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No.1053 『コンプライアンス 服従の心理』
No1053 『コンプライアンス 服従の心理』

2012年制作 米
監督:クレイグ・ゾベル

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
トラブル続きの金曜日の朝、アメリカのファストフード店店長サンドラ(アン・ダウド)は仕事でてんてこ舞いしていた。そこへダニエルズ警察官(パット・ヒーリー)と名乗る男性から電話が入り、店員のベッキー(ドリーマ・ウォーカー)に窃盗容疑が掛かっていると告げる。サンドラは彼の指示に従い、ベッキーの身体検査をすることになり……。

≪感想≫
嫌い!嫌い!!嫌いだ!!!
とにかく不快な作品でしたよ!!

とあるレストランに1本の電話。
警察と名乗る男に翻弄される現場の人間たち・・・。
ついには性的暴行にまで発展していく・・・。

まずこの犯人に腹が立つ!!
動機も語られず、ただのイタズラとしてのこの行動。
たんなるイタズラの為だけに、こんなに人を傷つけることにイライラしっぱなし。
電話という、つかみどころのない交流に腹が立って腹が立って・・・。

次に店長に腹が立つ!!
この店長も被害者ではあるんです。
ただ、ある一線を越えた瞬間に加害者へと変貌する。
一見、正義感で行動しているように見えるが、実はそうじゃなくって。
きっと、責任を取りたくないだけ、自己保身のためだけに言いなりになっている。
事件の後のインタビューシーン。
あたかも私は全然悪くないんです的発言の数々。
ニヤニヤと語るその表情がまた腹立たしい!!

店長の婚約者!!
コイツはもう論外!!
思い出したくもないほどの馬鹿男。
コイツの行動には一切共感も同情もしない。
ほんと、バカヤローですよ!!

むむむ・・・、タイトルは服従の心理とありますが、とにかくこの騙される人間たちの
心理が納得できない。
100歩ゆずって、例えばこういう電話がかかってきたら、確かに最初は信じてしまうでしょう。
1000歩ゆずって、従業員の事を疑ってしまうのもあるかもしれない。
ただ、その後の行動までに至る事がピンとこない。
洋服を脱がして身体検査までする!?
挙句の果てには性的暴行までする!?

ジワジワと追い詰められる感じが、もう痛々しくて腹立たしくて・・・。

映画としては、作品としてはすぐれた作品なのは間違いないのですが・・・。
倫理的に、どうも許せない部分が多かったんです。

しかもこれって、実話なんですよね。
本事件の他にも数十件の事件が確認されているみたい。
「オレオレ詐欺」もそういう事ですよね。
電話口の語り手にいとも簡単に操られる。
怖いよなぁ・・・・。
冷静な判断力と強固な意志を持たなければいけませんね。

なんて教訓めいたメッセージは、本作からは一切感じ取れずただただ
不快な作品でした。
むむむ・・・モヤモヤイライラするーーーー!!!

≪点数≫
  2点
                                           (15.01.18鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(4)
No.1052 『隣る人』
No1052 『隣る人』

2011年制作 邦
監督:刀川 和也

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
保育士のマリコさんは、地方にある児童養護施設でムツミとマリナの親代わりとなって寝食を共にしている。そこではやむを得ない事情から親と同居できない子どもたちが住んでおり、ときどき二人はマリコさんをめぐってケンカをすることもある。そんな折、ずっと離れて暮らしていたムツミの母親が、もう一度子どもと暮らしたいと願って施設を訪れる。

≪感想≫
児童養護施設「光の子どもの家」の8年間を撮ったドキュメンタリー作品。

何の説明もなく、何の補足もない。
そこに映るものはリアルな生活とリアルな人間だ。
正真正銘ド直球のドキュメンタリー。

先に少し引っかかった点。
それは、やっぱり説明が無い分、状況の読み取りが困難だったという事。
日常を淡々と映し出している、一切の演出、加工は無いという事で、時折、
言葉を聞き取れなかったりすることもあって。
ぼそぼそっと語る子供の声が聞こえなかったりもして・・・。

ただね・・・。
それも踏まえてもこの作品は素晴らしかったんです。
むしろ、これぞドキュメンタリー作品。
生々しい生活感、リアルな心情がギュッと濃縮されていて、観終わって、とてもグッときたんです。


「隣る人」
子供にとって親とは何ぞや。
本作では何らかの理由で親と一緒に過ごせない子供のリアルな姿が映し出される。
観ていて、
「親としてこうあるべきだ!!」
「子供を手放す親は最悪だ!!」
・・・なんて事は微塵にも思わない。
この子たち、この現状が出来上がっている以上、そういう現実があるのでしょう。
もしかしたら親にも事情があるんだ。
そこまでの過程で何かのっぴきならない事柄があったんだ。
ダメと分かっていても、どうにもならなかったことだってあると思うんですよね。
ただ、そんな、悪く言えば親の都合、大人の都合で犠牲になっている子供もいたりして・・・。
そんな子供たちに必要な人間。
それがきっと「隣る人」なのかなって。

