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No.1110 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
No1110 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

2015年制作 オーストラリア
監督:ジョージ・ミラー

≪キャッチコピー≫
『お前のMADが目を覚ます』

≪ストーリー≫
資源が底を突き荒廃した世界、愛する者も生きる望みも失い荒野をさまようマックス(トム・ハーディ)は、砂漠を牛耳る敵であるイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)の一団に捕らわれ、深い傷を負ってしまう。そんな彼の前に、ジョーの配下の女戦士フュリオサ(シャーリーズ・セロン)、全身白塗りの謎の男、そしてジョーと敵対関係にあるグループが出現。マックスは彼らと手を組み、強大なジョーの勢力に戦いを挑む。

≪感想≫
80年代に人気を博した本シリーズ。
30年ぶりに新作の登場!!

本作、あまりにもCMや広報がとても良かったため、ずっと楽しみにしていました。
もちろん過去作は全て復習済み。
満を持して3Dで鑑賞してきました。

・・・・ヒャッハーーーー!!!!!!
アドレナリンがドバドバほとばしる!!
メチャクチャ大傑作でしたよ。

世界観は想像していたマッドマックスの世界がそのまんま。
2作目でその世界観が確立されてきた感がありましたが、本作はそれをはるかに凌駕する勢い。
世紀末感バリバリの退廃した砂漠と町並み(町と言う町ではなかったけど・・・。)
今だからこそできるこの世界観。
お金もメチャクチャかけたんでしょうねぇ・・・。
とにかく映像が素晴らしかったです。

その世界観について。
本シリーズはとにかくキャラクターや出てくるメカのルックがカッコいいんです!!
まずはメカ。
本作でも、もれなく車とかバイクとかが超絶的にカッコ良かったっす。
ガソリンが貴重な時代なのに、いかにも燃費の悪そうな車、車、車(笑)
ハリネズミ型の車や、マックスの愛車V8エンジンの車。
前作までは飛行機的な乗り物も出てきましたが、本作は車とバイクのみ。
そこも良かったですね。
次にキャラクター。
人気漫画「北斗の拳」が本シリーズに影響を受けたというお話は有名ですが、本作でもその個性的な
キャラクター達には心鷲掴みされまくり。

主人公のマックス。
前作までは、マックスをメル・ギブソンが演じられていましたが、本作からトム・ハーディーへ変更。
これがまたいい味出していたんですよね。
僕の中で、トム・ハーディーといえば「ダークナイト・ライジング」のベイン。
それと何と言っても「ブロンソン」でのチャールズ・ブロンソン。
その筋肉質の粗暴物と言った雰囲気がとても良くって。
本作でも確立されていたマックスのイメージを良い意味で見事に覆してくれて。
ちょっとこう、無作法なんだけど芯はしっかりしているみたいな。
最後のふらりといなくなる感じとかは今までのマックス感が溢れていて◎。
大正解の配役でした。

ヒロインでありヒーローでもあった隻腕の女戦士フュリオサ。
ヤング≒アダルト」や「モンスター」のシャーリーズ・セロン。
坊主頭で戦う姿は惚れ惚れしました。
砂漠の中で咆哮するシーンにはグッときました。
ラストシーンの戦いが終わった後の傷だらけの表情も良かったなぁ・・・。
他にも本作は戦う女性が数多数。

イモータン・ジョーから逃げる5人の妻。
理想郷への希望を捨てずに必死に戦う姿はカッコいいというか、応援したくなる。
僕的には、フラジール役のコートニー・イートンが綺麗だったな。

フュリオサの故郷の先輩女戦士達。
クライマックスの彼女たちのバトルにはこれまたグッときまくり。

敵達も個性的なキャラクターばかり。
ボスのイモータン・ジョーのフォルムにまず親指立ちまくりだったし。
部下の白塗り戦士達も気持ち悪かったけど、これがまた最高。
冒頭のこの戦士達とマックスの追いかけっこは掴みには十分のシーンでしたよ。
本作ってとにかく脇のキャラ達も良い感じだったんですよね。
あまり役割が無い奴でも見た目がインパクトあるから惹かれるものもあるし。
一人一人、一つ一つが最高でしたよ。

そしてそして。
何と言っても!!
本作の見所はカーアクションでしょう!!
ストーリーはいたって簡潔。
逃げる奴と追いかける奴のアクション。
前作までもカーアクションがその魅力の一つとして名高かったのですが、本作はもうさらにグレードアップ!!
というか、本作ってカーアクションだけを詰め込んだような作品。
これでテンションあがらない訳ないでしょう!!
無理矢理、アドレナリンを出させられてると言っても過言ではないぐらい、ひたすらテンションを
あげるためだけの作りになっている。
極めつけは追いかけるイモータン・ジョーたちの車に乗るロックンローラー。
和太鼓部隊がドンドドンドドンドンド。
火をふくエレキギターがジャガジャガジャーンって。
「いやっほーーーーー、ヒャッハーーーー。」
もう最高ですよ。
しかも本作ってCGは多用していなくって。
本格的なアクションもリアリティがあってイケている。

追いかけっこに使う武器も最高なんですよね。
近未来だからレーザーとかミサイルとかいわゆるデジタルな一面を持った武器かと思いきや。
そんなことないない!!
原始的な投槍の先っぽに爆弾がついている武器とか。
ひたすら続く、どーーーん、ばーーーーん、どーーーーん!!!
カッコイイっす。

他にも。
視覚的なキレ味も良かったですが、音楽も良かったですね。
ハードでロックでパンクでメチャクチャカッコ良い。
素晴らしかったっす。


どんどん書くぞ!!
アクションがぶっちぎりにいききっていて最高だったんですが、実は本作ストーリーも
良かったように思えます。
なんとなく、褒め言葉で頭カラッポで観れる作品なんて書くことがありますが、
本作はストーリーや描いている事も良くって。
一人一人のキャラが立っているからという事もありますが、しっかりとそれぞれに物語がある。
上手くいえませんが、宗教的な側面や人間の普遍の自立についてなど描いていたのでは。

キャラクター、ストーリー、アクション、音楽。
何を取っても狂っているこの世界観。
大大大満足の一作。
今年ベスト級の一作。
本作こそ、映画館で観なければいけない作品。
しかも「今」観るべき作品。

鑑賞後の疲労感たるや物凄いんですが。
うーーーーーん、もう一回観たい!!


≪点数≫
  10点
                                           (15.07.03鑑賞)
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