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No.1242 『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』
No1242 『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』

2015年制作 邦
監督:樋口 真嗣

≪キャッチコピー≫
『世界は、残酷だ。』

≪ストーリー≫
100年以上前、人間を捕食する巨人が現れ、人類のほとんどが食べられてしまった。生き残った者たちは巨人の侵攻を阻止すべく巨大な壁を3重に作り上げ、壁の内側で暮らしていた。エレン(三浦春馬)やミカサ(水原希子)もそんな中の一人だった。そんなある日、100年壊されなかった壁が巨人によって破壊されてしまう。

≪感想≫
同名人気漫画の実写版。

私、もちろん原作も読んでおります。
未完なのですが、始まった当初はとても楽しみに拝読させていただいておりました。
ただ、話が進むにつれて少し複雑になった印象があるので、終わるのを待って
一気読みしようかなぁと。
とにかく、人気なのはうなずける作品です。

そんな人気漫画が実写化!?
しかも、この実写化の話が出た時の監督が「告白」や「パコと魔法の絵本」の中島哲也監督。
この方の画作りって、とってもファンタジックと言うか色の使い方とか、とてもマンガチックな部分が
印象的な方だったので、とても楽しみにしていたんですよね。
ただ、この監督のお話も大人の事情なのか頓挫してしまって・・・。

代わりに樋口真嗣監督が撮る事に。
僕が観た作品では「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」があるかな。
まぁ、特に印象はないですが、特撮畑の人みたいですね。

そんなこんなで楽しみにしていた本作。

・・・・うーーーーーん、期待を下回った作品に仕上がっていましたよ・・・。

まず期待していたことの一つに挙げられるのがアクション。
本作、全体的にアクションが少なめだったような。
巨人とのバトルシーンもそこまで凄いなと思う事もなく、まぁまぁまぁといった感じ。
もうちょっとキレのあるアクションを見せてほしかったなと。
特に、本作の場合、立体機動装置なるカッコいい装置があるのだから、
それを使ったアクションをもっと見たかったです。
スパイダーマンの手首から糸を出して街中をスイスイっと移動するような、
カッコいいシーンを期待していたんだけど肩すかしを喰らってしまいました。
武器も二刀流でカッコいいんだけどそれを活用したアクションもあまりなかったしね。
とにかくアクションについては物足りなかったですよ。
役者さんが動けないというのもあるのかもしれませんが、それなら見せ方で
工夫して欲しかった。
残念無念。

次に特撮について。
先に書いたアクションにも繋がるんですが、立体起動装置を使いながら戦うシーンが
やっぱりカッコ良くなくって。
これはお金のせいなのか技術のせいなのか。
例えば、「アベンジャーズ」とかを観てきているせいか、どうも安っぽく感じてしまったんですよね。
もっとド派手な画を見せてほしかったなぁと。
あとは本作の肝である巨人描写。
これが良くも悪くもメチャクチャキモかったんです!!
「気持ち悪い」ではなく「キモい」。
これが良い意味で巨人の不気味さとか怖さをあらわしていました。
逆に悪い意味であまりにも不快なルックにテンションが萎えてしまいました(苦笑)。
隣で観ていた母と姉が「気持ち悪い・・・」って不快な言葉を発していたもの(苦苦笑)
まぁ、これは良い効果もあったので良しとしましょう。

とにかく。
特撮とアクションについてはちょっと期待はずれでしたよ。

そしてそして。
キャラクターやお話について。
どっちもイマイチでしたねぇ・・・。
僕は原作とかけ離れているからどうこういう訳ではないんです。
マンガは未完なので、やっぱり違う形で描かないといけないと思うし、そもそも、
原作から改変しますよ的な宣伝は聞いた事があったので、そこまで原作の面白さを
忠実にという期待も持っていませんでした。
ただ、それにしても、全くキャラクターに共感できないしノリきれないし、
お話にもピンとこなかったかなと。

まず主人公のエレンら若手新兵達。
けっこうたくさんのキャラが出てくるのですが、とても単調と言うか浅いというか。
カップルのような奴らがいたり、家族を残して戦っている的な奴がいたり、
お坊ちゃん的な扱いの奴がいたりするんですが。
それぞれ、うすぅーーーくしか描いていないので、イマイチピンとこない。
巨人に喰われたりしていても、観ているこっちにそこまで痛みが伝わらなかったんですよね。
もっと主要な人物を深く描いていればもう少しノリきれたのになぁ。
キャラの行動にもイマイチピンとこない部分もあったり。
例えば、ヒロインのミカサ。
こいつは何故にエレンにあんな対応を??
急にあそこまで冷たくなるか??
次に最強の戦士と謳われるシキシマという男。
こいつはいったいなんなんだ??
何がしたいのか全く分からない。
この世界観とこの男のキャラクターが全然マッチしていない感じ。
こういう世界でこんな男が百歩譲っているにしても、こういうポジションには
いないと思うんですよね。
こいつの一挙手一投足に「???」が出ていました。
ミカサとの関係もピンとこなかったしね。
本音を言わせてもらうと、巨人と同様、この人も気持ちが悪かったですよ(苦笑)
愚痴愚痴と書いていますが好きなキャラも何人か。
一人は芋ばっかり食っているサシャ。
この子は武器が弓を使っていて、ちょっと「アベンジャーズ」のホークアイを思い出したり・・・。
ルックもキュートで好感が持てました。
もう一人は、ハンジ。
この子も、なんとなく発言に一貫性があってとても良かったです。
巨人への偏愛っぷりは最高でしたよ。

