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No.1126 『記憶探偵と鍵のかかった少女』
No1126 『記憶探偵と鍵のかかった少女』

2013年制作 米
監督:ホルヘ・ドラド

≪キャッチコピー≫
『記憶は嘘をつく――』

≪ストーリー≫
人の記憶に入れる特別な能力を駆使して、いくつもの難事件を解決に導いてきた記憶探偵ジョン(マーク・ストロング)。問題を抱えた16歳の少女アナ(タイッサ・ファーミガ)の記憶を探る依頼が舞い込み、彼女の記憶に潜入したジョンはショッキングな出来事の数々を目撃する。その記憶に隠された謎に迫るため事件の関係者たちを訪ねるが、どの証言もアナの記憶とは異なるものばかりで……。

≪感想≫※思いっきりネタバレあります
記憶探偵。
人の記憶に入り込み、過去を知り、事件や問題を解決してしまおうという輩。
いわゆる特殊能力、超能力的な事ですかね。
昔観た「インセプション」は夢の中に入り込むという設定でしたが本作は記憶。
んんーーー、何とも興味深い設定。
面白そうな香りがぷんぷん。

さて本作。
面白かったんですがハードルを越える事は無かったかな。
先に思いっきりネタバレしますが、本作のオチは患者のアナは天才少女で、
ジョンの記憶探偵の能力を利用し、彼を陥れるというお話。
このオチまでに至る流れが、ちょっと謎々しすぎて少し読めてしまったんですよね。
ミスリードではなくって、敢えてアナが怪しいように見せているせいか、
オチを知ってしまっても、
「でしょうね・・・。」
で止まってしまって。
そこは残念無念。

こんなにも美味しい設定。
アナの天才少女っぷりだとか、見た目も超絶的な透明感で純粋無垢な感じも、
とっても良かっただけにもったいないなって。
たとえばこれが、中盤ぐらいでアナの正体をばらしてしまって、
記憶探偵(特殊能力)VSアナ(サイコパス)の構図でグイッと持って行っても
良かったんじゃないかな。
そして、これまた記憶探偵という設定をもっと上手く活かしてくれても良かったのに。
あんまり、記憶の中に入ってどうこうのくだりがあんまり活かされていなかったのかなって。
序盤に一人二人、この記憶探偵が問題を解決するシーンがあったりとかね。
正直、これが最良の演出ではないように感じました。

あとね・・・。
これは結構、本作の肝なんですが。
ヒロインであるアナの性格。
これがイマイチ好感が持てなくって。
つまるところジョンは何も悪くなかったんですよ。
たまたま、アナの担当になったってだけで、ここまで貶められるか!?
いくらなんでも可愛そうすぎる・・・。
もちろん、最後にはそれなりのフォローはあったのですが、何だか腑に落ちないんですよね。
彼女の能力ならば、もっとサイコチックにもっと天才的に目的を遂行できたはず。
それこそ、大好きなサイコパスキャラ「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクター博士のように。
もっともっと天才的に描いてほしかったなと。

設定、終盤まではなかなか楽しめたのに少し残念な本作。
ただ、この手の作品はなんだかんだで手に取ってしまうので今後も期待。

≪点数≫
  6点
                                           (15.08.24鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1125 『007 第13作 オクトパシー』
No1125 『007 第13作 オクトパシー』

1983年制作 英
監督:ジョン・グレン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
宝石の密輸事件を追っていたボンドは、美貌の女性実業家オクトパシーと出会う。彼女はよりすぐった美女からなる、私設のボディガードを所有していた。そして彼女を利用してNATOの軍事施設破壊をもくろむ、インドの王族カーンの存在が明らかになっていく……。

≪感想≫
007シリーズ第13弾。

前作から少し毛色が変わった本シリーズ。
3枚目バカ映画から本格的なアクション映画に様変わり。
本作でも、その流れを汲んでアクションに特化した作りになっていました。

