2015-03-11 Wed

2013年制作 米
監督:ミカエル・ハフストローム
≪キャッチコピー≫
『"完全"を超えろ そこは、地図にのらない動く要塞。』
≪ストーリー≫
陸から離れた海上に存在する、通称墓場と呼ばれるタンカー監獄。ある日、その監獄に、世界でもトップレベルののセキュリティーコンサルタントのブレスリン(シルヴェスター・スタローン)が身に覚えのない罪で投獄される。ブレスリンは、自らが設計に携わったこの監獄から脱出することを決意。しかし、囚人たちのボス、ロットマイヤー(アーノルド・シュワルツェネッガー)がブレスリンの前に立ちはだかり……。
≪感想≫
「ロッキー」シリーズのシルベスタ・スタローン。
「ターミネーター」シリーズのアーノルド・シュワルツェネッガー。
80年代の2大アクションスターの本格共演作。
これがアガらない訳ないでしょう!!
近年、この二人が復活して映画界を賑わせている。
スタローンは「バレット」。
シュワちゃんは「ラストスタンド」。
そして二人の共演作「エクスペンダブル」シリーズ。
どれも良作で、特に「ラストスタンド」は昨年のベストに食い込む勢い。
「エクスペンダブルズ」のスーパースター祭り感も最高でした。
とにかく、またこの二人が共演してくれてドッカンバッカンやってくれる。
それだけでもう2・3点は上がっちゃう訳です。
まず見所である二人の共演について。
ワイワイキャッキャっと二人仲睦まじく、脱獄に向けてプランニング。
お得意の肉弾戦、銃撃戦はちょっと少なくって物足りないですが、まぁいっか。
本作は、とにかく二人のやりとりが多い。
内容云々は置いといてそこだけを観てほしい的なね。
こっちはもう二人のやりとりを堪能すれば良いんです!!
・・・なんてベタ褒め感満載で書いていますが・・・。
実は、お話自体はものすごーーーーく粗挽きでツッコミ所満載なんですよね。
お話だけで言ったら、全然つまんない訳ですよ。
脱獄のプロが、超ハイテクで厳しい監獄からの大脱出を図る。
そんなお話なんですが、そもそも・・・。
この監獄。
全然、厳しくなーーーーい!!
普通に囚人同士がお喋りもできるし、喧嘩もできる。
普通の刑務所と何ら変わりない。
むしろ、こっちの方が優しかったりするんじゃん?みたいな。
脱獄不可能的な絶望感がまるでないんですよね。
そもそも、シュワちゃん、スタローンが囚人としているんですよ!!
看守たちももっとチェックしなきゃ(笑)
あまりにもフリーで動かせすぎ!!
脱獄までの過程が緻密過ぎず、二人の肉体に表される通り、雑で粗暴で、
ある意味成り行き任せ的な部分も多くって。
そこら辺はもっとカッコよく知的に企てても良かったのかなぁって。
うーーん、そうすると二人の良さが死んじゃうのか・・・。
やっぱりこれはこれで良しとする・・・か?
サブキャラ達の扱いも結構、地味だったり。
チーフ看守の男。
どこかで見たことあんななんて思ったらヴィニー・ジョーンズさん。
大好きガイ・リッチー監督の「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」
「スナッチ」にも出てた俳優さんだ!!
ただ、本作では全然活躍しなかったぁ・・・残念。
他にも署長役のジェームズ・カヴィーゼル、医者のサム・ニールあたりもキャラ立ちが
イマイチできていなかったかな。
唯一、カッコよく映っていたのがジャベド役のファラン・タヒール。
二人を良い感じでサポートする役どころで少しシビれましたよ。
本作はとにかくこの二人のやりとりや、アクションをどう撮るか。
そこに力を注いでいたんですよね。
なのでそこに特化して鑑賞して観ればこんなにも楽しい作品は無いという訳で。
ただこの二人に何の思い入れの無い諸君。
特に女性、子供には全然つまらない作品なんじゃないでしょうか(苦笑)
≪点数≫
6点
(15.02.01鑑賞)

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