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No.1109 『ばしゃ馬さんとビッグマウス』
No1109 『ばしゃ馬さんとビッグマウス』

2013年制作 邦
監督:吉田 恵輔

≪キャッチコピー≫
『どうかこの人生が・・・シナリオ通りになりますように』

≪ストーリー≫
次々と脚本コンクールに応募するものの、一次審査すらも通らない34歳の馬淵みち代(麻生久美子)。そんな彼女と同じシナリオスクールに通う26歳の天童義美(安田章大)は、自分の作品をほとんど書いたことがない割には、常軌を逸した毒舌で他人のシナリオを酷評する。そんな彼らが出会ってしまい、何と天童がみち代にほれてしまう。嫌味な自信過剰男だと自分を嫌うみち代に認めてもらおうと、ついにシナリオを書くことを決意する天童。意外な彼の真摯(しんし)な姿に、みち代も心を開き始めるが……。

≪感想≫
いたたたた・・・。
とてつもなく痛い作品でした。

脚本家になる夢を諦めきれず馬車馬のようにひた走る馬淵。
同じく脚本家になりたいんだけどいつも、口だけビッグマウスの天童。
彼、彼女が夢と向き合っていくお話。

本作は夢に向かっていくお話。
そしてその抱いた夢をあきらめるお話。

ちなみに僕は本作の彼ら彼女らのように大きな夢を抱いたこともなく、
ここまで本気になって過ごしていた記憶もなく。
もちろんそれなりに「こうなりたいなぁ」とか「こんな事してみたいなぁ」とかはあったんですけど、
大きな挫折をする前にフェードアウトしたりだとか、別の方向へスライドしてきた訳で。
小さな挫折と成長を繰り返してきた感じでしょうか。

本作の主役である馬淵。
ひたすら脚本家になるためにひたすらストイックに突き進む。
様々なコンクールに応募するも1次審査にすら通らない。
自らの才能の無さに気付きながらも夢を諦めきれずにもがいている。
・・・これがまたとても痛い。
応援したくなる半面、諦めなさいと言いたくなる。
彼女は言う。
「夢をかなえるのは難しいのは知っていたけど、夢を諦めるのがこんなにも難しいなんて」
的な発言にはそんな大きな挫折を経験したことのない僕の心にも突き刺さりましたよ。

夢を諦める。
確かに
「夢はあきらめなければ、叶う可能性が消えることは無い」
的な、少し綺麗ごとのように聞こえる思考も必要だと思う。
ただ、僕的には自分の事を見つめ直し、将来の事も深く想像して、
「諦める=明らかに見極める」
事も間違いじゃないって思ったりもするんですよね。
本作は二人の主人公を使い、どちらのパターンも見事に
描き切っていたんじゃないかと思います。
馬淵はひたすら夢を見ながら諦める事にした人間を。
天童は夢と出会い、挫折をしてもそれでもやっぱり自分の夢と
向き合い続ける事に決めた人間を。

本作の事柄や会話や登場人物ってこう見ていてもやっとしたんです。
上手く歯車がハマっていないというか。
悪い人はあまり出てこないんですけど、上手く繋がってくれないというか。
歯痒くて、それこそ人生ってこんなもんだよって言われているような。
少し不快にも感じるんだけど、この作品の言いたい事には絶妙にマッチしている。
上手いなあ。

夢を諦めるな的なお話はたくさん観てきましたが、この手の作品はなかなかない。
ある意味誠実な作品でした。
本作の脚本家の人はどんなお方なんだろう。
夢を諦める脚本家のお話を書く脚本家って、どういう事を思いながら本作を書き上げたのかな。
興味があるなぁ・・・。

余談。
序盤で馬淵が脚本を持っていく映画監督さん。
なんかコイツ腹立つ顔と声をしているなと思ったら、以前観た傑作「百円の恋」の、
にっくきあの野郎ではないですか!!
どうりで嫌な感じだなと思ったんですよ!!
ちょっと他の作品での印象に繋がるほどのトラウマになっております(苦笑)


≪点数≫
  6点
                                           (15.06.28鑑賞)


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No.1108 『麦子さんと』
No1108 『麦子さんと』

