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No.1293 『クリーピー 偽りの隣人』
No1293 『クリーピー 偽りの隣人』

2016年制作 邦
監督:黒沢 清

≪キャッチコピー≫
『あの人、
お父さんじゃありません。
全然知らない人です。』

≪ストーリー≫
刑事から犯罪心理学者に転身した高倉(西島秀俊)はある日、以前の同僚野上(東出昌大)から6年前の一家失踪事件の分析を頼まれる。だが、たった一人の生存者である長女の早紀(川口春奈)の記憶の糸をたぐっても、依然事件の真相は謎に包まれていた。一方、高倉が妻(竹内結子)と一緒に転居した先の隣人は、どこか捉えどころがなく……。

≪感想≫
なんじゃこりゃ!!
こんな雑なストーリーはひっさしぶりだなぁ。

良かった所は1点だけ。
それは・・・香川照之力爆発!!
なんでしょう、彼自身の中で、その行動は正当なことで、周りの人なんて関係ない。
自分の思うとおりに、ただ生きているだけ。
不信感もハンパないし最高のサイコパスキャラでした。
先日観た「ヒメアノ~ル」の森田剛君もなかなかのもんでしたが、理由がわからない分、
本作の方がより怖かったです。
彼がなんでこうなってしまったのか、こういうことをするのかが全く描かれていないんです。
普通は、この描き込みでは物足りなさを感じるのですが、本作の場合はそれが良かったなって。
怖さ倍増で、もう少しコイツの事を見ていたいとさえ思ってしまいましたよ。
とにかく恐ろしい男でした。

良かった所はこんぐらい。
あとはダメダメ。

一番ダメな所は、謎の男(香川照之)以外のキャラの行動がおバカすぎ!!!!!!
主人公の高倉。
コイツの行動がバカすぎてバカすぎて。
コイツもサイコパスなんじゃないかと思うくらい。
例えば、昔の事件の生存者の娘への対応。
めちゃくちゃぞんざいに扱っているし・・・。
そもそもコイツは心理学的な勉強もしているんでしょう。
サイコパスの研究をしているみたいでしたし・・・。
それが、他人や家族に対してああいう態度を取るかねぇ。
コミュニケーション能力ゼロかと思うくらいダメダメでした。
あと、謎の男に対する行動も雑すぎ!!
怪しいのであれば。
元刑事なのであれば。
以上犯罪者を専門としていたのならば。
もっともーーーーっと、巧い対応があったでしょうに!!!!
思い返すともやもやいらいら。

高倉の嫁。
なんで謎の男に洗脳されてしまったの??
あんなに不審に思っていたのに・・・・なんで??
序盤のシチューを持っていく件もなんでだろう??って・・・。
まったく納得がいきませんでした。

謎の男の娘。
彼女は唯一平静を保てていた人間。
あんなに隙だらけの男であればもっとやりようがあったろうに。
あそこまで、謎の男に洗脳されているのかが全く分からない。
ぜんっぜんピンときませんでした・・・。

そしてそして・・・・。
一番ダメなのは警察官全般!!!!!
もうねぇ、こいつらはすっごい無能!!!!
例えば、簡単に取調室から逃がし過ぎ!!とか。
例えば、謎の男の真相に近づいた高倉の後輩野上。
彼も、謎の男に不用意に近づきすぎ!!とか。
例えば、謎の男に疑いがかかっているのに無視し過ぎ!!!とか。
とにかく、一つ一つの行動が納得いかない。
何のために君たちはいるんだ!!!!!!
もうねぇ・・・怒りと言うか呆れると言うか。
これで、一気に点数が下がってしまいました。

とにもかくにも。
香川さんの怪演は素晴らしかった!!
ただ、その他の人々は全然ダメ!!
本当にトホホな作品でしたよ。

≪点数≫
  2点
                                           (16.12.02鑑賞)

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No.1292 『ターミネーター:新起動/ジェニシス』
No1292 『ターミネーター:新起動/ジェニシス』

2015年制作 米
監督:アラン・テイラー

≪キャッチコピー≫
『遂にアイツが帰ってくる!』

≪ストーリー≫
2029年、ロサンゼルスでは人類抵抗軍が人工知能による機械軍との戦いに終止符を打とうとしていた。1997年、機械軍による核ミサイルで30億人もの命が奪われた“審判の日”以来の悲願がかなうときが目前に迫る。一方機械軍は、抵抗軍のリーダーであり、驚異的な力を持つ予言者ことジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)を生んだ母サラ・コナーを亡き者にすべく、1984年にターミネーターを送り込み……。

≪感想≫
「ターミネーター」シリーズ第5弾。
現時点では本作が最新作。

本作は巷では1・2作目に続く真の3作目と謳われている作品で。
なるほど納得。
1・2を意識した作品に仕上がっておりました。
序盤は1作目と同じような状況。
未来から若々しいターミネーター登場。
なんと、若き日のシュワちゃんが!!
構成もセリフも殆ど一緒で見た目も同じ。
ただし・・・。
ここから、おじさんシュワちゃんが登場して青年シュワちゃんをとっちめる。
少しずつ少しずつ、1・2作目から変わっていく展開に思わずドキドキ。
そして、次は未来からカイル・リース登場。
このシーンも1作目とほとんど同じ構成。
ただし・・・。
ここから、イ・ビョンホン演じる2作目の敵T-1000が登場。
またもやこれまで観てきた「ターミネーター」とは違っていて。
スンゴイ、楽しく観る事ができました!!
ただね・・。
ちょっとだけ物足りなかったのは、T-1000の怖さ。
2作目のあの不気味さが伝わってこなかったんですよねぇ・・・。
俳優のせいなのか演出のせいなのか。
怖さも殆どなかったし・・・。
そこは残念でした。

