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No.1017 『アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ』
No1017 『アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ』

2009年制作 仏
監督:フィリップ・ファラルドー

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
2013年、パリ郊外のバンリュー13地区。相変わらず犯罪多発地区とされ続けている同区で、警官が射殺される事件が発生。政府ではバンリュー13の一掃計画が持ち上がるが、陰謀のにおいをかぎ取ったレイト(ダヴィッド・ベル)は、麻薬所持の濡れ衣を着せられ、投獄されたダミアン(シリル・ラファエリ)を脱獄させようとする。

≪感想≫
フランス発ヨーロッパコープ作パルクール(移動術)アクションシリーズ第二弾。
前作はその体術と言うかアクションに唸るばかり。
メチャクチャカッコ良かったです。

さて続編となる本作は・・・。
「やっぱり、すげーーーー!!イケてる!!」

まずはストーリー。
前作に引き続き粗挽き感満載。
ツッコミ所が多々あって、呆れ笑いが止まりません。
例えば政府のずさんさ、と言うか政策のずさんさ。
フランス政府は悪の吹き溜まりと化した13地区を壁で囲って隔離している。
そもそもこの政策自体がとてもナンセンス。
これぞマンガ、フィクションの世界です。
例えば、警察警備の甘々感爆発。
いとも簡単に己の肉体だけで脱獄ができる。
ピンチを切り抜けられる。
こりゃもう、なんだかなぁと・・・。

ただね・・・。
この粗挽きなストーリー、設定のおかげで楽しめているのもまた事実。
先に書いた己の肉体だけで様々なピンチを切り抜ける。
これぞパルクールアクション!!
観ていてこんなにも気持ちのいいものはない。
ピョンピョン飛び跳ねて、四方八方飛び回る。
オマケに格闘アクションもカッコイイときたもんだ。
とりあえずパルクールアクションのYou Tube映像を見つけたので貼っときます。

最高にカッコいい!!

本作、ふと思ったんですが「ワイルド・スピード」シリーズに似ているなぁ。
悪たちが手を組んでさらなる悪をぶったおす的な感じとか。
軽いノリとかカーアクションとか。
エンディング後のおまけも少しそんな感じがしたし。
どちらかが影響を受けているんじゃないぁなぁ・・・。
ただ、本作については、それぞれのキャラ立ちが上手くいっていませんでしたね。
クライマックスで仲間になる各ギャングのボスたち。
見た目、異名的にはとてもいい味出していたのに、そこまで活躍しなかったんですよね。
それぞれにもっと活躍の場を与えてほしかったな。
もったいないない。

主役の二人は相変わらずカッコ良かったですよ。
レイト(ダヴィッド・ベル)はパルクールアクション担当。
ダミアン(シリル・ラファエリ)は格闘アクション担当。
二人のPVとして観ても良いですね。
とてもカッコよく映っておりました。

とにもかくにも。
これぞ王道ヨーロッパコープ作品。
スカッとしたいときには持って来いの1作です!!


≪点数≫
  7点
                                           (14.10.12鑑賞)


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No.1016 『ぼくたちのムッシュ・ラザール』
No1016 『ぼくたちのムッシュ・ラザール』

2011年制作 カナダ
監督:フィリップ・ファラルドー

≪キャッチコピー≫
『いちばん大事なことは、教科書には載ってない。』

≪ストーリー≫
モントリオールの小学校で、担任の女性教師が教室で亡くなり、生徒たちは動揺を隠せずにいた。そんな中、アルジェリア出身の中年男性バシール・ラザール(モハメッド・フェラッグ)が教員として採用される。ラザールの指導方法は風変わりであったが、常に真剣に向き合う彼に生徒たちは、少しずつ打ち解けていく。一方、ラザール自身も心に深い傷を抱えており……。

≪感想≫
あらあら。
どこの国も抱えている問題は似ているようで・・・。
教育とは何ぞや。
僕の時代もそうでしたが、昔は躾の中に体罰もチラホラありました。
それが今じゃ何でもダメ、ダメ、ダメ。
本作の中では、子供をハグすることだってダメ。
確かに、過度の暴力はいけないと思いますが、そこまでゼロかイチかとしなくても良かろうに。
まぁ、それだけ大人の、教育者の判断力が落ちてきているんでしょうね。
自分に子供ができたらどういう躾、教育をしていくのだろう。
やっぱり子供が他人に体罰を受けたりしたら腹が立つものなのでしょうか。
むむむ・・・。