2013年制作 邦
監督:吉田 恵輔

≪キャッチコピー≫
『ひとつだけ伝えたい。「大キライだったけど、お母さん、ありがとう。」』

≪ストーリー≫
声優を目指して奮闘中の麦子(堀北真希)が、兄・憲男(松田龍平)と暮らすところに、かつて二人を捨てた母・彩子(余貴美子)が戻ってくるが、間もなく病のために、帰らぬ人となる。麦子は、納骨のため母がかつて青春を謳歌(おうか)した田舎を訪れると、町の人気者だった彩子に似ている麦子の登場に町の人々は活気づく。そんな彼らと交流するうちに、麦子は自分の知らない母の一面を垣間見ることになり……。

≪感想≫
いやはやとても清らかな良作に出会いました。

突然、兄妹の元に現れる母親。
母に捨てられた二人の子どもはやはり受け入れる事なんてできない訳で。
それでも何だかんだで一緒に住むことに。
そして突然訪れる母親の死。
母親の事を何も知らない娘(麦子)は納骨のために母の生まれ故郷へ・・・。

僕は子供がいる訳でもないし、両親とも、まぁそれなりに良い関係を築いて生きてきていて。
なので、どうしても親が子を見捨てるという行為に納得がいかなかったりするんですよね。
普遍の形の崩壊と言うか。
ただ、やはりその人たちにはその人たちの暮らしがあって、人生があって、問題があって・・・。
この物語の母親である彩子の行動にはイマイチ納得がいかなかったりもするんですが。
ただそれでも麦子が「許し」ていくまでの過程がとても良かったんですよね。
亡くなった母親の生まれ故郷で、母親と同郷の人達との関わりから生まれてくる
今まで覚える事の無かった母親への想い。
親子の形をそこで作りあげていくんです。
これまで親子の形が何たるかを分からなかった麦子。
例えば母親と同じ現状を持ったミチルさんとの関わりから。
旅館のバカ息子との関わりから。
「あぁ、親子ってこんな感じなんだな。」
って。
「私も母親の事求めていたんだな。」
って。
エンディングまでのこの心の移ろい、成長がとてもジンときました。

エンディングも良かったなー。
バックで流れる松田聖子さんの「赤いスイートピー」は抜群の破壊力。
観終わってすぐYoutubeで探しましたもん。
そして、あのシーンはだいぶ前に観た邦画「幸福な食卓」のエンディングを思い出しましたよ。
あの作品もクライマックスのMr.Childrenの「くるみ - for the Film - 幸福な食卓」が
流れるシーンは最高だったなぁ・・・。

キャラクターも良かったです。
麦子は「もらとりあむタマ子」のタマ子ほどのニートではないですが、何となくやる事なす事中途半端で、
発展途上の女の子。
それを演じる堀北真希さんがこれまた抜群の破壊力でした。
彩子の昔時代も演じていて、とっても綺麗で可愛らしかったです。
こりゃ、街のアイドルにもなるわな。
兄貴役の松田龍平さんも良かったな。
ほんの少しろくでなしなんだけど、何だかんだで人情深いというか。
人として捨てちゃいけない部分はちゃんと持ち合わせているというか。
お母さんの彩子もそう。
最後の最後は子供の所へ来るところは身勝手だと思いつつも、
「そうういう事なんだよなぁ」
って。
母親の故郷のタクシー運転手のまなぶさん。
ラストに良い事言うんだよね。
彼と母親の友人のミチルさんがいたからこそ麦子は成長できたんですよね。
この根っからの悪人が出てこない所が◎でした。

総括。
スタンダードな良作。
ふと思い出すとクスリと笑える部分もあったしね。
麦子の声優のモノマネをするくだりとか。
あと、よく分かんないんだけど、ファミレスで謎のハンバーグプレートを
2つむさぼり食っている人が見きれていたり。
あれは何だったんだ??(笑)

とにもかくにもジンとくる良い作品でした。
老若男女へおススメです!!