子供は無条件に愛情を欲してくる。
自分を見続ける人、自分を必要としてくれる人。
それが生へのモチベーションが繋がっているかのごとく。
そこから生きる事の楽しさや辛さ、いろんなことを感じ、覚え、成長してく。
甘えや飢え。
それらの純粋無垢な気持ちを受入れ、丸呑みできる存在。
それが親であればとても幸せ。
ただし、それができない親だってもちろんいる訳で・・・。
本作でも子供の母親が出ていましたが、彼女は彼女で子供と一緒に過ごすために
一生懸命頑張っている訳で。
それができない理由もきちっとある訳で。
むむむ・・・もちろん子供にとって親と言う存在はとても大事なんですよ。
ただ、親じゃなくても先に書いた丸呑みできる存在(大人)がいれば成長することは
できるんじゃないのかなって思ったりもしたんですよね。
長く、思い出を共有する大人。
いつもそばにいてくれる大人。
いつも見続けてくれる大人。
無条件で自らに寄り添ってくれる人(隣る人)がいればと。
作中でマリコ先生が子供達と接していて、メチャクチャ腹立つこともあるけど、
ほんのちょっとの良い事でチャラになる的な事をおっしゃってました。
これには「なるほど!!」と思ったのですが、やっぱりその子と向き合う時間が
多ければ多いほど、良い事も増えるし、悪い事も増える。
その時間をたくさん共有することでその子の、その人の人生の一部に
なり得るんじゃないかって思ったんです。
そして、子供、もしかしたら大人になった僕らもそういう存在を求めて
生きているんじゃないかって思うんですよね。
大人になると、それが「友達」であったり「恋人」であったり「家族」であったり種類は
増えてくるんだけど、子供の頃は、そんな事なんて知る由もない。
それを教え、寄り添うのは、最初はやはり、「親」であり「大人」であるんですよね・・・。

本作では、子供たちが無償の愛情を欲するシーンがリアルに映し出されるんです。
愚痴を言う子供や、すねる子供、暴力をふるう子供、泣き出す子供。
それらは一つのサイン。
自分をもっと見てくれっていうサイン。
そこと向き合う「人間」=「隣る人」なんです。
ラストにマリコ先生が子供に語りかける時に見せる涙と言葉。
これはマリコ先生にとっても子供は隣る人なんですよねぇ・・・。
人と人が向き合う事で生まれる形を見せてもらえた感じ。

うーーーん・・・長々とすいません。
着地が難しいや。
とにもかくにも。
能書きをつらつらと書いてきましたが、その存在(隣る人)になる事。
自分に子供ができた時、必要とされる時、無条件で受け入れる存在、形を作らなければと。
そして、そんな「隣る人」をもがきながらも体現していた「光の子どもの家」スタッフ、
保育士さんにはほんとに頭が上がりません。
本当に素晴らしい方々です。

とにかく色んな大人に観てもらいたい。
そんなドキュメンタリー作品でした。

・・・なんて思ったら、劇場公開も終わっているし、DVD化もしていないんですね(号泣)
自主上映会のみで上映しているそうなので、近くの町まで来た場合は是非!!
ちなみに、僕も自主上映会にて鑑賞したんですが、会場は超満員!!
関心ある人がこんなにも多くて、まだまだ捨てたもんじゃないなと・・・。

≪点数≫
  9点
                                           (15.01.11鑑賞)

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No.1051 『トム・ヤム・クン!』
No1051 『トム・ヤム・クン!』

2005年制作 タイ
監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ

≪キャッチコピー≫
『取り戻したい愛がある、取り戻したい象がいる。』

≪ストーリー≫
南半球の国際都市オーストラリアのシドニーに、ひとりのタイ人青年カーム(トニー・ジャー)が降り立った。国際的マフィア組織に祖国の象を密輸され、臨界点を越えた怒りに打ち震えるカームは、鍛え抜かれた己の肉体と超人的なムエタイ技術を武器に、単身、組織の中枢に入り込んで、すべてを破壊する計画を立てる。

≪感想≫
タイ発超絶アクション傑作!!

タイのアクション映画といえば、言わずと知れた「マッハ」シリーズ。
僕も「マッハ!!!!!!!!」「マッハ!弐」「マッハ!参」「七人のマッハ!!!!!!!」と観てきました。
内容は置いといて、その超絶アクションには唸るばかり。
「ウヒョーー!!」
「かっけーーーー!!!」
とテンション上がりまくり。

本作の制作年は2005年。
「マッハ!!!!!!!!」の少し後かな。
そして本作の監督はプラッチャヤー・ピンゲーオ、主演トニー・ジャー。
なんとなんと、「マッハ!!!!!!!!」の名コンビの復活ですよ!!!!
そりゃ期待値が上がらない訳ないでしょう!!

そんなこんなで本作を鑑賞。
やっぱりカッコイイ、超絶アクション!!
正直、今まで観てきた「マッハ」シリーズのアクションより凄かったように感じました。
トニー・ジャーのアクションがとにかく凄い。
以前、「アルティメット」という作品でパルクールアクションというものを紹介しましたが、
本作はそのパルクールアクションを加えつつ格闘を繰り広げるという荒業。
ピョンピョンクルクルとび跳ねまわり、ドッカンバッカン格闘する。
二段蹴り、三段蹴り、回し蹴り、ローリングソバットっぽい蹴り技の数々。
どんだけ回転しているんだってね(笑)
とにかく凄くてカッコいい。
飛び膝蹴りやら関節技やら、恐らくムエタイをベースとした格闘術に惚れ惚れ・・・。
3ヶ所すっごいアクションシーンがあって。
まず一つ目。
序盤くらいの倉庫のようなところでの格闘シーン。
敵はバイクやBMXやローラーブレードを使用した戦い。
これはこれでフレッシュ。
ここでは純粋な格闘ではなく、逃げながらよけながら戦うという、パルクールアクションとの融合。
この一発目で、観ているこっちはテンションあがる訳です!!

そして二つ目。
寺院での格闘シーン。
ここは、敵集団が良かったですねー。
一人目はカポエラ使い。
二人目は刀使い。
三人目は豪力男。
こいつらの戦い方もカッコよくって、トニー・ジャー相手に善戦。
見応えあるバトルシーンに仕上がっていました。

そして三つ目。
それはやっぱりクライマックスの格闘シーン。
ここでは純粋に格闘のみを見せつける!!
まずは関節技つかいまくりの、敵の骨を折りまくり!!
どれだけ「バキバキ!!メキメキ!!」っていう効果音が流れたか(苦笑)
そして最後の巨漢衆や鞭使いとのバトル。
覚醒したトニー・ジャーは無敵なんじゃい!!

