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No.1348 『フィフス・ウェイブ』
No1348 『フィフス・ウェイブ』

2015年制作 米
監督:J・ブレイクソン

≪キャッチコピー≫
『 ― 』

≪ストーリー≫
人知を超えた知能を誇る生命体アザーズが、地球を4度にわたって攻撃し世界人口の99パーセントが死滅。そんな荒廃した世界で、女子高生キャシー(クロエ・グレース・モレッツ)は離れ離れになった弟の行方を追っていた。アザーズが人間の内部に侵入できるために他人を一切信用できないという状況下で、彼女は一人の男性と出くわす。彼をアザーズではないかと疑いながらも惹(ひ)かれるキャシー。弟が連れ去られた可能性のある基地に二人で向かうが、アザーズによる第5の攻撃が始まろうとしていた。

≪感想≫
大好きクロエ・グレース・モレッツ主演作。

キック・アス」のヒットガールで一気に知名度を上げたクロエさん。

あの小さな女の子がバイオレンスバリッバリのアクションで活躍する姿が
めちゃくちゃかっこよくって。

僕も一気に好きになっちゃいました。

その後も「キック・アス/ジャスティス・フォーエバー」や「キャリー」「モールス」等々に出演。

僕もなるべく鑑賞するようにしてました。

そんな大好きクロエ・モレッツ最新主演作となる本作。

・・・なんだか中途半端だなぁ。

まずお話が中途半端。
観終わって気づいたのですが、本作ってシリーズ物なんでしょうか。
確実に次に続くような終わりかた。
序章が終わりましたよ的なお話。
あまりの中途半端ぶりに海外ドラマの1話目を観た感覚に。
本当にとほほでしたよ。

百歩譲って続編ありきの作品としましょうよ。
それなら1作目なりの作り方があっても良いのではって。
例えばキャラの掘り下げをしておくとかさ。
キャラクターもなんとなく出てきて、なんとなく最後までいて・・・みたいな。
そのせいもあって、ぜんぜん、物語に入り込むことができなかったんですよね。
お話自体もぶつ切りで、テンポよく進んでいく。
それもイマイチピンと来なかったし乗れなかった。

残念無念。

宇宙人侵略ものなのに地味だったのもマイナスポイントかな。
インディペンデンス・デイ」までとは言いませんが、もう少し
派手にドンパチやってくれても良かったのにな。
それとも、次回作以降にとってあるのかしら・・・。
なんにせよ、少し物足りなかったです。

全体的に中途半端という言葉がよく似合う本作。
大好きクロエ・グレース・モレッツが観れたのは良かったけど、
それ以外は・・・。

なので、ファン以外にはお勧めできません!!!!

≪点数≫
  5点
                                           (17.05.20鑑賞)

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No.1347 『ファインディング・ニモ』
No1347 『ファインディング・ニモ』

2003年制作 米
監督:アンドリュー・スタントン/リー・アンクリッチ

≪キャッチコピー≫
『ニモがさらわれた――。
 海中に生きる3兆7千億の魚の中からたった一匹の
  かけがえのない息子を探すために、父マリーンの冒険が始まる。』

≪ストーリー≫
オーストラリア、グレートバリアリーフ。広大な海の中でカクレクマノミの400個の卵が孵化しようとしていた。しかし、無事に生まれたのは母親の命と引き換えに助かったたった1つだけ。父マーリンは、この子を“ニモ”と名付け、同じ悲劇を繰り返さないと誓い過保護なまでに大事に育てていく。そして6歳になったニモに、初めて学校へ行く日がやって来る。しかし、突然の悲劇がニモを襲う。彼は、人間のダイバーにさらわれてしまったのだ。打ちひしがれるマーリンだったが、陽気なナンヨウハギ、ドリーの助けを借りてニモを取り戻す旅へと出るのだった。

≪感想≫
ピクサーアニメ。

制作は2003年か。
当時、結構巷で話題になっていて、子供達に大人気だったという記憶が。
そんで人間がニモを捕まえてっていうお話なのに、映画館の水槽にはクマノミがいるという
映画で描かれている人間と同じ行為をしているというお恥ずかしい事に
なっていたと聞いた事があって、なんだかなぁって思った記憶があります。

さてさて。

さすがのピクサー印。

安定の楽しさで十分に堪能させていただきました。

お話が楽しい。
奥さんとたくさんの子供達を魚に食べられてしまい残されたニモを過保護に育てるマーリン。
その過保護に育てられて、いわゆる箱入り息子のニモ。
この2匹の成長譚が楽しく描かれていて。
なんとなく、普通はどちらか一方の成長を描くお話が多いのですが、
本作はしっかりと2匹の成長を描いていて。
親目線でも見れるし子供目線でも見れるし。

