2017-06-12 Mon

2013年制作 邦
監督:佐藤 東弥
≪キャッチコピー≫
『その力は、正義か、破壊か――』
≪ストーリー≫
21世紀初頭。謎の侵略者によって、たったの17日間で地球の半分が壊滅的な被害を受ける。侵略者から地球を守るため、“石”という特殊な結晶体の力を引き出せる適合者が集められる。適合者は800万人に1人。施設に集められた適合者は特殊エージェントとしての訓練を受け、石を操る忍者、ガッチャマンとして侵略者と戦うべく立ち上がる。
≪感想≫
タツノコプロの人気アニメを実写化。
アニメが1972年放映なんですって。
僕が生まれる前だ・・・。
そりゃ見たこともないわけで。
ただ、懐かしの映像とかで見たことはあるし、ガッチャマンの
ヘルメットのフォルムとかが僕的にはカッコ良くって、子供のころ
マンガを描いていたかな。
さてさて、実写版の本作は・・・。
・・・・こりゃ、駄作中の駄作だ!!
まず、映像がとってもチープ。
冒頭、つかみと言わんばかりに、敵のでっかいタイヤ系のメカとガッチャマンたちが
街中で派手な大立ち回りをするシーン。
CGを使っているのですがこれがまたとっても安っぽく見えて。
おそらく「アベンジャーズ」のようなド派手なアクションを作りたかったのだろうが、
いかんせん予算が足りないんでしょうね。
すっごいチープ感。
それならそれでできることもありそうなのに作り手の意気込みを感じられない。
例えば、タイヤ型のメカが街に降り立った時、人たちのパニック具合が全然、
怖くない。
もっと、以前観たゾンビ映画の傑作「アイアムアヒーロー」のようなパニック感を出して欲しかった。
だって、本作の設定って人間たちはメカ軍団に迫害されて今の状態にあるわけで。
それが、こんな緊張感のない生活になりますかねぇ・・・。
それこそ、「ターミネーター4」的な世界観になりそうなものだが・・・。
なんでしょうねぇ。
ここら辺も適当に作っている感がありありとしていて。
あと、ガッチャマン達が街中を飛び回るシーンもダサかったな。
「スパイダーマン」のようにカッコ良い感じに作りたかったのでしょうが、
なんかパッとしないというかこれまた安っぽいと言いますか・・・。
とにかくダサいという言葉が一番適切かな。
それなら、肉体的なアクションでカバー!!
と言いたいところですが、これまたイケていない。
俳優さん達ももっと頑張って殺陣の練習をしてくれよぉーーーー!!
これまた以前観た「るろうに剣心」シリーズのアクションはもっとカッコよかったぞ!!!!
本作のような作品はアクションで引っ張らないといけないのに、それがてんでダメダメなので、
本当に観ていて苦痛でした。
キャラクター、ストーリーについて。
これまた突っ込みだしたらキリがないくらい、ザラザラした人物描写とお話。
例えば、主人公のガッチャマンことケン。
こいつがまた行動がコロコロ変わって良く分からない奴で・・・。
任務に忠実に行動する奴かと思えば、急に仲間を助けるために行動する。
あんなに冷たい奴だったのに、いきなり熱い奴になる。
こいつはサイコパスなんじゃないかと思うくらい、良く分からない男でした。
コンドルのジョーとの関係性も薄っぺらいし。
子供のころからあんなに仲が良いのに、いきなりこんな関係になりますかね。
自分の愛した女性に対してもよく考えると酷すぎるでしょ。
あの流れからいくと、どうにかして助ける方法をまず考えるんじゃないのかい。
だって、これまでの任務優先から仲間優先になったんだよ。
それが、あっさりやっつけるって・・・。
こいつ、本当に何を考えているんだか・・・。
コンドルのジョーにしてもそう。
愛した女性や親友に対しての接し方が謎すぎる。
他のメンバーにしても言わずもがな。
ジュンはただのケンの追っかけだし、甚平はIT坊やなんだけどどこか詰めが甘い。
竜もそんなにすごい活躍しなかったし。
そもそもこのガッチャマン達の凄さが伝わらない。
地球を救うヒーローなんですよね!?
こんな奴らに地球は救えないぞ!!!!
あとねぇ・・・ガッチャマン達を統括する南部博士。
こいつがまた悪そうな顔なんですよね(苦笑)
実はこいつが真の黒幕なんじゃないかって思いながら最後まで鑑賞していました。
本当にツッコミを挙げだすとキリがない。
ギャグ要素も入れてはいるものの、トーンが少し重めなので、全然面白くない。
絶えず、沈んだ感じで面白くない。
先に書いている通りアクションでもカバーできていない分総じて面白くない。
本当に残念無念の作品でした!!!!
良かったところは1つだけ。
主題歌はカッコ良かった!!
BUMP OF CHICKEN最高!!
≪点数≫
2点
(17.04.16鑑賞)
こちらアニメ版。
興味あります。

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