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No.1156 『プロジェクト・アルマナック』
No1156 『プロジェクト・アルマナック』

2014年制作 米
監督:ディーン・イズラライト

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
亡き父の作業場でタイムマシン開発計画を発見したデイビッドとその仲間たちは、組み立てたマシンで過去へ戻る事に成功する。浮かれたデイビットたちは好き勝手に過去を変えて楽しむが、やがてその“変化”が未来に悪影響を及ぼしコントロールできない事態へと陥ってしまう。

≪感想≫
特殊な撮影方法(ファウンド・フッテージ)の作品。
ファウンド・フッテージとは、誰かが撮影した映像が第三者に発見され、
未編集の映像として上映されるという設定の表現形式。
以前観た「クローバーフィールド/HAKAISHA」のような作品。
さらに言うと、2014年に鑑賞してその年のマイベスト級作品「クロニクル」的な作品。

本作は、その「クロニクル」にかなり影響を受けた、いわば二番煎じ的な作品に仕上がっていましたよ。
「クロニクル」は童貞初心な男子高校生が超能力を手に入れるというお話。
本作は童貞初心な男子高校生がタイムマシンを開発してしまうというお話。
両作品に共通して言える事。
それは主人公が純朴で引きこもり気味、いわゆるオタク的な青年という事。
人生で躓く所も一緒。
「女性」や「恋」にとてつもなく奥手という所!!
そこで、手に入れた「超能力」や「タイムトラベル」がこじらせてしまう的なね。
本当に似ているんだよなぁ・・・。

先に挙げた「クロニクル」は大傑作でしたが本作は・・・。
ちょっとこじんまりとしちゃっているなぁって。

本作はタイムトラベル物で、とても楽しめそうな設定なのに、どうも物足りなく感じて。
もっと世界中を巻き込む、もしくは自分の周りをまきこんでの壮大なお話にできそうなのに、
そこまでいききる事もなく主人公の恋のお話に落ち着いてしまっている。
おしいなぁ・・・。

物語の着地もイマイチだったかな。
この終わり方だとまた同じ繰り返しをしてしまいそうな気もしたのでね。
主人公達は、これを機に多少学んだとはいえ、それでも、そこまで成長したようには
見えなかったんですよね。
少しモヤッとしてしまいましたよ。

あとね。
「タイムトラベル」作品につきものなのはツッコミ所!!
これが良い所でもあるんですけど、現実に無いものって、よく言えば想像が自由で、
何でもできるという事。
悪く言えば、辻褄を合わせるのがとても困難であること。
本作でもこのタイムトラベル理論には一言も二言もあったり。
まぁ、たくさん考える事があって楽しかったのも事実。

やっぱり「タイムトラベル」作品は楽しいですね。

ファウンド・フッテージ作品にする意味はまったく感じられませんでしたが、
設定としては楽しかった本作。
激押しはしませんが、少し変わったB級作品を観たければどうぞ!!

≪点数≫
  5点
                                           (15. 11.1鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)