2016-10-27 Thu

2008年制作 米
監督:ニール・マーシャル
≪キャッチコピー≫
『世界の終末<ドゥームズデイ>まで、48時間──。人類の未来は、美しき戦士に託された。』
≪ストーリー≫
死のウイルスが数百万人の命を奪った2008年から25年後に、再び同じウイルスがまん延。その直後、政府は25年前にウイルスを封じ込めるべく隔離した街に、いまだ生存者がいる事実を知る。治療薬の存在を確信した政府は、リーダーのエデン・シンクレア(ローナ・ミトラ)率いる一流のスペシャリスト・チームを、隔離した街に送り込むが……。
≪感想≫
想像していたのは、ヒロインが感染区域に立ち入ってバトルするという、
「バイオハザード」的作品。
色んな作風が詰まり詰まったごちゃ混ぜ作品。
冒頭。
ウイルス感染に恐れる人間たちが隔離されていくシーン。
ちょっと、ゾンビ映画の「28日後・・・」「28週後・・・」を思い出したり。
中盤。
隔離地域に乗り込み、出てくる敵キャラを見た時。
ちょっと、「マッドマックス」の世紀末世界観を思い出したり。
さらに中盤。
同じく別の隔離地域に出てくるもう一方のグループの住民達を見た時。
ちょっと、中世ヨーロッパ作品の「ROCK YOU! [ロック・ユー!]」を思い出したり。
クライマックス。
いきなり今風の車が出てきてのカーチェイス。
・・・・何じゃこりゃ!?
色んな世界観が交ざり過ぎていてお腹いっぱいです(苦笑)
ストーリーもあって無いようなもの。
主人公達の行動にもピンとこないし敵キャラ達の行動にもツッコミが多すぎる。
まず、全体的にキャラ立ちができていないのでイマイチ、ピンとこない。
それでいて、前述した山盛りの世界観。
テンポも速いので、あっという間に次の幕に入ってしまう。
ノリきれないままに終わってしまいましたよ。
全体的に物足りない感じ。
例えば、クライマックスのカーチェイスシーンだって「マッドマックス」のようにド派手にやってくれれば。
例えば、序盤の人間たちのパニック部分を描く描写は「28週後・・・」のようにえげつなく描いてくれれば。
さすがに中盤の中世ヨーロッパ風のシーンはいらなかったかと思いますが(苦笑)
だって、あそこだけ妙に浮いているんですよね。
未来の話で、マッドマックス風の世界観を描いていたのに、急にあそこだけアナログになりますかね。
城に住みだし、甲冑を着たりして、服装も昔風に舞い戻りますかね。
いくらなんでもねぇ・・・。
そこから、いきなりスーパーカー的な車が出てきて、カーチェイスを始められてもねぇ。
馬に乗っていたんちゃうんかいと。
もう少し世界観を絞って、描きたいものをしっかり描いてくれればと。
うーーーん、もったいないない。
≪点数≫
5点
(16.08.15鑑賞)

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