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No.1140 『猿の惑星 7 猿の惑星:創世記』
No1140 『猿の惑星 7 猿の惑星:創世記』

2011年制作 米
監督:ルパート・ワイアット

≪キャッチコピー≫
『これは人類への警鐘』

≪ストーリー≫
現代のサンフランシスコ。高い知能を持つ猿のシーザーは人類に裏切られ、自分の仲間である猿を率い、自由のために人類との戦いに向けて立ち上がることに。人類のごう慢さが、猿の知能を発達させてしまう要因となり、人類にとって最大の危機を巻き起こしていく。

≪感想≫
「猿の惑星」シリーズ第7作。

5作目でひとまず完結。
そして前作はリ・イマジネーション作品。
本作からはリブートという事で再出発。

なかなか楽しい作品でした!!
まずは何と言っても猿達の実在感がハンパなくって。
これは映像の技術が優れてきているからなんですが、とにかくこの猿達の
リアリティがハンパなかったです。
そして、この猿たちのキャラも凄く立っていてカッコ良かったんですよね。
主人公のシーザー。
本作の物語は彼の成長譚でもあるんです。
人間社会に生まれ、DNA操作により優れた知識を身に着ける。
彼はいったい何なのか。
自分のアイデンティティに思い悩む姿は観ていてグッとしました。
他にもゴリラのバック。
彼のシーザーへの忠誠心と言うか仲間としての行動にはシビれあがりました。
特にラストのヘリへの特攻は思わず
「うぉーーーー!!」
って。
他にもオランウータンのモーリス。
最初、シーザーをいじめるロケット。
どいつも一目見たら各キャラが分かるぐらいしっかりとキャラ付けされていました。
仲間を従え、暴れ出していく所は今後、こいつらがどういう活躍を見せてくれるんだろうなんて心踊ったり。
あともう一匹、気になるお猿さんが。
それは、新実験の犠牲になったコバという猿。
コイツがまた悪そうな顔してんですよね。
本作ではあまり活躍しませんでしたが、続編では恐らくこいつは悪役になるんじゃないでしょうか。
それぐらいインパクトのあるキャラクターでしたね。
ちょいと余談ですが、本作の猿たちの名前って、前シリーズの名前を踏襲したりしていて。
シーザーとかコーネリアとか。
気づいた時はちょっと嬉しかったです。

ストーリーについて。
先に書いたように、知性を持ったシーザーが自分の生き方に思い悩み立ち上がるというお話。
ふと細田守監督のアニメ
おおかみこどもの雨と雪」を思い出したり。
あれも、狼と人間の子どもが最終的にどういう生き方を選ぶのかみたいなお話でしたね。

本作は続編も作られているみたいなので、今回は助走と言ったところなのかな。
楽しめたんですが、少し物足りなかった部分も実はあって。
クライマックス、猿たちが施設から脱走していくシーンがあったんですが、もう少し
アクションをドッカンバッカンやってほしかったかなと。
せっかく各キャラが立っているのに全体的にしか描いていなかったので、もっと各キャラに焦点を当てた
戦い、アクションを見せてほしかったです。
それは次回作になるのかな。

とにもかくにも。
シリーズをこれまで観てきて、やっぱり本作が映像的にはとても秀逸。
特に猿のリアリティには唸りましたよ。
続編を観るのが楽しみです!!

≪点数≫
  7点
                                           (15.09.23鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(2)