんでも感がありありです(笑)
ただ、声も口調もめちゃくちゃ可愛いし「善」の子なので観ていて応援したくなりました。

良かったところはこのくらい。

あとはダメダメ。

まず世界観、お話がピンとこなかった。
ファンタジーなのかリアルなのか。
いききっていない世界観。

んん〜〜〜、なんでしょう、本作には緊張感が足りなかったかなと。

例えば、嵐の中、車で避難するシーン。
本当だったら、もっと怖いはずなのに、どこか楽しげに写っているし。

例えば、宗介たちが母親を船で探しに行くシーン。
途中、知り合いの家族と遭遇するんですが、避難中のはずなのに、その家族は
どこかピクニックに行くかのごとく楽しげにしているし。

宗介の父親たちも波に飲み込まれているかもしれない状況で、どうして
こんなに平然としているのでしょうか。

登場人物たちの感情と、周りで起こっている事態のバランスが取れていない感じ。

観ていてず〜〜〜〜っとピンと来なかったです。

物語も整合性取れないままトントンと進んでいったしね。

いまいちノリきれなかったなぁ。

次に、本作の肝であるポニョについて。
これをいったら元も子も無いのですが、このポニョが僕的にはあまり可愛くなかったんですよね(苦笑)
第一形態(金魚型)、第三形態(人型)はまだ可愛らしかったんです。
ただ、その間の第二形態がなぁ・・・。
ちょっとカエルっぽくて不気味だったんですよね。

キャラの見た目って結構、大事だったりするので、ちょっと引いてしまいましたよ。

あと、ポニョの行動もちょっとなぁって。
純粋無垢なポニョ。
宗介に会うために海底から逃げ出すんだけど、そもそもそのせいで、
海が嵐になっているんですよね。
それを考えたら、人々の危険を彼女が作り出しとんのかい!!なんて思ったり。
あと、その流れでポニョが人型になって宗介に会いに行くときに、波の上を駆けながら、
車を追いかけるシーン、ポニョの無垢な性格も相まって、めちゃくちゃホラー感たっぷり。
あの無感情な感じにゾッとしてしまいました(苦笑)

総括。

とにかく全然ピンとこなかった本作。
子供、特に小学生低学年くらいまでの子たちには楽しく鑑賞できるのでしょうか。
あとは、頭空っぽにしてツッコミどころは無視するくらいの気概で鑑賞すれば
楽しめるのでしょうか。

久しぶりのジブリ作品。

楽しくなかったです(無念)

≪点数≫
  4点
                                           (17.10.21鑑賞)

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No.1391 『ペレ 伝説の誕生』
No1391 『ペレ 伝説の誕生』

2016年制作 米
監督:ジェフリー・ジンバリスト/マイケル・ジンバリスト

≪キャッチコピー≫
『 ― 』

≪ストーリー≫
ブラジルのスラム街で育った少年ペレ(ケヴィン・ヂ・パウラ)は、類いまれなサッカーの才能に恵まれていた。1950年にFIFAワールドカップのブラジル大会が開催され、父と共に優勝を確実視された自国チームを応援するが、彼らがまさかの敗北を喫してしまう。ペレは、ショックを受けて涙する父を目にし、ワールドカップでブラジルを優勝させると決意する。そして1958年、ペレはワールドカップのスウェーデン大会に向けたブラジル代表チームのメンバーに選出され、父のため、国のために優勝を目指す。

≪感想≫
「サッカーの王様」と呼ばれるブラジルの英雄、ペレの自伝的映画。

僕とサッカー。
やる方は得意ではありませんが見るのは好き程度。
日本代表戦はもちろん、海外サッカーは好きなチームの試合はチェックする程度。
本作の主役であるペレが活躍したのは1950年代のお話なので、さすがに
その活躍はそこまで分かんないですが、昔の映像やインタビュー、そして、
その後のスターと呼ばれる方々のお話を聞くと、やっぱりペレというお方は
凄かったんだなぁと。

