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No.1037 『グランド・ブダペスト・ホテル』
No1037 『グランド・ブダペスト・ホテル』

2013年制作 英/独
監督:ウェス・アンダーソン

≪キャッチコピー≫
『"伝説のコンシェルジュ"が究極のおもてなしとミステリーで皆様をお待ちしております。』

≪ストーリー≫
1932年、品格が漂うグランド・ブダペスト・ホテルを仕切る名コンシェルジュのグスタヴ・H(レイフ・ファインズ)は、究極のおもてなしを信条に大勢の顧客たちをもてなしていた。しかし、常連客のマダムD(ティルダ・スウィントン)が殺されたことでばく大な遺産争いに巻き込まれてしまう。グスタヴは信頼するベルボーイのゼロ(トニー・レヴォロリ)と一緒にホテルの威信を維持すべく、ヨーロッパ中を駆け巡り……。

≪感想≫
大好きウェス・アンダーソン監督最新作。
僕はこの監督さんの作品が大好きで。
これまでの作品ももちろん鑑賞しましたし、ハズレ無く楽しませてもらいました。

さて本作。

これぞウェス・アンダーソン印!!
やっぱり大好きウェス・アンダーソン!!

ウェス・アンダーソン監督の作品と言えば、独特なカメラワークや色使い。
豪華なキャスティングやどこかほっこりとした物語。
本作でもそのウェス印をいかんなく発揮。
それどころか、しっかりと進化された、いききってきた感が増していました。

世界観について。
昔、何かのレビューでも書いたかもしれませんが、ウェス・アンダーソン作品って、
大人のための絵本的と言うか、飛び出す絵本的な画作りで、とても気持ちが良いんですよね。
パノラマなカメラワークだったり、原色を多用したセットだったり。
左右対称的なセットも、座りが良くって見栄えも良い。
どこか現実とは離れたフィクショナルでファンタジックな世界観が◎。
映画なんだけど絵画的な作品でもある。
写真集とかで見ても楽しそうな感じがプンプン。
本作でもそれは活かされていて、出てくる人たちのファッションだったり、ホテルの作りもそう。
ホテルでのやり取りや、牢獄でのやり取り、クライマックスの雪上アクションシーンは良い感じ。
最高ですね。

豪華キャストについて。
ウェス・アンダーソン監督作品は豪華キャストも見所の一つ。
ビル・マーレイやジュード・ロウ、エドワード・ノートンにティルダ・ウィンストン。
他にもたくさんの俳優、女優が出演されています。
日本で言う所の三谷作品みたいな。
ただ、こんなにもたくさんの方々が出ているのにも関わらず、ごちゃごちゃしていないんです。
しっかりと各キャラクターが立っていて。
僕的にはハーヴェイ・カイテル演じる囚人、シアーシャ・ローナン演じるアガサ辺りが好きでした。
実は本作、上映時間は100分なんです。
とてもコンパクトに仕上げているにも関わらずこのクオリティとキャラ立ちは素晴らしいの一言。

物語について。
最後の最後までほっこりほくほく。
ただクライマックス、後味を考えると少しウルッときたり・・・。
映画の最後にシュテファン・ツヴァイクというお名前が出てきます。
シュテファン・ツヴァイクと言う人は実在した作家さんらしくって様々な著書があるらしい。
本作はそのお方をモデルに描いた作品らしいです。
むむむ・・・もっと勉強しなければ。

何はともあれ。
やっぱり大好きウェス・アンダーソン作品。
作品が出てくるにつれて、どんどん進化して自らの色を確立させているように思えます。
次回作も必ず観ます!!!!


≪点数≫
  9点
                                           (14.12.13鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(4)