本作ではそんな教育問題と共に映し出される各国の諸事情。
新任のムッシュ・ラザールはアルジェリアからの難民。
彼の奥さんと子供は内戦の犠牲者でテロリストらに焼き殺されてしまいます。
そんな彼だからこそ、自殺してしまった先生の教室の担任ができたのでしょう。
教育者ではない彼が真の教育者になれた所以でもあるのかなと。

クラスの子供たちの顔ぶれ。
色んな国の血が混じって、多国籍的なクラス。
これも移民の多いカナダのお国柄なんでしょうか。
そこらへんも観ていて、なるほどなぁ。

クライマックスについて。
本作は意外な所でブツッとお話が終わります。
鑑賞後の余韻がハンパない。
ラスト数分は2,3度見返してしまいました。
それほど印象的な終わり方。
果たして彼らに待つ未来はどのようなものか。
決して最良とは言えない終わり方。
ただ、長ーーーい目で見たら、きっと彼ら彼女たちにとっての、このラザール先生との時間は
かけがえのない時間になる事だろうと思わせてくれる終わり方でした。

あとは、とにかく子供たちが可愛かったです。
見た目や表情もメチャクチャ愛らしく抜群に可愛らしい。
キャラクターも純粋で子供らしい子供と言うか。
あくまでも自然体な感じがまたこのドラマに彩りを与えていたと思います。

ちょっと落ち着いた雰囲気の作品。
以前観た邦画「青い鳥」に少し似ているかも。


≪点数≫
  6点
                                           (14.10.12鑑賞)


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No.1015 『今そこにある危機』
No1015 『今そこにある危機』

1994年制作 米
監督:フィリップ・ノイス

≪キャッチコピー≫
『真実と向い合えるのは愛を知る者』

≪ストーリー≫
大統領の友人がクルーザーの中で一家皆殺しにされる。CIA情報担当副長官ライアンは、被害者が麻薬組織の金の洗濯係だったことを突き止めた。大統領は密かに組織への攻撃を補佐官に命令する。密かに現地入りする海兵隊員。麻薬王の情報係コルテズはボスの地位を乗っ取るため補佐官に取引を持ちかけ、攻撃の中止を約束させる。それを知ったライアンは見殺しにされようとしている隊員たちを救うために現地に向かうが、全ては彼のせいだと聞かされている上官クラークが殺害命令を受けて待ち構えていた……。

≪感想≫
「ジャック・ライアン」シリーズ第3作目。
時系列的には2作目1作目→本作の順。

1作目→2作目とドンドン楽くなってきている本シリーズ。
さて本作について。
「おっと、これまた面白さがアップしていますねぇ・・・。」
これまでで一番好きかも。

まずストーリーがとても良い感じ。
以前、アメリカ万歳的な作品と書いた記憶がありますが、本作は、
そのアメリカ合衆国の大統領の陰謀のお話。
アメリカが正義なんじゃない、そこに生きるジャック・ライアンが正義の男なんですよね。
自らのアメリカ国民としての信念を基に立ち向かうジャックがカッコ良くって。
最近観た傑作「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」を思い出したり。
以前観た傑作「ゼロ・ダーク・サーティ」を思い出したり。
アメリカの黒い部分、人間の黒い部分をしっかりと描いていました。

次に演出。
本作は、以前に比べてさらにアクションシーンを抑えていましたね。
ド派手な爆破シーンは多用されていましたが、格闘シーンとかが少なくなっていました。
これは、おそらく主演のハリソン・フォードの力量に合わせているのかな。
ラストに少しだけ格闘シーンがありましたが、良い意味で鈍重な動きでイモクサいというか(苦笑)
シュワちゃんやスタローンにはとうていね・・・。
まぁ、これもハリソン・フォードっぽくて僕は許せました。
その代わりと言っちゃあなんですが、緊張感あふれるストーリーテリングが素晴らしかったです。
緊張の持続が上手く保てていたというか。
これまた以前観た傑作「アルゴ」を思い出したり。
ジャックがリターのPCをハッキングして、データを盗み見る所の緊張感は何とも言えない攻防戦。
とっても見応えがありました。