今年は邦画にアタリが多いなぁ(歓喜)


≪点数≫
  7点
                                           (15.06.23鑑賞)


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No.1107 『PTU』
No1107 『PTU』

2003年制作 香港
監督:ジョニー・トー

≪キャッチコピー≫
『タイムリミットは午前4時!!』

≪ストーリー≫
香港九龍半島・尖沙咀で警官1名を殺害し、逃走する武装グループを追う機動隊(通称PTU)。利群ビルディングの裏で負傷したサァ刑事(ラム・シュー)を発見したPTUのホー隊長(サイモン・ヤム)は、彼が拳銃を奪われたことを聞き、拳銃探しに協力するが……。

≪感想≫
大好きジョニー・トー作品。

相変わらず巧みですなぁ・・・。

本作、とにかく登場人物が多い。
そして、その全ての登場人物が主役級に立っているのでそれぞれに巻き起こる事件を
丁寧に描きながらも、強引にまとめ上げる。
主要な事件、人物はこんな感じ。
1.PTU(警察機動部隊)のホー隊のお話
2.PTU(警察機動部隊)のホー分隊のお話
3.組織犯罪対策課のサァ刑事のお話
4.CIB(刑事情報課)のチョン警部のお話
5.町のギャングによる抗争
6.町で起こる不穏な車上荒らし

ホー演じるサイモン・ヤムはジョニー・トー作品では常連。
本作でも寡黙な部隊長を演じられていました。
仲間を家族と思っている割には外にたいしては残忍な雰囲気。
町のチンピラに無言の圧力ビンタ攻撃には見ているこっちもちびりそうでしたよ。
部下たちからの信頼からなる行動には少ししびれ上がりました。

自分の拳銃をなくしてしまい、探すのに奔走するサァ刑事をラム・シューが。
彼もジョニー・トー組といっても過言ではない常連組。
相変わらずの太っちょなルックで良い感じ。
ちょっと、一癖も二癖もある感じが◎。
本作でのあの拳銃のオチには思わず
「上手い!!」って。

他にも町のチンピラギャングたちが良い感じでしたね。
冒頭、食堂で食事をとっているシーンがちょっと野蛮味が溢れていて好感触。
そういえばジョニー・トーの作品って、食事シーンが印象的なような気がします。

あとは、クライマックスに現れる謎の4人組(犯罪組織??)も出番は少なかったですが
良い味出していました。
そんな感じでキャラクターは豊富。

その多彩なキャラクターをしっかりとまとめ上げる演出力。
まずストーリーの展開が巧み。
本作は実はある夜の数時間を切り取ったお話。
実人生と同じようにいろんなところで事件は起きてそれぞれが奔走していて。
その一つ一つが面白い上に、その一つ一つが微妙に重なっていて。
この見せ方がなんとも巧みで、観ていて次の展開が楽しみでしょうがない。
さらにクライマックス。
大きな展開もありつつ、少しずつ登場人物たちを絡めていた矢先!!
一気に全員が同じ場所で対峙する。
そこからの銃撃戦。
観ているこっちは度肝を抜かれる。
半ば強引ともとれるこの演出力。
それでもきっちりと納めてくれるあたりはさすがのジョニー・トー監督。
最高ですね!!

キャラクター、内容ともにボリュームたっぷりなのに100分無いぐらいの短さ。
このサクッと観れるところも魅力の一つ。

やっぱりジョニー・トー監督の作品は見逃せない!!

≪点数≫
  8点
                                           (15.06.21鑑賞)


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No.1106 『ミラクル7号』
No1106 『ミラクル7号』

2008年制作 香港
監督:チャウ・シンチー

≪キャッチコピー≫
『超ビンボー親子が出遭ったのは、救いの神か──』

≪ストーリー≫
工事現場で働くティー(チャウ・シンチー)は、貧しいながらも一人息子のディッキー(シュー・チャオ)を名門校に通わせていた。息子に新しい靴すら買ってやれない貧乏生活だったが、彼らはそれなりに楽しい日々を送っていた。そんなある日、ディッキーは父がゴミ捨て場から拾って来た緑色の風船のようなオモチャが動くことを発見し……。

≪感想≫
大好きチャウ・シンチー監督作品。
チャウ・シンチーと言えば「少林サッカー」が有名ですが、昔、何かのレビューで書きましたが、
僕はこの作品を映画館で観まして、周りの観客と一緒にゲラゲラと笑った記憶が。
あんなにも一体感に包まれた映画体験は珍しいなと。