ちなみに僕の時代のスターといえばロベルト・バッジョかな。
見た目もカッコ良くって、うちの兄貴はあのポニーテールを真似るために襟足を
伸ばしていたくらい(苦笑)

その後も、ロナウドやロナウジーニョ、ジダン、今で言えばメッシや
クリスティアーノ・ロナウド、ネイマール等々。

たくさんのスターが排出されています。

それらの選手たちもきっと一目も二目も置くであろうペレというお方。

本作ではそのペレが初めてW杯を制するまでのお話が描かれていました。

さてさて。

・・・これは純度何%のお話なのかな。

良い意味で捉えると、とてもドラマティックな仕上がりに。

一人のスターの誕生を描きながらブラジルの歴史を知ることができて。
例えば、そもそも奴隷だったブラジル人は手枷が付けられているため足技中心の武術、
カポエラが誕生して、それがスポーツに発展、ブラジルサッカーの
ステップ「ジンガ」に繋がった。
そんな歴史的背景を知ることができたり。

あと、これは恐らくフィクションなんじゃないかなぁと思う部分が多々。
例えば、子供の頃に親友の男の子が死んじゃう件とか。
例えば、クライマックスのスウェーデンの試合の内容とか、いくらなんでも、
あんなパス繋ぎはできないだろうと思ったり。

それらの部分が良く言えばとても見やすくなっていて。
悪く言えばそこがあまりにもフィクション色が強くってノイズになっちゃったり。

まぁ、一長一短ですかね。

サッカーシーンについて。
もともと、僕はトリッキーなプレーがとても好きで、YouTubeとかでたまにそういうプレーを
見たりしているので、本作のそのシーンももれなく楽しく見ることができました。
冒頭の子供達のシーンやクライマックスのW杯の試合シーン。
ジンガが発揮されだしたプレー集はカッコ良くって素晴らしかったです。
現実でもこんな試合があればさぞ楽しいでしょう。
果物を使ってのリフティングとか見ていてとっても楽しかったですもん。
とにかく、このアクションシーンと言うかサッカーシーンはもれなく素晴らしかったです。

あと、やっぱりスポーツについてなんだけど。
オリンピックや野球のWBCもそうだけど、国を背負ってみんなが戦う。
応援する方もそれまでは、なんとなくしか知らないルールだったり、
見たこともない競技に関しても、ある意味盲目的に自国を応援する。

人々は自分の気持ちをすぐに目の前の競技に乗せて。

怒ったり、時には涙したり。

ほんとスポーツの力って凄いなぁって。

このペレの逸話の中で、ペレの試合のために内戦が延期になった的なお話もあって。
フィリピンのボクシングの英雄、マニー・パッキャオも彼が政治家を志した時、
みんなが彼の試合を見たいがために選挙で投票せずに落選した的なお話とか。
ほんとすっごいですよねぇ。

兎にも角にも。

純度は薄いかもしれませんが、一人のスーパースターの生い立ちから、
その国のアイデンティティの部分まで掘り下げた本作。

存分に楽しむことができました!!!!

≪点数≫
  6点
                                           (17.10.15鑑賞)

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No.1390 『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』
No1390 『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』

2016年制作 米
監督:エドワード・ズウィック

≪キャッチコピー≫
『決して、屈するな。
    決して、あきらめるな。
        決して、戻るな。』

≪ストーリー≫
アメリカ軍の優秀な秘密捜査官だったものの、今では街から街へとあてもなくさまよう生活を送っているジャック・リーチャー(トム・クルーズ)。ある店でトラブルに見舞われた上に保安官に連行されそうになった彼は、自分をめぐる何かしらの陰謀が動きだしているのを察知する。やがて彼は、元同僚であったターナー少佐(コビー・スマルダーズ)を訪ねるが、彼女がスパイ容疑を掛けられて逮捕されたことを知る。ターナーを救い出して共に事態の真相を追ううちに、軍内部に不穏な動きのあることをつかむが……。

≪感想≫
以前観たトム・クルーズ主演の「アウトロー」の続編。

彼が演じたジャック・リーチャーがとにかくカッコ良くって。
トム・クルーズと言えば「ミッション・インポッシブル」シリーズのイーサン・ハントが
有名ですが、本シリーズでは新しいヒーロー像を確立してくれたんですよね。

僕的には、本当に満足いく作品でこのままシリーズ化されればなぁなんて思っていたら
しっかりと期待に応えて続編が作られたという訳で。

さてさて。

楽しみにしつついざ鑑賞。

・・・あれ??

