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No.1227 『インサイド・ヘッド』
No1227 『インサイド・ヘッド』

2015年制作 米
監督:ピート・ドクター, ロナルド・デル・カルメン

≪キャッチコピー≫
『もっと自分が好きになる―― これは、あなたの物語。』

≪ストーリー≫
田舎町に暮らす11歳の女の子ライリーは、父親の仕事の影響で都会のサンフランシスコに移り住むことになる。新しい生活に慣れようとするライリーの頭の中では、ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ビビリ、ムカムカたちが、ライリーの幸せのためという強い気持ちが原因で衝突していて……。

≪感想≫
ピクサーアニメ作品。

女の子ライリーの頭の中では5つの感情が司る。
ヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、イカリ、ビビリ。
その5つの感情がライリーの日々の行動に関わっているっていうお話。

むむむ・・・。
どこかでこの設定見た事あるなと思ったら、漫画「脳内ポイズンベリー」と同じじゃん!!
本作は映画化もしましたね。
僕は漫画は読んだことがあります。
感想は、女性向けだけにまぁまぁまぁと言ったところか。

とにかく設定自体はほぼ同じでした。

さて本作。
大人も子供も楽しめる傑作でした!!
いっつもそう。
ピクサーの作品は子供も大人もどの目線からみても楽しめるし考えさせられる
作品に仕上がっているんですよね。

今回も子供目線、大人目線、親目線、どの角度からでも観る事ができて、子供の成長譚を通して、
一人の人間としての成長を感じる事ができる。

人間の心には色んな感情があって、その感情は人が成長していく中で必要不可欠で。
特に子供の頃なんて、そんな感情のバランスを保てぬまま爆発してしまう訳で。
それで、また生まれてくる感情や想いから人は成長して生きていくんですよね。

本作では、なんとなくカナシミが邪魔者扱いされていて。
そりゃそうだよ、何でもネガティブで落ち込んでいてジメジメしているんだもの。
ただ、それがあるからこそヨロコビがあったりするんですよね。
「表裏一体」なんて言葉がありますが、喜びと悲しみの関係もそう。
どちらか一方では成り立たない。
片方があるからこそ片方の大切さに気付いていく。
やっぱりカナシミの感情も必要不可欠なんです。
無理してポジティブに生きる必要もないしね。
悲しいときは無理しないで良いと思うし。

イカリやムカムカやビビリもそう。
そこから生まれる想いや思い出。
それは生きていく上で、たわいもない大切な日々に繋がっていくわけですから。

なんて事を、本作を観ながら感じたり。
やっぱりピクサーは凄いですねぇ・・・。

あと、中盤に現れるビンボンなるキャラクターも最高でしたね。
僕にとってのビンボンはどうだっけなぁ・・・。
ただ、きっとそういう存在はきっといて、それを卒業して今の僕が
成り立っているんだろうなぁとジンとしたりもしました。

あとね。
本作って、途中やラストのエンドロールで、周りの人間や動物の頭の中を映し出すのも上手でしたね。
ライリー、一人だけの問題じゃなくって、彼や彼女や、そしてあなたの頭の中もそうなんだぞって、
投げかける所がまた、観ているこっちも共感して鑑賞してしまうという演出は巧み。

ピクサーアニメにハズレなし!!
最高に堪能させていただきました!!

≪点数≫
  9点
                                           (16.06.05鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)