ふぃーーー・・・お腹いっぱい。

とにかくアクションに特化した本作。
メチャクチャカッコいい作品でした。

えっ?ストーリーはって??
ストーリーは・・・・どうでもいいでしょ(笑)
察してください・・・。

≪点数≫
  9点
                                           (15.01.11鑑賞)


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No.1050 『隣人 -The Neighbors-』
No1050 『隣人 -The Neighbors-』

2012年制作 韓
監督:キム・フィ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
夜遅くに帰宅している途中で姿を消した娘が、翌日バラバラ死体となって発見された。それが連続殺人事件へと発展し、住民たちの犯人探しが始まるが……。

≪感想≫※ネタバレあり!!
韓国発サスペンス作品。

むむむ・・・やっぱりこの手の韓国作品は良作が多い!!

まず作りが上手でした。
登場人物は多数。
それぞれのキャラクターがきちっと立っていて、活きている。
それぞれが点だとすると、物語が進むにつれてどんどん繋がっていく。
ここがまずとても良かったんです。
観ていて、
「おっと、こいつはこういう過去があるのね・・・。」
「なるほど、コイツとコイツはこういう風に繋がっていくのね・・。」
「じゃあ、こいつは??」
等々。
それが決して突飛ではなく日常の中なんだけど禍々しい殺人事件を
中心に関わっていく感じ。
そしてクライマックス、怒涛の展開。
それぞれが繋がって事件は一気に終息に・・・。
良いですねぇ・・・。
描き方が上手だから緊張感をずっと保って観る事ができたんです。
つい先日、「フライト・ゲーム」なるサスペンス作品で、お話が面白くないとレビューに書きましたが、
本作はお話の面白さ+演出の巧みさで最後の最後までグッと見入る事ができたんです。
とても良い作品でしたよ。

先に書きましたが、キャラクターが本当にみんな立っていて。
主要キャラは10人以上。
殺された少女、同じ団地に住む少女の二役を演じたキム・セロン。
どこかで見たことがあると思ったら「アジョシ」のあの子だ!!
本作でも、アジョシ、アジョシと叫んでいましたよ。
本作での僕的2大キャラクター。
一人目が殺人鬼役のキム・ソンギュン。
この不気味なフェイス。
いかにもサイコパスで気が狂っている表情の、悪党と言うよりかは狂人キャラ。
こいつがなんとも言えない重々しい暗いキャラクターでゾッとしました。
二人目が金貸し業者のチンピラ役のマ・ドンソク。
こいつがまた悪い奴なんだけど、心根が腐っていない感じが、嫌いになれなくって。
仁義を通す悪党的なね。
実はこの二人。
以前観た良作「悪いやつら」に出演されていた俳優さんで。
韓国の俳優さん達は本当に良い顔してらっしゃる。
サブキャラにもきっちり色を付けてあげて、印象に残るように仕上げている。
そこら辺は本当に巧いなと。
本当に各キャラがしっかりと描かれていましたよ。

あとは、何と言ってもこの独特な空気感。
重たーい感じ。
ズキズキとジュクジュクと痛みを感じるというか。
ねっとりと描かれる暴力描写が、後味悪いんですけど凄いこの作品にはマッチしていて。
そこら辺の描写も、やっぱり韓国っぽくて巧みだなぁと。

お話もそう。
このどっぷりと暗い感じがなんとも癖になる。
クライマックス、警備員の親父が実は過去に殺人を犯していて逃亡中の犯人だったとは。
そして本事件に関わって、また過去の事件を引きずり清算できず、さらに業を背負って生きていく。
僕的にこの着地の仕方が凄く好きで。
結局彼も犯罪で、時効を迎える前にさらなる罪を重ねるんですよね。
2度目の罪は正義のヒーローと思われがちだけど、そうはいかないっつーことで。
これはこれで良し!!
法律で許されても、背負ったものが無くなる訳じゃないんだからね。

むむむ。
色々書くことの多かった本作。
それだけでいい作品という事が伝わる。
重たい、暗い作品が好きな方にはお勧めです。

一個だけ不満を言わせてもらうと。
ラストの殺された少女が殺人犯の前に亡霊として表れていたくだりは少し蛇足だったかな。
そこはもう少し、現実的な終わり方をした方が良かったかなと感じました。

≪点数≫
  8点
                                           (15.01.10鑑賞)


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No.1049 『フライト・ゲーム』
No1049 『フライト・ゲーム』

2014年制作 米/仏
監督:ジャウム・コレット=セラ

≪キャッチコピー≫
『全てを疑え。』

≪ストーリー≫
ニューヨークより146人の乗客乗員が搭乗した、ロンドンへと向かう旅客機。その警備を任されている連邦保安官ビル・マークス(リーアム・ニーソン)のもとに、1億5,000万ドルを指定口座に入金しなければ20分おきに機内の人間を1人ずつ殺害するという異様な犯行予告メールが届く。限定されたネットワークからメールが送信されたことから同僚が犯人ではないかと思いつつ、犯人の特定に奔走するビル。そしてメールの内容通りに、機内で1人ずつ人が命を落とす。やがて、地上から犯人が指定した口座はビルのものであることが判明する。