ラストはキャラクターとキャスティング。
本作は良い感じにキャストがハマっていたと思います。
ジャック・ライアンは言わずもがなですが、まずは大統領補佐官カッターを演じた
ハリス・ユーリンとジャックとライバル的ポジションのリターを演じたヘンリー・ツェニー。
この二人がなんとも憎たらしくって!!
無機質な悪と言うか、この私欲だけじゃない所で企んでいる所が、もどかしくって腹が立ちました!!
そして、その二人を陰で操る大統領のベネット(ドナルド・モファット)。
こいつがまた悪い奴でね・・・。
分かりやすく、憎たらしい悪玉でしたよ。
いつも悪い顔のウィリアム・デフォーも良かったです。
何だかんだで良い奴を演じたウィリアム・デフォーは初めて観たかも。
あと、コロンビアに送られる若手軍人のドミンゴ(レイモンド・クルス)もカッコ良かったな。
とにかく、出てくるキャラクター、俳優が好演されていて良かったです。

ドンドン面白くなってきている本シリーズ。
ジャック・ライアンはこれからどうなっていくのでしょう。
次回作も楽しみですな。

≪点数≫
  7点
                                           (14.10.11鑑賞)


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No.1014 『アルティメット』
No1014 『アルティメット』

2004年制作 仏
監督:ピエール・モレル

≪キャッチコピー≫
『NO CG! NO STUNT! NO WIRE!』

≪ストーリー≫
パリ郊外の危険地区バンリュー13に暮らす青年レイト(ダヴィッド・ベル)は、街からのドラッグ一掃を目指すが、ギャングの逆襲により妹を人質に取られてしまう。同じころ、エリート潜入捜査官のダミアン(シリル・ラファエリ)は、ギャングに強奪され、バンリュー13に持ち込まれた時限爆弾の解除を上層部から命じられる。

≪感想≫
フランスの映画会社ヨーロッパ・コープの作品。
このヨーロッパ・コープと言う会社は以前観た「LUCY/ルーシー」監督である
リュック・ベッソンが立ち上げていて。
主な作品は「96時間」シリーズ等々。
ちなみに「96時間」の監督は本作の監督ピエール・モレル。

印象的には荒削りの脚本だけどテンポと勢い、アクションで乗り切るといった感じ。

さて本作・・・。
「とにかく、すげーーーーーーー!!」

本作のメインは何と言ってもパルクールアクション。
パルクールとは、「移動術」とのことで己の肉体を使って、
所狭しとピョンピョンピョンピョンと跳ね回る。
これが観ていてちょーーー気持ちいいんです!!
こういうアクションの撮り方はいかにもリュック・ベッソン印と言うか、ヨーロッパ・コープ印と言うか。
とにかくカッコ良かったです。

本作を観ていて思い出したのが「YAMAKASHI」と言う作品。
そういやあれもリュック・ベッソン制作だったなぁ。
そして、少し調べてみると「YAMAKASHI」は本作の主演であるダヴィッド・ベルを
モデルとした作品なんですって!!

このダヴィッド・ベルというお方のパルクール・アクションがとにかく凄い!!
僕が中学校ぐらいの時に観ていたら絶対に真似していただろうなぁ。
とにかくスタイリッシュでシャープでカッコいいんですよね。
憧れますなぁ・・・。
相棒のダミアンを演じたシリル・ラファエリ。
この方も初めて見ましたが、彼は彼でピョンピョン飛び跳ねて負けていなかったです。

とにかくアクションが素晴らしかった本作。
ストーリーについては粗挽き感満載。
あとはちょっと不快感もあったかな。
冒頭、レイトの妹に対する仕打ちがあまりにもひどくってね・・・。
あと、冒頭の警察の対応がかなりムカついちゃったり・・・。
まぁそれも後の伏線へと繋がるのですが、とにかく不快な感じでした。

本作は続編も作られていて、さらにハリウッドリメイクもされているみたい。
しかもハリウッド版は故ポール・ウォーカーが主演との事。
絶対観るぞ!!!!

こちらパルクール・アクション動画。
とにかく凄い!!