ここら辺はさすがだなぁと。

サブキャラも良かったですね。
マーリンに付き添いニモを探しに行くことになるドリー。
かなりとぼけていてチャーミングなドリー。
一方から見ると傍迷惑な彼女だけど、一方から見ると愛すべきキャラクター。

僕らの実社会にたとえて見てもなるほど納得の設定で。
多種多様な人たちとどう接するのか的なね。

ニモ側のサブキャラ達も良い感じで。
こちらは、安定のグルーブ感と言いますか。
水槽の仲間達はいかにも冒険的な感じで子供向けな設定。
夜の仲間入りの儀式なんてまさに。
心躍りますよねぇ・・・。

あと、僕的楽しかった名シーンはマーリンとカメのクラッシュとの
やりとりの件は良かったなぁ。
アニメーション的な部分も美しくて楽しかったし、子育てとは何ぞや的な
やりとりも押し付けがましくなくって良かった。

カメののんびり具合がキャラクターとお話とが相まって良い感じだったんですよねぇ。

アニメーションでいうとクラゲのシーンも綺麗だったな。

緊張感のあるシーンとは裏腹な感じが◎。

総括。
テンポ良いストーリー展開。
楽しいアニメーション。
老若男女楽しめる設定。

やっぱり素敵なピクサー作品。
満足満足。

≪点数≫
  7点
                                           (17.05.14鑑賞)


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No.1346 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』
No1346 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』

2017年制作 米
監督:ジェームズ・ガン

≪キャッチコピー≫
『銀河の運命は、
彼らのノリに託された!』

≪ストーリー≫
ピーター(クリス・プラット)は“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”のまとめ役として、刑務所で出会ったくせ者たちを率いている。宇宙一荒っぽいアライグマのロケットは、ブツブツ文句を言いながらも小さな相棒ベビー・グルートと共に銀河の平和を守るために奮闘。緑色の肌を持つ美しい暗殺者ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)らと共に行動し……。

≪感想≫
大好きマーヴェルシリーズ最新作。

今回は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズの2作目。
前作が異常に楽しくって、巷でも絶賛の嵐・嵐・嵐!!!!
もちろん僕的にも大満足の1作で2015年のベストに入れました。
ド派手なアクション、楽しいキャラクター達、素晴らしい音楽、
全てにおいて一級品の超娯楽エンタメ大作!!!!

そんな大傑作の続編となる本作。
公開早々に劇場にて観賞してきました。
何やら本作は4DXで観るのが一番良いとのこと。
・・・・・ちきしょーーー!!僕の住む街には4DX上映の劇場がないんじゃーーー!!!
もっと言うとIMAXもないんじゃーーー!!!!
残念無念・・・。

なので、通常の2D字幕にて観賞。

開始早々、最高の連発。
冒頭から多幸感満載でこのままずーーーっと終わらないで欲しいなんて思う始末。
とにかくめちゃくちゃ楽しかった!!!!

愛すべきキャラクター達。
前作のレビューを読み返すと、もっとキャラの掘り下げをしてもらえたら尚良かった的な
事を書いていましたが、本作は前作でキャラの積み上げはできているので、
もう、折り込み済みの彼らを見ているだけで幸せなんです。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々。

スター・ロードことピーター・クイル。
彼の武器がカッコイイんですよねー。
あのフォルムとかなんとも言えないなぁ。
演じたのはクリス・プラット。
本シリーズの印象しかないですが、ファンになりましたよ。

女戦士・ガモーラ。
彼女の武器は剣(ソード)。
体術も見事。
本作では前作から引き続き妹のネビュラとの確執と姉妹の再生が
描かれていました。
この二人のツンデレっぷり、付かず離れず具合がなんとも。

ドラックス。
こいつ、前作でもおバカっぷりを発揮していましたが、本作では
さらにパワーアップ!!!!
彼の言動にはいつも笑わされっぱなし。
劇場では大笑いが起こっていました。
僕も一気にファンになってしまいましたよ。

アライグマのロケット。
憎まれ口は相変わらず。
だけど、それにはちゃんと理由があるんですよねぇ。
性根は心優しい男(オス)。
彼の涙にはいつもつられてグッときますね。

