2015-08-13 Thu

1985年制作 オーストラリア
監督:ジョージ・ミラー
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
砂漠を彷徨うマックスが辿り着いたバータータウン。その町で野蛮な女支配者により、球状の檻に囲まれた“サンダードーム”での戦いを強いられたマックスは一人砂漠へと追放。行き倒れた所を救われた子供たちの村に招かれ親代わりのように慕われていく……。
≪感想≫
「マッドマックス」シリーズ第3段。
近年の作品に多大なる影響を与えたと言われる本シリーズ。
さらに、いよいよ最新作が公開とのことで、いざ鑑賞。
1作目・・・あれ?思っていたのとちがーーーう。
2作目・・・これこれーーー。想像していたマッドマックスだ!!
そして本作。
・・・なんだこれ??また変な方向にいっちゃったなぁ・・・。
世界観は別として、1・2作目はカーアクションがふんだんに盛り込まれていて、
いききったキャラクターたちの暴走的狂気がどちらにも描かれていたような記憶が。
本作は、世界観は2作目と似ていてこれぞ「マッドマックス」で世紀末感満載なんですが、
見所のカーアクションは減っているわ、狂気の部分もなく、どこかファンタジックな感じに
収まっていたんです。
どこか子供向けというか。
以前観たディズニーの「フック」や、スピルバーグ監督の「グーニーズ」が、ほんのり大人向けに
なった感じ。
全体的にちょっと物足りなかったんですよね。
少し良かった部分。
本作には子ども達がたくさん出てきます。
こいつらの見た目がまた、いじらしくてかわいらしいんです。
こいつらの活躍がもっとあればさらに楽しめたのにな。
タイトルにもなっているサンダ―ドームでの決闘シーン。
ゴムに吊るされてビョンビョンと戦うシーンはなかなか新鮮なアトラクションで楽しかったです。
ちょっと人気漫画シリーズ「JoJoの奇妙な冒険」第2章のコロッセオでの戦いを思い出したり。
前作に引き続き、基本的にキャラクターやメカ等のルックは良かったです。
良かった所は少しだけ。
あとは正直、ピンとこなかったかな。
例えば、冒頭、飛行機乗りの親子が出てくる。
「おお!!前作のあいつじゃん!!」
って喜んでいると、その後の行動等を観ても全然ピンとこない。
何故なら・・・。
こいつは前作のあいつじゃない!!
なんと、同じ役者が違う人物を演じていただけだったんです。
それならせめてまったく違うキャラクターにしてほしかった。
飛行機乗りという共通点、そして一番最初に出てくるキャラクターだっただけに期待してしまったじゃん!!
やな感じ。
カーアクションについて。
あの暴走特急でいききったアクションシーンはどこへやら・・・。
クライマックスに少しだけぬるたいアクションを描いただけ。
これじゃあ物足りないんですよねぇ・・・。
ストーリーはもともと粗引きで荒唐無稽なだけに、こういうアクションやルックで惹きつけないと、
ダメなんじゃないかと。
凄く物足りない気分になりましたよ。
とにもかくにも。
これにて、新作を省く全作品を観たのですが、順番的には
2作目>>>>>1作目>3作目
といったところ。
ただ、ふと思ったんですが、本シリーズは全部、別物として観ても良いんじゃないのかなぁ。
それぞれが、意外と孤立しているんですよね。
ストーリーも先に書いたようにあってないようなものだし。
なにはともあれ、新作がいよいよ公開。
色々なところで話題になっていてCMや予告編もガッツリ見ましたが、これがまたすっごい良さげで。
これは映画館で観なければ!!
楽しみーーーーー。
≪点数≫
5点
(15.06.19鑑賞)
こちら「ジョジョの奇妙な冒険」。
大好きです。

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