2016-10-17 Mon

2015年制作 米
監督:ジョシュ・トランク
≪キャッチコピー≫
『すべてはこの4人からはじまった――』
≪ストーリー≫
天才的な才能を持つリード(マイルズ・テラー)、彼の相棒ベン(ジェイミー・ベル)、科学者の養女スー(ケイト・マーラ)とその弟ジョニー(マイケル・B・ジョーダン)は、人類の未来を左右する研究に参加。研究の末に完成した物質転送装置で異次元空間プラネット・ゼロへのテレポートに挑むが、想定外の事故に巻き込まれ超人的パワーを宿してしまう。一方、事故により行方不明になっていたビクターは、彼らのパワーを上回る能力を得ていて……。
≪感想≫
アメコミ原作の本作。
しかも本作は以前観た同名作のリブート版。
前回は2作品出ておりましたが、2作とも鑑賞。
感想は・・・まぁまぁまぁ。
本シリーズって「アベンジャーズ」のマーヴェル作品なんですよね。
それを考えるとあまり満足できなかったという印象。
さて本作。
本作の監督は以前観た「クロニクル」のジョシュ・トランク。
2013年鑑賞分ではベストに入れた作品の監督さん。
それもあってかとても楽しみにしておりました。
良かった所。
暗めのストーリー。
前シリーズは子供向けのこれぞヒーロー映画と言った感じでしたが、本作は大人向けの
ビターな作品と言ったところか。
「クロニクル」を彷彿とさせる、イジイジ系の主役達が葛藤と戦いながら、成長していく的なお話。
王道ヒーロー映画を楽しみにしていたら痛い目にあっていましたよ。
僕的にはジョシュ・トランクっぽくて好印象でした。
アクション。
本作は画がとても見応えがありました。
先日、邦画の「進撃の巨人」シリーズを観ましたが、やっぱりこの手の映画は
アメリカには勝てないのかなぁ・・・。
お金の問題もあるのでしょうが、本作の方が格段にド派手でカッコ良かったです。
お話やアクション自体はガチャガチャっとしていたのですが、十分に満足しました。
ただ、もう少し個人個人の能力についてもう少し見せてほしかったかな。
次回作があればぜひぜひ。
ここからは悪い所。
アクションや世界観、お話も好印象だった本作。
ただね・・・。
お話が好きと書きましたが、細かい部分はメチャクチャ端折られていて、正直、
もったいないなと感じました。
とにかく描き込み不足感が否めない。
例えば、主人公のリードとベン。
こいつらの親友となるまでの描写が足りないなぁと感じたり。
メンバーのスーとジョニーの姉弟のお話も中途半端。
その父親との繋がりについても描き込み不足。
全てが大づかみ過ぎたんだよなぁ・・・。
クライマックスのボスとのバトルも、チームプレイと言いながら、
全然、チームっぽい闘いをしてくれない。
全米でもメチャクチャ不評だった本作。
僕的にはプラスの部分も多々あったので良しとします。
ただ、鑑賞後、色々調べてみると、本作を制作する際、監督とその他の人々が
けっこう揉めたようで。
色んなところがカットされたようですね。
確かに、予告にあるシーンが全然なかったりしたもん。
これが完璧な作品だったらと思うとやっぱりもったいない。
好きな監督さんの作品、そして大好きなマーヴェル作品という事で、
とても楽しみにしていたのですが、少し肩すかしを喰らわされました感は否めない。
ドンマイドンマイ。
もめ事をしっかりと解消して同監督さんでぜひ続編をお願いしたい!!!!
楽しみにしています!!!!
≪点数≫
6点
(16.08.08鑑賞)

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