そしてそして、大トリはベビー・グルート!!!!!
もうねぇ、グルートを見ているだけで最高に幸せ!!
めちゃくちゃキュートなルック。
オープニングクレジットでグルートのダンスしているシーンは
今年1番の萌えシーン!!
何回でも観たい。
最初のこのシーンだけでも観る価値はあるぐらい最高の萌えシーン。
その後も、グルートが出てるだけで楽しい楽しい。
このグルートの精巧なフィギュアがあればほっしいなぁ・・・。

サブキャラ達も大活躍。
本作のMVPは何と言ってもヨンドゥ。
彼が主役と言っても過言ではない活躍。
中盤、彼とロケットが船から脱出するシーン。
口笛吹きながら矢を操って敵をなぎ倒していく。
綺麗でカッコイイ。
本作屈指の名シーンです。
そして最後のあの行動。
・・・泣かせるじゃねーか。
メリー・ポピンズの件も最高にカッコよくって笑えたし。
本当に主役級の大活躍。

家族化していく仲間達。
血の繋がりなんて関係ねえ!!俺たちゃファミリーだぜ!!的なスタンスは、
大好き「ワイルド・スピード」シリーズな感じ。
うん!!めちゃくちゃカッコイイじゃん!!!!

アクションについて。
アクションもめちゃくちゃド派手で楽しい仕上がり。
あと、本作のアクションってただ派手じゃなくって視覚的にも凝っていて
見ていてワクワク心踊るんですよね。
イロトリドリの映像ですっごい楽しくって。
これまた観ていながら、
「あぁ・・・最高に楽しいなぁ」
って。
抜群でしたよ。

そして、前作に引き続き音楽も最高!!
70年代ぐらいの音楽が多種多様に流れていて。
しかも、シーンと歌詞をマッチさせているんですよね。
英語が苦手な僕にはノリでしか分からない部分もたくさんあったので、悔しかったぁ・・・。
全部に字幕を付けてくれてもいいじゃん・・・。
とほほ・・・。
それでも最高なのは変わりない!!
サントラ欲しいよぅ・・・。

とにもかくにも。
全てに置いて最高の本作。
前作からの積み上げがあってこそのこの楽しさ!!!!
またさらに彼らが好きになりました!!

ずーーーっとずっと観ていたい彼らの活躍。
終わってすぐにもう一回観たくなる楽しさ。
今年ベスト級の大傑作でした!!!!

もちろん、続編も制作されるでしょう。
楽しみに待ってます!!!!

おっとそうそう。
本作では、シルベスタ・スタローン御大も登場。
しかも今後も絡んできそうな演出。
単体作品としてで出来そうな感じ。
それこそマーヴェル版「エクスペンダブルズ」的な。
こっちも楽しみーーーーーー!!!!

≪点数≫
  10点
                                           (17.05.13鑑賞)
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No.1345 『キャロル』
No1345 『キャロル』

2015年制作 英/米/仏
監督:トッド・ヘインズ

≪キャッチコピー≫
『あなたが私を変えた。』

≪ストーリー≫
1952年のニューヨーク。デパートでアルバイトをするテレーズ(ルーニー・マーラ)は、娘へのプレゼントを探すキャロル(ケイト・ブランシェット)に応対する。優雅で気品に満ちた美しさを誇るも、謎めいたムードもある彼女に魅了されたテレーズ。彼女にクリスマスカードを送ったのを契機に、二人は会っては話をする仲になる。娘の親権をめぐって離婚訴訟中の夫と争うキャロルと恋人からの求婚に思い悩むテレーズ。そんな中、彼女たちは旅行に出掛けるが……。

≪感想≫
アメリカの同性愛をテーマにした本作。

時は1950年代アメリカ。
その時代は、今よりも同性愛についてはもっと閉鎖的だったのかな。

人が人を愛するという普遍のテーマ。
社会的背景は置いといて、やはりその瞬間とか過程は見ていて
とても美しいなぁと感じたり。

特に本作は主役となる二人の女性がとても綺麗でした。
キャラクターも対照的ながら繊細で、描き方もしっかりと立っていたので
余計に見入る事が出来たんです。
ケイト・ブランシェット演じるキャロル。
とても妖艶で芯の強い女性。
もちろん弱さも兼ね備えているが、人として、一人の女性としての
生き方に強さを感じる。
最後の旦那への独白はとってもグッときましたよ。
子供の事も思いつつも一人の人間として告白する。
先に書きましたが、本作の時代は恐らく、同性愛についてまだまだ
寛容な社会ではなくって。
それでも彼女はそれを否定せずこれからの自分のために行動する。
その姿はとても惚れ惚れするほどカッコよかったです。
旦那のグズっぷりも彼女の強さ、素晴らしさに拍車をかけてくれました。
旦那は束縛野郎で、男らしさとはかけ離れたむしろ女々しい男。
そこが、本作のテーマである同性愛と照らし合わせるとなるほどねぇと。
恋愛についてもそうですが生き方についても凛とした思想を持つキャロルは
カッコ良いなって。