≪点数≫
  7点
                                           (14.10.04鑑賞)


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No.1013 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
No1013 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

2014年制作 米
監督:ジェイムズ・ガン

≪キャッチコピー≫
『宇宙よ、これがヒーローか。』

≪ストーリー≫
自らスター・ロードと名乗るトレジャーハンターのピーター・クイル(クリス・プラット)。ピーターは無限の力を持つパワーストーンのオーブを入手するものの、その後逮捕され刑務所にぶち込まれてしまう。ピーターは天才メカニックのロケットら刑務所で出会った仲間と脱獄するも、オーブの力で宇宙を滅亡させようとする強大な悪と戦うこととなり……。

≪感想≫
大好きマーヴェルコミックスシリーズ最新作。

愛すべき負け犬たちが宇宙をまたにかけて暴れまくる!!
大好き「アベンジャーズ」シリーズみたいな。

本作、予告を観た時からずっとずっと楽しみにしておりまして。
いざ劇場にて鑑賞してまいりました。

「ちょっと言いたい事もあるけど・・・やっぱり楽しーーー!!」
存分に楽しませてもらいました!!

まず何と言ってもキャラクターの魅力爆発!!
アベンジャーズもそうですが各キャラクターが非常に立っておりまして。
①スター・ロード(ピーター・クイル)
オープニングの軽いタッチの登場シーンにまずアガり、彼の持つハイテク武器やマスクをみてアガる。
三枚目的なキャラクターで軽さの中に持つ熱さがまたカッコいい!!
②ガモーラ
彼女は見た目こそ変わり種ですが体術を駆使したアクションがカッコ良くって。
スター・ロードとの一風変わった異星種恋愛劇もなかなか。
③ドラックス・ザ・デストロイヤー
メンバーの中では一番脇役的な存在だったかな。
ただ彼のちょっと馬鹿さ加減、言動には思わずニヤリ。
④⑤ロケット&グルート
出ました名コンビ!!
このキャラクター達を観れただけで、もう大満足!!
ロケットの見た目はモフモフ、可愛らしい感じ。
だけど、話す会話は小ズルくて小生意気で憎たらしい。
彼の登場シーン、会話シーンはもれなく観ていてテンションあがりました。
その相棒グルート。
心が純粋で優しいグルート。
彼の活躍シーン、ラスト近くの敵を串刺しにしてバッタバタとなぎ倒すシーンはちょっとアベンジャーズの
ハルクを思い出したり・・・。
ラストの植木鉢の上でのノリノリダンスにはキュンキュンしまくり。
(あれ商品化しないかなぁ・・・。)
個性的なキャラクター達が盛りだくさんに盛り上がっているのがまた楽しくてね。

ここで少し苦言を。
ただなぁ・・・ちょっと気になったのが、彼らの生い立ちや背景が少し見えなかったのが残念。
そのせいで、彼らの負け犬感がそこまで感じられなかったんです。
確かに短い時間で描きこむのは難しいのかもしれませんが、少し描いてほしかったなと。
アベンジャーズは単体で作品になるくらいなので、本シリーズもこれだけ魅力的なキャラクター達なので
それぞれの過去やお話を作品化してもらいたいですな!!


も一つ本作には大きな魅力がありまして。
それは音楽!!
スター・ロードが宇宙にさらわれる前、母親からもらったテープ(音楽)を大切に聞いているという
設定があるのもあって、本作、所々で昔懐かし70年代洋楽が流れます。
この曲たちがとっても良いんですよねー。
もちろん僕はリアルタイムでハマっていた訳ではありませんが、聞いたことのある曲ばかり。
オープニングのRedboneのCome and Get Your Love が流れながらのスター・ロードのシーン。
これを観た瞬間
「あっ、この作品は絶対に面白い!!」
なんて思ったり。
他にも
The Jackson5/I Want You Back
The Runaways/Cherry Bomb
Blue Swede/Hooked on a Feeling
10cc/I'm Not in Love
等々。
とにかく曲が良くって、使い方もさらに良かった!!
鑑賞後は、ひたすらYou Tubeで聴きまくっている毎日です(笑)
サントラは間違いなく「買い」でしょう。

お次は演出。
イケてる音楽、イケてるキャラクター。
アクションはこれぞハリウッドSFアメコミという事で大いにドッカンドッカンやっております!!
オマケにテンションもシリアスではなくコメディタッチで非常に軽いので最高に楽しく
観る事ができました。

全体的に大好きな作品。
続編が待ち遠しいし、先に書いたそれぞれ単体の作品も観てみたい。
マーヴェルシリーズはやっぱり最高だ!!!!!!