キャラクターについて。
本シリーズはシュワちゃんが主役なのでそのカッコよさは安定のクオリティ。
ただ、前作ぐらいからちょっと人間よりなっているんですよね。
本作でも少し感情みたいなものが見え隠れして、2作目の感じが薄れていて。
もう少しメカメカしているシュワちゃんが好きです。
ただ、やっぱりあのブス笑顔には笑っちゃいましたけどね。
そして、ヒロインのサラ・コナー。
僕的にはこれまでのリンダ・ハミルトンより本作のエミリア・クラークが好きだなぁ。
少し、リンダ・ハミルトンに寄せているのか面影もあったしね。
ちょっと、「ワイルド・スピード」のミシェル・ロドリゲスにも似ていたし。
カッコいいし美人だし言う事ないっす!!
性格的にも、以前までの壊れた感じではなくって逞しさを前面に出していて、
少しだけ弱さも見え隠れするキャラがルックとも相まって◎。
素敵なヒロインでした。
未来からサラを救いに来るカイル・リース。
彼は、サラとは逆に1作目の方がカッコ良かったです。
本作のカイルはちょっと二枚目マッチョ感があって少し鼻についたかな。
1作目と違って自分がジョンの父親である事を理解するのも、ちょっとなぁって。
何も知らないままサラを助けるのがカッコいいのになって。
演じた俳優さん(ジェイ・コートニー)も初見だったので特に、という感じです。
と思ったら、ジェイ・コートニーは以前鑑賞した「スーサイド・スクワッド」の
キャプテン・ブーメランなんですって。
全然、見た目が違うじゃん!!!!
ありゃりゃ。
ジョン・コナー。
彼が一番、本シリーズで変貌を遂げたのではないでしょうか。
2作目では美少年。
3作目ではへっぽこ男。
4作目で逞しい戦士になり、本作ではついにターミネーターに(苦笑)!!
かわいそう過ぎる(苦笑)。
しかも本作でジョンを演じたのはジェイソン・クラーク。
なんだ、この悪そうな顔は!!
いかにも悪党っぽいフェイスである意味ハマリ役でした。

ストーリーについてはタイムパラドックス物なので、続けば続く程、矛盾点は生じるし。
正直、訳が分からなくなってきて思考が停止した場面もちらほら(苦笑)
一応、お話はまだ続くのかな。
そもそも、シュワちゃんがなぜ過去に送られてきたのか分かんないまま・・・だったよね??
この調子でいくと、サラの両親のお話でもできるし、その先代、またその
先代を殺せば・・・なんて事も考えられる。
こりゃもう、一生続ける事ができるんじゃん(笑)

とにもかくにも。

これまでシリーズを観てきて、改めて2作目が素晴らしかったと思える今日この頃。
私的順番は2作目>1作目=5作目>3作目>4作目。
といったところでしょうか。

次回作・・・楽しみに待っておりますよ!!!!

≪点数≫
  7点
                                           (16.12.01鑑賞)

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No.1291 『ターミネーター4』
No1291 『ターミネーター4』

2009年制作 米
監督:マックジー

≪キャッチコピー≫
『どこで誰が、未来を変えたのか?』

≪ストーリー≫
“審判の日”から10年後の2018年。人類軍の指導者となり、機械軍と戦うことを幼いころから運命づけられてきたジョン・コナー(クリスチャン・ベイル)。今や30代となった彼は、人類滅亡をもくろむスカイネットの猛攻が開始されようとする中、ついに人類軍のリーダーとして立ち上がることになる。

≪感想≫
「ターミネーター」シリーズ第四弾。

いよいよ本シリーズも4作目まできました。
1作目、良作。
2作目、傑作。
3作目、駄作。
さて本作は。

あれ・・・思っていたのと違う!!
これって、ターミネーター???

これまでのターミネーターシリーズとは全然違ったテイストの作品に仕上がっていました。
まず世界観。
これまでの作品は現代的な世界観だったのに対し、本作は未来の荒廃した世界。
核爆発後のアメリカ。
おっと、この感じは大好き「マッドマックス」的な!?
なんて思いましたが、そこまでは凝っていなかったので、激ハマリすることは無かったです。
物語の展開の仕方。
前作までは未来からターミネーターが、ジョン・コナーらを殺しに来るというお話だったのに対し、
本作はジョンがそのままの世界でターミネータ軍団と戦うというお話。
敵キャラについて。
これまでは、人型のターミネータに対し、本作はいかにもメカメカしているターミネーター集団。

とまぁ、挙げている通り、これまでの作品とは全然違った感じなので、
別物として観ると楽しめる可能性はあるのかな。

僕的には1・2作目がとても好きなので本作はちょっと物足りない、と言うか別物としても
イマイチでした。

まずは良かった所。
メカがとてもカッコ良かった。
本作の敵さん達は完全なるメカ使用。
それのルックがけっこうイケていたんですよね。
特にですが、バイク型のターミネーター。
スタイリッシュで登場シーンもイケていたんです。
「うわ!!これ欲しいーーーーー!!」
なんて思った始末。
とても素敵でした。

んんーーー、良かった所はこのぐらい・・・かな。

あとはダメダメ。
例えばキャラについて。
ジョン・コナー。
前作の続きのはずなのにキャラが変わり過ぎ!!!!
逞しくなり過ぎ!!!!
前作であんなにひ弱でダメ男だったのに、今や武器も使いこなす凄腕の戦士に。
いくらなんでもありえないでしょう・・・。
ジョンの奥さんであるケイトも。
前作とはうって変わっていっぱしのレジスタンスになっていました。
まぁ、身重のため活躍まではしませんでしたが、ちょっとねぇ・・・。
新キャラ、マーカスの立ち位置もピンとこなかったな。
彼はターミネーターなんですよね。
シュワちゃんのT-800よりも前に作られた型なんですよね。
なんだかなぁ・・・。
そもそも、コイツは敵側なのに、どうして敵はガンガンにマーカスを
殺そうとしているの??
認識はしているシーンもあったのに全力で殺しに行くのは何故なのでしょうか。
このキャラクターに関しては行動、周りの対応に関して「???」が多々ありました。
ジョン・コナーも彼に対する扱いがちょっと変だったんです。
ジョンは、過去に色んなターミネーターと出会っているのに、マーカスに対しての対応は、
初めての感じがハンパなく、いくらなんでもその対応力の無さはないだろう!!ってね。
キャラに関しては、前作くらいからちょっと雑になってきているように感じました。

総括。
ターミネーターシリーズの作品なのですが、世界観はこれまでと全く別物。
観た事ありませんが、トランスフォーマーってこんな感じなのかなって。
単純明快な「ロボット対人間」になってしまったなぁ・・・。
それを考えると1・2作目は単なるSFアクションではなかったんですね。
特に1作目は、アクション弱めのサスペンス作品と言っても良いかも。

さて、次回作で今の所、最新作かな。
大好き、シュワちゃんが帰ってきています。
楽しみーーーーーー!!

