2016-07-18 Mon

2016年制作 米
監督:ザック・スナイダー
≪キャッチコピー≫
『世紀の対決。』
≪ストーリー≫
バットマン(ベン・アフレック)は、両親の殺害現場を目撃したという過去のトラウマから犯罪者一掃に力を注ぎ、一方超人的能力を持つスーパーマン(ヘンリー・カヴィル)は、その力を人類のために惜しみなく使ってきた。だが、その破壊力の強大さゆえに、スーパーマンは人々からバッシングを受けるようになり……。
≪感想≫
以前観た「マン・オブ・スティール」の続編。
スーパーマンシリーズの2作品目。
本作のタイトルから分かる通り、あの稀代のダークヒーロー、バットマンとの戦いです!!
以前からCMやネットで盛り上がりを見せていた本作。
最高に楽しみにしていました。
本作を鑑賞後、色々と調べてみると、本作はDCコミック(アメコミ)シリーズ映画化の1本目という事で。
今後、色んなヒーローが集まってジャスティス・リーグなるチームを作って悪党共と戦うんですって。
同じくアメコミのマーベルコミックのアベンジャーズ的な感じでしょうか。
大好きな祭り感がぷんぷん。
これは観ない手はないよなぁ・・・。
という事で劇場で鑑賞してきましたよ。
さてさて・・・。
・・・・んんーーーーー、もったいないというかなんというか・・・。
ちょっと祭りにはなりきれずにノレなかったです・・・。
先に良い所から書こっかな。
アクション、バトルがとにかくド派手!!
ヒーロー映画というか怪獣映画みたいな感じ。
とにかく街、それこそ地球をドンガラバッカンと壊しまくる。
劇場で観たのもあって、とにかく大迫力の映像でしたよ。
キャラクターについて。
本作の2大ヒーロー、バットマン&スーパーマン。
まずはバットマン。
バットマンはティム・バートン監督等版の旧3作品やクリストファー・ノーラン監督版の新3作品。
本作のバットマンはこれまでのキャラクターとは全然違ったタイプ。
僕的にはとても好感持てました。
演じたのはベン・アフレック。
見た目もゴッチゴチでコスチューム(スーツ)もゴッチゴチ。
本作はスーパーマンという無敵のパワーを持った相手とのバトルなので、そりゃここまでしないと
戦えないよね。
知恵と武器を駆使して大健闘しておりました。
ちょっとアベンジャーズでいう所のアイアンマン的バトル方法でしたよ。
そして、このバットマンが使用するメカがまた良かったんです。
特にバットモービルがまたいかつくてカッコ良かったんですよね。
これまでのバットモービルの中で一番イカしていました。
スーパーマン。
僕はこのスーパーマンがそこまで好きではなくって。
バトルに関しても超絶的な肉体だけで戦っているので、特に見応えも無かったり。
肉体的には超絶無敵感たっぷりなのに性格はとってもナイーブ。
いじいじしている感じがどうもなぁ。
それでいて、バトルになったら周りを気にせず街中を破壊しまくるし(苦笑)。
これが今回の戦いを招いたんだぞ!!
それなのに今回もガンガンに破壊しまくりの乱。
とんでもない野郎です!!
そしてそして・・・。
僕的、本作のスーパースター!!
ニューヒロインのワンダー・ウーマンでしょう!!!!
正直、彼女のキャラに関しては全然ピンとこないし、なんで地球にいるのか、
そもそも彼女の目的は??
彼女の生まれは??
どういう性格??
まったくそれが描かれていませんでした。
ただ、彼女の登場シーン、バトルシーンはすっごい魅力的で。
すっこい短かったんですけどね・・・。
ただ、本当に気分も高揚・・・その理由としてはこちら!!
そう。
音楽がメチャクチャアガる音楽だったんです!!
僕、家に帰って速攻でYou Tubeで探しまくってリピートしまくりましたもん。
(実は、今も聴きながら感想を書いている始末(笑))
とにかくカッコ良かったです。
彼女が単体主役の作品が今後作られるみたい。
楽しみーーーーーー!!
ちなみに演じたのはガル・ガドットさん。
「ワイルド・スピード」シリーズのジゼルだ!!
嬉しい再会ですね。
敵キャラ。
サイコチックなレックス・ルーサー。
演じたのは「ソーシャル・ネットワーク」でマーク・ザッカーバーグを演じたジェシー・アイゼンバーグ。
なかなかの怪演で好印象。
今後も出てくるのでしょうか。
楽しみなキャラクターです。
もう一人(一体?)の敵キャラドゥームズデイ。
コイツはアベンジャーズのハルク的な感じかな。
コイツもまたスーパーマンと同じくクリプトン人の血を引く異星人。
先ほど怪獣映画と書きましたが、コイツとスーパーマンのバトルはゴジラ対キングギドラのような
破壊力でした・・・。
よくよく考えると、本当にバットマンは凄いよね。
こんなバケモンどもの中に人間が太刀打ちするってありえないでしょ(苦笑)。
とまぁ色々キャラクターやルックにはとても好感触を抱いた本作ですが・・・。
ここからは嫌な所。
とにかくストーリーが粗っぽい!
詰め込み過ぎ!!
キャラクターの描き込み不足!!!
訴えたいであろうテーマがやっている事と矛盾している!!!!
全体的に暗い!!!!!
ヒーロー対ヒーローの構図。
これって、最近観た傑作「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」とおんなじ。
しかも理由も結構似通っていたりするんですよね。
正義の戦いの影では、犠牲者が必ずいる的な・・・。
ふむふむと考えさせられるテーマですが、「シビル・ウォー」は
緩急をつけながら少しポップさを交えながら伝えてくる。
本作の場合はずっとじめーーっとした雰囲気で。
これが何ともつまんない感に繋がっちゃうんですよねぇ・・・。
重々しすぎてちょっと萎えると言うか。
ヒーロー祭り感を味わいたいものとしては少し残念。
あとね、本作って詰め込みすぎも否めない。
本作って、今後DCコミックス版アベンジャーズである「ジャスティス・リーグ」という作品への
序章なんでしょう。
色んなヒーローが一堂に会して悪と戦う。
何て期待感あふれるお話。
この事は鑑賞後に知ったので、なるほどと思ったのが、本作の中で、訳のわからない
ヒーローのようなやつらが数人出てきて。
先に書いたワンダーウーマンを皮切りに、フラッシュ、アクアマン、サイボーグが出てきます。
こいつらが何の情報もなしに出てくるので頭がこんがらがっちゃって。
ワンダーウーマンもそうですが、今後、彼らが主役の作品が作られていくんですって。
ふと思う。
これって、先に彼らの作品から作って、最後に集合してドカン!!の方が良かったのでは??
アベンジャーズがまさにそうですよね。
アイアンマンが出てハルク、ソー、キャプテン・アメリカと徐々に徐々に期待値を高めて、
最後に祭りじゃーーーーー!!みたいな。
あの高揚感ったらなかったもんなぁ・・・。
とにかくこのマーケティングは少し失敗かなと。
実際に、本作を観ていて良く分からなかったんですもん。
ストーリー自体も雑でしたしね。
大味すぎる感じかな。
ちょっと物足りなかったです。
総括。
良かった所も多数あったもののやっぱり残念感漂う本作。
ただ、今後の展開がまた楽しみではあるので、次回作に期待。
このままマーベルコミックシリーズと双璧をなす作品づくりに期待しております!!!!!!
≪点数≫
7点
(16.05.12鑑賞)

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