2017-03-01 Wed

2015制作 米
監督:ジョン・ワッツ
≪キャッチコピー≫
『ガキども――
遊びは終わりだ。』
≪ストーリー≫
家出中の少年トラヴィス(ジェームズ・フリードソン=ジャクソン)とハリソン(ヘイズ・ウェルフォード)は野原を歩いていたとき、無人のパトカーを見つける。二人は面白半分に乗り回し、車内で見つけた銃や防弾チョッキで遊んでいたところ、車を盗まれたことに気付いた持ち主の保安官ミッチ・クレッツァー(ケヴィン・ベーコン)から無線の警告が入る。その異様な口調に驚いた少年たちは、やがて車のトランクに隠された秘密に気付き……。
≪感想≫
B級感あふれる良作。
アメリカのド田舎。
家出した少年2人が、放置されたパトカーを発見。
ふざけて乗り回すも実は、悪党警官(ケビン・ベーコン)の物だった・・・。
悪徳警官を演じたのはケビン・ベーコン。
なんでしょう、この悪党フェイス(笑)
いかにも、悪いことやっていそうな顔で、出てくるだけで身震いしてしまう程。
ただ、本作のベーコンは悪いやつなんだけど、どこか抜けているというか。
パトカーが盗まれてからの行動がちょっとコミカルで。
カリスマ的悪ではなく、街のこズルい悪党っぽい感じ。
のっぱらを走っているシーンは少し笑えましたもん。
ただ、外道ではあるんですよね。
パトカーを探すためには色んな知恵を使って、探し当てていきます。
良いキャラクターでした。
パトカーを盗む悪ガキども。
彼らも、悪ガキと言うかイタズラの延長にパトカーを盗んだと言った感じ。
基本はやっぱりまだまだ子供。
見た目も性格も凸凹コンビっぽくて最高に愛らしい。
どこにでもいそうな田舎の子供。
ストーリーがとっても良かったです。
良い意味で想像と違ったというか。
先に書きました、何の変哲もない家出をした子供が、ほんの些細なきっかけで、
事件に巻き込まれていく。
子供達に何の悪気もないんです。
興味だけで行動していて。
クライマックスも見事でしたね。
まさかそんな着地をするのかと。
スカッとすることもなくカタルシスがある訳でもない。
ただどんよりと漂う空気感。
鑑賞後思ったのは、家出は良くない!!(笑)
人の物を盗ってはいけない!!(笑)
あとはケビン・ベーコンには近づくな!!(笑)
ぐらいかなぁ(苦笑)
ちょっと切なさの残る良作でした。
≪点数≫
7点
(16.12.03鑑賞)

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