2016-05-09 Mon

2013年制作 米
監督:ザック・スナイダー
≪キャッチコピー≫
『誰もが知るヒーローの、誰も知らない誕生の瞬間。』
≪ストーリー≫
ジョー・エル(ラッセル・クロウ)は、滅びる寸前の惑星クリプトンから生まれたばかりの息子を宇宙船に乗せて地球へと送り出す。その後クラーク(ヘンリー・カヴィル)は、偶然宇宙船を発見した父(ケヴィン・コスナー)と母(ダイアン・レイン)に大事に育てられる。そして成長した彼は、クリプトン星の生き残りのゾッド将軍と対峙(たいじ)することになり……。
≪感想≫
最近巷で話題の最新映画。
「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」
なんて魅力的なタイトルなんでしょう!!
こりゃ映画館で観なければと思い、まずは復讐を兼ねて前作である、
本作を鑑賞。
私とスーパーマン。
実は私、「スーパーマン」シリーズは1作も観たことないんですよね。
昔、テレビでクリストファー・リーヴ主演版の作品がやっていたなぁという記憶ぐらい。
調べてみると映画だけでなくテレビシリーズでもやっていたみたいですね。
映画だけでも7作品くらいあるようで。
さすがに全部は観る事ができないので新シリーズの本作だけにしておきました。
さてさて。
ん・・・んん??
スーパーマンってこんなに暗い感じなの!?
僕的イメージは「みんなのヒーロー・スーパーマン!!」ってな感じなのに、
本作のスーパーマンは特異な力を得たがために周りには阻害され、隠れて暮らす存在。
主人公のクラーク・ケントも根暗な性格っぽくて。
まずこの部分に肩透かしを食らわされた感が・・・。
映像はガチャガチャっとしていましたが、結構カッコ良かったな。
ド派手にドッカンバッカンやってくれていて。
アクションは肉弾戦だったのでそこまでパンチ力はありませんでしたが、
そこはCGを多用した演出で見応えのあるものに。
監督はザック・スナイダー。
以前観た「エンジェル・ウォーズ」の監督さんで、とにかく派手な映像という印象が強いかな。
バキッと決まった画作りというか。
「300」もそうでしたもんね。
ストーリーについてもう少し。
やっぱり本作には納得いかない部分もあって。
基本的に粗挽きですよね。
クラークの生い立ちから描かれている本作。
要所要所が描かれていますが、イマイチ繋がりが無くってピンとこない。
敵のゾッド将軍がスーパーマンを探しに地球に降り立つのですが、意外にあっさりと
人間たちはそれを受け入れるんですよね。
クラーク探しに重きを追う解決策が何だかなぁと。
結局、本作って一般の人たちの動きが全く無いんですよね。
ゾッド将軍たちとの戦いではかなりの人たちに迷惑をかけて、死傷者まで確実に出ているはずなのに、
そこまで悲劇的に描かれない。
スーパーマンに重きを置きすぎて全然臨場感がない。
それをしたいのであればやっぱり、もう少し明るく万人受けの演出にすればいいのにな。
この暗い演出やストーリーがより、本作の足を引っ張っているような感じがして・・・。
もったいないなぁと。
一番はやっぱりトントントントンと進んでいく展開がなんとも納得いかなかったかな。
オチは良かったな。
最後の最後で、ジャーナリストのケント・クラークになりましたね。
なるほど、ここから僕らが知っているスーパーマンに繋がる訳だ。
本作はいわばエピソード0的な事なのでしょうね。
全体的に不満もありもったいない度も高かった本作。
映像はとても素晴らしかったのですが、ストーリーはちょっとなぁ。
次回作はバットマンとの戦いだ!!
ダークヒーロー通しの戦い。
楽しみです!!!!
≪点数≫
6点
(16.03.26鑑賞)

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