≪点数≫
  8点
                                           (14.10.03鑑賞)

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No.1012 『新しき世界』
No1012 『新しき世界』

2013年制作 韓
監督:パク・フンジョン

≪キャッチコピー≫
『"父"への忠誠か、"兄"との絆か。』

≪ストーリー≫
韓国で有名な犯罪組織の幹部チョン・チョン(ファン・ジョンミン)の右腕としても認められているジャソン(イ・ジョンジェ)。だがその正体は、カン課長(チェ・ミンシク)に潜入捜査を命じられた警察官であった。警官の職務を果たそうとするも、自分と同じ中国系韓国人であるチョン・チョンとの間に生まれた兄弟のような情と絆を裏切っていることに苦悩するジャソン。そんな中、組織のリーダー急死を契機にした後継者争いが勃発(ぼっぱつ)、さらに組織の一網打尽を目的とした捜査作戦が動き出す。

≪感想≫
ヤクザの組織に潜入する韓国ノワール作品。

潜入物と言えば香港映画の「インファナル・アフェア」。
とても良い作品で、ハリウッドリメイクもされました。
本作も韓国で絶大なる人気を誇り、これまたハリウッドリメイクも決まっているそうです。

さて、作品。
とにかく濃厚。
とにかく重々しい。
絶えず手に汗握る緊張感。
めちゃくちゃ見応えたっぷりの作品。
さすが韓国ノワール。
この空気感はなかなか・・・。

ストーリー。
8年間も巨大ヤクザ組織に潜入する主人ジャソン。
あらゆる犠牲も厭わず、見えない明日のために断ることもできずに潜入を続ける。
これでもかと言う程の犠牲の数々。
それでも上司のカン課長の言う事は断らない。
いや、断れない状況なのだ。
ここがもう、とても非道で。
より良い未来のために潜入しているはずなのに。
より良い未来のために潜入させているはずなのに。
これじゃあどちらが善で、どちらが悪なのか分からない。
時に身内を見殺しにしても。
時に自らの子どもを殺すことになっても。
彼らはどこに向かうのか、どういう未来を求めるのか・・・。
むむむ・・・どーーーんより・・・。

ジャソンは潜入捜査をしていますが、最終的なゴールがどこなのかぼやかしているんです。
8年間も潜入しているのに・・・。
実は本作のちょっと気になったところは、そこだったりもします。
警察の目的、行動がイマイチぼんやりとしていて分かりにくい。
もっとより良いやり方もあったろうに。
もっと少ない犠牲で済んだように。
ちょっとそこら辺は「?」でした。

演出について。
これぞ韓国映画、ノワール作品らしい重く痛々しい空気。
暴力シーンはヤナ感じプンプンだし、人間の闇の部分を、社会の闇の部分を巧みに炙り出す。
ずーーーっと手に汗握る感じ。
やりおるのーーー・・・。

キャラクターについて。
各キャラクターがいい味出していて非常に良かったです。
主役のジャソン演じるイ・ジョンジェ。
彼は以前観た傑作「10人の泥棒たち」にも出ていましたね。
苦悩と葛藤になやむ潜入捜査官をみごとに演じていました。
カン課長演じる大好き、チェ・ミンシク。
悪い奴ら」「LUCY/ルーシー」と最近良く見てます。
この手の役がほんとーに良く似合う!!
一物抱えて、怪しさプンプンな感じが。
ちょっと武田鉄矢さんに感じが似ているかな。
そしてそして、本作の僕的MVPチョンチョン演じるファン・ジョンミン。
鑑賞後、彼の行動を思い出すと一つ一つがグッとくるんですよねぇ。
やな部分も、もちろんあるんですが、ジャソンを想う感じがなんともね。
先に挙げた主要3人だけでなく脇を固める奴らも曲者揃い。
チョンチョンのライバルであるジュングやチョンチョンが呼び寄せて田舎からきた
朝鮮族の殺し屋4人衆。
こいつらも何とも言えない名演技で名キャラクター達。
素晴らしかったです。

少し物語に不満はありましたが、全体的にはとても良くできた作品。
キャラも立っているし、韓国映画っぽい重々しい空気感も◎。
やられたって感じです。


≪点数≫
  9点
                                           (14.09.27鑑賞)


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No.1011 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
No1011 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』

2014年制作 米
監督:アンソニー・ルッソ, ジョー・ルッソ

≪キャッチコピー≫
『「アベンジャーズ以外、全員敵。」』

≪ストーリー≫
アベンジャーズのメンバーとして戦ってから2年、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)はS.H.I.E.L.D.(シールド)の一員として活動していた。ある日、キャプテン・アメリカとブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)を世界屈指の暗殺者ウィンター・ソルジャーが襲撃。さらにウィンター・ソルジャーの正体は、キャプテン・アメリカの親友で第2次世界大戦で亡くなったバッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)で……。

≪感想≫
大好きアベンジャーズシリーズ最新作。
今回はキャプテン・アメリカ第二弾!!