良かった所。
やっぱりアクション。
序盤からスカイアクションをふんだんに見せつける辺りは、やっぱりアクションに
力を入れているんだと思ったり。
本作の制作年度は1983年。
まだまだCGやら技術が進歩しきれていない時代。
そのなかでこの爆破シーンやら何やら、ドッカンバッカン観れるのはやっぱり
凄いんじゃあないでしょうか。
これまた序盤の、インドでのカーチェイスシーンも楽しかったですね。
あのトゥクトゥク(3輪バイク)をのりこなし(運転していたのはボンドじゃないですが・・・)ながらの
アクションも良かったです。
終盤の電車でのアクションシーン。
電車の上を縦横無尽に駆け回る感じは、言い過ぎかもしれませんが
最高のクライマックスシーンがあった「ローン・レンジャー」のクライマックスを思い出したり。
極めつけは最後の最後の飛行機アクション。
ボンドが小型飛行機に捕まりそのまま離陸するシーン。
どこかで観た事あるなぁ・・・。
あ!!今、巷で話題の「ミッション・インポッシブル」の最新作だ!!
あのアクションをその時代にやっていたなんて・・・。
やっぱりボンド映画はクラシック化されて、今もなお愛されるシリーズなんですねぇ・・・。
その他諸々。
とにかくアクションに特化した作品に仕上がっていました。

キャラクターについて。
本作は何気にメカ担当のQが活躍していましたね。
いつもはメカを作ってボンドに提供するだけだったのに、本作のクライマックスでは
ボンドと一緒に気球にのって敵の根城に乗り込んでくれましたよ。
最後には女性に囲まれるシーンも・・・。
いつも愚痴ばっかり言っているQ氏。
良かったですねぇ(笑)。

あと、少し笑えるシーンがあったな。
それは、ワニ型の潜水船。
口がパカッて開いてボンドの顔がのぞいた時は思わず声を出して笑ってしまいましたよ。
これをもしネタじゃなく本気でカッコいいと思っているなら、なお笑えますね。

全体的にとても楽しめた本作。

ただし・・・。
やっぱりアクションに関しては、現代作品には数段劣ると言ったのが本心。
もう少し、お話も楽しければ良かったかなと。
点数的には7点つけていますが、きっと数週間後には内容を忘れていそうな気がします(苦笑)

≪点数≫
  7点
                                           (15.08.23鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1124 『サード・パーソン』
No1124 『サード・パーソン』

2013年制作 英/米/独/ベルギー
監督:ポール・ハギス

≪キャッチコピー≫
『NY、ローマ、パリ。3つの街、3組の男女。
     傷ついた魂たちが追い求めていたものとは。
          すべてが一つになるとき、切ない真実が顔を見せる。』

≪ストーリー≫
フランス、パリのホテルで執筆中のピュリツァー賞作家マイケル(リーアム・ニーソン)。愛人のアンナ(オリヴィア・ワイルド)にはほかに恋人がいた。イタリア、ローマ。アメリカ人の会社員スコット(エイドリアン・ブロディ)は娘をさらわれたという美しい女に会う。アメリカ、ニューヨーク。元女優のジュリア(ミラ・クニス)は以前夫だったリック(ジェームズ・フランコ)と息子の親権を争い、裁判費用のためにメイドとして働くことにする。

≪感想≫※ネタバレあり
3つの土地でそれぞれのストーリー。
そして最後にはその3つのストーリーが絡まりあって1つに終息する・・・。

まず、物語の演出が上手だなと。
全体的に流れるこの空気感。
不穏で虚ろで真実か虚構か・・・。
徐々に明らかになってくるそれぞれの事情。
それも本当に少しずつ。
そしてそれでもまだ本当の本当は明らかにしない。
最後の最後で明らかになる真実。
「ん??んん??こういうこと・・・か???」
なかなか複雑で難解な作品でしたよ。

という訳で本作は、2度、3度観て楽しめる作りになっている。
これはこういう事だったのか。
あれはああいう事だったのか。
正直、僕も観た後、大きなネタには理解したのですが細かい部分までは分からず。
あわてて、いろんなサイトを見てお勉強。

この手の謎解きと言うか、複雑な作りの作品はとても大好きなんです。
特に本作の場合、作り、演出がとても良かったので、観ているこっちもググイと
引き込まれたんですよね。

ただねぇ・・・。

オチがちょっとなぁ・・・。

つまるところ、本作は一人の男の反省文を見せられているだけで。
オチを知って思い返すと、コイツのやっている行為は、なかなかのクズ行為なんですよね。
それを知ってしまうと、
「別に見返してまで、また真実の理解度を深めなくてもいいや!!」
なんて思ったり。
とにかく、この男のダメっぷりにちょっとひいたりしたもので・・・。