その後、「西遊記~はじまりのはじまり~」「カンフーハッスル」と鑑賞。
どちらも楽しめました。
特に最新作の「西遊記~はじまりのはじまり~」はとても良かったですよ。

さて本作。
ふと思ったのですが、チャウ・シンチー監督の作品って、しっかりと制作年順に観た方が良いような。
この監督さんって、しっかりと実力をつけてどんどん面白くなってきているんですよね。
作品の演出方法もそうなんですが、積み上げ型のスタイルのように思えて。

因みに本作が作られたのは「少林サッカー」の次。
例えば笑いのセンスについて。
本作の笑いも相変わらずのドリフ的要素。
う○ち的下ネタや太った容姿的笑いで攻めてくる。
ベッタベタなんだけど正攻法で笑えるんですよねぇ。
これは前作の「少林サッカー」を受けての進化と言うべきか。
次に撮り方について。
撮り方も正攻法な感じがするんですよね。
何もない地平線から人がフッと現れるカットとか、ラストのナナちゃんの仲間が
わんさか現れるカットとか。
ちょっと心踊るんですよね。
見た目が凄く良い感じと言うか。
これは、最新作「西遊記~はじまりのはじまり~」のエンディングのカットにも
しっかり通じているし。

3作目の「カンフーハッスル」もそうでした。
「少林サッカー」アクションをさらにふんだんに盛り込みつつ、笑いも積み上げてといった作品。

1作目から順序立てて観ると、本当に良い監督さんなのではないでしょうか。

少し作品の感想とはずれましたね。
さて本作。

先に書いたように、ギャグは面白いし、撮り方もカッコイイし、お話自体も期待通り。
もれなく良い作品でした。

まず、キャラクターが最高。
地球外生命体のミラクル7号ことナナちゃんのフォルムがまず抜群!!
モフモフ感、そしてこいつの表情がまた可愛らしいんです!!
さらに、動きもまたかわいぃーーーーんですよねぇ。
僕の元にも現れてほしいぐらい(笑)

次に演者さん達も◎。
息子役のシュー・チャオちゃん。
鑑賞後に調べて気付いたのですが、この子、なんと女の子なんですって!!!!
全然分かりませんでしたよ。
しかもこの子は、実生活でもチャウ・シンチーの養子になったようで。
凄いですねぇ・・・。
他にも子役はみんな可愛かったです。
成金坊主のサングラス姿には思わず笑ってしまいましたよ。

これまた、以前、何かのレビューにも書きましたが、ヒロイン役の女優さんがとっても綺麗。
本作のキティ・チャンさんも、メチャクチャ綺麗でした。

ストーリーも良かったなぁ。
貧乏一家なんだけど心は純粋で・・・みたいな。
「襤褸は着てても心は錦」的物語は、やっぱり応援したくなっちゃいますよね。

全体的に満足な一作。
・・・が、ただ一つちょっと不満な点が。
それは、終わり方。
物語の着地の仕方がなんだか消化不良だったんですよね。
もっとこう、綺麗に締めてほしかったな。
悪くは無かったんですが、もう一捻り欲しかったです。
ここで一気に点数が下がっちゃったかな。

とにもかくにも。
本作にて、チャウ・シンチー監督の作品はコンプリートかな。
先に書いたように、順番立てて観るのが良いかと思うので、次回は最新作。
もちろん、これからも撮り続けてくれると思うので楽しみに待ってよっと。

≪点数≫
  5点
                                           (15.06.21鑑賞)


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No.1105 『ザ・ゲスト』
No1105 『ザ・ゲスト』

2014年制作 米
監督:アダム・ウィンガード

≪キャッチコピー≫
『この訪問者(ゲスト)には、
    想像を超えた<裏>がある。』

≪ストーリー≫
ハロウィーンが近づく中、息子を戦地でなくした一家のもとに彼の戦友だという男デイヴィッド(ダン・スティーヴンス)が訪ねてくる。謙虚で礼儀を重んじる上に、美しい容姿を誇る彼は、瞬く間に一家と心を通わせていく。それぞれが抱えていた悩みや問題を解決してしまう彼をすっかり信頼する一家だが、次第にその姿や言動とはかけ離れた素顔と目的を持っていることが明らかになる。やがて、デイヴィッドの存在は一家のみならず、閑静だった町をも揺るがし始め、ついには彼と特殊部隊の銃撃戦という事態にまで発展する。

