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No.1033 『セレステ∞ジェシー』
No1033 『セレステ∞ジェシー』

2012年制作 米
監督:リー・トランド・クリーガー

≪キャッチコピー≫
『自分らしく生きていれば、幸せになれると思っていた――』

≪ストーリー≫
セレステ(ラシダ・ジョーンズ)とジェシー(アンディ・サムバーグ)は一見理想的な夫婦だが、会社を経営し充実した日々を送る妻セレステに対し、なかなか芽が出ないアーティストの夫ジェシーは、あくまでも自分のペースで生活していた。そんなある日、永遠に親友でいられるようにとセレステの提案で離婚を決意。しかしある出来事をきっかけに、セレステはジェシーの存在の大きさに気付いて……。

≪感想≫
自他ともに認める素敵なカップル、セレステとジェシー。
妻のセレステはバリバリのキャリアウーマン。
夫のジェシーはしがないアーティスト。
セレステはジェシーの不甲斐なさに親友に戻ろうと離婚を持ちかけ、離れて暮らすことに。
お互いが自由に暮らす中、ジェシーが別の女性との間に赤ちゃんができてしまう。
セレステは失ったものにやっと気付くことに・・・。

ちょいと痛いけど成長できる良作。
基本的には二人の話と言うか女性側、セレステのお話でしたね。
セレステは、超がつくほど真面目で、理想が高く、バリバリのキャリアウーマン。
ジェシーの事は大好きだけど、その存在が当り前になってどこかで下に見ていたんでしょう。
「いくら離婚しようが私のそばからは離れはしない」
と言う気持ちが心の奥には残っていて。
慢心と言うか甘えと言うか。
ジェシーの事は好きなんだけど嫌いな所もあるし。
やっぱりしっかりしてもらいたいし。
僕は独身なので夫婦の形を組み立てる事はまだ分かりませんが、一緒に何かを
作っていくという事は、きっとそういう事なんでしょう。
相手への敬意と不満。
そういった思惑が色々とごちゃ混ぜになって、
受け入れながら変化して二人の形を作っていく。
そんな感じでしょうか。

その過程での突然のジェシーの報告。
余裕ぶっているセレステの頭の中は警報が鳴り響く。
現実を突きつけられる毎日。
突然、最良のパートナーがいなくなった毎日。
絶望感に苛まれる毎日。
それでもセレステは立ち上がり、受け止め成長していく。

傍から見ていると、確かにジェシーものんべんだらりと情けない男。
だけど心穏やかな優しい奴。
傍から見ていると、確かにセレステも少し傲慢で我儘な女。
だけど真面目で逞しい奴。
もっと「こうすればいいのに」とか「ああすれば上手くいくのに」とか思ったりするのですが、
そうじゃないんですよね。
彼ら、彼女らはそれぞれの立場でそれぞれの性格で、もがいて戦っていたりする訳で。
その結果がたまたま別れてしまう事になった訳で。

ラスト。
二人は別れる事になってしまったけど、思い出は最良の形となり心に残り続け、
今後の人生に確実にプラスになった。
転んでも転んでも立ち上がる。
いやぁーーー、痛いけど素敵です。

恋愛映画はちょっと毛嫌いしがちですが、たまには悪くない。
女性が観たらどういう印象を受けるのでしょうか。
気になります。

さてさて。
私もいずれ結婚するのでしょうか。
少しでもこの作品が教訓になればいい。


≪点数≫
  7点
                                           (14.11.30鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)