なんだか思っていたのと違う・・・。

良くも悪くも普通のアクション映画に成り下がっていました。

まずは良かったところから。
トム・クルーズのカッコ良さは相変わらず!!
彼はいくつになるのかなぁ。
きっと50代だろうに、こんなに動けて本当にすごいです。

開始数分の警察官とのツカミの部分はとっても大好き。
「今から90秒後にレストランの電話がなって〜」
的な件は前作のジャック・リーチャーの無敵感を匂わせていて◎。

とにかく、このトム・クルーズは観ていて飽きないんですよね。

それだけでも観て良かったなぁって。

ここからは悪かった点。

もっとジャック・リーチャーの無敵感が欲しかった。
先に良い所で書きましたが、確かにジャック・リーチャーの魅力は発揮されていたんです。
ただ、もっとも〜〜〜っと無敵感があっても良かったのかなって。
アクションも結構カッコ良かったんですが、見せ方のせいかガチャガチャしていて
ちょっと分かりづらい部分もあったんですよね。
前作は、もう少し落ち着いたアクション、雰囲気だったような。
ちょっと、楽しめなかった部分もありました。

ストーリーが普通だった。
組織から離れたリーチャーが、組織の暗部を暴く的なお話と、リーチャーに実は
娘がいて、その子を守る的なお話。

親バカ無敵親父と言えば「96時間」シリーズのリーアム・ニーソンが
思い出されますが、それに比べたら、ちょっと親父感が薄かったかなと。

ネタバレですが、実は疑似家族的な着地になっていたので、まぁ、
それならそれでグッとくるかもなんて思ったりもしますが、
ちょっと見たかったジャック・リーチャーじゃなかったんですよね。

ちょっとそこは残念だったな。

ストーリー展開的にもあるあるな感じだったし、あまり驚きがなかったかなと。

敵キャラについて。

本作の敵ボスは少し無敵感があったものの、あまりこいつが起こす行動に効率の
良さを感じなかったんです。
こんなに強くて頭がキレるのに時折、後手後手に回るのは腑に落ちない。

それに関しては、ジャック・リーチャーもそう。
あれだけ危機察知能力はあるのに、敵に先回りされるは、つけられるはで
なんか本作のリーチャーは何だかなぁという部分も多かったなと。

そんなこんなで。

トム・クルーズのジャック・リーチャーが見れたのはとても嬉しかったけど、
少し観たかったのと違うなぁという印象。

ただ、やっぱり続編は作られて欲しいし、このジャック・リーチャーと言うキャラクターを
もっともっと活躍させて欲しい。

お話的には、まだまだ何作品でも作れそうなので続編を強く希望します!!!!

≪点数≫
  6点
                                           (17.10.14鑑賞)

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No.1389 『呪怨 白い老女』
No1389 『呪怨 白い老女』

2009年制作 邦
監督:三宅 隆太

≪キャッチコピー≫
『呪いつづけて、10周年。』

≪ストーリー≫
高校生のあかね(南明奈)が小学生のころ、司法試験に失敗した息子が一家5人を惨殺するというむごい事件が起きる。その後犯人は首つり自殺するが、彼は死の直前の自分の声と少女の声が録音されたカセットテープを遺して逝く。被害者の少女はあかねの小学生のころの親友で、ある日昔から霊感の強かった彼女の前に突然その少女が現れ……。