≪感想≫
むむむ・・・良いとこ半分、悪いとこ半分。

飛行機に乗り込んだら謎の脅迫メール。
指示に従わないと乗客を一人ずつ殺していくぞと・・・。
「ん?どっかで聞いた事のあるお話・・・。」

ワンシチュエーションで繰り広げられるサスペンス。
本作の評価は別として、僕的にはこの設定、嫌いじゃないですよ。
さて、本作はどうだったかというと・・・。

まず好きな所。
それは、大好きリーアム・ニーソン祭り!!
主演俳優のリーアム・ニーソンと言えば、無敵の頑固オヤジを演じた「96時間」シリーズ。
もう、この人にかかれば何も怖くない!!
解決するのは決まっているんだから、あとはやり方だけを楽しめばいい!!
と言うような印象。
本作でもその佇まい、印象は不動のもので。
どんなピンチに貶められても、こいつがいれば何でも解決しちゃうんですよねぇ・・・。
本作では謎解きの他にアクションシーンにも見応えが。
序盤、飛行機のトイレルームの中での格闘シーン。
あの狭い中での格闘は、あまり観たことが無く、カッコ良かったんですよね。
ここだけでも、ちょっと見て良かったなと。
見たかったリーアム・ニーソン像をきっちりと観る事ができた感じ。

ここからは、少し悪い所を。
まず、お話自体がちょっとノリきれなかったんですよね。
犯人の行動が少し杜撰すぎやしないかと。
結局、物事が進んでいくのも犯人の計画や行動からなるものだけでなく、
ちょっとしたハプニングで上手く回っている感も否めなくって。
例えば、最初の殺人者も、ビルが半ば偶然的に殺してしまったわけで。
下手すりゃ、気絶させることだってできたかもしれないし。
なんで、ビルが殺してしまうって予想したの??とか。
二人目の殺人者である機長の件もイマイチ謎は解き明かされなかったし。
ちょっと、犯人の行動、そして機内で起こる出来事の理由がピンとこなかったせいで、
ちょっと観ているこっちはモタモタっとしてしまったんですよね。
まぁ、裏を返せばテンポよくスピーディーに展開しているせいで、勢いは感じる事が
できたのですが。
ただ、やっぱり引っかかってしまう部分もあったから物足りなかったのも事実。
全体的にお話がつまんなかったです・・・。
本作のような設定は観ているこっちも犯人捜しを楽しんでいる訳で・・・。
さて、肝心の犯人・・・。
「えぇーーーー!!まさかこいつが!?!?」
残念無念、そういう事にはならなかったです。
犯人に気づくことによって余計に引っかかるこれまでの行動、展開。
「ちょっと納得いかねーぞ!!」
って。
今、思い返すとミスリード的演出がイチイチ鼻についてきたり。
伏線も上手に回収していないんじゃないかと、とにかく鑑賞後は腑に落ちていない
自分がいたり。

うーーーん、ドンマイドンマイ。

お話はイマイチでしたが、好きなリーアム・ニーソンが観れて満足です。
話は変わりますが、「96時間」シリーズ最新作が公開されるみたい。
楽しみですな!!

≪点数≫
  5点
                                           (15.01.09鑑賞)


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No.1048 『福福荘の福ちゃん』
No1048 『福福荘の福ちゃん』

2014年制作 邦
監督:藤田 容介

≪キャッチコピー≫
『福田辰男。32歳。今日、恋、はじめます。』

≪ストーリー≫
古めかしいアパート「福福荘」で暮らし、福ちゃんの愛称で親しまれている中年塗装工の福田辰男(大島美幸)は、仕事に忠実で血の気が多く女性には二の足を踏んでしまう性格。そんな福ちゃんのもとに、中学時代に初めて好きになった女性の千穂(水川あさみ)がおよそ20年ぶりに訪ねてくる。カメラマン修業中の千穂と一緒に過ごすうちに、福ちゃんはかつて自分を女性恐怖症に陥れた張本人の千穂に思いを募らせていく。

≪感想≫
なかなかの掘り出し物を発見!!
朗らかな良作。

1つ目。
キャラクターとキャスティングの妙。
本作の売りは何と言っても、お笑い芸人「森三中」の大島さんがおっさんの役をやるという試み。
正直、観る前はその違和感のせいで
「どうせ、色物、出オチ一発の作品なんでしょ?」
なんて抵抗感もあったんです。
いざ鑑賞して見ると・・・。

もちろん最初は違和感ありました。
それが、ドンドン観ていく内に、見え方が変わってきて。
おっさんなんだけど少し女子的な優しさとか包容力も醸し出した人間(おっさん)に
見えてきたんです。
確かに違和感がないとも言えないんだけど、そこに映っている人はやっぱりおっさん。
実在感がハンパなくって。
これは素晴らしいの一言。
そしてこの福ちゃんというキャラクターがメチャクチャ良い奴なんですよね。
ちょっと朴訥で純粋でだらしない好男子。
このキャラクターと先に書いた大島力が相まって見事に覚醒していて。
ぜひ友達になってください(笑)なんて。

他のキャラクターもみんなそれぞれがしっかり立っていました。
福ちゃんの相方のシマッチ(荒川良々さん)。
こいつがまた憎めなくていい奴なんですよね。
親友の福ちゃんとのやりとりや他の人とのやり取りでのオヤジギャグ。
そしてあの何とも言えない飄々とした面構え!!
最高でしたよ。

福福荘に住む住人達。
東大卒の引きこもりの馬淵や、過去の業をしょった青年野々下君。
それぞれブラックなんだけどいい味出していて。
他にもカレー屋さんの店長(古舘寛治)とのやり取りや、プロ写真家の沼倉とのくだり。
みんなそれぞれ、キャラクターと役者さんの顔が見事にマッチしていてとても楽しめました。

2つめ。
お話の妙。
本作、ほのぼののんびりコメディ作品に見えがち。
僕は本作を映画館で鑑賞しましたが、何度も笑い声が上がったし、
実際に僕もクスクスと笑っていました。
ただね・・・。
実は本作、笑いの中にもしっかりと「痛み」も描いているんですよね。
登場人物のほとんどが過去の何かを引きずって生きてきた人たちで。
それを受け入れ、許し、許され、また歩き出す。
そこら辺が綺麗に収まっていて、そこまで非現実的ではない。
スッと入ってくるお話はとても後味が良いものに。
良いですねぇ・・・。

なにはともあれ。
僕のように、異色のキャスティングと言うことで敬遠している人も、
おそらく想像とは違った感想を持たれること間違いなし。
掘り出し物の良作を見つけたい人は是非鑑賞あれ!!

