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No.1144 『スコア』
No1144 『スコア』

2001年制作 米
監督:フランク・オズ

≪キャッチコピー≫
『3000万ドルのヤマ 3人のプロフェッショナル 最後に笑うヤツは誰だ。』

≪ストーリー≫
世界をまたにかけ活躍してきた金庫破りの超一流のプロ、ニック(デ・ニーロ)はある日、長年のパートナーである盗品ブローカー、マックス(ブランド)から報酬400万ドルという願ってもない話を持ちかけられる。が、この仕事を成功させるためには内部に詳しいジャック(ノートン)という男と組まなければならなかった……。

≪感想≫※ネタバレあり
ロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートン、マーロン・ブランド3大俳優共演作。
マーロン・ブランドの出演作は観たことがありませんが、名前は聞いたことあるし、
「ゴッド・ファーザー」でアカデミー主演俳優賞を取ったんですよね。
名優と言った印象。
ロバート・デ・ニーロと言えば「タクシードライバー」。
エドワード・ノートンは「ファイト・クラブ」や「インクレディブル・ハルク」。
どちらも好きな俳優さんです。

さて本作。
うーーーーん、まぁまぁまぁ・・・。

良かった所。
そりゃまぁ俳優力でしょうねぇ・・・。
いぶし銀の2人(デ・ニーロとマーロン・ブランド)は置いといて。
僕的にはエドワード・ノートンが良かったです。
あのちょっとインチキ切れ者っぽい所や、障がい者風に装ったところから普通に戻る
切り替え部分等々。
なかなか見所がありました。

そうそう。
いぶし銀2人の劇中のやりとりはほとんど、アドリブだったそうですよ。
なるほどねぇ。

良い所はこのぐらいかな。

後はちょっとダメダメでした。
まず、これは僕が悪いのですが、少しドンパチやアクションを期待していたんですよね。
それが、ロバート・デ・ニーロが少しご老体という事もあって凄く落ち着いたトーンで
進んでいっていて。
そこが少し物足りなかったり。
基本、お話自体も凄く穏やか。
どちらかと言うと緊張感を保たせながら進んでいくストーリー。
ただ、それが上手く描かれていたかというとそうでもなくって。
古臭い演出法や鈍重なアクションのせいで地味に感じてしまいました。
そのせいかツッコミ所も所々出てくる始末。
例えば、デ・ニーロ演じるニック。
最後の最後は勝ち組になるんですが、なんだか凄みを感じられない。
冷静沈着にこれまで仕事をこなしてきたはずなのに、今回に関しては少しポカが多すぎる。
ジャックとのファースト・コンタクトでもそうでしたし。
クライマックスのやり取りやドンデン返しでもそう。
ニックの性格が結果を作っているのではなく、結果ありきでニックの性格や行動を
作っているといった印象。
もっと、クールでカリスマ性のある人間を描いてほしかったです。
そもそも、彼は一人で仕事をするというのが信念なはずなのに、ボディガードの男もいるわ、
ハッカーの味方もいるわでなかなかのチームっぷり(苦笑)。
ジャックにしてもそう。
良い所で書きましたが、こいつもなかなかの切れ者なんです。
ただ、最後のオチに通づる行動がちょっと納得いかなくって。
ネタバレしますが、クライマックスでニックからブツを奪って逃げるんですが、
さすがに奪ったらすぐに確認するでしょう。
僕も観ながらリアルタイムでツッコんでいましたもん。
確かにクライマックスだけに緊迫感があったのかもしれません。
ただ、何度も書いている全体的に落ち着いたトーンがそういった粗を
見つけやすくしていたんですよね。
残念無念。

とにもかくにも。
豪華俳優陣の共演は観て良かったですが、それ以外はちょっと物足りないと言った印象。
マーロン・ブランド氏は本作が遺作なんですって。
他の作品も観てみようかなぁ・・・。
特に「ゴッド・ファーザー」シリーズは絶対に観なくっちゃ!!

≪点数≫
  5点
                                           (15. 10.10鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)