≪点数≫
  4点
                                           (16.11.27鑑賞)

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No.1290 『ターミネーター3』
No1290 『ターミネーター3』

2003年制作 米
監督:ジョナサン・モストウ

≪キャッチコピー≫
『恐れるな。未来は変えられる。』

≪ストーリー≫
コンピュータ“スカイネット”が支配する未来社会から送り込まれたT-1000の襲撃を、T-800の身を挺した活躍で乗り切ったジョン・コナー。それから10年、“審判の日”は回避されたかに思われ、彼は新たな人生の目的を見つけようと放浪の旅を続けていた。そんなある日、突如として新たな刺客“T-X”が送り込まれてくる。女性のボディを有しT-1000をはるかに上回る性能を持つT-Xは、“リスト”にある人間たちを次々に抹殺し始めた。再びマシーンとの戦いに身を投じるジョン。そんな時、彼の前にあのT-800と同じ形状のターミネーターが姿を現わした…。

≪感想≫
「ターミネーター」シリーズ第三弾。
前作が大傑作だった本シリーズ。

実は私、ここからは未見の領域。

巷の話題では、本作は駄作との噂もちらほら。
ワクワクしながら鑑賞させてもらい間ました。

・・・うん、噂に違わぬダメ作品だ!!

ダメだったところ。
キャラがイマイチだった。
本作の主役は大人になったジョン・コナー。
昔、あんなに修羅場を潜り抜けて精神的にタフになったはずなのに、てんでダメダメな奴に。
冒頭、自殺をしようとする始末。
いくらなんでもダメダメ過ぎるでしょ。
最後の最後まで、そこまでの成長も見られなかったしね。
ヒロインである、ケイトもイマイチでしたね。
前作までの戦うヒロイン、サラ・コナーが本作では登場せず。
それならその役目をケイトがしてくれればと期待しましたが、ただ、ワーキャー騒ぐだけの
女性に仕上がっていて、ちと、げんなり。
もったいないですね。
その代わりか、敵キャラであるT-Xが女性モデルに仕上がっていました。
ただねぇ・・・そのT-Xもイマイチ魅力がなかったんですよね。
1作目で言うとシュワちゃん。
前作で言うとT-1000。
あのぐらいの不気味さ怖さが無かったんです。
確かに無敵感がハンパなくって、強さ的には歴代最強だったんですが、見せ場もないせいか、
物足りなかったんですよね。
ここも残念無念。
そしてそして。
本シリーズの実質の主役であるアーノルド・シュワルツェネッガー。
カッコ良さは相変わらずだったんですが、少し、前作のキャラと変わっていたかなと。
少しお喋りが過ぎるというか、人間に近づいて行き過ぎ感がね。
あの感情の無い感じがカッコ良かったのになぁ・・・。
なんでしょう、本作のシュワちゃんは、前作からの続きではなくリセットされていたので、
どうしても前作と比べて物足りなさを感じてしまいましたよ。

次に、物語の着地がちょっとなぁ・・・。
クライマックス。
結局のところ、ジョンたちは「審判の日」を止める事ができなかった訳で・・・。
それでは、前作の意味は何だったんだと。
未来は変える事ができないのかと。
どうしても腑に落ちないんですよねぇ・・・。
まぁ、次回作に繋がるのでしょうが、こんなストーリー、観たくなかったです!!

とまぁ、全体的にダメダメだった本作。
アクションだけは前作よりも凄くて、カーチェイスなんてえげつないほど
ドッカンバッカンやってくれていましたよ。
監督さんもジェームズ・キャメロンから変わっていたみたいですね。
大人の事情ってやつなのかしら・・・。

次回作はどうなるのでしょう。
さらにテンションが下がる事のないようお願いしやす!!

≪点数≫
  4点
                                           (16.11.27鑑賞)

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No.1289 『この世界の片隅に』
No1289 『この世界の片隅に』

2016年制作 邦
監督:片渕 須直

≪キャッチコピー≫
『昭和20年、広島・呉。わたしは ここで 生きている。』

≪ストーリー≫
1944年広島。18歳のすずは、顔も見たことのない若者と結婚し、生まれ育った江波から20キロメートル離れた呉へとやって来る。それまで得意な絵を描いてばかりだった彼女は、一転して一家を支える主婦に。創意工夫を凝らしながら食糧難を乗り越え、毎日の食卓を作り出す。やがて戦争は激しくなり、日本海軍の要となっている呉はアメリカ軍によるすさまじい空襲にさらされ、数多くの軍艦が燃え上がり、町並みも破壊されていく。そんな状況でも懸命に生きていくすずだったが、ついに1945年8月を迎える。

≪感想≫
2016年、アニメで話題となった作品「君の名は。」。
時を同じくして、口コミでヒットを飛ばしている作品がありまして。
それが本作。

穏やかな絵柄なのか。
戦時中のお話だからなのか。
なかなか話題にも挙がらず上映館も少なくって。
おまけに、本作の制作はクラウドファンディングで作られたんですって。
(クラウドファンディングとは、不特定多数の人が通常インターネット経由で
他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うこと)

ブログ、twitter等々で大絶賛の記事を見るようになったので、これはと思い
劇場にて鑑賞してきましたよ。

さてさて。

噂に違わぬ大傑作でした!!!!
僕的には「君の名は。」よりもこちらの方が大切な作品になりました。

第二次大戦中の広島を描いた作品。
これまでの戦争映画は、重々しく、戦争の悲惨さを描いた作品が多々。
沖縄生まれの私は、そのような作品を沢山見てきたわけで。
米軍基地も身近にあるし、親や祖母からはよく戦争の話を聞いたりしていました。
他にも、その当時を知る方から戦争の悲惨さや二度と起こしてはいけないという、
強い想いを聞かしてもらうこともあって。

本作は、これまでの戦争映画、反戦映画とはまた違ったテイスト。

戦争の中での生活を淡々と映し出す。
そこには暖かい笑いあり、涙ありの本当にどこにでもあるような生活。
普遍の形。
ただ、そのすぐ傍には、あの悲惨な戦争の影があって・・・。
当時の感じって、きっとこんな風だったのかなぁって思ったり。
日々鳴りやまぬ空襲警報。
ただ、それもしまいには慣れてしまって、
「今日の警報は空警報なのかなぁ。」
「あら、今日の警報は本当だったよ。」
なんて、軽口叩いたり。
「戦争」と言うものがどういうものか。
「死」がすぐそばにあるという現実。
それが、ピンとこない社会、生活。
日々、穏やかに、家族のために勤しむという日常。
その暖かい日常がとても素晴らしくってね。

そんな暖かな日常が一変するのは、「戦争」の被害が身近ではなく、
自分の生活に入り込んできた時。
すずの姪っ子が犠牲になり、すずも片手を失ってしまったとき。
いかに戦争と言うものが残忍で怖いものかを突きつけられる。
そこからは怒涛の悲劇的展開。
悲しみは連鎖し、悲劇は繰り返される。
広島には原爆が落とされ、さらなる犠牲者を生みだす。
・・・・・。