あ、そうだ。
本作、主題歌も良かったなぁ。
中盤、主題歌が流れる楽しいダイジェストシーンは観ていて微笑ましく幸せな気持ちになりましたよ。



≪点数≫
  8点
                                           (15.01.03鑑賞)

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No.1047 『007 第01作 ドクター・ノオ』
No1047 『007 第01作 ドクター・ノオ』

1962年制作 英
監督:テレンス・ヤング

≪キャッチコピー≫
『この映画からボンドが生れた!』

≪ストーリー≫
ジャマイカの英情報局長が何者かに殺害された。本部は事件究明にボンドを派遣する。やがてその死は、驚くべき陰謀を明らかにする……。

≪感想≫
シリーズ物を観てみよう。
2015年になって最初の一本目はこちら!!

なんとなんとの007シリーズ。
現在、本シリーズは23作品出ておりまして。
なんとなくは知っていますが、実は1本も観たことなかったんですよね。
こんなにも長寿シリーズなのに手を出していないとは何事かと思い
満を持して鑑賞することにしました。

007シリーズの印象。
主役がジェームス・ボンド。
毎作、ボンドガールなる方が出てくる。
スパイ映画。
んんーーー、このぐらいかな。
本当に情報が少ない!!

そんな情報量少なめの僕が鑑賞した007シリーズ第一作。

本作が作られたのは1962年なんですね。
映画文化もCGすらない時代ですから、とにかく映像に派手さが足りない。
拳銃ドンパチも正直、ちゃっちいし、爆破シーンも物足りない。
時代のせいなので、怒りと言うよりかは、まぁこんなもんだろうという感じ。
アクションも現代のアクションを山ほど見ているから、あまりカッコいいとは感じなくって。
とにかく映像に関しては、物足りなさがありました。
これはしょうがないよね。

それなら映像以外の部分(お話)で勝負だ!!
なんて思ったけどこちらも少しパンチ力が足りない。
スパイものなので謎解きとかハラハラドキドキの展開が待ち受けているのかと思うと
意外にそうでもない。

むむむ・・・。
それならキャラクター力で勝負だ!!
なんて思ったものの、主役のジェームス・ボンドがちょっと中途半端・・・。
何でもできるスーパーヒーローかと思えばそうでもなかったり。
まだキャラクターが確立されていないのかな。
意外に嫌なヤツだったんですよね。
特に、中盤の中国人秘書を抱いた後に拘留させる辺りは
「意外にゲスな行動じゃないか!?」
なんて思ったり・・・。
主演のショーン・コネリー自体は抜群にカッコ良かったので、行動がもう少し伴っていれば
もっと魅力的だったんじゃなかろうかと。
ちょっと、もったいなかったです。

ただ、ふと思い返すと本作は1960年代に作られたのか。
その時代にこのぐらいのクオリティはやっぱり凄かったんじゃないのかな。
んんーーーー・・・そうでもないのかなぁ・・・(苦笑)

そんなこんなで記録的長寿シリーズの1作目。
残り22作品。
ゆっくりゆっくり・・・2・3年かけて観れたらいいなぁ。


≪点数≫
  6点
                                           (15.01.01鑑賞)


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2014年鑑賞作品総括(ベスト・ワースト発表)
2014年鑑賞本数は158本。
内、劇場鑑賞は7本。
むむむ・・・少なすぎる。
最低でも月1本は観ないとなぁ・・・。

さてさて。
2012年まで年間総括としてベスト10&ワースト3を発表していましたが、
昨年より趣向を変えまして、順不同で良かった作品を10作品、悪かった作品数作品を発表。
今年もそのスタイルでいきますね。
今年も良作・傑作が多くって嬉しい悲鳴。
嗅覚が優れてきたのか、懐が深くなったのか・・・。

まずはベスト部門。

その1
10人の泥棒たち
韓国映画。
韓国映画のイメージは陰鬱ドロドロ系・・・。
ただ本作は痛快アクションケイパームービー。
エンタメ性にとんだ新しい韓国映画の発見でした!!

その2
クラウド アトラス
ものすごく壮大なストーリー。
傑作臭がハンパなくって。
もう一度観たいと思える大傑作でした。

その3
ホワイトハウス・ダウン
ホワイトハウスでドッカンバッカン。
同時期に「エンド・オブ・ホワイトハウス」というさくひんもありましたが、僕は断然コッチ派!!
これぞ痛快エンタメ作品!!

その4
ハナ 奇跡の46日間
韓国映画2作品目。
王道スポ根者。
本作の名台詞
「ファイティン!!」
は2014年僕的2大流行語。
(ちなみにもう一つは邦画「凶悪」の「ブッコむ」ね。)
これまた韓国映画の新しいジャンルが確立された作品。

その5
横道世之介
邦画からはこちら。
邦画も良い作品がたくさんあって、本作より点数が良いのもあるのですが、
ふと思い返すと、なんかこの映画を選んでしまったんですよね。
それこそ世之介を懐かしむというか。
本作の作風がとても懐かしいというか。
原作もさらに良い作品でした。

その6
ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
これまたふと思い出すと心がジンとする作品。
親子の普遍の形を見せてもらった感じ。
モノクロ映画の傑作。

その7
ジャンゴ 繋がれざる者
大好きタランティーノ監督最新作。
これはもう間違いない!!
新作が待ち遠しい監督の1人です。

その8
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
マーヴェルシリーズ最新作。
今年はアベンジャーズシリーズの新作も何作か観ました。
もちろん全て大好きな作品達。
ただ、やっぱりまた新しいシリーズを観せてくれたという事で本作を選出。
もちろん映画としても最高!
音楽も最高!!
キャラクターも最高!!!
はやく続編が観たい!!!!