総括。
全体的に不満だらけの本作。
2部構成になっているので、本作は続編への助走と言ったところなのでしょうか。
一応、本作の最後に続編のPV的なものが流れていました。
これがまた、良さそうに見えたんだよなぁ・・・。
楽しみちょっと、怖さたくさんと言ったところでしょうか。
こわいよぉーーーー・・・。

≪点数≫
  3点
                                           (16.07.26鑑賞)


こちら原作漫画。
もちろん読んでおります。
先が気になるよぉ・・・。

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1241 『ベテラン』
No1241 『ベテラン』

2015年制作 韓
監督:リュ・スンワン

≪キャッチコピー≫
『“熱血”刑事が
権力の闇をぶっ飛ばす!』

≪ストーリー≫
広域捜査隊所属の刑事ソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)は、長きにわたり追跡してきた事件をようやく解決したばかりだった。そんな折、彼はパーティーで怖いもの知らずの財閥3世チョ・テオ(ユ・アイン)と出くわす。ある事件を追っていたドチョルは長年の勘で、その事件の背後にテオがいると感じるが……。

≪感想≫
勧善懲悪刑事もの。

良かった所。
キャラが最高。
気持ちの良い奴らがたくさん。
主役のドチョル。
曲がったことが大嫌いな武闘派刑事。
どんなに金を積まれようと、どんな圧力にも屈せず敵を追い詰めていきます。
朴訥な感じがまた好感を持てて。
アクションも披露してくれたんですが、これまた朴訥な感じで。
洗練されたスマートなアクションというより、たたき上げの喧嘩殺法みたいな。
不細工ながらもとても強いんです。
そしてカッコ良いんですよね。
庶民派刑事と言っても良いのかな。

ドチョルのチームメンバー。
5人のメンバーなんですが、まずはオ班長。
オ班長も何だかんだで、たたき上げの刑事で。
良い感じでドチョルの味方をしてくれるところが気持ちが良い。
紅一点、ミス・ボン。
この方は綺麗すぎないルックスが良いですよね(苦笑)
そしてこの方は何と言っても、ガンガンに飛び蹴りを繰り出してくれたんです。
このアクションも、いかにもこのチームっぽくて最高。
ダサカッコいい感じと言いますか。
他にも筋肉バカのワン刑事、新人のユン刑事。
それぞれがきっちりキャラも立っていたのでこいつらのワイワイキャッキャは
見ていて楽しかったです。
欲を言えばもう少しみんなに見せ場を作って欲しかったなぁ。
とにかくこのチームカラー(野生感)はとても気持ちが良かったです。

そしてそして。
僕的本作の最高のキャラクター。
それは、ドチョルの奥さん。
悪党のチェ常務が奥さんを金とブランド物のバッグで釣ろうとしていたら・・・。
なんとまぁ、きっぷの良い啖呵を切ってくれて。
このシーンを観れただけでもとても気持ちが良かったです。
ある意味、最後の〆方より、このシーンだけでカタルシスが爆発したんじゃないでしょうか。
嫁としては分かりませんが、人として、とても最高なお方でしたよ。

一方の悪役チーム。
本作、この悪役チームもとてもいい働きをしてくれたと思います。
とにっかく悪いんですよね。
親玉であるクソボンのテオ。
こいつが、まぁクズでゲスで最低最悪な男。
最後の最後まで悪を貫き通すから、観ているこっちはこいつを見ているだけで
とても不愉快に。
例えば冒頭で女の人を無下に扱ってもヘラヘラしている感じ。
例えば格闘技の練習シーンでスパーリングの相手に勝てないからと言って権力をちらつかせ
ボッコボコにする感じ。
他にも犬をこれまたボッコボコに殴ったり。
数えあげればキリがない。
だってこいつの一挙手一投足がクズだったんですもん。
とにかく不快なキャラクターでしたよ。
そして、このアホボンを守るテオの従兄であるチェ常務。
チェはテオの権力に逆らえない可哀そうな男なんだけど、コイツはコイツでとっても狡猾で悪いやつ。
何より顔がとってもズルそうな顔しているんですよね(笑)
テオの不祥事を金と権力でことごとく処理していく悪党。
この悪いやつらがやっている事は、デフォルメされているんだろうけど、どの時代にも
こういう事ってあったりもする。
金と権力がある奴が胡坐をかいている。
心で生きていない感じ。
はぁーーー・・・やだやだ。
そんな悪党どもがやっつけられるのは、やっぱり観ていて気持ちが良いものです。