すずら家族は変わらない事を選ぶ。
この世界の片隅に自分の居場所を確立し、逞しく生きていく。
自分の居場所は、どこでもなく自分がいる場所なんですよね。
クライマックスの展開には涙を流しながら鑑賞してしまいました。
月並みですが、「戦争」による被害はこれ以上だしてはいけないんですよね。
先に書きましたが、これまでも戦争を描いた作品は多々あって。
その中でも、こんなにも素晴らしい作品も多々あって。
それでも戦争は無くならない。
特に、今の日本は少し戦争に向かって歩いているような気がしたりもする。
世界情勢に乗って変わっていくことも必要だけど、このような経験をしている国だからこそ、
そこへ向かう事は間違っていると思える強さが必要なんじゃないのかなって。
むむむ・・・・綺麗ごとなのかなぁ。
ただ、どうしてもこの思いは変える事は出来ないんだよなぁ。

あと、本作はキャラクターも素晴らしかったですよね。
主役のすずさん。
その「自然」なキャラクターはとても愛くるしく、愛すべき女性。

そんな彼女を取り巻く人たちも暖かくて優しい人たちばかり。
怒りや悲しみ、そして苦労もたくさんあるんだけど、その中でも
小さな幸せや喜びもたくさんあって。
その小さな幸せを大事に生きている人たちはとても素敵だったんですよね。
彼ら、彼女らの幸せのあり方がとても綺麗に見えてね。
そこにもグッと、ウルッと。

とにもかくにも。
今までの戦争映画とはまた違った本作。
老若男女、全ての人が観てほしい、いや、観るべき作品だと思います。
学校で流しても良いんじゃないかなぁ。
ぜひぜひご検討を!!!!

おっとそうそう、本作の魅力はそのストーリーや演出、音楽、どれをとっても素晴らしかったのですが、
何と言ってもすずを演じたのん(能年玲奈)さんの声が見事にマッチしていまして。
のんさんはこれまでテレビ等で観た事があって、その自然なキャラクターを
微笑みながら応援しておりました。
そんなのんさんの声が本作のすずさんのキャラと見事にマッチしていたんですよね。
プライベートでは色々ごたごたもあって改名までしたのんさん。
今後も頑張ってほしいなぁ。
全力で応援したいと思います!!

≪点数≫
  10点
                                           (16.11.26鑑賞)
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No.1288 『ターミネーター2』
No1288 『ターミネーター2』

1991年制作 米
監督:ジェームズ・キャメロン

≪キャッチコピー≫
『この映画だけは、決して誰にも ストーリーを明かしてはいけない。』

≪ストーリー≫
前作で結ばれた、サラ・コナーと未来から来たカイル・リースとの間に出来た息子ジョンこそ、未来での機械との戦争で人類を導く指導者だった。そして、機械たちはジョンの暗殺を目論み、再び1994年ロサンゼルスにターミネーターを送り込んでくる。一方、来るべき未来の戦争を知る唯一の人間サラは、狂人扱いされ精神病院へ入れられていた。そんな中、未来から送られてきた2体のターミネーターがジョンに接触する。

≪感想≫
「ターミネーター」シリーズ第二弾。

シリーズ最高傑作と謳われる本作。
僕も何度も観ました。
大好きな作品の一つ。

ただ、こうやって映画観賞を趣味にするようになってなかなか観る機会がなくって。
十数年、下手すれば二十数年ぶりに鑑賞いたしました。

さてさて。

やっぱり最高の作品でした!!

先に少し悪かった所を。
サラ・コナーのキャラ設定。
僕の印象としては、メチャクチャタフでカッコ良くって素敵な女戦士を想像していて、
それこそ「マッドマックス 怒りのデスロード」の女戦士フュリオサのような。
ちょっと想像と違ったかな。
本作のサラは少し精神が破綻していて危なっかしく見えたんですよね。
タフさ戦闘力、ルックに関しては文句なしだったんですが、精神面にちょっと脆さを
感じてしまったのが少し残念だったなと。

あと、これは前作にも言えるんだけど、一般人の巻き込まれ具合が尋常じゃない。
何の関係ない奴がどんどん殺されていく。
本作に関してはT-800(シュワちゃん)は殺さないようにはしていましたが、
彼らが起こした事故のせいで、おそらくガンガンに一般人は死んでいるんじゃないかなぁと。
T-1000もあんな感じなのでバンバン殺していたし。
あと、スカイネットの開発者のダイソンの扱い。
彼は、後の世界破滅へのきっかけを作った男。
ただ、この時点では何も起こしていない訳で。
もっと言うと、彼はたぶん心根は良い人だぞ。
それを、あんな扱いで殺してしまうとは・・・。
未来は自分で切り開こう的なメッセージの割には、彼に対しての扱いは
いくらなんでもかわいそうすぎる!!

とまぁ不満点はこれくらい。

さぁ、ここからは良い所。

アクションがハンパなく良かった!!
前作もアクションが良かったと書きましたが、本作は倍増どころじゃない騒ぎのド派手さ。
カーアクション、バイクアクション、肉弾戦、いたる所で爆破・爆破・爆破。
これがただ派手なだけではなくって、しっかりと魅せてくれるというか。
とにかく見応えがあって大満足のアクションシーンの数々でした。

敵キャラがハンパなく良かった!!
今回の敵はT-1000。
液体状のキャラクターで何にでも変形できる。
銃弾はもちろん効かないし、ショットガンを喰らってもすぐに再生。
どんなところでもすり抜けていくし、まさに無双状態。
それでいてあの残虐さ。
残虐と言うか、命令にただ忠実なだけ。
感情も一切なく無表情でジョンを追い詰める。
もうねぇ、こいつが怖いのなんのって。
どうやったら勝てるのかと思わせるほどの無双っぷりで最高でしたよ。
役者さんのルックスも良かったですよね。
あの無表情ダッシュは最高に怖かったです。
最期の倒され方も良かったですよね。
まず、液体窒素みたいなもので凍らされてバラバラに。
これで終わりかなと思ったら、まさかの復活。
そして今度は灼熱地獄。
クライマックスの彼とのバトルは文字通り最高に燃えました!!