本作は出演者が良かったですね。
大好き無敵親父のリーアム・ニーソン。
96時間」シリーズの無敵親父からはかけ離れた、スランプ作家を演じられていました。
ふと思いましたがリーアム・ニーソンって顔はちょっと弱々しげですよね。
それが本作の役柄と少しマッチしていましたよ。
マイケルの恋人役のオリビア・ワイルド。
初めて見ましたが、凄い巧みな方だなと思いました。
めちゃくちゃ美人さんと言うわけでは無いですが、これぞ女優と言った感じ。
ちょっとジェニファー・ローレンスに似たタイプかなと。
これまた初見ですが子供と会う機会を奪われた母親を演じたミラ・クニス。
彼女は美人さんでしたね。
役どころはけっこうぶっ壊れた役どころでしたが好演されていました。
他にも「ダージリン急行」のエイドリアン・ブロディ。
スプリング・ブレイカーズ」のジェームズ・ブランコ。
アダルトな雰囲気にマッチした配役でした。

総括。
演出や作りは巧みだけどストーリーがあんまりと言った感想。
先日観た「悪魔を見た」と感覚が似ているかな。
映画的には良いんだけどね・・・みたいな。
とほほ・・・。

≪点数≫
  6点
                                           (15.08.23鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(4)
No.1123 『悪魔を見た』
No1123 『悪魔を見た』

2010年制作 韓
監督:キム・ジウン

≪キャッチコピー≫
『絶望の果てに、あなたは何を見るのか──』

≪ストーリー≫
国家情報院捜査官スヒョン(イ・ビョンホン)の婚約者の死体の一部が発見される事件が発生。極秘で捜査に乗り出したスヒョンは、真犯人の連続殺人鬼ギョンチョル(チェ・ミンシク)を捕まえ、体の中にマイク付きのGPSチップの入ったカプセルを飲ませ解放する。そしてギョンチョルが犯行に及ぼうとするたびに現れ、アキレス腱(けん)を切るなどの残虐な制裁を加えていき……。

≪感想≫
グッド・バッド・ウィアード」「ラストスタンド」のキム・ジウン監督作品。
上記2作は僕的にとっても楽しめて。
特にシュワちゃん主演の「ラストスタンド」は昨年ベスト級に楽しめました。
2作品ともアクションがカッコ良かったんですよね。

さてさて本作。
ん?んん??何だこれ!!後味悪すぎるぞ!!!
冒頭。
いきなり不穏な空気が流れる。
人気のない所に停まる1台の車。
運転手の女性が、急に襲われ殺されることに。
僕は、色々な作品のレビューでも書いているのですが、こういう強姦とか、力と恐怖で
人の心が壊されるのがとっても不快で不快で。
やるせない気持ちになってモヤモヤとね・・・。
本作は、その連続強姦魔が色々と事件を繰り返す訳です。
何人もの女性が標的にされるのを観ていると、途中で消したろかと思ったぐらい。
裏を返せば、それだけこっちの心を鷲掴みしているってことなんでしょうけどね。
とにかく、本作の犯人はタイトルにもあるように「悪魔」で「サイコ」な鬼畜野郎でしたよ。

そして本作の犯人ギョンチョルを演じた俳優がチェ・ミンシク。
これがまた、すっごい嫌な野郎を見事に演じられていたんですよね。
チェ・ミンシクと言えば「悪い奴ら」でめちゃくちゃクズながらも裏社会をのし上がっていく男を
好演されていました。
オールド・ボーイ」でも記憶を失った男を演じていたし。
LUCY/ルーシー」でも敵ボス役を演じていましたね。
もれなく味のある役どころでキャラ立ちもきっちりできている。
この人が演じれば作品の面白さが数段あがるんじゃないかな。

とにかくストーリー的に不快だった本作。
ただ、やっぱり演出だったりとか、最後までの持っていき方とかはそれなりに面白かったんです。
例えば、アクションシーン。
中盤、ギョンチョルがタクシーの中で、これまた悪党どもとナイフでの格闘シーン。
ブッサブッサと刺すアクションは観ていてハラハラドキドキ。
中盤の洋館みたいな所でのアクションもカッコ良かったし。
あの釣り針みたいな物を地面にばらまいて罠にするあたりも、◎。
とにかくアクションはカッコ良かったです。
あとアクションシーンって結局、悪党のギョンチョルが制裁されるシーンでもあるんですよね。
クズには制裁を!!なんて思っているこっちは、観ているだけで少し気が晴れるというか。
本作は、暴力描写が多々ありました。
これがまた、メチャクチャ痛々しい。
エグくて、グロくて、観ているこっちはグーーーッと力を入れながら鑑賞していました。

