2017-08-21 Mon

2014年制作 英
監督:ポール・キング
≪キャッチコピー≫
『きっと見つかる、
もっといいこと。』
≪ストーリー≫
ある日、大都会ロンドンのパディントン駅に、真っ赤な帽子がトレードマークの小さなクマが降り立つ。南米ペルーの奥深いジャングルから長旅の末ようやくイギリスまでたどり着いた彼は、右も左もわからない状態だった。思い切って丁重な態度で通行人に語りかけるものの、言葉を話すクマに反応してくれる人はおらず……。
≪感想≫
ペルーの山奥に住むクマのパディントンが昔、この地を訪れたイギリス人の
探検家を探しにイギリスに旅立つっつーお話。
ほっこりほくほく、楽しい家族向け作品でした。
おしゃべりクマの映画といえばやっぱり「テッド」でしょう。
あれもとっても楽しい作品ですが、いかんせんお下劣極まりないネタの
応酬に子供は絶対ダメ!!
本作はスラップスティック調でドタバタしてんだけど、暖かく観れる作品。
テッドも絶妙なルックですが、本作のパディントンはテッドのぬいぐるみ感とは違って
リアル熊ちゃん。
これがすっごいリアルなんだけどとっても可愛らしかったんですよね。
ずっと見ていられるというか。
実は、このパディントンくん。
人間社会になれてないせいか、結構ドタバタとやらかすんですよね。
家を破壊したり街を破壊したりとガチャガチャっとね。
いわゆるトラブルメーカー的な。
正直、その天然向こう見ずな性格にちょいとイラっとしたりもするんだけど、
いかんせん先に書いたキュートなルックなので許せちゃう。
思わずふふふと笑っちゃう楽しさがありましたよ。
例えば、バティントンがスリを追っかけるシーンで傘をパラシュート代わりに街中を
ドタバタやるシーンとかちょっとワクワクしましたもんね。
基本、このパディントンのルックが精巧に描かれていたので一つ一つが違和感なく
楽しむことができたんです。
CG技術も本当に進化しましたよねぇ・・・。
あと、ルックで言えば景色とか街並み、お家のデザインとかも絵本的で
良かったですね。
ちょっと夢のある可愛らしい感じが◎。
少し、ウェス・アンダーソン監督の作品を観ているような。
眺めているだけでも楽しかったな。
あとは、お話についても実はしっかりしていて。
これって、恐らく移民問題にも少し焦点を置いているんじゃないかな。
よそ者に対しての接し方とかさ。
ラストの街並みで流れる歌とか色んな国の名前が出ていて、そんな色んな国の人たちも
混ざって一緒に踊ろうぜ、それがイギリスさ的な歌は、物語のトーンとあっていて、
これまたgood!!
キャラクターについて。
パディントンを迎え入れる家族の成長も良かったですね。
特におねぇちゃんとお父さんは良かったな。
心根がとっても綺麗な家族に、これまたほっこりほくほく。
とても素敵な家族でした。
あと、パディントンを剥製にしようとするボスキャラをニコール・キッドマンが
演じていました。
不覚にも後に気づいたのですが、あの宙吊りシーンって、
「ミッション・インポッシブル」じゃん!!
トム・クルーズじゃん!!
元旦那じゃん!!
ふふふ(笑)
粋な演出!!天晴れ!!
総括。
家族向けの良作。
なんとなくだけど、昔観た「ホーム・アローン」を少し思い出したな。
ドタバタ感とか、ほっこり感とかね。
うん、良作。
いつか、家庭を持ったらもう一度、みんなで観ようっと。
≪点数≫
7点
(17.06.11鑑賞)

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