≪感想≫
いやいや、とても面白いサスペンス作品に出会いました。

息子を戦争で失った家族の元に現れた一人の青年。
息子の戦場での友人と言う彼はいったい何のために家族の元へ現れたのか・・・。

まず、演出がとても上手。
しょっぱなから撮り方、音楽、キャラクターの表情等々、全てにおいて謎々しい。
もうねぇ、ひたすら興味が尽きないんです。
こいつはいったい何を考えているのか。
何を目的としているのか。
その物語の進め方が巧いなと。
そしてまた、良い所で新しい展開が待ち受けているんですよね。
しかもそれが結構想像していなかったりしたもんで、興味がまた倍増に。
とにかく最後まで飽きずに観る事ができました。

もちろんツッコミ所が無かった訳では無い。
例えば、長女がデヴィッドを疑い始めるくだりがあるのですが、いくらなんでも、
こんなに疑うのはおかしくないかい??
だって、好意すら覚えている人物なのに、少し電話の会話が怪しかっただけで、
こんなにも疑うなんてねぇ。
まぁ100歩ゆずって、もともとが怪しい雰囲気を醸し出していたからなのかもね。
例えば、こんなにも無敵感満載のデヴィッドが最後の最後は子供二人に不覚をとるのは、
これまたいくらなんでもねぇ。

ただこんなツッコミ所も些細な事。
他の良い所に比べたら問題ないない。

じゃあ、良い所。
一つ。
主役のデヴィッドを演じたダン・スティーヴンスがとにかく魅力的。
スマートでワイルドで知的さもうかがえる。
そして何と言っても戦闘能力がハンパない。
クライマックスのレストランにてスマートに手榴弾を放るところはカッコ良かったです。
ちょっとバイオレンス映画の傑作「ドライブ」のライアン・ゴズリングを彷彿とさせた感じで◎。

一つ。
サスペンス要素も素晴らしかったのですが、意外とゴア描写、アクションシーンも良かった。
時折見せる暴力描写が意外とキツイ。
だけどスタイリッシュ。
これまた「ドライブ」の感じに似ていたんですよね。
良い感じ。

一つ。
ストーリー自体が最高。
描き方も秀逸で演出も◎。
鑑賞後引っかかった部分を再確認。
ストーリーにつじつまが・・・と思ったところも思い返せば納得できる形に。
つまるところ、デヴィッドは国の実験台になって、自分及び守ると決めた事は純粋に守っていく人間に
仕立て上げられていたっつーことですな。
最後のあの展開も優先順位が自分になっているからのあの行動な訳で、
結局、彼は被害者でもあるんだよなぁ・・・。

1つ。
終わり方が◎。
本作を観終わった後、少し調べたら監督さんはアダム・ウィンガードと言うお方。
以前観た「サプライズ」の監督。
なるほど!!思い返すと、どうりで「サプライズ」を鑑賞後の感覚に近い気が。
終わり方も似ているっちゃあ似ているし。
僕的にはこの終わり方は大好きですよ。

全体的に楽しめた本作。
アダム・ウィンガード監督。
今後も要チェックや・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (15.06.20鑑賞)


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No.1104 『マッドマックス/サンダードーム』
No1104 『マッドマックスサンダードーム』

1985年制作 オーストラリア
監督:ジョージ・ミラー

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
砂漠を彷徨うマックスが辿り着いたバータータウン。その町で野蛮な女支配者により、球状の檻に囲まれた“サンダードーム”での戦いを強いられたマックスは一人砂漠へと追放。行き倒れた所を救われた子供たちの村に招かれ親代わりのように慕われていく……。

≪感想≫
「マッドマックス」シリーズ第3段。

近年の作品に多大なる影響を与えたと言われる本シリーズ。
さらに、いよいよ最新作が公開とのことで、いざ鑑賞。

1作目・・・あれ?思っていたのとちがーーーう。
2作目・・・これこれーーー。想像していたマッドマックスだ!!
そして本作。
・・・なんだこれ??また変な方向にいっちゃったなぁ・・・。
世界観は別として、1・2作目はカーアクションがふんだんに盛り込まれていて、
いききったキャラクターたちの暴走的狂気がどちらにも描かれていたような記憶が。
本作は、世界観は2作目と似ていてこれぞ「マッドマックス」で世紀末感満載なんですが、
見所のカーアクションは減っているわ、狂気の部分もなく、どこかファンタジックな感じに
収まっていたんです。
どこか子供向けというか。
以前観たディズニーの「フック」や、スピルバーグ監督の「グーニーズ」が、ほんのり大人向けに
なった感じ。
全体的にちょっと物足りなかったんですよね。

