2016-03-23 Wed

2015年制作 米
監督:ジャウム・コレット=セラ
≪キャッチコピー≫
『N.Y.中に、狙われた男。』
≪ストーリー≫
ブルックリンのマフィアのもとで暗躍するすご腕の殺し屋ジミー・コンロン(リーアム・ニーソン)は、命を狙われた息子を救うため相手を亡き者にする。ところが相手がマフィアのボスで親友ショーン(エド・ハリス)の息子だったため、復讐(ふくしゅう)に燃えるショーンはジミーと彼の息子を殺すことを宣言。ジミー父子は、組織や金で買われた警察が包囲網を張り巡らせたニューヨークで、迫り来る追手を必死に振り切ろうとするが……。
≪感想≫
大好きリーアム・ニーソン主演作。
監督はジャウム・コレット=セラというお方。
以前観た良作「エスター」の監督さん。
プラス「フライト・ゲーム」という作品では、同じくリーアム・ニーソンとタッグを組んでいます。
さて本作。
良かった所。
まずはリーアム・ニーソン力。
本作でもその無敵感は爆発。
ただし初っ端はアル中のだらしない親父。
「96時間」シリーズでは完全無欠で良心の塊的な親父を演じていましたが、本作はその逆。
殺し屋として昔、人を殺しまくっていた影響で今は悪夢にうなされる中年アル中親父に。
観ていてしばらくはその情けない姿に
「あれ?僕が思っていたのと違うのか!?」
なんて思いましたが、問題ないない。
中盤から無敵のニーソン力が爆発しておりました。
息子のために、昔の仲間と戦う羽目になった親父。
エド・ハリス演じるショーン・マグワイアがいるBarに乗り込む件はメチャクチャシビれましたよ!!
敵のギャング集団を手際よく殺していくのはカッコ良かったです。
満足のニーソン御大。
実は本作ではもう一人素晴らしいキャラクターがいまして。
それは、先に少し触れましたが、エド・ハリス演じるショーン・マグワイア。
ショーンはジミーのボスであり仲間であり友であるような存在。
ジミーはそのショーンの息子を殺してしまう訳ですが、この後の二人の関係性がなんともシビれるんですよね。
お互い思い合っているけど、突き進むしかないこの感じ。
ある意味、本作ってこの二人のブロマンスでもあるんです。
シブい親父二人のせめぎ合いが◎。
とにかくこの二人の関係性にはグッと来てしまいました。
次に良かった所。
カメラワーク。
とある場所からグーーーーっとカメラが引いて、また新しい場所にグーーーッとよっていく展開の仕方は
暗い内容、テンションながらもカッコ良かったです。
ガンアクションのカットでもスローを多用したりしていて、なかなかのこだわりっぷり。
それが別に邪魔くさくなくって効果的に感じられました。
アクションも良かったな。
リーアム御大もお年なのにそれなりに動けているし、動けない部分も知恵でカバーするところは
良い感じ。
ストーリー的には既視感がありましたが、それでも満足。
二人の親父のせめぎ合いが観れたので良しとします!!
≪点数≫
8点
(16.01.16鑑賞)

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