あとね、キャラクターがそれぞれ立っていましたね。
悪党のギョンチョルはもちろんの事、もう一人の主役である復讐者スヒョン。
演じたのはイ・ビョンホン。
顔がカッコいいという感じではないのですが、「グッド・バッド・ウィアード」でも
そうであったように、アクションがカッコ良かったです。
そして、我を見失いひたすら復讐に走る男。
彼もまた「悪魔」で「サイコ」な奴なんですよね。
他にも、本作に出てくる悪党どもはもれなく嫌なヤツで、いききった悪党描写が
とても良かったですよ。

ストーリーについて。
本作は、怒りにまかせた行動が負の連鎖を生んでいく。
最後の最後はとても後味の悪い方向へと進んでいくんです。
二転三転、目も離せない展開にモヤッとしながらも、のめり込んだりしていたら。
物語の着地が
「んん!?これじゃあさぁ・・・。」
正直、本作のテーマはとても興味があったんです。
最愛の人を殺された男の復讐譚。
どうすれば、その怒りは静まり、どうすれば報われ、前を向くことができるのか・・・。
きっと犯人を痛めつけても、なんなら殺しても、最愛の人は戻ってこない。
いったいどうすればいいのかって・・・。
その答えを本作ではどう提示するのか、凄い楽しみだったんです。
・・・が!!
ネタバレしますが、結局最後はギョンチョルを殺して終わりなんですよね。
んんーーー、なんでしょう。
もっと痛めつける訳でもない。
精神的に苦痛を味わわせるでもない。
どうもスッキリしない着地だったんですよね・・・。
これなら、最初に殺してしまえばいいじゃないかって。
この終わり方のせいで、一気に後味の悪い方向に・・・。
とにかく、残念無念でしたよ。

とにもかくにも。
作品としてはとても優れている作品かと。
ただ、物語の着地と、物語の倫理観の部分では、どうしても僕には合いませんでした。
むむむ・・・なんだかなぁ・・・。

そうそう。
本作、アメリカでリメイクされるらしくって。
監督は「サプライズ」「ザ・ゲスト」のアダム・ウィンガードの方向とのこと。
ちょっと楽しみだけど、ストーリー的にはもう観たくないんだよなぁ・・・。

≪点数≫
  2点
                                           (15.08.22鑑賞)


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No.1122 『007 第12作 ユア・アイズ・オンリー』
No1122 『007 第12作 ユア・アイズ・オンリー』

1981年制作 英/米
監督:ジョン・グレン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
ギリシャ沖で遭難した英監視船には、東西均衡のバランスをも崩しかねないミサイル誘導装置ATACが積載されていた。引き上げの作業にあたっていた海洋考古学者が何者かに殺害されるに至り、ジェームズ・ボンドに出動の命が下った。

≪感想≫
007シリーズ第12弾。

前作前々作と少しおバカ傾向に走ってきた本シリーズ。

さて本作。
「ん?んん??少し毛色が変わったか!?」

これまでのおバカ作品の色もほんの少し残しつつ、完全なるアクションドンパチ映画に
様変わり。

良かった所。
ドッカンバッカンのアクション描写。
序盤、車イスに乗る男の後ろ姿、懐には白猫の姿。
「おっ!!こいつは、スペクターの大ボス、ブロフェルドじゃ!?」
これまでの作品の中で敵組織スペクターが出てきたときは少し面白かったもので、
結構、心踊ったり。
その期待はすぐに打ちのめされたのですが、ヘリコプターのアクション描写はカッコ良かったです。
中盤、スキー場での追いかけっこアクション。
何作目かでもこういうシーンはありましたが、時代が進んで技術も進化しているせいか、
格段にアクション描写がしっかりしていました。
ボブスレーやバイクとの追いかけっこは、これまたカッコ良かったです。
さらに中盤の海中アクションも良い感じでしたね。
ちょっとリアリティには欠けましたが、緊迫感があって◎。
他にも、ロッククライミングのスタントシーンもイケていました。
敵が岩に刺さっている杭みたいな物をカンカンと外していくシーンには、
「もっと要領良いやり方があるだろう!!」
と思わず苦笑してしまいましたが、これはこれで緊張感があって良かったですよ。
全体的にとにかく爆破のシーンが派手でしたね。
本当に直近のボンドシリーズとおさらばするかのごとく、アクションに特化していたようにみえました。
キャラクターについて。
前作ではジョーズと言うとても魅力的なキャラクターがいたのですが、本作でも一人。
それは、終盤、味方になるコロンボという男。
ヒゲ面で三枚目なんだけど愛すべきキャラクターでしたね。
流石に今後の作品には出るような濃いキャラクターでは無かったですが、
僕的には好感を持てた渋キャラでした。
本作のボンドガールも綺麗な方でしたね。
女優のキャロル・ブーケさん。
初見でしたが、魅力的で綺麗なお方でしたよ。