ただね・・・。
ここから少し不満点を。
それは最後。
どうせなら、もっとテオに制裁を加えてほしかったです!!
結果、ただ逮捕されただけになっちゃったんですよね。
もっと、精神的にもテオを追い詰めて、それこそこれまでの悪事を反省させるぐらいの
制裁を加えてほしかったなぁ。
そこは少し物足りなかったです。

アクションについて。
最後のカーアクションはエゲつなかったですね。
本作は僕が知っている韓国映画のバイオレンス色の強い作品ではなく、エンタメ寄りの作品。
ただ、このクライマックスのカーアクションについては少しマッドな感じがして、好印象でした。
先に少し書きましたが格闘アクションも、朴訥な感じが前面に出ていて、カッコよくも楽しかったです。
相変わらず、痛みを伝えるのも上手。
骨をバキッと折ったりする所は、やっぱり思わず拳をギュッとしつつ目を背けたりね。

とにもかくにも。
これまでの、くらぁい韓国映画とは違い、気持ちの良いエンタメ作品に仕上がっていました。
ちょっと、日本で言う所の「あぶない刑事」を思い出したり。
とっても良い作品でした。

なんでも、本作は韓国で記録的動員で大ヒットしたみたい。
なるほどねぇ・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (16.07.24鑑賞)

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No.1240 『オデッセイ』
No1240 『オデッセイ』

2015年制作 米
監督:リドリー・スコット

≪キャッチコピー≫
『70億人が、彼の還りを待っている。』

≪ストーリー≫
火星での有人探査中に嵐に巻き込まれた宇宙飛行士のマーク・ワトニー(マット・デイモン)。乗組員はワトニーが死亡したと思い、火星を去るが、彼は生きていた。空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない危機的状況で、ワトニーは生き延びようとする。一方、NASAは世界中から科学者を結集し救出を企て、仲間たちもまた大胆な救出ミッションを敢行しようとしていた。

≪感想≫
火星サバイバル作品。
大満足!!!の良作でした。

世界観について。
火星に一人取り残されるという絶望的な状況なのに、どこかライトな感じ。
演出のせいもあるのでしょうが全体的にとても前向きなんですよね。
そこが観ていて気持ち良かったりもしたり。

まず科学の力で何とかするっていう所が気持ちが良い。
詳しく考察すると不備もあるのかもしれませんが、そこまでの知識がない僕からしてみると、
なるほど、こういう自力で生きぬく術ががあるんだなと、とても高揚するわけで。
特に僕は、理系出身なので、こういう切り抜け方ってとても合点がいくというか、
奇跡や偶然に頼らず、理論だけで乗り切る心意気がとても素晴らしいと感じたんです。
ジャガイモ栽培のくだりなんてまさに。
自分の排泄物を肥料にする辺りが最高でした。

ちょっと欲を言えば。
もう少し、色んなサバイバル生活をしてほしかったかな。
例えば、もっと色んな作物を育てたりだとか。
例えば、色んな器具を活用して生活の糧を作っていくだとか。
日数的にはえげつない日数を描いているはずなのに、良くも悪くもそれを感じさせない
作りになっていたんですよね。
先にも書きましたが、とてもライトに、笑いも交えながら描いているだけに、少し娯楽チックに
映っていて。
それが、とても楽しかったりもしたんですが、もう少しピンチピンチしていたらどういう作品に
仕上がっていたかなって。
まぁ、蛇足的要望ですが。

音楽も良かったですね。
70年代ディスコチューンなのでしょうか。
鑑賞後色々調べたら、この流れている曲の歌詞とかもしっかりと物語とリンクされているんですって。
へぇーへぇーへぇー。
こういう時、英語が分からないのがとっても残念ですよねぇ・・・。
1曲だけは字幕で表示していましたが、それ以外は無かったもので。
字幕で全部、補完してほしかったな。
残念無念。

キャラクターについて。
まず何と言っても、主役のワトニーが良かったですよね。
いつも軽口叩いていて、どんなに絶望的な状況にもめげない。
何でしょう、さもそれが当り前かのように生きるためのアイディアを生みだしていく。
失敗しても、失敗しても。
少し楽しそうにも見えたり。
そのおかげもあってか、ジャガイモ栽培の時に一度、失敗で爆発が起こって
体ごと吹っ飛ぶシーンを観て、思わず観ているこっちは笑ってしまったんですよね。
本当はヤバいはずなのに。
他にもラストの、片腕の宇宙服を破いての宇宙遊泳シーンにも少し笑いながらも
震えさせていただきました。
あそこは本当にカッコ良くって最高のシーンでした!!
ワトニーを支える人達も良かったです。
同じクルーのメンバーももれなくプロフェッショナルな感じで◎。
大好きマイケル・ペーニャも出ていましたしね。
船長さんもカッコ良かったです。

キャラクターと言えば。
これはお話にも関わる事なんですが、本作は中国の人たちがガンガンに
関わってきましたね。
大人の事情ってやつなのでしょうが、少し違和感もあったり。
そしてふと思ったのですが、アメリカの1人の人間のために、ここまで全世界の人たちが
お金をはたいて、助けに行きますかねぇ・・・。
とても、美しくってそうであって欲しいと思う反面少し引っかかりがあったのも事実。
少し汚れてしまったかな。

とまぁ、全体的には大満足の本作。
宇宙物と言えば、以前観た大傑作「ゼロ・グラビティ」。
あの作品よりは緊張感という点では落ちますが、娯楽作品としてはこちらの方が
上じゃないでしょうか。

そして、本作は映画館の大画面で観るべき作品。
観ていないのがとても悔やまれる・・・。
なので9点!!!!!!