ルーニー・マーラ演じるテレーズ。
彼女は何と言っても無垢な感じが素晴らしかった。
ルックも可愛らしくって◎。
キャロルへの憧れから愛情へと変わる過程。
そしてその世間的には間違った感情に揺れながらも抑えきれない感情。
やっぱり、彼女たちには幸せになってほしいなぁと思わずにはいられない。

本作を観ていて一番思うのは、やっぱり好きな人は好きな人と一緒になるのが
一番だということ。
それは、どのような形であれ、やっぱり周りの人がとやかく言うもんじゃない。
特に、本作で取り扱うマイノリティ側の恋愛もそう。
本人同士がこんなにも求め合っているのに、社会のせいでダメになっちゃうのは違うでしょう。

現代社会でもゲス不倫だなんだと、色恋沙汰が叩かれる時代になっていますが、
もう、ほっといても良いんじゃないかなって。
もちろん、記事がでたら興味本位で見てしまいますが、文句を言う人にピンとこないんですよね。
どの立場で言ってんだろうって。

失礼。
ちょっと話がずれてしまいました・・・。

総括。
とにもかくにも主演二人の素晴らしさに持って行かれた本作。
演出についても良かった部分がチラホラ。
カメラワークも特筆すべき部分があって、二人のアップを交互に交互に映し出す。
彼女たちの表情をグッと見入ることができたんです。
少しの時間軸をずらして描く感じも◎。
オープニングに終盤のシーンを少し流し込み過去にさかのぼる。
そこからオープニングシーンへと繋がり、最後の展開へと繋がる。
そこもグッと見入ることができた理由の一つ。
とても丁寧な作品といった印象。
二人の女優の気品や美しさ。
とても満足のいく作品でした。

≪点数≫
  7点
                                           (17.05.06鑑賞)

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No.1344 『ルーム』
No1344 『ルーム』

2015年制作 アイルランド/カナダ
監督:レニー・アブラハムソン

≪キャッチコピー≫
『はじめまして、【世界】。』

≪ストーリー≫
施錠された狭い部屋に暮らす5歳の男の子ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)と、母親ジョイ(ブリー・ラーソン)。彼女はオールド・ニック(ショーン・ブリジャース)によって7年間も監禁されており、そこで生まれ育った息子にとっては、小さな部屋こそが世界の全てだった。ある日ジョイは、オールド・ニックとの言い争いをきっかけに、この密室しか知らないジャックに外の世界を教えるため、そして自身の奪われた人生を取り戻すため、部屋からの脱出を決心する。

≪感想≫
7年間監禁された女性。
彼女はその間、子供を出産し5歳となる息子と外の世界と隔離された
生活を送っていた・・・。

これって実際に起こった事件を基に作られた作品なんですって。
しかもこの実話の方がもっとえぐい事件だったようで・・・。
事実は小説より奇なりというやつです。

さて、本作。
とても良くできた作品でした。

僕は独身なのでもちろん子供がいない訳ですが、この作品を
母となった女性が観たらとてもグッとくる作品なのではないしょうか。
子育ての視点から見てもよくできた作品。
生まれたときから、外の世界を見たことのない息子を
どう育てていくのか。
そして、初めて外の世界に接した息子にどういう教育をしていくのか。
彼女は彼女でずっと逃げられないという環境の中で子供を育てる。
というか息子も彼女にとって唯一の生きる支えなのでしょう。

演出も素晴らしかったです。
息子が初めて外の世界に出た瞬間。
あの空を眺めるシーンからの周りを確認していくシーン。
緊迫しているシーンのはずなのにとてもグッときました。

あと、一つ特筆すべきは警察官が優秀だったということ。
ジャックを保護した女性警官がジャックの片言の言葉で、
彼を信じ、柔軟な対応をしていく。
ちょっと、いくらなんでも感はありましたが、こんな警官ばっかりだと
良いなぁって思えるぐらい。
父親とマスコミの感じもリアリティあったなぁ。
特に、マスコミのテレビリポーター的な女性。
言っている事は間違ってはいないんだけど、なんか、この人の
心を分かっていて踏みにじる感じがなんとも不快で・・・。
もやもやっとね。