この手の作品は映画館で観たいと思っていたのですが、都合が合わず断念。
DVDレンタルが開始されたのでいざ鑑賞。

さて本作。
「やっぱり最高アベンジャーズ!!!!」
観たいものをしっかりと観せてもらいましたよ!!

まず何と言っても各キャラクターが立っていてカッコいい!!

キャプテン・アメリカ。
「アベンジャーズ」の中でも一番地味目なキャプテン・アメリカ。
地味なんだけど誠実で正義のヒーロー。
己の肉体を駆使して八面六臂の大活躍。
彼が使う肉弾戦アクションは朴訥ながらも、そのキャラクターが前面に出ていて
シビれあがりまくり!!
この馬鹿がつくほど真面目な感じがとっても好感を持てるんですよねー。
アイアンマン(トニー・スターク)の3枚目っぷりも好きですが。)

ブラック・ウィドウ。
彼女の格闘術がとにかくカッコいい!!
マーシャルアーツを使った関節技やアクロバティックなアクションにシビれあがりまくり!!
彼女の理知的で、かつ優しさがにじみ出ている感じがまた良いんですよねぇ・・・。

ファルコン。
本作で初めて味方になった翼を扱う元軍人。
彼も生身の人間とは思えないほどの活躍っぷり。
クライマックスの飛行アクションシーンにシビれあがりまくり!!

ニック・ヒューリー。
「アベンジャーズ」のボス的存在の彼。
彼も彼でその状況打破能力はハンパない。
序盤、敵に襲われて危機から脱出するカーアクションシーンにシビれあがりまくり!!

他にも味方で言えば、シールドの女エージェントや、キャプテン・アメリカのお隣さんの女性職員。
それぞれにきっちりと見せ場があって、またそれがとてもカッコ良くって。
本当に最高のキャラクター達でしたよ。

キャラクターで言うと、何と言っても本作の敵役であるウィンター・ソルジャー(バッキー)!!
前作のレビューでバッキーがいなくなっちゃったのを残念に思っていた私。
なんとなんと!!
本作で敵役として復活!!
しかもメチャクチャカッコ良いじゃないですか!!
格闘アクションもさることながら、ナイフや銃器を駆使したアクションもイケていて。
本当にカッコ良かったです。

ストーリーも秀逸でした。
アメリカのために戦うキャプテン・アメリカ。
そんな彼がアメリカのやる事に疑問を感じ、人間としての尊厳、根っこにある平和への想い
を武器に立ち上がる。
まさに現代アメリカの現状をしっかりと描いていて。
9.11後、どんどん戦争を始めていくアメリカ。
果たしてそれが本当に正義の為なのか。
そんな矛盾を本作は上手に描いていたかと感じました。

とにもかくにも大大大満足の一作。
一つ少しだけ残念だったのが、ウリであるアクションシーン。
ちょっと、ほんとにちょっとだけガチャガチャしていたかな。
スピーディーでカメラワークも激しかったので、たまに勢いだけ感がでていたかな。
ボーン・アイデンティティ」シリーズのアクションと少し似ていたかも。
ただ、そんなこと言ってもアクションは見応えたっぷりで、最高なのは言わずもがな。
ちょーカッコ良いのは間違いない!!

マーヴェル映画特有のエンドロール後のおまけも◎。
次回はいよいよアベンジャーズの続編。
今から待ち遠しいです!!


≪点数≫
  9点
                                           (14.09.27鑑賞)


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No.1010 『鑑定士と顔のない依頼人』
No1010 『鑑定士と顔のない依頼人』

2013年制作 伊
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ

≪キャッチコピー≫
『ある日、舞い込んだ、ある屋敷の美術品鑑定依頼。
  待ち受けていたのは、壁の向こうから姿を現さない女―。
     トルナトーレが仕掛ける極上のミステリー。』

≪ストーリー≫
天才的な審美眼を誇る美術鑑定士ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)は、資産家の両親が遺(のこ)した美術品を査定してほしいという依頼を受ける。屋敷を訪ねるも依頼人の女性クレア(シルヴィア・フークス)は決して姿を現さず不信感を抱くヴァージルだったが、歴史的価値を持つ美術品の一部を見つける。その調査と共に依頼人の身辺を探る彼は……。