その9
アンヴィル!夢を諦めきれない男たち
ドキュメンタリー作品からはこちらを選出。
ダサカッコいい親父の夢との向き合い方を描いた作品。
めちゃくちゃシビれました!!
日本も少し関わっている所がまた良いんですよねぇ・・・。

その10
西遊記~はじまりのはじまり~
本作は映画館で鑑賞。
超ド級のエンタメっぷりの思わず親指立てていました。
チャウ・シンチー監督の次回作が楽しみ!!

ベストは以上10作品。
今年は本当に傑作が多い。
10本に絞るのは本当に難しかったです。
ちなみに、次点を挙げると「ダイ・ハード」は歴史に名を刻むほどの傑作だし
アルゴ」もさすがアカデミー作品、「凶悪」も邦画では傑作の部類、
「宇宙人ポール」も楽しくて◎。
他にも「ラストスタンド」、「スター・トレック」リブートシリーズ、「グランド・ブダペスト・ホテル」。
さらには「X-MEN:フューチャー&パスト」「少年と自転車」「LIFE!」等々。
他にも他にも!!!!!!!!
韓国映画は基本的にどれも8点ぐらいは評価していたし、邦画も良い作品が多かった。
アベンジャーズシリーズは大好きだし、アニメもどれも良い感じでした。
本当に今年は去年以上に悩みましたよ。
んんん・・・・・今でも悩んでいます・・・(苦笑)

ベスト部門は以上。

そして申し訳ないですがワースト部門。
その1
エレベーター
むむむ・・・本作はお話が嫌い。
登場人物の行動や、後始末がちょっと嫌な気分になりましたよ。

その2
ダイ・ハード/ラスト・デイ
その3
トータル・フィアーズ
これはいかん、いかんぞーー!!
2014年に初めて観たダイ・ハードシリーズ。
1作目は大大大傑作で、他の作品もそれなりにクオリティが高く良い作品ばかり。
ただし・・・本作に関しては全然ダメ!!
核の取り扱いがもう最悪!!
そしてもう一作「トータル・フィアーズ」も核の取り扱いが雑な作品。
二つとも観ていて怒りを感じましたよ。
どちらかと言うと・・・いや、どっちもどっち!!
二作品ともダメ!!

その4
阪急電車 片道15分の奇跡
登場人物がとにかく薄っぺらい。
そのせいでお話もとにかく薄っぺらい。
良いお話っぽく作っているんですが、違和感ありあり。
ちょっと残念な作品でした。

ワーストは以上4作品。
2014年は本当にたくさんの良い作品と出会いました。
2015年も楽しみですな。

という訳で2014年総括はおしまい!!

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総括 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(6)
No.1046 『キラー・トーナメント』
No1046 『キラー・トーナメント』

2014年制作 ニュージーランド
監督:マシュー・ジョン・ピアソン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
裏社会に君臨する巨大犯罪組織。あるとき、組織は敵に回れば目障りな5人の殺し屋を始末すべく、《世界最強のヒットマン》と呼ばれる男、リー・サンと契約を結ぶ。たった一晩で、猛者ぞろいの同業者を5人も消し去るという無理難題に余裕で応じるリー・サン。その自信通り、標的の殺し屋たちは次々と殺されていく。だがそんな中、5人の中で最も弱いと思われた若手のマーシャルだけが、恋人アナベラと逃走を続けていた。

≪感想≫
制作国はニュージーランド。
ニュージーランドのアクション映画かぁ・・・初めてかもね。

あらすじを読んで鑑賞。
タイトルから、色んな殺し屋たちのトーナメントバトル的なお話かと思えば全然違いました。
B級臭漂う作品でしたよ。

良かった所。
本作の見所はやっぱりアクションでしょう。
特に銃器がたくさん出てきて、ドンパチやるシーンは見応えありました。
派手すぎない所もちょっと好きだったり。
とは言え、撃ち殺すシーンのゴア描写はしっかりと派手に描いていて好印象。
血がブシャーって感じ。

もちろん本格的なハリウッド大作のようなアクションではありません。
ジャッキー・チェン的格闘術もありません。
物足りないっちゃあ物足りない。
ただ、頑張ってる感はビンビンに伝わってきたので良しとしようみたいな。

悪かった所。
キャラ立ちが上手くできていなかったような。
まず最初に、敏腕殺し屋5名の殺しを依頼されるアジア人の殺し屋。
コイツが最強の殺し屋と言う位置付けで物語は進んでいくんですが、
イマイチ凄みを感じなかったんですよね。
名作「ブラックレイン」の松田優作的な存在を目指したのかもしれませんが全然。
実際は最強な敵なのですが、強そな感じが全然出ていなかったんです。
見せ方がもったいないなぁって。
次に殺し屋5人衆。
それぞれ良い感じの面構えで殺しの方法もそれぞれ違う。
いわゆるプロフェッショナルの塊。
そんな彼らの扱いが雑すぎるんです!!
僕が期待していたのは彼らのバトルロワイヤル的なお話だったのに、登場してはすぐに退場。
んんん・・・・もったいないなぁ・・・。
その代わり、出しゃばりのヒロインが登場。
このヒロインの行動がちょっと共感できなかったんですよねぇ・・・。
物憂げで純粋そうなのにやってる行動はただの我儘に見えて・・・。
この娘とのロマンスは描かずに先に書いた、アクション部分をもっと濃厚に描いてほしかったな。