本作を観て、親として、子供としてなんて事は思いませんでしたが、
自分に置き換えてみると外の世界に出る事の勇気と必要性を改めて思い知る。
ジャックは初めて外の世界に出る。
ただ、クライマックスで元いた部屋に戻りたいと言う。
そして、一度、昔住んでいた部屋を眺めるジャック。
あんなにも広い部屋だったのに、今はとても狭く感じる。
そして彼は、もうここに戻りたいとは思わなくなる。
彼は成長したのだ。
外のいろいろな事を見て、覚えて、世界を知った。
そしてこれからも様々な事を体験し成長していく。
彼の未来には希望の光が燦々と差し込んでいるように感じた。
これは、実社会に住む僕たちにも言えるのかなって、勝手ながらに
思ったりして。
勇気を出して、いろいろな事を経験して、自分の狭っ苦しい考えを広くしてく。
それが成長へと繋がっていくのかなって。
うーーーーん、無理やりすぎるかな(苦笑)

あと、少し触れましたが、最期に部屋を見にくシーン。
あそこの撮り方が上手いからなのか、本当に昔いた部屋よりもメチャクチャ
狭く感じたんですよね。
ジャック視点で考えるとこんなにも狭い世界で生きていたのかって、より彼の
成長度合いが図れましたよ。

濃厚なストーリーと巧みな演出。
十二分に堪能させていただきました。

おススメです。

本作で主演のブリー・ラーソンはアカデミー主演女優賞を受賞されたようです。
なるほどねぇ・・・。

≪点数≫
  7点
                                           (17.05.05鑑賞)

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No.1343 『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』
No1343 『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』

2016年制作 米
監督:ローランド・エメリッヒ

≪キャッチコピー≫
『あの日から20年。
決戦に備えていたのは、
     人類だけではない。』

≪ストーリー≫
エイリアンによる地球侵略に人類が立ち向かい、およそ30億人もの命を失いながらも勝利を収めてから約20年が経過した。人類はさらなる襲来に備えようと、エイリアンが残した宇宙船の技術を転用した地球防衛システムを作り上げる。2016年7月、そんな人類を試すようにアメリカ全土を覆うほどの大きさを誇るエイリアンの宇宙船が出現。彼らは重力を自在に操る圧倒的な科学力で、ニューヨーク、ロンドン、パリといった都市を次々と襲撃する。猛攻撃は止むことなく続き、人類存続の要であった防衛システムも無力化してしまう。

≪感想≫
先日観た「インディペンデンス・デイ」の続編。
前作からなんと20年も経っているんですね。

なぜに今更・・・なんて思いましたが1作目がすっごい楽しくて、
それこそ何度も見たくらい満足できたので、本作も楽しみにしてました。

さてさて。

・・・なんだこれは、えらく安っぽくなっちゃったなぁ・・・。
恐らくバジェット的には超大作級なはずなのに。
恐らく映像的にもド派手になっているはずなのに。
どうしてこんなにチープ感にまみれているんでしょうか。
とにかくトホホな作品に仕上がっておりました。

演出、世界観について。
前作は現実社会に異星人が突然現れ、人間たちが恐れおののくというお話だったが、
本作は、近未来で前作の異星人の文明を少し参考にできたので、レーザー銃やら
宇宙船やらSF的な武器防具が出来上がった世界。
これがあったから、リアリティがなくなって逆に物足りなかったんですよね。
それならもっとワクワクするような武器や敵キャラ、設定があったろうに。
それが、武器は単なるレーザー銃。
敵は前作同様イカゲルゲ的なルックのダサいやつ。
なんだかなぁ・・・。
例えば前作は、このイカゲルゲ的なやつが少ししか見せなかったこと。
無敵感溢れる敵の強大さ。
そこら辺の見せ方がとっても上手かったんですよね。
本作がそれがとっても下手だったのでやっすい感じに仕上がったのかなと。

あとね、キャラクターがこれまたすっごい安っぽかった。
前作は色んなキャラがしっかりと立っていて、群青劇っぽく描いていたのに対し、
本作は薄っぺらいキャラクターばっかり。
前作のキャラも何人か出てきたのですが、前作のようなキャラ立ちもできていないし、
なぜ、そんな行動に出ているのかまったくピンとこない。
だって、前作の続きなら色々と反省と勉強を踏まえた行動をするだろうに。
それが、全然活かされていなくって!!
ちょっと怒りも覚える始末。
新キャラたちも、正直ピンとこない。
頑張っているのでしょうが、薄っぺら過ぎてまったく行動に共感ができない。
唯一、オッと思えるキャラは二人。
一人は部族的な酋長のキャラ。
あいつのアクション、佇まいは少しだけ好きでしたよ。
もう一人は、親父を助ける子供の一人が、以前観た「ホワイトハウス・ダウン」に出ていた
ジョーイ・キングちゃん。
「こんなに大きくなって・・・相変わらず可愛らしいですねぇ・・・」
なんて、とても嬉しかったです。

とにもかくにも。
全体的に安っぽい仕上がりの作品。
正直、つまんないといっても過言ではないかな。
オススメできないF級超大作でした!!!!