≪点数≫
  9点
                                           (16.07.23鑑賞)


こちら原作本。
読んでみようかしら。

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No.1239 『神の一手』
No1239 『神の一手』

2014年制作 韓
監督:チョ・ボムグ

≪キャッチコピー≫
『 ― 』

≪ストーリー≫
兄を助けるため賭け囲碁に手を出したプロ棋士テソク。しかし、賭けの元締めサルスの一団に騙されて兄を殺されてしまい、その殺人の罪も着せられてしまう。サルスへの復讐を誓うテソクは、獄中で囲碁の腕前と肉体を鍛え上げていく。そして数年後、出所したテソクは囲碁のプロたちと手を組み、兄のかたき討ちのため動き始める。

≪感想≫
裏社会にある賭け囲碁の世界。
その世界で兄を殺された元プロ棋士の男が復讐のために立ち上がるというお話。

囲碁ってどこ発祥なのかなぁなんて思って調べてみると中国が始まりのようですね。
日本もその昔から楽しまれていて、今でも人気のあるマインドスポーツです。

僕はルールがよく分かりませんが、何となく将棋やチェスと並んだ頭の使う
スポーツといった印象。

昔、少年漫画で「ヒカルの碁」なんて作品もありましたね。
とても人気のある作品でした。

そんな囲碁と闇社会と韓国が混ざり合ってできたのが本作。

韓国作品らしいバイオレンス色の強いエグイ作品に仕上がっていましたよ。

良かった所。
アクションが豊富。
本作、囲碁がテーマのはずなのに、闇社会を描いているせいか血なまぐさい
バトルが多くって。
先にも書きましたが、とにかくバイオレンスが強め。
テソクが復讐を始めるシーン。
最初のターゲットにはデコピンから始まり、まさかの目へのデコピン、目ピンと
言って良いのでしょうか。
しかも両目!!
見ているこっちもずーーーっと手をギュッて握っていましたよ。
そして次なるターゲットには冷たーい冷凍庫内にて殴り合いからの閉じ込め。
他にもトンカチでグッシャグシャとなぎ倒していくシーン。
クライマックスのナイフアクションは超絶的にカッコ良かったです。

キャラクターも立っていて素敵。
主人公のテソク。
冒頭の冴えないヒゲ面オタク棋士的な風体からの体をバッキバキに鍛えてからの
バトルのルックには思わず見惚れてしまいましたよ。
日本の俳優の西島秀俊さんを思い出したり。
とにかくカッコ良かったです。

そしてテソクとチームを組むことになる盲目の老人ジーザス。

メカ担当の義手の男、モクス。

口先担当の弟分的存在のコンス。
コイツも良かったですね。
面構えとがなんとも小物感あふれる憎たらしいフェイス。
もちろん口から生まれたかのごとく喋り倒す性格に良い意味でイラッとさせられたりね。
この4人のチームが少しずつ復讐を遂げる所は少しスカッとしましたよ。

敵さんチームも人材豊富。
イケメン風の男。
おばさんみたいなおじさん。
これまた憎たらしい三枚目風の男。
そしてボス。
みんなそれぞれにキャラが出来上がっていて観ていても全然飽きが来なかったです。

とまぁ、アクション、キャラ、共に素晴らしい出来栄え。
だけど、悪かった部分もあったり。

それはね・・・。
本作の肝ともいえる囲碁が全然活きていなかったんですよね。
僕がルールを理解していないからかもしれませんが、囲碁のバトルの緊張感がそれほど
伝わらなかったんです。
アクションも良いのですが、どうせなら頭脳戦も堪能したかったなと。
特にラストはやっぱり囲碁で締めてほしかったんですよね。
残念だなぁ・・・。

しかも本作って続編を考えているのか、ちょっと伏線を残しつつ
終わってしまったんです。
続編を作るのは凄く嬉しいのですが、今後、どういう展開になるのだろうと・・・。

まぁ、全体的に緊張感あふれるバイオレンス作品に仕上がっていて楽しめましたので、
続編を気長に待つとしましょうかね。

≪点数≫
  6点
                                           (16.07.18鑑賞)


こちらは人気漫画「ヒカルの碁」。
もちろん読みましたよ。

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No.1238 『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』
No1238 『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』

2015年制作 米
監督:クリストファー・マックァリー

≪キャッチコピー≫
『絶対不可能に挑め。』

≪ストーリー≫
正体不明の多国籍スパイ集団“シンジケート”をひそかに追っていたIMFエージェントのイーサン・ハント(トム・クルーズ)は、ロンドンで敵の手中に落ちてしまう。拘束された彼が意識を取り戻すと、目の前に見知らぬ女性と、3年前に亡くなったはずのエージェントがいた。拷問が開始されようとしたとき、その女性は思わぬ行動に出る。

