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No.1143 『ドラッグ・ウォー 毒戦』
No1143 『ドラッグ・ウォー 毒戦』

2012年制作 中/香港
監督:ジョニー・トー

≪キャッチコピー≫
『毒(Drug)には、毒を見舞え。』

≪ストーリー≫
香港警察の警官ロン(ドニー・イェン)は、黒社会を牛耳る大物ホン(コリン・チョウ)の組織で潜入捜査を行っている。やがて8年が過ぎ、今やロンは裏社会でも一目置かれる存在になっていた。そんな折、ホンの手下が殺された上にブツまで奪われてしまう。その犯人は、ロンの義兄弟サニー(アンディ・オン)で……。

≪感想≫
大好きジョニー・トー監督作品。

やっぱり大好き、見応えたっぷりの作品でしたよ。

まずは何と言ってもお話が面白いんですよね。
麻薬売買仲介人が警察に捕まって、死刑を免れるために警察の犬となるも・・・。
ってな感じ。
ひたすら続くスリリングな展開。
出てくるキャラクターが全て立っていて、全てが主役な感じ。
警察のジャン警部。
コイツがまた渋い!!
冷静沈着でクールな男。
見た目は地味ですが、観ているうちに
「こいつ、なかなかやりおるな」
って。
麻薬密売仲介人のミン。
コイツは警察に捕まり警察の犬となり麻薬組織の駆逐に協力しつつも、
コイツ自身がどうにか逃げ延びようとする姿勢が見え隠れして
めちゃくちゃスリリングなんです。
コイツは、本当に警察に協力しているのか、何か考えているんじゃないかって、
そこら辺の演じ方が巧いというか。
ラストの生命力あふれる必死な行動には、悪党ながらも少し痺れあがりましたよ。
ミンの仲間のろうあの兄弟。
出てきた時やその面構えから、どこか抜けた奴らだなと思っていたら・・・。
なんだ!!めちゃくちゃクールで強いじゃん!!
こいつらの銃撃戦はすっげー良かったです。
他にも脈組織の黒幕7人衆。
出演時間は少しですが、しっかりと各キャラに色がついていて。
それぞれ見せ場もあったりしたので良い感じでした。

さらに本作。
とにかく演出が巧みなんです。
少しずつ少しずつ、真実を明らかにしていく。
頭脳をフル回転させながら与えられたパズルを徐々に組み立てていく。
ただ、物語の展開自体はとても速くって。
常に驚きと緊張が持続している感じ。
そしてラストのあの銃撃戦。
とにかくド派手にドンパチやりあう。
色んなキャラ達の総決算!!
これぞジョニー・トー印。
以前観た「PTU」と言う作品のクライマックスの銃撃戦を思い出したり。

全体的に泥臭さも漂う本作。
本当に見応えある傑作でした。

≪点数≫
  9点
                                           (15.10.03鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)