とにもかくにも。
B級臭プンプンの本作。
楽しめたんだけどやっぱり物足りない。
恐らくですが、お金をかければもっと良い作品に仕上がったかも。
予算以上の物を詰め込み過ぎて分不相応になっちゃったっぽいね・・・。
とほほ・・・。


≪点数≫
  5点
                                           (14.12.31鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1045 『宇宙人ポール』
No1045 『宇宙人ポール』

2010年制作 米
監督:グレッグ・モットーラ

≪キャッチコピー≫
『友情は星を超える!』

≪ストーリー≫
SFオタクのイギリス人青年、クライブ(ニック・フロスト)とグレアム(サイモン・ペッグ)は、念願だったコミックの祭典「コミコン」とアメリカ中西部のUFOスポットを巡る旅を楽しんでいた。その途中彼らは、ネバダ州の「エリア51」でポールと名乗る宇宙人と遭遇する。そしてポールを故郷に帰すため、悪戦苦闘の日々が始まり……。

≪感想≫
俳優のサイモン・ペグ&ニック・フロスト。
そして映画監督のエドガー・ライト。
以前「ショーン・オブ・ザ・デッド」という作品を観てから、この3人の存在を知りました。
これがとてもよく出来た作品で。
ゾンビ映画にコメディ要素を足した傑作。
一気に彼らの事が好きになりまして。
3人が組んだ2作目「ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!」。
これもまた最高!!!!!
コメディなんだけどジンとくる。
バランスのとれた傑作。

その後、彼らの作品は必ず観ようと誓っていたわけで・・・。
さて本作。
実は本作の監督はエドガー・ライトではないんですよね。
当初、エドガー・ライトが監督をする予定だったけど、「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」を
撮るために降板。
代わりにグレッグ・モットーラ監督に変更。
ただ、主役2人の名コンビぶりは健在。
やっぱり彼らの作品に間違いは無い!!!!!
たのしーーーー傑作でした。

キャラクターについて。
本作の主役は宇宙人ポール。
見た目は完全にグレイでドデカ頭にひょろ体系。
誰もが想像するいわゆる宇宙人。
こいつの性格がまた、イカしているんですよね。
ひょうひょうとしていて、ろくでもない奴。
下ネタバンバンだしドラッグはやるわ酒は飲むはでやりたい放題。
だけど心根は良い奴で憎めない。
むしろ大好き!!友達になりたいよー!!

そして名コンビ、グレアム(サイモン・ペグ)&クライブ(ニック・フロスト)。
こいつらのオタクっぷりがまた最高で。
こいつらきっとモテね~んだろーなぁ・・・って。
ただ自分の好きなものにはちゃんと情熱を注げる感じがまた何とも
好感がもてるんですよね。
こいつらとも友達になりたいよーーー!!

他にもポールを追う捜査官のゾイルや刑事コンビ、途中で仲間になるルースもしっかりと
キャラ立ちできていて◎。
とにかく出てくるやつら皆が良い立ち位置で、良い仕事をしてくれているんですよね。
そしてラストに出てくるあの女性。
思わずニヤリ・・・でしたがあのやられ方に思わずポカン・・・。
これまた最高でしたね(笑)

本作、キャラクターもそうですが、何より小気味良いテンポのギャグが良かったんですよね。
お話も良くできているから、ニヤニヤとワクワクが止まらなかったんです。
ポールのあのふざけた感じがねぇ・・・。

ただ最後はしっかりと着地してくれていて。
クライマックスのポールが帰るシーンはちゃんとジンときましたよ。
とにかく良くできた作品。

本作、いろんなSF名作へのオマージュやパロディシーンがたくさんあったみたい。
実は、僕はクラシックのSF名作を観ていないという事もあって、
本作を後回しにしていたんですよね。
「E.T」「未知との遭遇」「ジョーズ」「スター・ウォーズ」等々・・・。
スピルバーグ関連のお話もありましたね。
これらの作品を知っていればと考えると・・・。
きぃーーーー!!くやしぃーーー!!

ただ、それらの作品を観ていなくてもこんなにも楽しめた本作。
未見の人はぜひぜひ!!
お勧めです。

さぁ、サイモン・ペグ&ニック・フロストの名コンビに会えるのは次はいつかな・・・。
と思ったら、「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」という作品がレンタル開始!?
しかも監督がエドガー・ライト!!!!!
楽しみーーーーー!!


≪点数≫
  9点
                                           (14.12.28鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1044 『Ricky リッキー』
No1044 『Ricky リッキー』

2009年制作 仏/伊
監督:フランソワ・オゾン

≪キャッチコピー≫
『きみは天使? それとも・・・』

≪ストーリー≫
郊外の団地で娘のリザ(メリュジーヌ・マヤンス)と二人で暮らすシングルマザーのカティ(アレクサンドラ・ラミー)は、単調な日々を送っていた。そんなある日、カティは職場の新人パコ(セルジ・ロペス)と恋に落ち、パコは母子と共に暮らし始める。やがて、カティとパコの間に子どもが誕生しリッキーと名付けられるが、ある日リッキーに異変が起きる。

≪感想≫
フランソワ・オゾン監督作品。
地元フランスでは鬼才と呼ばれているとかいないとか。
僕は「8人の女たち」「スイミング・プール」を鑑賞。
前者は楽しめましたが、後者はまぁまぁまぁ・・・。