≪点数≫
  3点
                                           (17.05.03鑑賞)


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No.1342 『ワイルド・スピード ICE BREAK』
No1342 『ワイルド・スピード ICE BREAK』

2017年制作 米
監督:F・ゲイリー・グレイ

≪キャッチコピー≫
『 ― 』

≪ストーリー≫
誰よりも仲間を愛し大切にしてきたドミニク(ヴィン・ディーゼル)の裏切りにより、彼らの結束は崩れようとしていた。だが、彼の行動には謎のサイバーテロリスト(シャーリーズ・セロン)が関与していることがわかる。レティ(ミシェル・ロドリゲス)やローマン(タイリース・ギブソン)らはドミニクを取り戻すため、最大の敵デッカート・ショウ(ジェイソン・ステイサム)と手を組むが……。

≪感想≫
大好き「ワイルドスピード」シリーズ最新作。
本作でもう8作目かぁ・・・。
もちろん全て鑑賞しています。

2016年、主演の一人である俳優、ポール・ウォーカーが
交通事故で亡くなるという不幸がありましたが、それでも作品は
しっかりと続けてくれて。
しかも、前作は故ポール・ウォーカーへの餞となる作品に仕上がっていて
とんでもなくグッときたんですよね。
特にラストの締め方は本当に素晴らしかった。

本シリーズについて。
本シリーズってカーアクションも凄いんですが、作品を重ねるにつれて、
他のアクションもどんどん付け足されて陸海空何でもあり、カーアクション、
格闘アクション、ガンアクションとこちらも何でもありの状態に。
それがしっかりと倍増倍増できているからとんでもなく楽しいんですよね。
そして、世界観も楽しい。
「昨日の敵は今日の友」的な少年漫画の王道世界観を醸し出す本シリーズ。
本作でも前作で的だったデッカードが味方になるという荒技。
それはいくらなんでも・・・という気持ちは否めませんが(苦笑)
だって、こいつはファミリーだったハンを殺した奴でもあるんですよ!!
ただ、演じているのがジェイソン・ステイサム!!!
これはこれで良し!!!!
しかも本作では、このデッカードがMVP級の活躍。
肉体アクションに関しては彼が八面六臂の大活躍。
クライマックスの赤ん坊をあやしながらのガンアクションや、
格闘アクションはさいっこうでした!!!!
心踊る、踊る!!!!
この流れでキャラクターについて。
相変わらずのファミリー総出演の本作。
残念ながら先の事情でポール・ウォーカー演じるブライアンは
出てこれませんでしたが時折、名前を出してくれたし、最後の最後で粋な
使い方をしてくれたので、これまたグッときました。
他のファミリーたち。
まずは大好きミシェル・ロドリゲス姉さん演じるレティ。
全体的に年齢を重ねているせいか、肉体アクションが少なく感じましたが、
それでも潜水艦上での男を相手に戦う姿は相変わらず素敵でした。
ローマン&テズの名コンビ。
彼らの掛け合いはもはや定番になってきましたね。
特にローマンの3枚目っぷりといったら(笑)
ただ、本作ではちょっと押さえるところはしっかり押さえていてイケていましたよ。
前作から登場、天才ハッカーのラムジー嬢。
演じているのはナタリー・エマニュエルというお方。
前作の時も思ったのですが、髪型はファンキーですがすっごい美形ですよね。
キャラ的にも天才的な頭脳の持ち主なのでテズとの頭脳的な会話は◎。
今後もファミリーとして定着していくでしょう。
楽しみなキャラの一人です。
ロック様(ドウェイン・ジョンソン)演じるホブス。
先にも少し触れましたが、年齢のせいか少しアクションが少なかったかな。
カメラワークに頼っていたせいもあって、すこーーーーしだけ物足りなかったかな。
ただ、それでもあの猛牛のような格闘は、それこそプロレスっぽくて最高に
カッコ良かったです!!
ヴィン・ディーゼル演じる一家の長、ドミニク。
本作はファミリーを裏切りみんなの敵となる役所。
みんなを裏切り敵対しながらもそこはやっぱりドミニク様。
悪党なのにどこかでヒーローの佇まいを残しつつ魅せるところはしっかりと魅せる。
安定のカッコ良さでした。
本作の敵はこれまた天才ハッカーのサイファー。
演じたのはシャーリーズ・セロン。
シャーリーズ・セロンといえば「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の女戦士フュリオサ!!
本作では冷血なヴィランを演じておられました。
彼女に関しては今後もヴィランとして出てくるとの事。
これまでの流れからいくと、そのまま仲間に!?なんて思いますが、さすがに
それは無いよなぁ・・・。
とまぁ、各キャラは相変わらずの立ちっぷり。
特に1作目から観ている僕にとっては、もう彼らのキャラは積み上げられているから、
「よっ!!待ってました!!」
ってなもんで。
数年に一度の同窓会に参加しているかのごとく、思い入れのあるキャラたちの
活躍を眺めております。