シュワちゃん(T-800)がハンパなく良かった!!
本作はもう、シュワちゃんのPVと言っても過言ではないぐらいの活躍。
前作では敵に回った彼ですが、本作ではジョンを守りに来た男。
前作同様無骨で無表情。
それが、ジョンとの交流を経て最後には感情が生まれだす。
ジョンと最期の別れのシーンは本当にグッときましたよ。
アクションも最高でしたねぇ。
シュワちゃんにはでっかい銃が本当に似合う(笑)
あのバイクを乗りながら銃をくるくる回して装填するアクションとかメチャカッコ良い!!
本作では肉弾戦もあったし、本当に大満足。
前作もシュワ祭りではあったんですが、本作はそれに勝る!!!
とにかくカッコ良かったです!!!!!

主題歌も良かった!!!!
人気ハードロックバンドのガンズ・アンド・ローゼズが担当。
ガンズは兄がファンでいつも兄の部屋で聞いていたんですよね。
なので、当時を思い出して、個人的にはそれも良かったなぁと。

とにもかくにも。
やっぱり大好きターミネーター2!!
本当に大満足の1作です。

さぁ、ここからは未見の領域。
3作目は何やら駄作との噂も・・・。
どうなんでしょうかねぇ・・・。

≪点数≫
  9点
                                           (16.11.23鑑賞)

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No.1287 『ターミネーター』
No1287 『ターミネーター』

1984年制作 米
監督:ジェームズ・キャメロン

≪キャッチコピー≫
『 ― 』

≪ストーリー≫
未来で繰り広げられている人類VS機械の果てしない闘い。機械軍は人類のリーダーであるジョン・コナーを歴史から消すべく1984年のロスへ冷徹無比の殺人機ターミネーターを送り込んだ。目的は、いずれジョンを産むことになるサラ・コナーの抹殺。平凡な女子学生であるサラの前に姿を見せる黒づくめの殺人機。だがその時、彼女を守るために一人の男が現れた。男の名はカイル・リース。ジョン・コナーの命を受け、未来からやって来た戦士であった。

≪感想≫
シリーズ物を観てみよう。
今回は大人気「ターミネーター」シリーズ第一弾。

僕とターミネーターシリーズ。
僕的には2作目が非常に印象深くって。
シュワちゃん大暴れだし、リンダ・ハミルトン演じるサラ・コナーが大活躍だし。
世間的にも大ヒットしたので何度も観た記憶があります。
そして本作も観たような記憶があるのですが、何となくしか覚えていなくって。
確か、シュワちゃんが敵として出てたんだよなぁ・・・くらい。
実は3作目以降も観ていないんですよねぇ・・・。
最新作が、最近、公開されたので復習を兼ねてね。

さてさて。

公開年が1984年という事もあって、多少の古臭さは感じましたが楽しい作品でしたよ。

まずキャラについて。
本作ではまだまだマイナーな役者さんだったのでしょうか。
アーノルド・シュワルツネッガー演じるターミネーター。
このキャラクターの無敵感がハンパなく怖い!!
シュワちゃんの強面の面構えもそうなのですが、銃を撃っても効かない。
トラックに轢かれても効かない。
下半身が潰されても効かない。
邪魔する人間は躊躇なく無表情で殺しまくる。
とにかくその無敵感がハンパなくって、迫力あって敵としては素晴らしい
キャラクターでした。
あと、決まり文句「I’ll be Back」は本作から発言していたんですね。
2作目からと思っていましたよ。
そんなこんなでシュワちゃん祭りの本作。
これだけでもう、本作は◎でしょう。
リンダ・ハミルトン演じるサラ・コナー。
本作ではシュワちゃんに狙われる立場。
2作目のように強いキャラでは無かったですが、最後の方、少しだけ
その片鱗を見せてくれました。
なるほど、本作からの流れで次作へ繋がるのですね。
サラ・コナーを守る立場として現れたカイル。
めちゃくちゃカッコ良かったわけではありませんが、シュワちゃんに
立ち向かう姿はなかなか。

演出について。
カーアクション、ガンアクションが多め。
特にガンアクションはカッコ良かったな。
やっぱりシュワちゃんとガンアクションの相性や良し!!
見応えがあります。

キャラ・アクションについては大満足の本作。

ただねぇ・・・。
これを言ったら身もふたもないかもしれませんが、本作の肝である
タイムトラベル的なお話。
それがピンとこなかったんですよね。
ネタバレになりますが、サラは未来の革命リーダーの母親。
それを殺しに来たターミネーター。
それを守りに来たカイル。
だけど、カイルは革命リーダーの父親。
???????????
意味が解りません。
どういう事なのかなぁ・・・。

気にしちゃいけないのですが、気になっちゃって気になっちゃって。
これが気になりだしたら、次回作も入ってこないのでは。
心配です。

とにもかくにも。
やっぱり忘れていた本作の内容。
そして次は、傑作とも謳われる2作目。
心配半分、楽しみ半分!!
いざ!!!!

≪点数≫
  7点
                                           (16.11.22鑑賞)

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No.1286 『コンフェッション 友の告白』
No1286 『コンフェッション 友の告白』

2014年制作 韓
監督:イ・ドユン

≪キャッチコピー≫
『 ― 』

≪ストーリー≫
正義感の塊のようなヒョンテ(チソン)、立ち回りがうまいインチョル(チュ・ジフン)、何をやらせてもダメなミンス(イ・グァンス)。性格はバラバラの三人だったが、少年時代に起きたトラブルを一緒に乗り切ったことで固い絆が生まれていた。そんなある日、ヒョンテの家族が大金を狙った強盗火災事件に巻き込まれて命を落とす。進展しない警察の捜査に不信感を抱いたヒョンテは、自分たちで事件について調べていく。だが、次々と現れる衝撃的事実から彼らはお互いに事件への関与を疑うようになる。

≪感想≫
久しぶりの韓国映画。

イタタタタ・・・・痛みの残る作品でした。
行動が裏目裏目に出てしまう転げ落ちるパターン。
あの強盗のシーンからの最悪の着地には目を背けたくなりましたよ。

そこからインチョル、ミンスの地獄が始まる。
とくにミンス。
彼はただインチョルの指示に従っただけなんですよね。
彼が一番の犠牲者なんでしょうか。
とても切なくなるキャラクターでした。

友情とは何ぞや。
僕にも親友と呼べる友はいますが、本作のように一つのきっかけで、
脆くも崩れ落ちる。
そんなことはある訳がないと思いつつも、それは突然訪れるのかもしれない。
なんて思ったり。

あと、本作って韓国印のバイオレンスも健在。
あの、最後の空港でのノーモーションからのナイフ、グサッシーンは観ていて
いたたたた・・・・。

相変わらず、やりおるなぁって。
韓国映画独特の暗さを久しぶりに堪能させていただきました。

≪点数≫
  6点
                                           (16.11.29鑑賞)