少し良かった部分。
本作には子ども達がたくさん出てきます。
こいつらの見た目がまた、いじらしくてかわいらしいんです。
こいつらの活躍がもっとあればさらに楽しめたのにな。
タイトルにもなっているサンダ―ドームでの決闘シーン。
ゴムに吊るされてビョンビョンと戦うシーンはなかなか新鮮なアトラクションで楽しかったです。
ちょっと人気漫画シリーズ「JoJoの奇妙な冒険」第2章のコロッセオでの戦いを思い出したり。
前作に引き続き、基本的にキャラクターやメカ等のルックは良かったです。

良かった所は少しだけ。
あとは正直、ピンとこなかったかな。
例えば、冒頭、飛行機乗りの親子が出てくる。
「おお!!前作のあいつじゃん!!」
って喜んでいると、その後の行動等を観ても全然ピンとこない。
何故なら・・・。
こいつは前作のあいつじゃない!!
なんと、同じ役者が違う人物を演じていただけだったんです。
それならせめてまったく違うキャラクターにしてほしかった。
飛行機乗りという共通点、そして一番最初に出てくるキャラクターだっただけに期待してしまったじゃん!!
やな感じ。
カーアクションについて。
あの暴走特急でいききったアクションシーンはどこへやら・・・。
クライマックスに少しだけぬるたいアクションを描いただけ。
これじゃあ物足りないんですよねぇ・・・。
ストーリーはもともと粗引きで荒唐無稽なだけに、こういうアクションやルックで惹きつけないと、
ダメなんじゃないかと。
凄く物足りない気分になりましたよ。

とにもかくにも。
これにて、新作を省く全作品を観たのですが、順番的には
2作目>>>>>1作目>3作目
といったところ。
ただ、ふと思ったんですが、本シリーズは全部、別物として観ても良いんじゃないのかなぁ。
それぞれが、意外と孤立しているんですよね。
ストーリーも先に書いたようにあってないようなものだし。

なにはともあれ、新作がいよいよ公開。
色々なところで話題になっていてCMや予告編もガッツリ見ましたが、これがまたすっごい良さげで。
これは映画館で観なければ!!

楽しみーーーーー。

≪点数≫
  5点
                                           (15.06.19鑑賞)



こちら「ジョジョの奇妙な冒険」。
大好きです。

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(4)
No.1103 『マッド・マックス 2』
No1103 『マッド・マックス 2』

1981年制作 オーストラリア
監督:ジョージ・ミラー

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
凶悪な暴走族と戦いながら荒野の中で生活を続ける一団に救われたマックスは用心棒として彼らに協力する。

≪感想≫
マッドマックス」シリーズ第二弾。
前作はイマイチ、ノリきれない部分が多々あって。
想像していたと少し違っていたんですよね。

そんなこんなで本作。
「これこれーーー!!」
想像していた世界観がここにありました。
僕はこの「マッドマックス」シリーズは未見でして。
ただ、名作と謳われる本シリーズの噂は良く聞いていたんです。
メル・ギブソンの出世作だとか、漫画「北斗の拳」が本シリーズの世界観を
そのまま踏襲しているだとか。
そんな印象は本作の事だったんですね!!
本作は期待通り、想像通りの作品に仕上がっていました。