さて本作。
変な映画だなぁ・・・。

家族の再生を描いた作品??
親の成長を描いた作品??
ふわりと掴みどころのない作品でしたよ。

シングルマザーのカティは職場で出会ったパコと再婚。
そしてリッキーを授かる。
ある日リッキーの背中に翼が生えている事に気付くのだが・・・。

まず、この新婚夫婦のダメダメっぷりが酷くって。
フランスの夫婦間、恋人間のスタンダードってこんな感じなの??
例えば、子供に対しての対応・・・。
カティは残業したからって娘のリザをあそこまで一人ぼっちで待たすのか?とか。
例えば、カティとパコとの出会い。
二人は出会った瞬間に恋に落ち親密な関係になるまでのあのスピード!!
ちょっと口あんぐり・・・。
物語中盤。
夫婦喧嘩をして、パコが一度出て行って、帰ってきてからのあの行動。
子供の顔も見ず、すぐにベッドイン。
それを受け入れるカティ。
どんだけ自分大好きで、自分第一なんだよ!!
みたいな。
とにかくこの二人の未熟さに嫌気がさしたんですよね。
しかもそれがドラマティックではなく淡々と描かれているから、
これって普通の事なのか?と思ったり。
僕には「??」な行動が多かったです。

とにかく抑えたトーンで流れる本作。
中盤。
息子のリッキーに突然、翼が生えてきます。
これがけっこうリアルでグロイんですよね(苦笑)
ここはもうすこしほっこりファンタジックに描いても良かったのに。
エグかったぁ・・・。

クライマックス。
翼の生えたリッキーは親の手から離れ遠くまで羽ばたいていきます。
カティが紐を放してしまうシーンには、思わず
「ウソだろ、おい・・・。」
と。
帰らないリッキー、途方に暮れるカティ。
そしてあのエンディング。
「?????????」
家族は一つになった感はありますがこれでいいのでしょうか??
結局、リッキーは幻想だったのか??

リッキーに対する周りの行動がとにかく非現実的で。
何だかピンとこない。
文化の違いなのか??
感動するも何も「無」ですな。

良かった所と言えば一つぐらい。
赤ん坊のリッキーが超絶的に可愛らしかった事!!
これぐらいかなぁ・・・。

とにかく不思議で変な映画でした。


≪点数≫
  4点
                                           (14.12.27鑑賞)


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No.1043 『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』
No1043 『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』

2007年制作 邦
監督:塚本 連平

≪キャッチコピー≫
『いっちょイタズラいきますか。』

≪ストーリー≫
ある田舎町に、平凡だが発想はピカイチのママチャリ(市原隼人)、女の子みたいな外見のジェミー(冨浦智嗣)、武闘派でエロ担当の不良リーゼントの西条くん(石田卓也)、開業医の長男で恋愛担当のグレート井上(賀来賢人)たち7人の高校生がいた。彼らは近所の駐在さん(佐々木蔵之介)とイタズラ戦争に明け暮れ、青春を謳歌していた。

≪感想≫
本作、人気ブログを映画化した作品。
ブログ自体も全てが本当のお話かと言うと、そうではなくって、半実話なんですって。
それでも50%実話は無いんだろうな。
10%ぐらいかな。

さてさて作品について。
「んだよ、もう!!ノリきれないなぁ・・・。」

ノリきれなかった理由は大きく2つ。
その1。
時代設定の胡散臭さ。
本作は、1970年代のお話らしくって。
ただねぇ、一切昔っぽさがないんですよね。
所々、喫茶店の作りとか、インベーダーゲームとか、途中途中で差し込まれる昔のCMぐらいかな。
登場人物の服装とか話題とかは一切ダメダメ!!
主人公のママチャリ(市原隼人)の見た目なんてまさに現代の若者ですもん。
なんじゃこりゃ!?
全然ノレねーーーーーーーー(軽怒)

その2。
各キャラの行動。
本作の見どころはイタズラの攻防。
ただねぇ・・・このイタズラがイタズラの粋を越えているような気がしたんですよね。
ロケット花火を駐在さんにピュンピュン飛ばすのは、もう笑えないし。
花火の窃盗もそうだし。
落とし穴のくだりやパトカーを盗んだりするのもそう。
別に実行するまではまだいいんですけど、それが普通に許されていて、
笑い話的になっている所が
「何かが間違っていないかい??」
になっちゃって。
そもそもこの子たちって高校生なんですよね。
こんなちゃちい小学生みたいなことするのかなぁ・・・。
昔だからなのか?
田舎だからなのか??
ちょっと高校生っぽくないんですよねぇ・・・。
分不相応な感じ。
そこもやっぱりノレなーーーーい(中怒)

その3。
演出、お話。
この手の青春物語を観ていると、いつもは自分の青春時代や昔の思い出の数々を
思い出したりするんですが、本作を観ていても一切、それが無かったんですよね。
そのぐらい、お話に無理があったし、描き込み不足もあったし。
作中の矛盾を、無理矢理良いお話風にして終わらそうとしている感じがちょっとなぁ。
とにかくノレねーーーーー(激怒)

そんな感じ。

面白かった部分もあったりもしたんです。
花火師の親方(竹中直人)とのやり取りは面白かったし、
もう一人の花火師(掟ポルシェ)のインパクトも凄かった。
食堂っぽいお店のおばちゃん(片桐はいり)とのくだりも面白かったな。
この三人の佇まいには笑ってしまいました。
あとはなぁ・・・。
他にもふんだんに盛り込まれたギャグの数々は正直ハマりませんでした。
何だかあざとい感じがしてピンとこなかったんですよね。

むむむ・・・・。
全体的にノリきれなかった本作。
出演者のファンであればおススメかな。


≪点数≫
  3点
                                           (14.12.26鑑賞)


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