2015-06-04 Thu

2013年制作 米
監督:ロバート・ロドリゲス
≪キャッチコピー≫
『常識やぶりの!!!アクション・エンタテイメント』
≪ストーリー≫
アメリカ大統領(カルロス・エステベス)から、メキシコの極悪人マッドマン(デミアン・ビチル)を倒すよう依頼された元捜査官マチェーテ(ダニー・トレホ)。しかし、マッドマンは多重人格者である上に、停止すると同時にワシントンをターゲットにしたミサイルが発射されるという恐ろしい連動機能を備えた心臓の持ち主であった。それを解除できるのは、世界一の武器商人として悪名をとどろかせているヴォズ(メル・ギブソン)のみ。だが、彼も宇宙からの地球総攻撃というとんでもない計画を進めていた。
≪感想≫
前作「マチェーテ」がとても楽しいB級作品だったので続編制作が決まった時点から
楽しみにしていた本作。
さぁさ、いざ鑑賞。
ん?んん!?
思ったほど楽しくないぞ・・・。
確かにワクワクはとても多かったんです。
例えばオープニングのタイトルロールとか。
例えばエンドロール前のキャストの紹介とか。
良い意味でB級臭たっぷりで遊び心満載の映像。
マチェーテが暴れまわってバッタバッタと敵をなぎ倒していく所とか。
おぉ!!これぞロバート・ロドリゲス監督印じゃん!!
みたいな・・・。
キャストもとても豪華で、ガンガン出てきてはガンガン死んでいく。
大好きミシェル・ロドリゲス姉さんも相変わらずのカッコよさでしたし。
レディ・ガガやアントニオ・バンデラスはあっさりした使い方でしたね(苦笑)
それはそれで潔くて良いねなんて。
ただねぇ・・・。
そのワクワクはワクワクのままで終わってしまったんですよね・・・。
消化不良感がハンパないというか・・・。
心が躍る事が無かったんです。
前作ではそのバカバカしい演出が心地良く、頭カラッポ最高ってな感想だったのですが、
本作のそれは突き抜けていなかったんですよね。
いや、確かに首ちょんぱとか、血がブシャーとか、下ネタ、下品な笑いもふんだんに
盛り込まれていたのですが、やっぱり何か物足りなかったんです。
先に良い所で挙げた豪華キャストも実はキャラ立ちができていなかったり。
あっさりした使い方で良かったと書きましたが、キャラクターの描き込みはしっかりしようぜ!みたいな。
例えば、マチェーテに賞金首がかかって彼を追う奴らが何組か出てくるのですが、
もっと有効に使う方法もあったろうに。
娼婦宿の女軍団ももっと活躍して欲しかったし。
色んな役者が演じたカメレオンももう少しキャラ立ちさせて欲しかったな。
ここら辺はとてももったいないなと。
あと、本作の一番嫌な所は終わり方。
まさかの続編へ・・・的な終わり方。
「おいおい、せめてこのストーリーだけは完結しろよ!!」
冒頭の次回作の予告がここで活きるのでしょうが
「そんなの楽しくも何ともないやい!!」
何でしょう。
これもB級っぽくていいじゃんなんて言葉も聞こえてきそうですが、
あまりにも拍子抜けしすぎて、軽い怒りを覚えましたよ。
とにもかくにも。
本作は確実に続編が作られるのでしょう。
ただねぇ・・・本作、アメリカでも大コケしたみたい。
こりゃ続編は無いかも!!
それでいい、潔く終わってくれ!!
余談ですが、主役のダニー・トレホは御年71歳。
それであんなに動けるのか!!
凄いなぁ・・・顔はメチャクチャ怖いけど・・・(顔は関係ないか)。
≪点数≫
4点
(15.04.29鑑賞)

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