≪感想≫
ホラー映画。

日本のホラーと言えば「リング」シリーズ、そしてこの「呪怨」シリーズが
有名で。

僕はホラーがそこまで得意な方ではないので、どちらも何となく眺めたことの
ある程度。

最近『貞子vs伽椰子』と言う面白そうな作品が上映されていたので、
いつかは全部鑑賞しなきゃなぁと思いつつ本作を鑑賞。

さてさて。

気持ちわる怖い感じ・・・。

演出が上手なのか、見せ方が上手なのか、普通に怖かったです。

僕は今回、この作品をちょっと広めの部屋でポツリと深夜に鑑賞したので、
周りの薄暗さとか窓越しに移る自分とかがすっごい怖くって。
鑑賞後はトイレに行けない子供のように、僕もなるべく周りや外を見ないよう、
そそくさと眠りにつきましたよ(苦笑)

本作は数話のオムニバス形式で、最後の方にそれが繋がって全貌が明らかになる方式。

徐々に繋がっていくこの過程が観ていて気持ち良くってね。

ただね。

これは、ホラーとしての作り方、仕上げ方の問題なのかもしれませんが、
結局、大きな理由とかは描かれないんですよね。
そりゃそうだ、幽霊とか心霊現象ってそもそも理由が分からないのだから。
そこが、若干スッキリしなかったなぁって。

例えば、そもそもこのおばぁちゃんの霊は何なのか?とか。
例えば、何で、クリスマスを祝う彼女が殺されなきゃいけなかったのか?とか。
タクシーの運転手もそう。
ただの被害者、殺され要員っぽく見えちゃって、ちょっと萎えちゃったんですよね。

ホラーの本質なのかもしれませんが、もう少し、「理由」の部分を描かれても
良かったかもなって。

ちょっと勿体無い無い。

時間が短かったのもあるのでしょう。
少し描きこみに物足りなさをね。

ただ、先に書きましたが、ホラー映画としては充分に怖かったし、
お話の描き方にしても充分に楽しめました。

おまけ的に、「呪怨」の白塗り小僧も出てきてたしね。
あれは何の意味があるのかななんて思いましたが、おそらく特に意味もない、
サービス演出なのでしょう。
まぁ、そういうサービスも嫌いじゃないです。

そんなこんなで。

一定量の怖さと楽しさ。

やっぱり「リング」シリーズやこの「呪怨」シリーズは鑑賞しなければなぁ。
そしていつか必ず『貞子vs伽椰子』を鑑賞するんだい!!

≪点数≫
  6点
                                           (17.10.14鑑賞)

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No.1388 『劔岳 点の記』
No1388 『劔岳 点の記』

2008年制作 邦
監督:木村 大作

≪キャッチコピー≫
『誰かが行かねば、
道はできない。』

≪ストーリー≫
明治40年、日本地図完成のために立山連峰、劔岳への登頂に挑む、陸軍測量手の柴崎芳太郎(浅野忠信)ら7人の測量隊。山の案内人、宇治長次郎(香川照之)や助手の生田信(松田龍平)らと頂への登り口を探すが、生田が足を滑らせけがを負ってしまう。大自然の厳しさを見せつけられた測量隊だったが、柴崎と宇治はある言葉を思い出し……。

≪感想≫
明治末期に地図を完成させるために、難攻不落の劒岳に登頂する男たちを描いた作品。

熱い男たちの物語に仕上がっておりました。

映像がとにかく壮大、雄大。
日本にもこんなにどでかい景色がまだ残っているんだと思うくらい、
凄まじかったです。
その点で言うと、本作は映画館で観るべき作品でしたね。
というか、こんだけ地味な作品なので、映画館で観ないとちょっとなぁってな感じでした。

お話がとにかく地味で。
正直、お話なんてあってないようなもの。
本作ってストーリー云々ではなく、いかに綺麗な映像を撮るか、
そしていかに撮影が大変だったかを映し出す作品だったのでは。

本作って、ちょっとドキュメンタリー作品を観ている感じだったんです。

俳優さんたちが、剱岳登頂という困難な登山に立ち向かう。
これが、すっごいリアリティがあって。
お話が地味だったというのもあって、その部分がより浮き彫りになったんですよね。

