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No.1124 『サード・パーソン』
No1124 『サード・パーソン』

2013年制作 英/米/独/ベルギー
監督:ポール・ハギス

≪キャッチコピー≫
『NY、ローマ、パリ。3つの街、3組の男女。
     傷ついた魂たちが追い求めていたものとは。
          すべてが一つになるとき、切ない真実が顔を見せる。』

≪ストーリー≫
フランス、パリのホテルで執筆中のピュリツァー賞作家マイケル(リーアム・ニーソン)。愛人のアンナ(オリヴィア・ワイルド)にはほかに恋人がいた。イタリア、ローマ。アメリカ人の会社員スコット(エイドリアン・ブロディ)は娘をさらわれたという美しい女に会う。アメリカ、ニューヨーク。元女優のジュリア(ミラ・クニス)は以前夫だったリック(ジェームズ・フランコ)と息子の親権を争い、裁判費用のためにメイドとして働くことにする。

≪感想≫※ネタバレあり
3つの土地でそれぞれのストーリー。
そして最後にはその3つのストーリーが絡まりあって1つに終息する・・・。

まず、物語の演出が上手だなと。
全体的に流れるこの空気感。
不穏で虚ろで真実か虚構か・・・。
徐々に明らかになってくるそれぞれの事情。
それも本当に少しずつ。
そしてそれでもまだ本当の本当は明らかにしない。
最後の最後で明らかになる真実。
「ん??んん??こういうこと・・・か???」
なかなか複雑で難解な作品でしたよ。

という訳で本作は、2度、3度観て楽しめる作りになっている。
これはこういう事だったのか。
あれはああいう事だったのか。
正直、僕も観た後、大きなネタには理解したのですが細かい部分までは分からず。
あわてて、いろんなサイトを見てお勉強。

この手の謎解きと言うか、複雑な作りの作品はとても大好きなんです。
特に本作の場合、作り、演出がとても良かったので、観ているこっちもググイと
引き込まれたんですよね。

ただねぇ・・・。

オチがちょっとなぁ・・・。

つまるところ、本作は一人の男の反省文を見せられているだけで。
オチを知って思い返すと、コイツのやっている行為は、なかなかのクズ行為なんですよね。
それを知ってしまうと、
「別に見返してまで、また真実の理解度を深めなくてもいいや!!」
なんて思ったり。
とにかく、この男のダメっぷりにちょっとひいたりしたもので・・・。

本作は出演者が良かったですね。
大好き無敵親父のリーアム・ニーソン。
96時間」シリーズの無敵親父からはかけ離れた、スランプ作家を演じられていました。
ふと思いましたがリーアム・ニーソンって顔はちょっと弱々しげですよね。
それが本作の役柄と少しマッチしていましたよ。
マイケルの恋人役のオリビア・ワイルド。
初めて見ましたが、凄い巧みな方だなと思いました。
めちゃくちゃ美人さんと言うわけでは無いですが、これぞ女優と言った感じ。
ちょっとジェニファー・ローレンスに似たタイプかなと。
これまた初見ですが子供と会う機会を奪われた母親を演じたミラ・クニス。
彼女は美人さんでしたね。
役どころはけっこうぶっ壊れた役どころでしたが好演されていました。
他にも「ダージリン急行」のエイドリアン・ブロディ。
スプリング・ブレイカーズ」のジェームズ・ブランコ。
アダルトな雰囲気にマッチした配役でした。

総括。
演出や作りは巧みだけどストーリーがあんまりと言った感想。
先日観た「悪魔を見た」と感覚が似ているかな。
映画的には良いんだけどね・・・みたいな。
とほほ・・・。

≪点数≫
  6点
                                           (15.08.23鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(4)