≪感想≫-大きなネタバレあり-
本作の売りはラストの大オチ一発勝負。
なのでこれから大きなネタバレを含むレビューを書きますので、観る予定、または観たいと
思っている方はこのレビューは読まないように!!
僕はまったく予備知識なしで鑑賞したので、とても楽しく拝見する事ができたので・・・。


さてさて本作。
受け手にラストの解釈をゆだね、余韻を残す上質な大人な雰囲気の作品でした。

大オチについて。
つまるところ、ヴァージルが同志のビリーに騙されて、全てのコレクションを
奪われてしまうというお話。
初めて愛した女性クレアも、恋の手助けをしてくれたロバートも全てグルだったのだ。
正直、この展開にはオドロキでした!!
確かに何かありそうな雰囲気はずーーーっと醸し出していたのですが、
これは想像できなくって。
本作の公式サイトでは、一度観終わってオチを知ったらもう一度観たくなると書いており、
二度目の鑑賞料金を1,000円にします的なキャンペーンもやっていたようですね。

確かに!!
思い出し思いだし、なるほどなるほどと唸るばかり。
良くできたお話だなぁなんて感心。

ただね・・・。
そもそものお話自体がちょっと納得いかなかった部分もあったり。
と言うのも、本作の主役であるヴァージル。
悪い奴は悪い奴なんですけど、とてもストイックで好紳士なお方なんです。
これぞプロフェッショナルというか・・・。
そんなお方が生まれて初めて女性を愛し、その女性を手に入れたいと奮闘、奔走する。
それを、これでもかというような仕打ちで絶望の淵へ追い込むのは非常にグサッときたり。
なんだよちきしょーー!!って思ったり。

これまたただね・・・。
物語の締め方が先に書いた観る者に答えをゆだねる余韻を残した終わり方。
僕は本作の終わり方はハッピーエンド、希望の光が射しこむ終わり方だと感じました。
全てを失い途方に暮れるヴァージル。
ただ、ラストクレアとのお話で出てきたレストランに向かうヴァージル。
そして一言。
「連れを待っているんだ・・・。」
これは、ヴァージルの元にいなくなったクレアから何らかのメッセージがあって、
また再会できるという終わり方なのではないでしょうか。
今までヴァージルが固執していたコレクション。
二次元の女性たち。
それをすべて失い、辿り着いたのは生身の女性で、最愛の女性クレア。
うんうん、これなら納得の締め方。

最後の最後は良かったなぁって。

主演はジェフリー・ラッシュと言うお方。
どこかで観た事あるなぁと思ったら「シャイン」で主役をはっていたお方じゃないですか。
ずいぶん年を召されたもんだ。
渋いんだけど少しダサい。
女性を知らないちょっとこじらせた老紳士という特異なキャラクターを見事に演じてくれていました。

鑑賞直後は腹がたったんですが、色々思い返して想像して、納得の締め方に自分で修正した感じ。
うーーーん、やっぱりもう一回観ても良いかも。

≪点数≫
  7点
                                           (14.09.27鑑賞)


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No.1009 『フローズン・グラウンド』
No1009 『フローズン・グラウンド』

2013年制作 米
監督:スコット・ウォーカー

≪キャッチコピー≫
『奴は怪物(モンスター)。
        追い詰めるまで、
              逃さない。』

≪ストーリー≫
1983年冬のアラスカ、モーテルの一室で拘束され半狂乱になっている娼婦(ヴァネッサ・アン・ハジェンズ)が保護された。彼女はボブ・ハンセン(ジョン・キューザック)という男に危うく殺害されそうになったと主張するが、模範的市民のボブを警察は疑おうともしない。同じ頃、身元がわからない少女の惨殺体が発見され、事件の担当となった巡査部長ジャック・ハルコム(ニコラス・ケイジ)は、ハンセンが一連の事件の犯人ではないかと疑うが……。

≪感想≫
本作、実際にあったお話を映画化しておりまして・・・。
非常に緊張感あふれる空気を纏った作品でした。

本作の舞台は1980年代アラスカ。
時代のせいなのか、場所のせいなのか、とにかく人々の行動がどんくさい。
連続殺人犯を追う警察、その被害者、加害者である犯人。
彼らの行動が、とても重々しく、なかなか解決へと向かわない。
警察のずさんな行動、州の法律、被害者の行動と、とにかくイライラしっぱなし。