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No.1285 『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』
No1285 『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』

2014年制作 邦
監督:矢口 史靖

≪キャッチコピー≫
『少年よ、大木を抱け。』

≪ストーリー≫
大学受験に失敗し高校卒業後の進路も決まっていない勇気(染谷将太)は、軽い気持ちで1年間の林業研修プログラムに参加することに。向かった先は、携帯電話が圏外になるほどの山奥のド田舎。粗野な先輩ヨキ(伊藤英明)のしごき、虫やヘビの出現、過酷な林業の現場に耐え切れず、逃げようとする勇気だったが……。

≪感想≫
ハッピーフライト」「ロボジー」の矢口史靖監督作品。

原作は三浦しをんさんの小説「神去なあなあ日常」。
僕はこの原作本を読んだことがあって、とても好きな作品の一つ。
神去村と言うド田舎に都会暮らしで高卒の少年が林業に就くというお話。
タイトルにもあるなあなあな空気感がとても大好きで。
てんやわんやしている都会とは違ってやることは丁寧にやって、あとはドンと構える田舎の方々の
雰囲気がとても素敵に感じたんです。
田舎暮らしも悪くないよなぁって・・・。
まっ、沖縄に住んでいる僕がいうのもアレですが(苦笑)

さてさて映画について。

思っていた通りの作品でしたが、それがまた良い!!ってな感じ。

良かった所。
林業と言う特殊な仕事を知ることができた。
林業なんてどんなことをやっているのかイマイチ想像もつかないし、僕らの日常とは
密接ではないので想像すらする事も無かったり。
そんな、林業と言う職業を細かい描写で有名な矢口監督が描く。
なるほどねぇと唸る場面も多々。
例えば、木をチェーンソーで切り倒すシーンとか。
倒す方向を決めて、片方に切れ込みを入れて、もう片方から押し出す的な作業は
観ていてなるほどなって。
例えば、木の枝を切り分けていくシーンや植え木をするシーン。
一つ一つが新鮮で良かったですよ。
何より、林業をしている方々の心意気が素敵だったんです。
中村林業の親方が勇気にお話する。
今、自分たちが植えた木が売れる頃は自分たちが死んだあとだ。
過去の方々から受け継いで未来の子供達へ繋いでいく。
なるほどねぇ・・・。
林業とは紡ぐ仕事でもあるんだなぁとグッときました。

キャラ・そして演者も最高でした。
主役の勇気くん。
後に書きますが、冒頭はとんでもなくチャラくって嫌なヤツ丸出しでしたが、
物語が進むにつれて、ドンドン山の男に成長していく感じがとっても良かったです。
急激に成長せずに、冒頭の都会っぽい色も少し残しつつ、本当に少しずつ
成長していく過程がなんともねぇ・・・。
演じたのは染谷将太くん。
激ハマリだったんじゃないでしょうか。
あのちょっとヌボッとしている雰囲気で、コメディタッチの部分も難なくこなす良い俳優さん。
そしてそして。
本作のもう一人の主役であるヨキ!!
THE山男!!
男の中の男!!
ジャイアン的な性格で男気の塊のようなキャラクター。
演じたのは伊藤英明さん。
めちゃくちゃハマっていましたね。
これは誰にも異論されないぐらいハマっていました。
あの最後の勇気との別れのシーンは最高にグッときましたね!!

さて、ここからはダメな所。
これは非常に気になったところなんですが、都会の若者像のいくらなんでも感が・・・。
例えば冒頭の勇気のろくでもない感じとか。
いくらなんでもチャラチャラし過ぎているし、失礼極まりなさすぎるでしょう。
例えば勇気の元カノジョとスローライフ研究サークルの面々。
すっごい失礼でいくらなんでもこういう子供達っていないんじゃ??
都会の子ってむしろもっと人との距離をとりがちだから、もっと礼儀には
しっかりしていそうだけどなぁって。
この都会の若者の描き方がすっごい不愉快で腹が立ちました。

とにもかくにも。
とてもほっこりとさせてもらった本作。
実は原作は、シリーズ化されていて続編も出ているんです。
映画も続きがあっても全然おかしくない着地。
ぜひ続編を出してほしいなぁ。
また彼らに会いたいです!!

余談。
長澤まさみさん演じる直紀が乗りこなすバイク250TR。
どこかで見たことあるなぁなんて思ったら、僕の愛車と一緒!!!!
すっごい嬉しかったです。

≪点数≫
  8点
                                           (16.11.20鑑賞)


こちら原作。
良作でしたよ。

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No.1284 『ヒメアノ~ル』
No1284 『ヒメアノ~ル』

2015年制作 邦
監督:吉田 恵輔

≪キャッチコピー≫
『めんどくさいから殺していい?』

≪ストーリー≫
普通の生活に焦燥感を抱くビル清掃会社のパートタイマー岡田(濱田岳)は、同僚からカフェの店員ユカ(佐津川愛美)との恋の橋渡し役を頼まれる。彼女が働くカフェへと足を運んだ岡田は、高校時代の同級生・森田(森田剛)と再会。ユカから森田につけ狙われ、ストーキングに悩まされていると相談された岡田は、森田がかつていじめられていたことを思い出し、不安になるが……。

≪感想≫
古谷実原作漫画の実写版。

私と古谷実。
僕はこの古谷実先生のデビュー作「行け!稲中卓球部」が大好きでありまして。
ギャグマンガなんですがとにかく面白い!!
僕は漫画は山ほど読んできていますが、自分で集めてまで読んでいる作品は少なくって。
その少ない作品の中の一つが「行け!稲中卓球部」なんです。
声を出して笑いながら読む作品は本作が初めて。
とにかく大大大好きな作品。
その古谷先生は、その後似たようなギャグテイストの作品「僕といっしょ」「グリーンヒル」を書いた後、
方向転換をして「ヒミズ」という何ともダークな作品を書きました。
そこからは、これまでのギャグテイストを薄めてバイオレンス、闇を描いた作品に繋がっていて。
本作である「ヒメアノ~ル」もそう。