キャラクター、世界観について。
主役のマックスはもろケンシロウですね。
前作でもあの風体(革ジャンスタイル)は少し見せていましたが、本作ではよりワイルドに、
そして性格もより影を背負った空気感を漂わせていましたよ。
敵ボスのヒューマンガスはもろジャギですし。
他にもモヒカン頭のキャラとか、子役の風体、その他諸々の人物の姿恰好は
「北斗の拳」そのまんまでしたよ。
プロペラ飛行機乗りの男も、もろバットだったもん(笑)
世界観も想像していたマッドマックスの世界。
これぞ世紀末と言ったところか。
荒れ果てた大地。
荒んだ人間たち。
私利私欲に走り、本能のままに生き続ける人間。
前作で、その人間のいききった行動は少し描いていましたが、本作でもその人間の
暴走した感情からなる行動は凄まじかったです。
敵のクズっぷりと言うかゲスっぷりと言うか。
やっぱり本シリーズの敵達の行動には良い意味で、嫌気がさしますね。

世界観に通ずるんですが、本作は出てくるメカも良かったです。
改造車や改造バイクのフォルムがこれまた世紀末っぽい感じで◎。
これらのメカが後に書きますが、超絶アクションに繋がる訳です。

そして本シリーズの見所のカーアクションシーン。
相変わらずムチャやっています!!
本作の制作は1981年ですので、CG技術もそこまで発展していなかったはず。
それなら、全て実写、スタントでやっているのか!?
凄過ぎるでしょ!!
色々、調べてみると本作ではスタントマンに死人が出たとの噂が・・・。
本当かどうかは分かりませんが、いくらなんでも・・・。

とにもかくにも。
ストーリーは相変わらずの粗挽き感満載ですが、観たかったマッドマックスがここにありました!!
続編が楽しみです!!

≪点数≫
  8点
                                           (15.06.13鑑賞)



こちら「北斗の拳」。
今も新作が発表されているようで。
興味ありますね。

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No.1102 『96時間/レクイエム』
No1102 『96時間/レクイエム』

2014年制作 米
監督:オリヴィエ・メガトン

≪キャッチコピー≫
『ついに、父の暴走が終わりを遂げる』

≪ストーリー≫
かつてイスタンブールで犯罪組織を全滅に追い込んだ、元CIA秘密工作員ブライアン(リーアム・ニーソン)はロサンゼルスに戻り、再び家族の絆を取り戻そうとしていた。そんな折、前妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)が、彼の家で死体となって発見される。運悪く現場で警官と遭遇したブライアンは、殺人事件の容疑者として指名手配され……。

≪感想≫
大好き「96時間」シリーズ最新作。

無敵のスーパー親父が再登場!!
僕的に本シリーズは大好きで。
その魅力は何と言ってもリーアム・ニーソンの無敵っぷり。
どんな困難も、その危機回避能力で切り抜けていく所が気持ちよくって。
ピンチになる事は殆どないし、その無敵っぷりを堪能すれば良いだけ。
頭カラッポで観ればいい所がとても好き。

さてさて、最新作。
・・・あれ?なんか違う??
期待していた高揚感が無いっす!!

まず設定について。
本作のタイトルは「96時間」。
1作目はタイトルと内容がかかっていたのですが、前作ですでに「96時間」とはまるで関係なくなっていて。
それもそのはず原題は「TAKEN」。
1作目は娘の誘拐。
2作目は本人と奥さんが拉致される。
さて本作は??
だれもTAKENされないんですよねー。
こんなの「96時間」シリーズじゃないやい。
他のストーリーの粗挽き感はほっといても、せめてそこぐらいは守ってくれよな。

あとね、本シリーズの売りであるブライアンの無敵感。
本作のそれは、いくらなんでも感が酷くって。
さすがにここまで来たら死んでんだろって。
ここまでやられたら怪我ぐらいしてんだろって。
前作までに感じた安心感やこれはこれで楽しいな感が全くと言っていいほど
無かったんですよね。
とほほ・・・。