≪感想≫
「ミッション・インポッシブル」シリーズ第五弾。

本作が今の所、最新作ですね。
前作で、その素晴らしさに本シリーズの完成系を観たと書いてしまいました。
・・・が、訂正します。
本作も前作の良さを引き継ぎつつもより洗練された楽しい作品に仕上がっていました。

まず、前作で良くなったチームプレイが本作でも発揮!!
本作のチームは4名。
前作で紅一点だったジェーン・カーターは今回は不出場でしたが、本作から再登場の
ルーサーが出たので良しとしましょう。
ただ、ルーサーはあの体系だし、動けない感がハンパないので、もう少し違った
魅せ方をしても良かったかもね(苦笑)
あとのメンバーは最高。
まずはジェレミー・レナー演じるブラント。
彼は「アベンジャーズ」ではホーク・アイを演じているだけあって、動けるし、切れ者感もハンパない。
本作でも要所要所で活躍してくれました。
そして大好きベンジーちゃん。
本作は彼の見せ場もたくさんあって嬉しい悲鳴。
小物感があるんだけど、彼も立派なチームのメンバー。
活躍はそれなりにでしたが(苦笑)、イーサンのベストフレンドとして、これまた美味しい役どころでした。
本作は前作にも増してチーム感があったかなと。
周りのメンバーもイーサンだけに任せるのではなくって対等の立場でミッションをこなしている空気感が
またなんとも最高な訳ですよ。
とても素敵なメンバー達でしたよ。
最後のオチのボスを箱みたいな場所に閉じ込めて、これがIMFのメンバーです的な演出は、
身震いするほどのカッコいいシーンでした。
自他ともに認めるであろう最強最悪の敵を、あんな感じでババンとやっつけるのを見るのは
やっぱり最高!!
カタルシス爆発の名シーンでしたよ。
その敵役について。
本作の敵はレーンという男。
コイツがまた素晴らしい知能の持ち主で。
すべての人間の心理と行動を掌握し、罠にはめていく。
そこまで凄いという演出はありませんでしたが、それでもその悪辣さは伝わってきました。
それが、あのラストの展開につながって、イーサンとの頭脳戦は見物でしたよ。
そうそう、アクションについては後に書きますが、本作、頭脳戦も凄い見応えがあったんですよね。
クライマックスのイーサンとレーンの心理戦はとても良かったです。
キャストについてもう一人。
本作のヒロインであるイルサ・ファウスト。
先ほど、前作の紅一点がいなくなり寂しいと書きましたが、彼女が見事にカバーしてくれていました。
彼女の良さは何と言ってもアクションでしょう。
クライマックスのナイフアクションもカッコ良かったですが、体術がまたカッコ良かった!!
総合格闘系の動きで敵の肩に乗っかって倒す技とか憧れますよねぇ・・・。
素晴らしい体術でした。

この流れでアクションについて。
本作、アクションも前作に比べ良かったように感じます。
冒頭のイーサンの飛行機のドアに掴んだまま離陸するあのツカミの部分はもちろん◎。
中盤の水中アクションもカッコ良かった。
そしてカーチェイスやバイクチェイスも◎。
特にバイクチェイスは2作目を彷彿とさせる追っかけっこ。
スピード感も溢れていて素晴らしかったです。
実は、私、本作を鑑賞する前に自らもバイクに乗ってツーリングに行ってたんですよね(どうでもいい話)。
それもあってか、バイクシーンは手に汗握るというか、憧れも交じってとても良い感じで
観賞することができました。
全体的にアクションに関しては僕的に以前の作品のあれやこれやをしっかりと越えた
仕上りになっていたように感じました。

総括。
本作でとりあえずシリーズは終了か。
僕的には本作が1番好きで、その後は4作目→2作目・1作目→3作目。
という所でしょうか。
ただ全体的にあまり何も考えずに楽しめる作品なのは間違いないので、全ておススメですな。

さぁ次は、何のシリーズを観ようかなぁ・・・。

≪点数≫
  9点
                                           (16.07.17鑑賞)

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No.1237 『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』
No1237 『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』

2011年制作 米
監督:ブラッド・バード

≪キャッチコピー≫
『不可能を超えろ。』

≪ストーリー≫
ロシア・クレムリン爆破事件の犯行容疑がかけられたイーサン・ハント(トム・クルーズ)。アメリカ大統領は政府の関与への疑いを避けるべく、ゴースト・プロトコルを発令。イーサンと仲間は組織から登録を消されるも、新たなミッションを言い渡される。真犯人への接近を図るイーサンは、世界一の高層ビル、ブルジュ・ハリファの高層階へ外部からの侵入にチャレンジするが……。

