2015-02-27 Fri

2012年制作 米
監督:クレイグ・ゾベル
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
トラブル続きの金曜日の朝、アメリカのファストフード店店長サンドラ(アン・ダウド)は仕事でてんてこ舞いしていた。そこへダニエルズ警察官(パット・ヒーリー)と名乗る男性から電話が入り、店員のベッキー(ドリーマ・ウォーカー)に窃盗容疑が掛かっていると告げる。サンドラは彼の指示に従い、ベッキーの身体検査をすることになり……。
≪感想≫
嫌い!嫌い!!嫌いだ!!!
とにかく不快な作品でしたよ!!
とあるレストランに1本の電話。
警察と名乗る男に翻弄される現場の人間たち・・・。
ついには性的暴行にまで発展していく・・・。
まずこの犯人に腹が立つ!!
動機も語られず、ただのイタズラとしてのこの行動。
たんなるイタズラの為だけに、こんなに人を傷つけることにイライラしっぱなし。
電話という、つかみどころのない交流に腹が立って腹が立って・・・。
次に店長に腹が立つ!!
この店長も被害者ではあるんです。
ただ、ある一線を越えた瞬間に加害者へと変貌する。
一見、正義感で行動しているように見えるが、実はそうじゃなくって。
きっと、責任を取りたくないだけ、自己保身のためだけに言いなりになっている。
事件の後のインタビューシーン。
あたかも私は全然悪くないんです的発言の数々。
ニヤニヤと語るその表情がまた腹立たしい!!
店長の婚約者!!
コイツはもう論外!!
思い出したくもないほどの馬鹿男。
コイツの行動には一切共感も同情もしない。
ほんと、バカヤローですよ!!
むむむ・・・、タイトルは服従の心理とありますが、とにかくこの騙される人間たちの
心理が納得できない。
100歩ゆずって、例えばこういう電話がかかってきたら、確かに最初は信じてしまうでしょう。
1000歩ゆずって、従業員の事を疑ってしまうのもあるかもしれない。
ただ、その後の行動までに至る事がピンとこない。
洋服を脱がして身体検査までする!?
挙句の果てには性的暴行までする!?
ジワジワと追い詰められる感じが、もう痛々しくて腹立たしくて・・・。
映画としては、作品としてはすぐれた作品なのは間違いないのですが・・・。
倫理的に、どうも許せない部分が多かったんです。
しかもこれって、実話なんですよね。
本事件の他にも数十件の事件が確認されているみたい。
「オレオレ詐欺」もそういう事ですよね。
電話口の語り手にいとも簡単に操られる。
怖いよなぁ・・・・。
冷静な判断力と強固な意志を持たなければいけませんね。
なんて教訓めいたメッセージは、本作からは一切感じ取れずただただ
不快な作品でした。
むむむ・・・モヤモヤイライラするーーーー!!!
≪点数≫
2点
(15.01.18鑑賞)

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