アクションについて。
少し書きましたが、本シリーズは、もともとはカーアクションが主流の作風でしたが、
ここまでくるとなんでもあり。
本作でもスタートすぐにメイン級のカーレースをおきつつ、そのあとは街あり、
空あり、海ありとどこでもド派手なアクションを繰り広げています。
鉄球カーアクション、雨のように車を降らせるアクション、潜水艦やスノーモービル、
戦車的なアクションまで。
どれもこれもド派手なアクションでお腹いっぱい!!!!
映画館で観てこそのド派手なアクション。

ストーリーについては、まぁ、あってないようなもの。
とりあえずこのメンバーを見る事ができて最高なわけです。
先にも書きましたが、長い間続けていると、どうしても年は取っていくわけです。
格闘アクションに関してはやっぱり前作、前々作の方がすごかったかな。
各キャラのタイマンシーンも昔の方が多かったような。

でもでも。
やっぱり大好き本シリーズ。
これからもド派手なアクション。
そしてファミリーの絆を見せてください!!!!
続編を楽しみに待っておりますぞ!!!!!

≪点数≫
  9点
                                           (17.05.02鑑賞)
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No.1341 『インディペンデンス・デイ』
No1341 『インディペンデンス・デイ』

1996年制作 米
監督:ローランド・エメリッヒ

≪キャッチコピー≫
『 ― 』

≪ストーリー≫
7月2日。何の前触れも無く世界中の上空に姿を現した直径24キロに及ぶ巨大UFO。混乱の中、元戦闘機のパイロットであるアメリカ大統領ホイットモア率いるアメリカ・サイドは、交流を求めるためUFOとの交信を試みる。が、UFOからの容赦ない攻撃が開始され……。

≪感想≫
1996年公開の本作。

ド派手な予告、CMに楽しみに映画館で鑑賞したのを覚えています。
昨年、20年ぶりに新作が公開されたとのことで、復習がてら鑑賞。

大味ながら抑えるところは抑えている楽しい作品でした!!

映像について。
とにかくどデカイ宇宙船。
とんでもなくでかくって、その上、バリアまで張られているというこの無敵感。
それまで、ここまで派手な映像を映画館で観たことなかったので、
とんでもなく興奮したのを覚えています。

キャラクターについて。
本作は、結構登場人物が多くって、各キャラにしっかりと見せ場を作ってくれたのも
良かったですね。
元空軍の若手大統領。
彼のクライマックスのあの演説は、いつ聞いても鳥肌が立ちます。
それまでの感情の積み上げや、周りの人たちの表情、音楽、全てが
あのラストの
「今日が独立記念日(インディペンデンス・デイ)だ!!」
の一言に集約されてしびれ上がりました。
本当に名シーンです。
ダメダメ酔っ払いオヤジのラッセル・ケイス。
こいつがまた、泣かせるんだよ。
最後のあの特攻シーン。
茶目っ気たっぷりに
「久しぶりの俺だぜー!!」
的な特攻シーンにはグッときました。
彼の子供達も良かったな。
何気に娘のボーイフレンドとのやりとりも微笑ましかったし。
他にも、主役級のスティーブン(ウィル・スミス)やデイビッド(ジェフ・ゴールドブラム)は
言わずもがな。
彼らの周りの人たちも良かった。
デイビッドの親父も良かったですね。
何気に彼が今回の敵をやっつけるMVPだったんじゃあないでしょうか(笑)
スティーブンの子供も愛らしくってルック的に◎。