≪感想≫
「ミッション・インポッシブル」シリーズ第四弾。

1作目は緊張と緩和のバランスが取れた良作。
2作目はトム・クルーズ祭りのアクション作品。
3作目は1と2の良い所を混ぜたけど少し物足りなかった作品。

さて本作。
3作目のやりたかったことはきっと本作のような事だ!!
とてもバランスのとれた良作に仕上がっておりましたよ。

例えば毎回、実施されるトム・クルーズ演じるイーサン・ハント祭り。
今作でもアクション盛りだくさんでカッコいいイーサンを見る事ができました。
砂嵐の中を追っかけっこするシーンもなかなか見たことないシチュエーションでの
アクションだったし、最後の立体駐車場みたいな所でのバトルシーンも、
肉体的アクションの弱さをカバーする見た目の派手さがとっても良い感じ。
もちろん、肉体を使ったあのとんでもないビルの外壁をよじ登るシーンもイケていました。

そしてそして。
何より本作では、チームプレイが上手くできていたという事。
今までは、チームはあったんですが、イーサンだけメチャクチャ活躍するという
無意味とすら思えるチーム戦。
本作では、一人一人きっちりとキャラを付けてあげて見せ場もそれぞれに作っていました。
ちょっと、「ワイルド・スピード」シリーズのチームプレイを彷彿とさせるようなね。
チームメンバーは3名。
まずは大好きベンジーさん。
前作で初登場して、そのキュートな立ち振る舞いで最高のコメディリリーフを担ったお方。
本作ではなんと、現場班で大活躍してくれましたよ。
ちょっとこう、三枚目的役割がなんともね。
演じたのは我らがサイモン・ペッグ。
ベンジーはこのままレギュラーとして頑張ってほしいですね。
次に紅一点、ジェーン(ポーラ・バットン)。
彼女は動けるのでアクションもカッコ良かったですね。
女殺し屋(レア・セドゥ)との格闘バトルもイケていましたよ。
まっ、僕的にはルックスはレア・セドゥの方が好きだったのですが・・・(苦笑)。
ただ、ジェーンも負けず劣らずカッコいいルックスで素敵でした。
最後は自称分析官のブラント。
演じたのはジェレミー・レナー。
アベンジャーズ」のホーク・アイじゃあありませんか。
これは弱い訳ないですよね。
アクションもこなし、しっかりと活躍してくれましたよ。
このチームのみんながそれぞれ役割をこなし、ミッションをクリアしていく。
もちろんそこにイーサンの見せ場も強めに残しながら・・・。
そこら辺のバランスが巧かったんですよね。
とても楽しく鑑賞するこそができました。

とにもかくにも。
本作で、本シリーズの完成系を見たような気がします。
続編もこのやり方を踏襲していてほしいな。

楽しみです。

あっとそうそう、余談、余談。
本作の敵役であるミカエル・ニクヴィストというお方。
どっかで観た事あるなぁなんて思っていたらスウェーデン版「ドラゴン・タトゥーの女」のミカエル刑事じゃあありませんか。
さらに風格あるお方になりましたねぇ・・・。

≪点数≫
  9点
                                           (16.07.10鑑賞)

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No.1236 『M:i:III』
No1236 『M:i:III』

2006年制作 米
監督:J・J・エイブラムス

≪キャッチコピー≫
『タイムリミット48時間。最も不可能なミッションが始まる!』

≪ストーリー≫
不可能なミッションを遂行してきた天才的スパイのイーサン・ハント(トム・クルーズ)は、敵の罠に落ち、前例のない衝撃的な計画に翻ろうされてしまう。イーサンは己との戦いを克服し、成功率0%の任務を成し遂げるため、ヨーロッパやアジアへと飛ぶ。そして最高機密組織I.M.F.の新たなるメンバーとともに任務を遂行するが……。

≪感想≫
「ミッション・インポッシブル」シリーズ第三弾。

1作目ではスパイ物だった本シリーズも前作からは一転、トム・クルーズ演じる
イーサン・ハント祭りに。
僕的にはどちらも好きです。
特に1作目はリアルタイムで観たのでその面白さに興奮したものです。

さてさて。
本作は、前作のイーサン祭りを踏襲しつつもスパイ物にも寄せていった作品に仕上がっていました。

先に悪かった所。
本作は少しスパイ物に寄せていったという事で、チーム色が強くなっていました。
ただそのチームのメンバーがイマイチ光っていないんです。
やっぱりここでもイーサン力爆発といいますか・・・。
とにかくトム様のカッコ良さを際立たせるためだけのお豆的な存在で・・・。
紅一点のマギーQ演じるゼーンなんて見た目も最高だっただけにもっと活躍させてほしかったです。
そしてこのチームプレイ的な演出があったおかげで、これまでのイーサン祭りより少し抑えめに
見えたんですよね。
ちょっと相乗ではなく相殺された感じ。
もったいないない。
どうせならどちらかにいききって欲しかったです。

そこがけっこう本作の大きな肝だったように感じます。

とはいえ良かった所はたくさんありました。
少し落ち着いたとはいえいつものイーサン祭りは健在でしたしね。
上海のビルを飛び移る所は素直にすっげぇなぁってね。
トム・クルーズはやっぱりカッコ良いですな。