悪かった所。
パンチ力不足。
なんでしょうか・・・ちょっと物足りなく感じたんです。
前作までのおバカ作風。
あれはあれでちょっとインパクトはあったんですよね。
本作はやけに真面目に走った分、昔という事もあってやっぱり物足りなかったんです。

時代なのかなぁ・・・。
もうちょっと捻りやインパクトが欲しかったです。
惜しい!!

≪点数≫
  6点
                                           (15.08.14鑑賞)


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No.1121 『NY心霊捜査官』
No1121 『NY心霊捜査官』

2014年制作 米
監督:スコット・デリクソン

≪キャッチコピー≫
『“戦慄の実話”を完全映画化。』

≪ストーリー≫
ニューヨーク市警のラルフ(エリック・バナ)は、何かにとりつかれたかのように不可解な事件を起こした男女を逮捕する。全く別物に思われた複数の事件の捜査を通し、彼は自分にしか見えない、自分にしか聞こえない何者かの存在を感じていた。それぞれの現場に残された謎の言葉を見つけ事件が悪霊の仕業であると気付いたとき、ラルフの家族にも魔の手が迫り……。

≪感想≫
むむむ・・・おもてたのとちがーーーう!!

前情報など一切入れず鑑賞。
タイトルだけで、「ゴーストバスターズ」からコメディタッチを抜いたシリアスホラー版かなと思いきや・・・。
ちょっとピンとこなかったです。

悪魔祓い的な作品。
そういわれるとあまり観たことないかも。
「エクソシスト」的な?
「オーメン」的な??
やっぱり、ちょっとピンとこないや。

さて本作。
良かった所。
ホラー映画の王道的演出は健在。
シーンから急にドンッ!!
シーンから急にギャーッ!!
こりゃ、本能的に驚いちゃいますよね。
しかも本作はPG-15なので映像もグロっとしていて見応えも抜群。
映画館で観ていたらさらに驚いたことでしょう。
音楽の使い方も良かったです。
ストーリーの中に音楽を使ったお話があって。
クライマックス。
主人公の頭の中にロックな曲が鳴り響く。
これが結構カッコ良くって。
鑑賞後調べてみるとこの曲は、
ドアーズの「ブレイク・オン・スルー」と言う曲らしいです。
あと、先に書いたクライマックスは映像、演出共に良かったです。
実は、序盤、中盤とイマイチ盛り上がりに欠けていて。
もちろん、見せ場もあったんですが、想像していた作品じゃなかったという事もあって、
イマイチノリきれなかったんですよね。
ただ、クライマックスの悪魔祓いのシーンは良かった。
少しド派手な演出。
バチバチっと決めた映像は◎。
非リアリティでしたがとても見応えがありましたよ。

悪い所。
少し書きましたが、全体的に、も一つノリきれなかったんです。
そもそも。僕はこの霊的現象がイマイチピンとこなくって、
僕が理系出身という事もあるのかもしれませんが、この世に起こる超常現象等は
全て何か根拠があるのではと思ったり。
もちろん、解明できてない部分も多々あって、それを幽霊とか超能力だとかに
収まっているのではと思ったり。
テレビの中の誰かのように頭ごなしに否定するつもりはないし、楽しく生きるためにはこういう考え方も
アリだよねって思ったりもするんですが、本作のようなお話はいくらなんでも盛りすぎだろって。
冒頭とラストに本作は実話です的なテロップを出されたのは、逆に
「んんっ!?」
ってなっちゃったんですよね。
あとは、少し触れましたが、本作はPG-15作品なのでグロ描写が結構ありまして。
確かにそれが見応えに繋がっていたのですが、逆にリアリティが失われて、ただの
びっくりさせるためだけの画に感じたんです。
そこら辺も少しもったいないなって。
この実話を参考にって言う部分を少し前面に出されたせいで、全体的にちょっとねぇ・・・。

