2017-05-01 Mon

2016年制作 米
監督:ジョン・M・チュウ
≪キャッチコピー≫
『ド派手なイリュージョンで、
巨大な悪を暴く。』
≪ストーリー≫
アトラス(ジェシー・アイゼンバーグ)がリーダーのマジシャン集団、フォー・ホースメン。イリュージョンショーを繰り広げては不正に搾取された金を奪取してきた彼らが、再び出現し注目を浴びる。しかし、新たなショーでハイテク企業の不正を暴こうとするが、何者かによってイリュージョンは失敗に終わる。その裏に、ウォルター(ダニエル・ラドクリフ)という天才ハイテクエンジニアの存在があった。
≪感想≫
以前観た『グランド・イリュージョン』の続編。
前作の公開が3年前か・・・。
レビューを読み直したもののストーリーはほとんど覚えていなく、まぁまぁな作品と言った記憶。
壮大なイリュージョン的な演出は映画館で観て良い作品だったのかもね。
さてさて。
前作のストーリーはあいまいですが、これまたそれなりに楽しめる作品に仕上がっていました。
良かった所。
ストーリー以外の部分。
前作では、めちゃくちゃなイリュージョンにいくらなんでもそりゃないだろ的な気分になったんですが、
本作では、それの種明かしをしてくれたので、なるほどなるほどと。
僕は理系だからと言うのもあって結構、理屈と答えを知りたがると言いますか。
その気分をしっかりと埋めてくれたので楽しく観る事ができました。
ただ、雨を止める奇術にはいくらなんでも壮大すぎやしないかいなんて思いましたけどね(苦笑)
中盤、チップを盗みに行くシーン。
緊迫したシーンは『ミッション・インポッシブル』1作目のイーサンの宙吊り侵入シーンを思い出したり。
1枚のカードをみんなで隠し隠し盗み出すシーンは観ていてテンションが上がりました。
あのマジックは努力次第で何とかなりそうな気がして、
「おぉ!!こいつらやりおるなぁ・・・・。」
って。
あと、これまた中盤にマーク・ラファロ演じるディランが敵集団とバトルするアクションシーン。
あまり、動けていない感じもするんですが、アクションのいちいちがマジックっぽくて
カッコ良かったんですよね。
敵を惑わせて鏡に映るディランに突っ込ませたり。
透明ガラスに突っ込ませたり。
アルコールを使って火を噴いたりと、多種多様な攻め方。
とっても楽しかったですよ。
演出については前作をはるかに上回って楽しかったです。
ただねぇ・・・。
ストーリーについては相変わらずと言うか。
思いっきり後付け感が否めなくって。
すっごい大オチを言いますが、本作、前作の敵キャラが実は味方だったんですよね。
これがイマイチピンとこなくって。
前作の事は殆ど忘れているとは言え、あんなにもしのぎを削りあった相手が、
実は味方でしたと言われてもねぇ・・・・。
なんか違うんだよな感がハンパない。
とほほ・・・・。
中盤に出てくる「ジ・アイ」のメンバーの行動にもピンとこない。
そもそも、今回の事件ってディランを成長させるための事なのかと思うと、それなら
もっとやり方があるのでは??と思ったり。
回りくどくって、無理矢理ドラマチックにしている感じがちょっとなぁって。
これまたとほほ・・・。
総括。
前作よりはとても楽しかった本作ですが、ストーリーはもう一つ。
あとは、やっぱり映画館で観ても楽しかったのかもなぁって思いました。
残念!!!!
余談・・・やっぱり催眠術師は無敵じゃん!!!!
≪点数≫
6点
(17.01.20鑑賞)

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