サブキャラ達に関しても数名、イケている方々が。
まずはイーサンのお仲間であるベンジー。
演じたのは大好きサイモン・ペッグ。
チーム外なんだけど、外から助けてくれる007でいう所のQみたいな感じかな。
良い感じのコメディリリーフで出てきたときは嬉しかったです。
次にIMFのブラッセル局長。
演じたのは、ローレンス・フィッシュ・バーン。
こいつはもう面構えがすんごい。
ネタバレになりますが、ブラッセルが敵みたいなストーリー展開になっていって
実は違うというオチになるんですが、このローレンス・フィッシュ・バーンの顔力のおかげで、
すっかり騙されてしまいましたよ。
なんて悪い顔するんだ、コイツは(笑)
そしてそして。
最後は、敵キャラのデイヴィアン。
演じたのはフィリップ・シーモア・ホフマン。
このデイヴィアンというキャラクターがとても魅力的でした。
絶対的な悪。
有無を言わさない感じの交渉術とか、とても素晴らしかったです。
本当に悪いやつってこういう奴の事を言うんだろうなぁって。
敵ながら無敵感を醸し出している感じが素晴らしかったです。

とまぁ全体的に楽しめた本作。
全体的に一定の楽しさを持った本シリーズ。
このまま新作まで一気観じゃい!!!

≪点数≫
  6点
                                           (16.07.09鑑賞)

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No.1235 『M:I-2』
No1235 『M:I-2』

2000年制作 米
監督:ジョン・ウー

≪キャッチコピー≫
『 ― 』

≪ストーリー≫
休暇中のイーサンのもとに、緊急指令が下った。それはテロ集団に奪われた致死細菌“キメラ”の奪回。早速新チームが編成されるが、そこには見知らぬ女盗賊・ナイアの名があった。不審に思いながら、イーサンは彼女に接近を図る。

≪感想≫
「ミッション・インポッシブル」シリーズ第二弾。

スパイ作品として前作はとても楽しめた印象。
さて本作。
前作とはうって変わってゴリッゴリのアクション大作に仕上がっていました。

トム・クルーズのPV的作品といいますか。
とにかくカッコいいトム・クルーズを前面に押し出した作品。

これがもう本当にカッコ良くってね。
冒頭10分ぐらいですでにトム・クルーズ作品に仕上がっている。
敵キャラもイーサンに変装している演出からスタート。
そこからイーサンのロッククライミング。
サングラスにて指令を受けての、サングラスを投げ捨ててのタイトルコール!!みたいな。
ここまでの一連の流れがまずカッコ良かったです。

アクションの数々。
バイクアクション。
クライマックスに繰り広げられるバイクチェイスシーン。
ウイリー走行だけじゃなく、前輪ではなく後輪を浮かしたジャックナイフ的テクニックの数々。
カッコ良かったですねぇ・・・。
格闘アクション。
これまたクライマックスの敵ボスとの肉弾戦。
基本はボカッ、ボカッと愚直な芋臭い喧嘩アクションなんだけど、時折、アクロバティックな
蹴り技等が繰り出される。
これもとてもカッコ良くってね。
あとはスタントシーンもこれまたトム・クルーズ祭り。
前作でも天井から吊るされる緊張感あふれるシーンがありましたが、本作でも
似たようなシチュエーションがありましたね。
ここまで、トム・クルーズ押しでくると
「よっ!!待ってました!!」
なんて事になってしまう訳で。
他のキャラなんて関係ないない。
とにかく主役を盛り上げるのが本作の掟。
そしてその期待に応えるかのごとくトム・クルーズの頑張り。
ここまでいききってくれると好感を持てます。

とまぁここまでは良い所を書きましたが。
基本的にお話はとってもダメダメで。
ツッコミ所が山盛りの粗ばっかりの本作。
本作では、イーサンの影武者みたいなやつが敵ボスなんですが、そもそも影武者って??
だって、イーサン自体がスパイで表に出る事が無いんですよ。
しかもイーサンは変装の達人なのに。
そんな奴の影武者はそもそもいらないでしょうに。
あと、クライマックスでも敵ボスのショーンがバイクでイーサンを追っかけるんですが、これもその必要性を
感じない。
ただ、バイクチェイスシーンを見せたくて無理矢理バイクで追っかけさせた的な。
ヒロインのナイアが、急にイーサンに惚れるのも分からない。
007シリーズのジェームス・ボンドじゃないんだからさ・・・。
感情の移ろいをはしょり過ぎでしょう・・・。

とまぁ、ストーリーについてはダメダメな本作。
ただアクションについてはとてもカッコ良く仕上がっているので、
僕的には十分に堪能させていただきましたよ!!