好きだった部分ももちろんあるんですよ。
大好きリーアム・ニーソン=ブライアンの無敵っぷりは健在。
本作での好きな無敵感シーンは廃工場みたいな所に、色んな道具が置いてあって、たちまち
秘密基地みたいなところにするとこが好きかな。
あとは、娘の日常の行動を見越して、コンビニのジュースに薬を混ぜておいたテクニックも
好感触。
ここら辺は先に書いた、いくらなんでも感はなく、
「これこれーーー!!」
ってね。
あと、本作はブライアンの活躍だけでなく、色々なキャラクターが立っていましたね。
まずは、ブライアンを追う刑事たち。
フォレスト・ウィテカー演じるフランクも意外と優秀でブライアンの能力まで紙一重な感じが良い感じ。
フランクの部下の二人組もあまり活躍しませんでしたが面構えは好きでしたよ。
もう少し活躍させてほしかったな。
そして、1作目にも出ていた、ブライアンの友達3人衆。
こいつらももっと活躍させてほしかったー。
本シリーズの作りとして。
1作目はブライアンの活躍。
2作目は娘、キムも活躍。
そしてそして本作は??
と期待していましたが、イマイチ中途半端でしたね。
このお仲間3人組がもっと活躍してたら面白かったのにな。
ここまでキャラを出させて以前までの設定を覆すのであれば、チーム物として作っても楽しくなっていたのになって。
ちょっと残念無念です。
本作の敵キャラ、レノーアの再婚相手のスチュワート。
こいつってこんなに悪党顔してましたっけ。
良い意味で、ものすごーーーく悪そうな顔で、けっこう引っ張られました。
と思ったら、1作目に演じた俳優さんとは違ってたんですね。

アクションについて。
全体的に見にくかったです。
あまりにもガチャガチャしすぎて、何をやっているのかピンとこない。
さすがのヨーロッパ・コープ作品と言ったところか。
ここまでピンとこないアクションを見せられても心踊る事は無かったんですよね。
残念無念でしたよ。

総括。
全体的に観たかったシリーズ最新作だったのに期待はずれは否めなくって。
もっとブライアンの素晴らしいアイディアで危機を乗り切ったりするところを観たかったです。
さすがにネタ切れ感は否めなく、続編を作る事も無いのかな。
この着地ならば2作目で終わっていてほしかったな。
さよなら、ブライアン(哀)

≪点数≫
  5点
                                           (15.06.13鑑賞)


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No.1101 『マッド・マックス』
No1101 『マッド・マックス』

1979年制作 オーストラリア
監督:ジョージ・ミラー

≪キャッチコピー≫
『今!バイオレンス・ヒーロー誕生』

≪ストーリー≫
近未来、暴走族と戦いを繰り広げる警官たち。友人に続いて妻と息子を殺されたマックスは遂に暴走族への復讐に出る。

≪感想≫
近頃、「マッドマックス」の新作が遂に公開!!
なんて広告やCMを良く見る事があって。
それが結構、凄いよさそうでして。
それなら旧3作品も観てみようという事でいざ鑑賞。

主演はメル・ギブソン。
本シリーズでメチャクチャ売れっ子俳優になったんですって。
本作の印象はとりあえずメチャクチャ若い!!

ストーリーについて。
むむむ・・・なんじゃこりゃ!!
舞台は近未来となっているが1979年制作なのでその5年後ぐらいと言ったところでしょうか(苦笑)。
とりあえず未来感はまったくありませんでしたよ。
僕はこの「マッドマックス」シリーズは初見なのですが、イメージ的に漫画「北斗の拳」的な世界観と
聞いていたので、
「・・・・ん?おもてたのと違う!!」
って。
お話もブツ切りで内容はあって無いようなもの。
ある男の復讐と自我の崩壊のお話と言ったところか。
正直、流れとかはメチャクチャだったように思います。

ただねぇ・・・。
この人間描写がとにかく狂っているというか。
敵役の暴走族集団。
こいつらが、まぁ悪い事悪い事。
品の無い「悪」とはまさにこいつらで。
こいつらの一挙手一投足にはかなり不快な気持ちにさせられました。
この暴走族の存在感が本作の肝のようにも感じました。

そして本作の見所は何と言ってもカーアクション。
1970年代制作の割にはメチャクチャ頑張っていた方じゃにでしょうか。
とにかく壮絶なんです。
事故のシーンが多々ありましたが、悲惨なんですよね。
ラストあたりの車がひっくり返って人も下敷きにされるシーンなんて、ちょっと目をつぶりながらも、
巻き戻して3回ぐらい観てしまいましたよ。

なにはともあれ。
正直な所、イマイチピンときていない本作。
人間の狂った部分を垣間見たければってな感じかな。
とにかく、これから上映される新作のためにも次回作、次回作・・・。

≪点数≫
  5点
                                           (15.06.12鑑賞)



こちら「北斗の拳」。
兄の家に全巻あるので読み返してみよっかな。

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