うーーーん・・・。
そもそものイメージと違うのは、僕の勝手な思い込みが生んだ悲劇。
作品を観る時にはある程度、前情報を入れていた方が良いのかな。
残念無念。

≪点数≫
  4点
                                           (15.08.13鑑賞)


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No.1120 『アウトレイジ』
No1120 『アウトレイジ』

2010年制作 邦
監督:北野 武

≪キャッチコピー≫
『全員悪人』

≪ストーリー≫
関東一円を取り仕切る巨大暴力団組織・山王会組長の関内(北村総一朗)が若頭の加藤(三浦友和)に、直参である池元組の組長・池元(國村隼)のことで苦言を呈す。そして、加藤から直系ではない村瀬組を締め付けるよう命令された池元は、配下である大友組の組長・大友(ビートたけし)にその厄介な仕事を任せる。こうして、ヤクザ界の生き残りを賭けた壮絶な権力闘争が幕を開けた。

≪感想≫
今や世界的巨匠の北野武監督作品。

実は私、北野作品は一度も観たことがなくって。
イメージ的には強烈なバイオレンス作品やお笑いに走った変な映画等々といった印象。

さて本作。
想像通りのバイオレンス映画の登場だ!!

ストーリーについてはバリッバリのヤクザ映画。
本作のキャッチコピーが
「全員悪人」
となっているように、とにかく出てくる奴らが全員、悪人なんです。
キャスティングはとにかく豪華。
ビートたけしに始まり、三浦友和、椎名桔平、加瀬亮、國村隼、石橋蓮司、小日向文世等々・・・。
この方々が、良い所を一切見せず、私利私欲のために動き回る。
いや、私欲もあまり見せずに、暴力的な部分だけを敢えて映し出す。
これがまた、悪いんですよねぇ・・・・。
これだけのキャストなので、観ているこっちはなんとなくのイメージで、こういう奴かなと決めつけてしまう。
男気ある人なのかな?とか。
実は優しい奴なんじゃ??とか。
そのイメージがどんどん崩れ、そのキャラ達が悪い顔を持っている事を知らされて、
「こ、こ、こ、こわーーーい・・・。」
って。
とにかく出てくる奴らは、ウソ偽りなく悪人だらけでしたよ(苦笑)

バイオレンス描写について。
これが北野印なのでしょうか。
時折、見せられる暴力描写がメチャクチャ痛いんです。
観ているこっちも目を背けたくなるような、直にこっちもその体験をしているような痛みが
伝わってくるんですよね。
例えば、顔面にカッターナイフをスパッスパッ!!とか。
例えば、歯医者で器具を口の中で、ぐちゃぐちゃぐちゃー・・・とか。
例えば、小指を切り落とす。
菜箸を耳にブスッ。
クライマックスでの首にひもを括り付けて車でドンッとか・・・。
とにかく痛々しい場面がたくさんでした。
ただし、僕的にはそれが不快に感じるなどではなく、「痛み」が伝わってくる好演出でした。

世界観について。
本作は暴力団の世界のお話。
昔、「代紋TAKE2」と言うヤクザタイムスリップ漫画がありまして。
ラストの着地はイマイチでしたが、メチャクチャ面白かった作品でして。
僕はその作品で極道の世界を知ったぐらい。
やれ組長だ、やれ若頭だ、何々会の下に何々組があって、その中にもどういう役割があって等々。
なかなか複雑な縦社会なんですよね。
その中で「仁義」やら「筋」やらの強い任侠道をひた走る。
「漢」と書いて「オトコ」と読む!!みたいな。
この映画ではそのいわゆる男が憧れる任侠道みたいなものはぜんっぜん描かれていない。
ヤクザの世界の悪い部分。
踏み入ったら確実に怪我するぞ!!的な。
嫌な嫌な世界でしたよ。
それを先に書いた豪華キャストが演じてくれるんですから。
もちろん、三浦友和さんや、椎名桔平さん辺りはルックも良いしメチャクチャカッコ良かった。
ただ、やっぱりこの世界の人間なんですよねぇ・・・。
恐ろしや。

とにもかくにも。
世界の北野とも言われる監督の作品。
充分に堪能させていただきました!!
本作は続編も出ているので必ず鑑賞します!!