≪点数≫
  7点
                                           (16.07.03鑑賞)

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No.1234 『日本で一番悪い奴ら』
No1234 『日本で一番悪い奴ら』

2016年制作 邦
監督:白石 和彌

≪キャッチコピー≫
『日本警察史上、最大の不祥事。
      ヤツらは何をしたのか?』

≪ストーリー≫
柔道で鍛えた力を買われて、北海道警察の刑事になった諸星要一(綾野剛)。裏社会に入り込んでS(スパイ)をつくれという、敏腕刑事・村井の助言に従い、Sを率いて「正義の味方、悪を絶つ」の信念のもと規格外の捜査に乗り出す。こうして危険な捜査を続けていった諸星だったが……。

≪感想≫
以前観た良作邦画「凶悪」。
監督は白石和彌さん。

その監督の最新作。
前作も実話を基にしたお話でしたが、本作も実際にあった事件を基に作られた作品。

基のお話は稲葉圭昭による「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」という本に書かれているみたい。
簡単に言うと2002年に北海道にて起こった警察の汚職事件を描いています。

これがまたとんでもない事件なんですよね。
事実は小説よりも奇なりなんて言葉がありますが、まさにそう。
えげつない事件です。

稲葉事件のwikiは下記リンク。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%B2%E8%91%89%E4%BA%8B%E4%BB%B6

さて映画について。
本作の主役である諸星刑事。
生粋のクズというよりか少し無垢な印象を持ちつつの無骨な男といった感じ。
まぁ、どこぞにでもいそうな体育会系の男といった所か。
自らの欲望から生まれた悪というよりかは、日常に潜んでいる罠みたいなものに、はまってしまい
流れ流れてこういう結果を招いたのではと。
それこそ、僕らの職場や社会にも当てはまりそうなね。
社会って善と悪のボーダーラインってきっちり分けられてない部分が多い訳で。
本人の道徳観によってそれが悪とも善ともとらえられることも多いですよね。
グレーな部分。
本作で描かれている事も悪なんだけど、やっている本人たちはなんとなく
悪意には満ちていないように見えて。
それこそ、少し感動的なシーンもあったりして。
諸星が弟分ともいえるスパイの太郎の結婚式のスピーチなんてまさに。
言っている事や、やってきた事、そしてふと考えると、警察が悪党に混じりながら和気あいあいと
やっているのってすっごい変な構図なんですけど、そこに悪意みたいな空気はまるでなく、
少し感動すらする場面でもありまして。
そんな彼らもやっぱりやっている事はとんでもなく腐敗した行動なんですよね。
そんな反社会的な事を少しエンタメチックに描き出す。
楽しいんだけどゾッとする。
ここら辺のバランスがなんともなぁと。

そしてそして本作の白眉は何と言っても。
キャスティングとその役者さん達の演技。
本作を観た方なら恐らく言うであろう、主演をされた綾野剛くんの素晴らしい演技!!
あの警察官になってからの栄光からの転落。
その一部始終を見事に演じきっていました。
特に目を引かれたのが、覚醒剤を初めて打ったシーン。
本当にやっているんじゃあないかというあの表情には正直、シビれました。
そこのみにて光り輝く」という傑作でも素晴らしい演技をしていましたが、本作も歴代ベストを叩きだしたんじゃないでしょうか。
他の役者でも・・・なんて考えもしましたが、いやいや、彼だからこの諸星という役に
彩が付きしっかりとしたキャラ立ちができたのでしょう。
本当に素晴らしかったです。
脇を固める方々も最高。
諸星のスパイとなる、弟分の太郎。
コイツが僕的にはベストキャラクターだったなぁ。
あの、諸星との初対面でのチャラけた感じ。
ただ、情に厚くってこれまた無垢な心で諸星についていく感じが何ともね。
演じたのはYOUNG DAISさんというお方。
ラッパーの方なのかな。
初見ですが、素晴らしかったです。
あとは、もう一人のスパイであるパキスタン人。
良い塩梅のコメディ・リリーフで彼とのやり取りは笑ってしまう部分も多々ありました。
インド人と一緒くたにされた時の怒りリアクションには笑わせてもらいましたよ。
演じたのはお笑い芸人のデニスの行雄ちゃん。
良いですねぇ・・・・。
他にも中村獅童やピエール瀧、TKOの木下辺りも良かったなぁ。
ピエール瀧は「凶悪」の印象が強すぎて、本作での小物扱いには少し
肩すかしを喰らわされた感もありましたが、それでも、安定の悪代官っぷりを
見せてもらいました。

あと、主題歌も良かったですね。
エンドロールで流れるスカパラとKen Yokoyamaの「道なき道、反骨の。」。
すごいカッコ良かったですよ。

総括。
全体的に前作の「凶悪」よりも少しライトに描かれていたように感じました。
前作は、ズシリと重くのしかかる物があったのですが、本作はそれがそこまで強くなかった。
ただ、それが悪いのかというとそうでもない。
本作は本作でとても良くできた作品だと思うし、描かれている事は耳を、目を疑うような事ばっかりですから。
そんなえげつない事をわりとポップに描いた本作。
やっぱり白石監督が描く実話ベースの作品は素晴らしいとしか言いようがないでしょう!!
次回作はどんな事件をモチーフにするのでしょうか。
楽しみーーーーー!!!!!

≪点数≫
  8点
                                           (16.07.02鑑賞)

こちら原作本。
興味あります。


こちら主題歌。
めちゃくちゃカッコ良い!!

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