一人一人の男たちが凄まじい形相で、文字通り命がけで立ち向かっていく。

少し、最近鑑賞した「レヴェナント:蘇えりし者」を思い出しました。

余談ですが、ちょっと引っかかったのが、他の俳優さんたちはどんどん
汚れていくんだけど、仲村トオルさんだけは綺麗なお顔のまんまだったんですよね。
そこだけは違和感がありましたよ(苦笑)
それ以外の方達は本当に逞しく、泥臭くもかっこよく映し出されていました。

役者さんという仕事も大変なんだなぁなんて思ったり。

とにもかくにも。

ドラマというかドキュメンタリー作品ってな感じの本作。
どデカい画面で観たかったなぁ・・・。

≪点数≫
  5点
                                           (17.10.09鑑賞)

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No.1387 『コウノトリ大作戦!』
No1387 『コウノトリ大作戦!』

2016年制作 米
監督:ニコラス・ストーラー/ダグ・スウィートランド

≪キャッチコピー≫
『いくぜベイビー!』

≪ストーリー≫
きょうだいのいないネイトは一緒に遊ぶ相手がおらず、弟が生まれたら一緒に忍者ごっこをして遊ぼうと今から心待ちにしていた。そんなある日、物置でボロボロになった“赤ちゃん申込書”を発見した彼は、早速喜び勇んで赤ちゃんの申し込みをする。申込書はコウノトリ宅配便社に届けられるが、ある事件を契機に赤ちゃんのお届けは禁じられていた。

≪感想≫
アニメ作品。

コウノトリが赤ちゃんを運ぶっていう寓話を基に作られた作品。
コウノトリが人間たちに赤ちゃんを運ぶ的な設定。
ちょっと「モンスターズ・インク」を思い出したり。

なかなか楽しい作品に仕上がっておりました。

良かったところ。

まずは、本作に出てくる赤ちゃんがもれなく可愛い!!!!!
もうねぇ・・・とにかく可愛いんですよね。
クライマックスで、赤ちゃんが量産されるんですが、一人一人がこれまた可愛い。
エンドロールの赤ちゃんの表情もこれまた可愛い。
とにかく可愛い。
赤ちゃんだけ見ていたいぐらい可愛らしかったです。

ギャグが楽しい。
ふんだんに盛り込まれたギャグが楽しくってさ。
例えば、狼軍団とのやりとりとか。
例えば、ペンギン軍団とのやりとりとか。
例えば、ハトのあいつの一挙手一投足とか。
例えば、社長が発する「ボス」という言葉を受けてのリアクションの件とか。
クスクス笑いながら鑑賞させてもらいましたよ。

アニメーションは言わずもがな素晴らしかったです。

さて、ここからはむむむなところ。

ヒロインのチューリップがはなについた。
冒頭のチューリップの天然爆発、迷惑娘感が半端なくって。
中盤、終盤にかけては、それが収まってチャーミングになっていたのですが、
最初のチューリップは本当にダメダメでした。

設定についていけなかった。
コウノトリが赤ちゃんを運ぶというシステム。
子供向けの素敵な寓話なんだけど、クライマックスにたくさんの赤ちゃんが
量産される部分。
確かに見た目的には可愛らしかったんですが、ふと考えると、
一気にこんなに赤ちゃんが増えちゃうのかぁなんて考えると、少しゾッとしたというか(苦笑)

そもそも、現実的になんて考えるとやっぱりツッコミどころが増えちゃうんですよね。

このお話に、そんな考えは無駄無駄っつーことで・・・。

総括。

ノレない部分もありましたが、総じて楽しい作品に仕上がっておりました。
なんども書きますが、赤ちゃんがとにかく可愛いので、それが観れただけでも◎!!