≪点数≫
  7点
                                           (15.08.12鑑賞)



こちらマンガ「代紋TAKE2」。
とても面白かったです。

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No.1119 『007 第11作 ムーンレイカー』
No1119 『007 第11作 ムーンレイカー』

1979年制作 英
監督:ルイス・ギルバート

≪キャッチコピー≫
『遂に宇宙をも制覇した
     史上最大の娯楽巨編!』

≪ストーリー≫
イギリスへ輸送中の、アメリカのスペース・シャトル、ムーンレイカーが何者かによって奪われた。事件の調査に乗り出したボンドは、背後に、人類抹殺を計画する組織があることを突き止める……。

≪感想≫
007シリーズ第11弾。

これまたおバカ映画の登場だ!!
と言いたいところですが・・・。
これは言い方を変えれば娯楽映画という事なんですよね。

3代目ジェームス・ボンド(ロジャー・ムーア)に代わってからは、ひたすらおバカな方向へ転換されていて。
僕のイメージしているスタイリッシュなボンド映画からは遠ざかっているような。
ただ、それはそれで間口を広げて子どもから大人まで楽しめるように方向転換したのかなって。
それが良くも、悪くもに繋がっているのですが・・・。

本作はコント的な演出が盛りだくさん。
細かい所をツッコミ出したらキリがないくらい、設定、お話には粗が目立つ。
ただ、それを無視してしまえばなかなか面白い作品に。
例えば、敵のドラックスの右腕的存在の東洋人チャン。
彼がボンドに闇討ちするシーンがあるのですが・・・。
いきなりの剣道の防具と竹刀をもっての登場(笑)
面をかぶって、竹刀って・・・。
いくらなんでも弱すぎでしょう・・・。
観た時は思わず噴き出してしまいましたよ。
例えば、水陸両用の乗り物。
水上ボートみたいなもので追っかけっこ。
後に岸へ上がって逃げるんですが、これがまたのっろいのろい。
これならすぐに追いつかれるし、何より目立つので逃げれるわけないでしょう(苦笑)
こちらも観ていてぷぷぷって。
細かい所で言えば、そもそも宇宙にフィールドを広げるのはどうよ。
とか。
武器に光線銃が出てくるのも、なんだか違うんじゃないかい?
とか。
中盤、ボンドが敵のアジトで美女に見とれてたら、池にドボンのシーンは、
もうドリフのコントのまんまじゃんか(笑)
とにかく、色々な演出、展開がくだらなく、良い意味でも悪い意味でも笑えましたよ。

極めつけは宿敵ジョーズの取り扱い。
前作で初登場した鋼鉄の歯を持つ男ジョーズ。
前作でかなりアクの強い役どころで、観客の心を一気に鷲掴みしてくれたキャラクター。
僕ももちろん大好きで冒頭で出てきた時は、
「よっ!待ってました!!」
ってな喜びが。
本作では主役級の扱いで大車輪の活躍でした。
なんといっても、この男、無敵なんです(笑)
スカイダイビングでパラシュートなしで落っこちても大丈夫。
ケーブルカーでブレーキ無しで壁に激突しても大丈夫。
ボートで滝に落っこちても大丈夫。
挙句の果てには宇宙に取り残されても大丈夫(笑)
怪我ひとつないその姿はおかしくってしょうがない。
しかも、本作では最愛の恋人と出会うんです。
この出会い方とかやり取りが可笑しくって可笑しくって。
最高の色ものキャラクターでした。
こいつの一挙手一投足に目が離せませんでしたよ(苦笑)

とまぁ、全体的に雑な娯楽作品と言った所。
制作年度が1979年というだけに、やはりルックは物足りない部分も多々ありましたが、
これはこれで良いのかなぁと。
ただ、やっぱり期待しているスタイリッシュなボンド映画も観たいよなぁ。

≪点数≫
  6点
                                           (15.08.09鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1118 『ショート・ターム』
No1118 『ショート・ターム』