ストーリーについて。
例えば、大統領がいくらなんでも現場から離れるってことはないだろう・・・。
例えば、他の国たちと共同戦線を張っているとはいえいくらなんでもアメリカ主導すぎるでしょう・・・。
例えば、全世界規模で起きているはずなのに、意外にミニマムな世界観すぎるんじゃない・・・。
例えば、クライマックス、宇宙船で宇宙に飛び立つんだけど簡単すぎるんじゃないかい・・・。
等々。
粗挽きすぎる点は数え挙げればきりがないってなもんで。
ただ、一つ一つ、ちっさな楽しさやベタな積み上げがあったから最後まで楽しく観ることができたんです。
このツッコミどころもこの感想を書いている今、思いついた訳で。
観ているときは全然、気にならなかったんですよね。
派手な映像、演出も相まってとても楽しく鑑賞できました。

さてさて。
続編は、ストーリー的にも続編なのかな。
本作のあいつやあいつはしっかりと登場してくれるのでしょうか。
楽しみですなぁ・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (17.04.30鑑賞)


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No.1340 『ブラック・スワン』
No1340 『ブラック・スワン』

2010年制作 米
監督:ダーレン・アロノフスキー

≪キャッチコピー≫
『純白の野心は、
やがて漆黒の狂気に変わる…』

≪ストーリー≫
ニューヨーク・シティ・バレエ団に所属するバレリーナ、ニナ(ナタリー・ポートマン)は、踊りは完ぺきで優等生のような女性。芸術監督のトーマス(ヴァンサン・カッセル)は、花形のベス(ウィノナ・ライダー)を降板させ、新しい振り付けで新シーズンの「白鳥の湖」公演を行うことを決定する。そしてニナが次のプリマ・バレリーナに抜てきされるが、気品あふれる白鳥は心配ないものの、狡猾(こうかつ)で官能的な黒鳥を演じることに不安があり……。

≪感想≫
バレリーナが念願の主演をゲットするも、そのプレッシャーに
押しつぶされ徐々に心が崩壊していくっつーお話。

主演は「スター・ウォーズ」シリーズや「クローサー」の
ナタリー・ポートマン。

彼女は本作でアカデミー女優賞を受賞されたようで。

その受賞の名に恥じぬ素晴らしさ!!
本作は圧倒的に彼女の魅力、というか圧巻の存在感が抜きんでておりましたよ。
徐々に壊れていく女性。
というか、すでに壊れている女性、少女を見事に演じておりました。
エロス的なシーンも文字通り体当たりで演じておられました。

クライマックスの黒鳥のシーンは本当に素晴らしかったです。
バレエを知らない僕でもバレエを魅力的に感じてしまいましたもん。

本当に圧巻の一言。

彼女だけでも観れただけで良しとしたいぐらい。

さてさて。

ストーリーについて。
先に書いたように、徐々に崩壊していく一人の女性。
幻聴が聞こえたり、幻覚が見えたりと迫り来るプレッシャーに押しつぶされていく。
ただ、彼女の場合は原因は役のプレッシャーだけでなく、母親からの過度な期待や
束縛、少しだけ歪んだ愛情も強く影響されているようで。
バレエダンサーってそもそもが華奢で線が細いルックなので、余計に弱々しくて
痛々しく見えたんですよね。

この母親がまた怖かった。
彼女は、昔、バレエダンサーでニナを妊娠したから夢を諦めた女性で。
彼女自体がそこまで上に上がれていないからか、実際にニナが主演をゲットした際に、
上手に喜んであげきれない。

ニナの心が壊れてしまった際に、あっさり、役を手放すよう仕向ける。
ここら辺が、実は娘への愛情と、バレエダンサーとしてのプライドみたいなものが実は、
ぶつかっていたんじゃないのかなと。

娘が主役をとって嬉しいんだけど悔しいみたいな・・・。

この母娘の関係もなんともホラーで怖かったです。

演出について。
本作ってジャンルで言えばホラー・サスペンスなのかな。
カメラワークもニナのすぐ側からの視点で撮っていて、すっごい臨場感が溢れていたし。
他にも、幻覚シーンを多用していたし。
正直、内容については少しアートチックな部分もあって、よくわかんなかった部分もあったり。
ただ、こういう分野、感性で戦っていくアーティストの方達にはあるあるなのかな。
昔観た「π」という作品をを少し思い出したり。
と思ったら、こちらもダーレン・アロノフスキー監督でした。

理詰めで生きる平凡な僕には分からない世界です・・・。

とにもかくにも。

本作のナタリー・ポートマンには本当に脱帽です。
特にクライマックスの黒鳥シーンは圧巻ですぞ!!
エロスシーンも含まれているので万人にはお勧めしませんが、彼女のファンには
おススメです!!

≪点数≫
  8点
                                           (17.04.29鑑賞)

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