≪点数≫
  7点
                                           (17.10.09鑑賞)

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No.1386 『K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝』
No1386 『K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝』

2008年制作 邦
監督:佐藤 嗣麻子

≪キャッチコピー≫
『怪人二十面相は誰だ!?』

≪ストーリー≫
極端な格差社会の架空の都市“帝都”では、富裕層のみを狙い、美術品や骨董品を鮮やかに盗み出す“K-20”こと怪人二十面相が世間を騒がせていた。ある日、サーカスの曲芸師・遠藤平吉(金城武)は、財閥令嬢・葉子(松たか子)と名探偵・明智小五郎(仲村トオル)との結納の儀に潜入して写真を撮ってくる依頼を引き受ける。

≪感想≫
江戸川乱歩原作の「名探偵 明智小五郎」シリーズ。
それを北村 想がリブートして発刊。
それを映画化した本作。

僕と「怪人二十面相」。
僕は子どもの頃、このシリーズをめちゃくちゃ読んでおりまして。
図書館から借りてきては読みふけっていました。
この明智小五郎と怪人二十面相の知力を活かしたバトルがとても楽しくってね。
しかも、そこまで誰も不幸にならない感じもとても良くって。
本当に好きなシリーズでした。

さてさて。

本作について。

う〜〜ん・・・ちょっとなぁ・・・。

まず、キャラ設定があまり好きじゃないかも。
怪人二十面相。
こいつが、結構危険思想の持ち主で。
日本を兵器でぶっ壊す的な考えを持っていて。
原作の二十面相は、人を直接的に傷つける事はなかったような。
もっと紳士的なやつだったような。
本作では、あまりにも悪くってちょっと違和感アリアリで乗れなかったんですよね。
そこはちょっとなぁ。

明智小五郎もスマートさが足りないように感じました。
ふと思ったんですが、結局、明智も二十面相だったと言うオチだったんですよね。
これもちょっとなぁって。

明智は明智。

二十面相は二十面相。

そこの戦いが見たいのにそりゃないぜって。
それは置いといて、本作の主役である平吉。
演じたのは金城武さん。
金城武さんの芝居ってすっごいふわっとしていると言うか、締まりがないと言うか。
なんでしょうねぇ、言い方がとっても悪いですが、へたっぴに見えるんですよね。
日本語があっていないのかなぁ・・・。
とにかくダサく見えたんです。

とほほ・・・。

以前観た、金城武の作品「捜査官X」は好きなんだけどなぁ。

ストーリーや演出もツッコミどころ満載。
一個一個挙げたらキリがないくらい。
全体的に小学生ぐらいの子供向けの作風に仕上がっていたので、
そこは引っかかってもしょうがないってところなのかな。

もちろん、良かったところもありました。

僕的には、平吉が修行でパルクールアクションを駆使するところ。
恐らくスタントマンがやっているのでしょうが、ピョンピョンサッサと飛び跳ねながら
繰り広げられる移動術は、見ていて気持ちよかったです。

・・・このぐらいかな(苦笑)

とにもかくにも。

原作が大好きな僕に取っては満足できなかった本作。

別物と考えても満足できなかった本作。

子どもの頃に観ておけば、まだ楽しめたのかな。

≪点数≫
  4点
                                           (17.10.08鑑賞)

こちら原作本。
むむむ・・・。

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No.1385 『何者』
No1385 『何者』

2016年制作 邦
監督:三浦 大輔

≪キャッチコピー≫
『恋愛、友情、就活、裏切り。
     これが僕たちのリアル。』

≪ストーリー≫
就職活動の情報交換のため集まった大学生の拓人(佐藤健)、光太郎(菅田将暉)、瑞月(有村架純)、理香(二階堂ふみ)、隆良(岡田将生)。海外ボランティアの経験や業界の人脈などさまざまな手段を用いて、就活に臨んでいた。自分が何者かを模索する彼らはそれぞれの思いや悩みをSNSで発信するが、いつしか互いに嫌悪感や苛立ちを覚えるようになる。そしてついに内定を決めた人物が出てくると、抑えられていた嫉妬や本音が噴きだし……。

≪感想≫
直木賞作家の朝井リョウ原作を映画化。
朝井リョウの映画化作品といえば、僕的2012年ベスト作品の
桐島、部活やめるってよ」。
僕はこの作品がとても大好きで。