実は最後までは読んでいないのですが、とにかくエグイという印象を受けたのを覚えています。

そんなこんなで映画版の本作について。

ず・ず・ずーーーーん・・・。
重たくってバイオレンス色濃いめの作品に仕上がっておりました。

良かった所。
キャスティングとキャラクターのマッチがハンパなかった!!
まずは、サイコキラー森田。
こいつのサイコキャラっぷりがとんでもない!!
思考を停止して、めんどくさくなったらとりあえず犯して殺して。
「無」の状態からの暴力はとんでもなくえげつなく、目を背けたくなりましたよ。
岡田くんと初めての会話のシーン。
整合性の取れない会話の連続。
嘘をつきまくっているんだけど、何事もないかのごとく温度も変わることなくしゃべり続けるあの感じ。
本当にゾッとしました。
初登場でこのキャラを描かれてしまったら、もうコイツの狂気から目が離せなくなったというか。
魅力こそ感じませんが、こいつのこのサイコっぷりには本当にシビれあがりました。
演じたのは、V6の森田剛くん。
これがまた、激ハマリですっごい怖いの!!
ちょっと言い過ぎかもしれませんが、普段のテレビでの姿を見ていてもこの怖さの匂いは
少し感じ取れるんですよね。
この人、本当に何を考えているんだろうって。
良い意味でシブくって陰のある男性なんだけど、悪い意味で少しサイコの香りも
漂っているというか。
本当にこの森田と言うキャラは恐ろしかったです。
他にも主役の岡田君のキャラも良かったですね。
演じたのが濱田岳くんというのも見事なキャスティングだったと思います。
自分にも当てはまりそうなキャラクターで、森田君への贖罪、想いを語るシーンは
心が痛くなりましたよ。
ヒロインのユカちゃんも素敵でした。
男性の夢を具現化させたような子でねぇ・・・。
そしてそして・・・。
僕的ツボは森田君の職場の先輩である安藤さん。
演じたのはムロツヨシさん。
正直、僕的にこのムロツヨシさんが演じるキャラってちょっと苦手だったりもしたんですよね。
例えば先日観た「HK 変態仮面」のキャラとかもそう。
思いっきり笑わせにかかっている所に圧を感じて逆に笑えないというか。
ただ、本作の安藤さんに関しては、その笑わせにかかっている演技が逆にプラスに働いていて。
愛すべき純朴キャラというか、一歩間違えばこいつもストーカー候補だぞと思いながら、
ニヤニヤしながら鑑賞していました。

キャラの充実と同時に演出も素晴らしかった。
本作、バイオレンス描写がいききっていたのも良かった要因の一つ。
本作では、森田が殺人をドンドン犯していくんですが、その一つ一つの殺し方、見せ方がえぐかったんですよね。
包丁を使ってブッサブッサと刺していくんですが、普通のアクション映画なら綺麗に見せがちなんだけど、
本作の殺し方は生々しい。
手をギューーーっと握りながらシーンシーンを鑑賞していました。
クライマックスの刺した一般人を車で轢くところもエグかったなぁ・・・。

序盤はギャグ的シーンも多くってのんびりほのぼのと鑑賞していたのも束の間。
森田が出てくるシーンはとにかく不穏。
そして、森田がついに岡田に近づいてきた瞬間に、タイトルがドンっと出てくる。
そこから方向転換で不穏なサスペンステイストに。
そこら辺の演出もとても巧みですねぇと。

終盤にかけての森田のいききり方は本当に不気味で恐ろしくて目が離せませんでした。

とんでもなくえげつない作品。
万人には勧めませんが、バイオレンスが好きな方、サスペンスが好きな方、
あとはV6の森田君ファン以外の方(苦笑)、おススメです!!

≪点数≫
  8点
                                           (16.11.19鑑賞)


こちら原作漫画。
途中まで読んだ・・・ような。


こちら「行け!稲中卓球部」。
我が青春のバイブル。

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No.1283 『君の名は。』
No1283 『君の名は。』

2016年制作 邦
監督:新海 誠

≪キャッチコピー≫
『まだ会ったことのない君を、探している』

≪ストーリー≫
1,000年に1度のすい星来訪が、1か月後に迫る日本。山々に囲まれた田舎町に住む女子高生の三葉は、町長である父の選挙運動や、家系の神社の風習などに鬱屈(うっくつ)していた。それゆえに都会への憧れを強く持っていたが、ある日彼女は自分が都会に暮らしている少年になった夢を見る。夢では東京での生活を楽しみながらも、その不思議な感覚に困惑する三葉。一方、東京在住の男子高校生・瀧も自分が田舎町に生活する少女になった夢を見る。やがて、その奇妙な夢を通じて彼らは引き合うようになっていくが……。

≪感想≫
2016年最大のヒット作である本作。
巷の評判が尋常じゃなく、映画好きならやはり鑑賞せねばいけないのかと
勇んで映画館にて鑑賞してきました。

アニメはともかく、恋愛要素の強めの作品って自分に似合わないというか
肌に合わないんですよねぇ・・・。

まぁまぁまぁ。

監督は新海誠さんというお方。
アニメファンの中では有名なお方でこれまでも何作か出しているみたい。
僕も「ほしのこえ」という作品は鑑賞しました。

とにかく画がすっごい綺麗で細やかという印象があります。

本作について。

すっごい刺さる作品かと言うとそうでもなかったですが、良い作品でした。
映画館で観て良かったなと。

良かった所。
やっぱりその圧倒的に細やかな描写。
景色がまずとても美しい。
田舎描写の田園風景や都会の街並み。
すっごいリアルで綺麗。
その中に入り込みたくなるような美しさでした。
あと星空描写、彗星描写はとても美しかったですね。
もっと見ていたいなぁと思えたぐらい素晴らしかったです。

アニメーション的にもとても素晴らしくって。
主人公の動きがとてもリアル。
三葉と四葉が舞い踊るシーンはとても幻想的な動きを見事に
表現されていてシビれましたよ。
実は、前回観た「ほしのこえ」では、本作と同様、景色やメカ描写は
とても素晴らしかったんですが人物描写が急にアニメアニメしていて、
バランスが悪かったように感じたんです。
本作に関しては、人物のデザインもとても上手になっていて、
美しい景色とマッチしていたように感じました。
キャラ達もとても魅力的なルックでこれだけでもう合格点をあげたいくらい。

音楽が素晴らしかった。
主題歌を担当したのはRADWIMPSというバンド。
彼らの音楽を上手に映画とリンクさせていてとても素晴らしかったな。
僕はRADWIMPSは昔、聴いていた事があって、アルバム「RADWIMPS 4〜おかずのごはん〜」は
名盤じゃないでしょうか。
好きなバンドの1組です。
そんな彼らの曲がPV的に映画とリンクさせていて。
恐らく、RADもこの映画のために詞を書いて曲を書いたのではないでしょうか。
とっても良くできていたんですよね。
「前前前世」が流れるシーンはとてもアガッったし。
「スパークル」のピアノがポロポロ流れるシーンはグッときたし。
とにかく曲と作品が見事にマッチしていて素晴らしかったです。