2013年制作 米
監督:デスティン・ダニエル・クレットン

≪キャッチコピー≫
『明日からの君の方が、僕は、きっと好きです。』

≪ストーリー≫
問題を抱える子供のためのグループホーム「ショートターム12」で働くグレイス(ブリー・ラーソン)。グレイスは、新入りのジェイデン(ケイトリン・デヴァー)という少女を担当することになる。グレイスは施設の同僚メイソン(ジョン・ギャラガー・Jr)と付き合っていたが、ある日、妊娠していることが判明する。そんな中、グレイスはジェイデンが父親に虐待されていたことに気付き……。

≪感想≫
以前観た傑作ドキュメンタリー「隣る人」。
あの作品も、児童養護施設の日常を追った作品でした。
本作は、同じく児童養護施設をフィクションで包んだ作品。

いやはや、沁みました・・・。
親と子との関わり。
他者との関わり。
生きていく上で必ずそこは通らなければいけない訳で。
僕は親として、子として、なんて答えは無いのだけど何となく切っても切れない普遍の想いみたいなものが
あるんじゃないかって思っていまして。
ただ、それが破綻している関係を持った親子も確実に存在はしていて。
昔、何かで「望まれず生まれてくる子供はいない」的な言葉を聞いたとき、
「そうであって欲しいけど、そうじゃない場合もある。」
とモヤモヤしていたのも事実。
ただ、そんな自分が信じる想いと、このモヤッとした現実を上手く繋げてくれる存在。
それが本作や「隣る人」で描かれている人たち。

「隣る人」のお話は以前のレビューで書いているので置いといて・・・。
本作について。
主役のグレイス。
彼女もまた幼い頃、父親に虐待されてきた人間。
児童養護施設ショート・タームで子供達と接しながらもまた、彼女も過去と向き合って
思い悩む人間。
彼女を通して、自ら望む事の無かった人生からの再生の過程が描かれる。
グレイスの婚約者であり、同じく施設で働くメイソン。
彼も里親に引き取られ過ごしてきた人間。

本作はとても素晴らしい作品だったのですが、一つだけ苦言を呈するなら。
このグレイスとメイソン。
彼らも虐待や両親からの愛情を受けてこなかった人間。
その二人が、施設の子どもたちを見守り育てている。
それはとても良いのですが、せめて一人は普通に過ごしてきた環境の人間に
してほしかったな。
これではやっぱり、同じ環境の人間だから、その子供たちの気持ちに寄り添えるんだって
思ったりもしたもので。
一応、その二人の他にも職員は何人かいて。
その一人である、新人のネイト。
こいつがまた、デリカシーが無い奴で・・・。
いくらなんでも、こんなにデリカシーの無い奴がすぐに現場に出てこれるかっていうのも
不思議な話ですが・・・。
ただね・・・。
ネイトが最後にいくにつれて凄い成長していくんですよね。
自閉症の少年のために粋な計らいを見せた時。
とてもグッときましたよ。
やっぱりどんな人間であれ、子供たちに寄り添える事ができるんだって。

あとはですねぇ・・・。
施設の子どもたちも良かったんです。
特に良かったのが年長組の男の子マーカス青年。
彼の自らの想いを乗せたラップには心底グッときましたし、施設に新しく入所したジェイデンのために、
とった粋な行動には本当に素敵でしたね。
彼も、親からの虐待を受けて塞ぎ込んだ青年。
ラストシーンでの彼のその後のお話を聞かされた時、ほんとに良かったなって。

傷つけるのも、癒すのも、離れるのも、寄り添うのも他者。
それがどんな繋がりだろうと。
親であれ、家族であれ、友達であれ、他人であれ・・・・。
人と人との関わりの在り方とは。
痛々しくも素敵な瞬間もあって。
そんな瞬間を上手に映し出す。
思わず感涙でした。

本作、演出も素晴らしかったです。
オープニングとエンディングの構成が一緒だったんです。
施設の外で職員が談笑していると、突然、施設内から少年が脱走を試みる。
同じような場面なのに、見えてくるものが違う。
オープニングからは施設の閉塞感、そこから起こる悲しみの空気を。
エンディングからは未来への希望、明日からの暖かい光を。
この対比がとても素晴らしいなって。

とにもかくにも本当に素晴らしい作品。
「隣る人」とセットで観るとさらに良いんじゃないでしょうか。
少し重たいですが、おススメです!!


≪点数≫
  9点
                                           (15.08.08鑑賞)


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