あの痛々しい感じ。

昔を思い出す感じ。

ちょっとこう、青春時代を良くも悪くも思い出させられる傑作。
そして、過去を思い出しながら自分の嫌な部分を改めて突きつけられる感がねぇ・・・。

本当にとても素晴らしい作品でした。

そんなこんなで朝井リョウ原作第二段。

いたたたた・・・。

いたぁい・・・。

これまた痛々しくも素晴らしい作品でした。

就活に取り組む大学生を描いた本作。

私と就職活動。
私は本作に登場するサワ先輩のように理系でしたので、そんなに就職活動に力を
入れていなくって。
文系の人たちより、そこまで狭き門では無かったんですよね。
だから大学時代の就職活動に関しては苦労した記憶はあまりなくって。
スイスイと決まった記憶があります。
実は、僕の現在の職は3つ目で、ここまで来るのに違った苦しみはありましたが、
本作のような苦しい就職活動はしていないんです。
ただ、現在の職は本作のような若者たちと接する事が多い職場なので、
彼ら彼女らを見て、就職活動の苦しみを感じている立場かな。
本当に大変そうなんですよね。
頑張れ!!若人!!
と言う想いで接していますよ。

とは言え、本作は実は就職活動の苦しみを描いた作品ではなく、その活動を通して
自らのアイデンティティを掘り下げられる作品。

タイトルの通り自分は「何者」なのか。

まだ社会に出た事のない若人が、その時にしか味わえない、自分との向き合い。

これが見ていてとても痛々しくってね。

その時は感じる事のなかった想いを、この作品を通してブツけられる。

なんなら、今の自分の社会での「立ち位置」と言うか、自分のいやぁな部分を見せつけられると言うか。

まず、キャラクターが秀逸。
主要5人の登場人物。
どのキャラにも自分の合わせ鏡のような部分を見つける。
彼ら彼女らの痛みが、見ているこっちの心にも突き刺さっていく。

所々で突き刺さる言葉。

「内定をもらうと自分自身全てを肯定されたように感じる。」

的なセリフ。

裏を返せば、落ちちゃったら全てを否定された気分になるんですよね。

他者の悪いところを見て安心する自分。
他者の努力を見て嘲笑する自分。
承認欲求の塊。
自分に対する自信がないが故の心の揺らぎ。
そしてそれを知っているのに見ないふりをする自分。

ここら辺が、上手に描かれていてすっごい震えましたよ。

彼らって、これから社会に出て、またさらに色んな状況、人たちとぶつかっていく訳で。
恐らく、まだまだ変化をしていかなきゃいけない。
まだまだ「何者」か?と言う問いと向き合っていかなければいけない。
ただ、それはそれで悪いことでもなくって。
その変化が自分に自信を持たせて、より良い生活に繋がっていくんですよね。

むむむ・・・何が言いたいのかって言うと、学生諸君はやりたい仕事がないからって
安易に就職浪人に走る子もいるのかもしれませんが、そういう子ほど、
就職すればいいのになぁ、とも思ったりします。

劇中の隆良(岡田将生)くんを見てそう思ったり。
まぁ、彼は本作で一番成長が見られたかな。
多分、彼は根は素直な男の子でしょうしね。

ただなぁ・・・。

何社、何十社も試験を落とされると言う経験は、なかなか味わうことのない「痛み」だったりもして。
これまで、なんとなくぼんやりと生きてきた学生たちに取って、それは、
とんでもないことなんだよねぇ・・・。

いたたたたた・・・。

とにかく、若き時代の弱さや苦しさが見事に描かれていた本作。

そして、その弱さや苦しさが今の自分にも持っていると言う事実を突きつけた本作。

本当に痺れましたよ!!!!