アニメーション、音楽どれをとっても素晴らしかった本作。
それをドデカイ画面で観る事ができた。
それだけでもう大合格な訳で。

ただね・・・。
ここからは少し引っかかったところ。

ストーリーがちょっとなぁ・・・・。
ある日目が覚めたら、知らない奴と体が入れ替わっているという設定。
別にそれはいいんですが、それに対する主人公達の対応がまず、ピンとこない。
もっとやるべきことはあるんじゃないかなぁ。
周りの友達たちもそう。
もっとやるべきことはあるんじゃないかなぁ。
そもそも、瀧と三葉はなんでこんなに惹かれあっているのか???
好きになるまでの過程があまりにも短絡過ぎるというか、ピンとこなかったんですよね。
それをいっちゃあおしめえよ的な発言かもしれませんが、まずこのとっかかりが、
少しひっかかってしまってねぇ・・・。
先に挙げた良い部分とテンポ良い展開で、最後まで持っていかれた感がありますが、
後々考えてみると、いくらなんでも感が生まれてきて。

あと、思ったのが、本作ってただの青春恋愛作品であれば良かったんです。
そのファンタジックな作風も、夢があって素敵じゃんってな感じになったのですが、
本作は本質は恋愛的な要素が強いのに、自然災害を映画いていて。
そこが実はとても重々しくってね。
恐らく、3.11的な事も含まれているんでしょうが、それが少しポップからリアル寄りになってしまって、
細かい引っ掛かりが増えてしまったんですよね。
この部分は少しもったいないなって。

鑑賞後、とても爽やかな気分になったのですが、いろいろ考えるとちょっと重々しく感じて、
それならいちいちと、ひっかかってしまう。
もうすこし軽やかな作品、ストーリーにしていただけると良かったと。

何度も書きますが、観ている時はとても満足していたんです。
それは先に書きましたが、音楽だったり、画力だったり、テンポだったりするんでしょう。
あと、物語の肝とも言える瀧くん、三葉の「夢」の中での物語。
観ているこっちも少しぼやぁっと観ている感覚だったのかなぁって。
上手く考えがまとまらないまんま、最後まで突っ走る。
そして、演出で心をグッと掴み取られる。
やっぱり良い作品だったんだろうなぁって。

とにもかくにも。
2016年、最大のヒット作となった本作。
基本、悪いやつもでないし、夢のある素敵なストーリーですので、老若男女、
誰が観てもそれなりに満足させてくれる良作だと思います。
特に10代、20代前半ぐらいまでの方にはベスト級の作品になっても
おかしくない作品になるかもしれません。

おススメですよ!!

≪点数≫
  7点
                                           (16.11.17鑑賞)


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No.1282 『清須会議』
No1282 『清須会議』

2013年制作 邦
監督:三谷 幸喜

≪キャッチコピー≫
『これは、会議という名の戦である。』

≪ストーリー≫
本能寺の変によって織田信長が亡くなり、筆頭家老の柴田勝家(役所広司)と羽柴秀吉(大泉洋)が後見に名乗りを上げた。勝家は三男の信孝(坂東巳之助)、秀吉は次男の信雄(妻夫木聡)を信長亡き後の後継者として指名し、勝家は信長の妹・お市(鈴木京香)、秀吉は信長の弟・三十郎信包(伊勢谷友介)を味方にする。そして跡継ぎを決めるための清須会議が開催されることになり、両派の複雑な思惑が交錯していく。

≪感想≫
三谷幸喜作品。

今回のテーマは時代劇。

監督の一個前の作品「ステキな金縛り」はイマイチな印象でした。
何気に色々な作品を鑑賞していますが、そこまで良い印象はない・・・かな。

さて本作はいかに。

うーーーん、まぁまぁまぁ。

良かった所。
これはいつも言える事なんですが、豪華なキャスト!!
本作は、役所広司、大泉洋、佐藤浩市、鈴木京香、妻夫木聡等々。
数えあげるとキリが無いくらい豪華なキャスト。
三谷監督の何かの作品でも思ったんですが、この豪華なキャストの方々の普段のキャラクターを
何となく知っているからこそ面白いと部分も多々あって。
本作でもそれは良い具合に活かされていて。
めちゃくちゃキャラが立っている訳ではないですが、やっぱり知っている役者さん達だからこそ
面白さが倍増している部分もあったんですよね。
例えば、妻夫木君演じるバカ殿(信雄)とか最高に笑えましたもん。
他にも鈴木京香さんや中谷美紀さんも良かったですねぇ。
浅野忠信さん(前田利家)の砂浜でのグダ走りも面白かったなぁ。
ちょっといききったぐらいのシーンは素直に楽しませてもらいました。

良かった所はこのぐらい。

あとは、ダメダメ。
と言うか、あまり印象に残らない感じで終わってしまった感じ。

なんだか、全体的に平板だったような。
先に書きました、三谷的いききった笑いはこれまでの作品に比べて少なかったような。
確かにあの手の笑いってすべる時はとんでもない事態になるんですが、
そこが良い部分でもあったりもするんです。
バランスが大事ですが、本作はちょっといききった部分が抑えられていて、そのせいで
面白みも減ったのかなと。
物足りなかったのが本音ですな。
それならそれで、もう少しリアル寄りにしてほしかったかな。
中途半端に現代風の言葉使いや、演出は何だかノリきれなかったんですよね。

あとね、細かい所なんですが風景がやけに綺麗だったんです。
特に青空が異常に綺麗に見えて。
あれって、CGなのかなぁ・・・。
最初の方の秀吉が清州に帰ってくるシーンとか違和感があり過ぎて気持ち悪かったんですよねぇ。
なんかもっと、上手な見せ方があったのでは・・・?

お話自体も正直つまんないというか・・・。
史実に基づいているとはいえ、いくらなんでも柴田はバカすぎやしないかい??
さっきはいききっていたら面白いと言いましたが、大事な部分はしっかり描いてくれないと、
やっぱりノリきれないんですよね。
世継ぎを決める大事な場面なのに、女にうつつを抜かすのもちょっとなぁって。
しかもそれを面白げに描いている部分もちょっとなぁって。
正直、柴田のキャラクターに関しては嫌いでしたよ。

とまぁ、全体的にノリきれなかった本作。
三谷監督作は豪華キャストが売りなので、そこには満足。

ただ・・・・それだけ!!的な作品でした!!!!

≪点数≫
  5点
                                           (16.11.13鑑賞)

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