2015-04-09 Thu

1964年制作 英
監督:ガイ・ハミルトン
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
金だけを愛する男ゴールドフィンガー。彼はアメリカ中の金塊が貯蔵されるフォートノックスを放射能で汚染させ、自分の金の値打ちを上げようと画策していた。それに先立つ、大量の金流出を調べていたボンドは、事件の背後にゴールドフィンガーが存在していることを知るが……。
≪感想≫
007シリーズ第3弾。
本作も制作年は1960年代。
まだまだ、古臭いですね。
そしてまだまだシリーズとしての醍醐味みたいなものを僕自身、掴みきれてないような。
本作から初めて登場、ボンドカー。
色んなボタンがついていて。
油放出!
煙幕放出!!
マシンガン!!!
果てにはボタンを押せば助手席が吹っ飛ぶ!!!!
ここら辺は観ていてとてもアガりました。
なんとなく思い描いていたボンドシリーズに近づいてきたかも。
アクション。
ショーン・コネリー演じるジェームス・ボンド。
見た目はスマートでメチャクチャカッコ良い。
これぞ理想のジェントルマン的出で立ちで良い感じ。
なのだが・・・。
いかんせんアクションがおざなりすぎる。
撮り方も現代作品のように優れていないため、その雑さショボさが浮き彫りに。
これはもったいない。
クライマックスのおデブ中国人との格闘なんて殆どコントですもんね(苦笑)
あと、ジェームズ・ボンドのキャラクターについて一つ。
彼はなぜにこんなに女好きなの!?
女性を見たらすぐ口説くんだもん。
プロとして失格だよ(苦笑)
いくらなんでも感がちょっと・・・。
おデブ中国人と言えば、コイツの武器が何と帽子!!
シルクハットをブーメランのように使って敵を殺すんですから(笑)
これまたコントの粋ですよ。
ただコイツの佇まいは◎。
殆どセリフもなく不気味にニヤリと笑う感じがいかにも悪っぽくてね。
本作は展開や演出も全体的にコントぽかったかな。
先に書いた武器が帽子もしかり。
例えばクライマックス。
ラスボスであるゴールドフィンガーとの決着。
飛行機内での格闘から外に吸い出されるまでのくだり。
思わず笑っちゃいましたよ。
先日観た、「マッハ!無限大」のラストも笑いましたが、本作も負けていないぜ。
例えば、飛行機からガスを散布して兵隊さん達がバタバタと倒れるシーン。
これは展開と言うか、撮り方が笑えました。
いくらなんでもねぇ・・・。
まぁ、これってたぶん時代と技術のせいだと思うんですよね。
まだまだ映画文化が発展していないからこのぐらいになってしまっているのでしょう。
ただ、前作はすっごい面白かったのにな。
お話や演出をしっかりしていればと言う気持ちも強いですが、まぁ頭カラッポで観賞する
作品としては良いのかな。
期待せずに次回作次回作。
≪点数≫
5点
(15.03.01鑑賞)

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