あとねぇ。

本作って、演出も素晴らしかったんです。
終盤の拓人(佐藤健)が就職活動2年目と言う事実が明かされた瞬間からの、
あのホラー感たっぷりの演出。
すっごい、ゾッとしました。
あと、そこからの劇中劇のような描き方。
あそこも素晴らしかったな。

他にも他にも。

本作は「ツイッターと若者」みたいなものも描かれていました。
僕はブログこそしていますが、ツイッター、インスタ、フェイスブック、そこら辺の類は
全然していなくって。
なので、拓人のSNSを駆使した承認欲求を満たしていく行為は本当に怖いなって。
この今の時代のSNSとの関わり方って本当に怖いなって。
メディアもそうですが、SNSもしっかりと距離をとって、関わり方も上手にしなくちゃ、
心が蝕まれてしまいますからねぇ。
気をつけなくっちゃ。
(まぁ、僕のブログは映画の忘備録だし、読んでいる人も数名なのでそんなに関係ないか(苦笑))

とにかく、書きたいことがいっぱい。

と言うか、誰かとこの作品についてしゃべりたい。

「桐島、部活やめるってよ」の時にも感じたこの感じ。

やっぱり朝井リョウ原作の作品は素晴らしい!!

ただ、本当に心が痺れて痛いんですよねぇ(苦笑)

本作を撮ったのは三浦大輔監督。
初見ですが、他の作品も観てみよっと。

≪点数≫
  9点
                                           (17.10.08鑑賞)

こちら原作。
読んでみようかな。

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No.1384 『幻影師アイゼンハイム』
No1384 『幻影師アイゼンハイム』

2006年制作 米/チェコ
監督:ニール・バーガー

≪キャッチコピー≫
『すべてを欺いても
手に入れたいもの、
  それは君。』

≪ストーリー≫
魅惑的なイリュージョンで、大衆の心をつかむ幻影師アイゼンハイム(エドワード・ノートン)。ある日、彼の評判を聞きつけた皇太子レオポルド(ルーファス・シーウェル)が、婚約者のソフィ(ジェシカ・ビール)を連れて彼のショーを観覧。しかし、アイゼンハイムとソフィの間には、幼い日に身分の違いが原因で引き裂かれた過去があった。

≪感想≫
インクレディブル・ハルク」のエドワード・ノートン主演作。

うーん・・・イマイチかなぁ。

手品師、幻影師のお話なんだけど、少し昔の設定なので、
そこまで、奇術に派手さがなくって。

例えば、以前観た「グランド・イリュージョン」のように
少しいききっても良かったのになぁって。

ただね・・・。

「グランド・イリュージョン」の時に感じたのが、奇術を映画で
観せられると、
「どうせ、映像のマジックでやってんだろうなぁ」
ってちょっと萎えちゃうんですよね。
それなら、もう少し古典的なカードマジッックやらの、器用さで勝負した
マジックも見たかったりね。

とにかく、映画でのマジックはあんまりピンとこなかったり。

あと、本作って、ストーリーもそこまで楽しくなかったんです。
オチも想定内で、考えているオチを超える驚きや結果が描かれていなかったので、
正直、物足りなかったなぁって。

僕は本作を深夜に鑑賞したのですが、何回も寝落ちしちゃいそうでしたもん・・・(苦笑)

欲を言うと、どうせならイリュージョンのオチも教えてほしかった。
もう少し、サスペンス的に盛り上がりを見せてほしかった。
とまぁ、つらつらと。

良いところはねぇ・・・。

エドワード・ノートンは好きな役者さんなので見れて良かったかな。
一人だけ、めちゃくちゃ映えていてカッコ良かったですもん。
もう一人は、警部役を演じていたポール・ジアマッティ。
悪そな顔でしたが、中々の正義の男だったんですね。
ちょっと好きになりましたよ。
どこかで見た顔なんですが、他にはどんな作品に出てんのかなぁ・・・。
調べてみるか。

さてさて。

全体的に物足りなかった本作。

暇つぶしがてらにと言いたいところですが、そこまでも行かなかったかな(苦笑)

1週間後には忘れていそうな一作です!!

≪点数≫
  4点
                                           (17.10.07鑑賞)

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