2015-01-23 Fri

2013年制作 米
監督:ゴア・ヴァービンスキー
≪キャッチコピー≫
『世界を変えるのは、正義か? 復讐か?』
≪ストーリー≫
幼い頃に遭遇した悲しい事件への復讐(ふくしゅう)をもくろむ悪霊ハンターのトント(ジョニー・デップ)は、そのスピリチュアルな力で死の一歩手前の男、ジョン(アーミー・ハマー)を救う。正義感の強いジョンは、目的を達成するためならどんな手段も用いるトントと衝突するも、愛する者を奪われたことで豹変(ひょうへん)。マスクを装着し“ローン・レンジャー”と名乗り、トントと一緒に巨悪に挑む。
≪感想≫
本作、基は1930年代ラジオドラマ。
そこから色々派生して何度かドラマ化、映画化されたみたい。
ちなみに僕は、全く知らなくって本作が初見。
さてさて。
おぉーーーー!!クライマックスのアガり具合がハンパない!!!
本作の見所はたった一つ!!!!
それはクライマックスの列車アクションシーン。
誰もが聞いたことがあるであろう「ウイリアム・テル序曲」に乗せて、
動きもミュージカルっぽくテンポ良いアクションで盛り上げてくれる。
小気味よいギャグも効果的で完全にやられてしまいましたよ!!!
本当にこのクライマックスだけは何度でも観たいシーンでした。
※ウイリアム・テル序曲はこんな感じ。
そうだ!!「オレたちひょうきん族」のテーマだ(笑)
た・だ・し・・・。
それ以外の部分がまっっっったくノレなかった!!
まず、とてつもなく長く感じました。
先に書いたクライマックスのテンポに比べて他の部分の重たい感じ。
上映時間自体が長いというのもありますが、お話がつまんないというのが大きいかも。
全体的に非現実的でリアリティに欠ける作風だったので、
それならもっといききって欲しかったかなぁ。
キャラクターもイマイチ立っていなくってピンとこなかったんですよね。
主役二人のキャラ、性格もちょとつかみどころが無かったんです。
特にローンレンジャーの相棒、トント。
演じるのはジョニー・デップ。
異色キャラと言えばジョニー・デップと言っても過言ではありませんが(笑)、
今回は殆ど出オチ的な感じで、あとは2の線なのか、3の線なのか、行ったりきたり。
ちょっと行動にもピンとこなかったしね。
敵のキャラクターもちょっと盛り上がりに欠けるなぁといった感じ。
ジョンの兄貴のダニーの扱いもちょっとぞんざいだったし。
とにかくキャラクター達をもっと活かした演出をしてほしかったな。
ヘレナ・ボナム・カーターも出ていましたね。
ヘレナ・ボナム・カーターもジョニー・デップに負けず劣らずの奇抜キャラクターを演じるイメージ。
以前観た「アリス・イン・ワンダーランド」の赤の女王や、「ハリー・ポッター」シリーズのベラトリックス。
「ダーク・シャドウ」では、ジョニー・デップと共演もしていました。
本作でも義足がショットガン的な、これまた出オチ的なキャラクターを演じていました。
ちょっと好きな女優さんですな。
とにもかくにも。
何度も書きますが、見所はクライマックスの列車シーン。
そこだけは10点満点!!
ただしそれ以外はダメダメ!!
という事で平均の5点とさせていただきました・・・。
ちなみに、案の定、アメリカでも日本でも大コケしたみたいですね(涙)
こりゃ続編はないだろうなぁ・・・。
≪点数≫
5点
(14.12.21鑑賞)

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