もっとこういう行動を取ればいいのに。
ああいう行動をしてみればいいのに。
この行動の一つ一つが観ているこっちをイライラさせる。
実話ならではのスッキリしなささと言ったところか・・・。
そして、このどんくささが良い意味でリアリティが増してとても緊張感あふれる作品に。

ただね・・・。
全体的に地味に感じたのも確か。
とても悲劇的な事件で、重々しいお話なのは分かるのですが、もう少し見せ方に
工夫が必要だったのかなと感じました。
ラスト、犯人が捕まったのにもかかわらず、どんよりした気持ちになったし。
なんだかなぁと。

キャストについて。
犯人役のジョン・キューザックが不気味でいい味出していました。
何を考えているか分からない感。
ただ、こいつはかなりの悪党だぞ感。
以前観た「凶悪」のリリー・フランキーさん演じる先生に通づるものがありました。
そういや、あれも実在の人物をモデルにしていましたね。

本当にこういう事件があって、こういう人物が実在するんだと考えると本当にゾッとします。

そして本作を観ていて引っかかったのが、やっぱり法律について。
被害者のための法律ではない感がしてね。
あと検察側の行動にもイマイチ納得がいかなかったな。
すぐそこに犯人がいるのに、もう一歩踏み出せない。
もやもやもや。
ここら辺もどの国も一緒なのかってげんなり。

とにもかくにも。
全体的に地味目ながらも緊張感あふれる本作。
良いとこ半分悪いとこ半分。
まぁまぁまぁ・・・。

≪点数≫
  5点
                                           (14.09.23鑑賞)


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No.1008 『グランド・イリュージョン』
No1008 『グランド・イリュージョン』

2013年制作 仏・米
監督:ルイ・ルテリエ

≪キャッチコピー≫
『この罠<トリック>に騙されるな』

≪ストーリー≫
マジシャンとして一流の腕を持つアトラス(ジェシー・アイゼンバーグ)は、フォー・ホースメンというスーパーイリュージョニストグループを束ねていた。彼らはマジックショーの中で、ラスベガスから一歩も動くことなく、パリにある銀行から金を奪ってみせた。この件を受けて、次の計画を彼らが実行する前に食い止めようとFBI特別捜査官のディラン(マーク・ラファロ)が捜査を始めるものの……。

≪感想≫-大きなネタバレあり-
うーーん、まぁまぁまぁ・・・。

僕がイリュージョンやマジックに対する印象。
そもそも、タネの無いマジックやイリュージョンはある訳がなくって。
そんなものがあれば、それはもうショーとは違った次元のものになってしまう。
もっと有効に活用すべきだしね。

人前でエンターテイメントとして提供する限り、タネはあってしかるべきでしょ。

本作、数々のイリュージョンやマジックが映し出される。
観ているこっちはタネを考えるのが楽しかったりもするのですが。
映画で見ているからかな。
CGを多用しているからかな。
作り物感がプンプンしていたからでしょうか。
リアル感がまるでなくって、いまいち、ノリきれなかったんです。
本作の一番の見せ場である、このマジックシーンが実は一番足を引っ張っていた
ように感じました。
確かにやっている事は凄いんです。
ただ心のどっかで
「いや、これどうせフィクションでしょ・・・。」
みたいな・・・。
とにかくテンションが上がらなかったです。

じゃあどういう部分に魅力を感じたか。
それは、ストーリー。
フォー・ホースメンがなぜショーを通して銀行からお金をくすねたりするのか。
本当の目的は?
黒幕ははたして誰なのか??
最後の最後にドンデン返し。
正直、メチャクチャ驚くことはありませんでしたがそれなりに楽しい、
驚きの着地になっていたかと思います。

ただね・・・。

これも、オチを知ってしまうと、これまでのショーの意味が無理矢理っぽく感じちゃったり。
すっごいネタバレしますが、黒幕はディランだったんです。
ディランは自らの恨みを晴らすために、フォー・ホースメンを使って色々と計画を
企てていた訳で。
うーーーん・・・。
もっと、良い方法、簡単な方法があったのでは??
わざわざ、フォー・ホースメンを使う、そして本人たちには隠して計画を進める意味は
無かったのでは??
なんて、粗挽きストーリーが気になっちゃって。
惜しいですねぇ・・・。

とにかく、正直イマイチ、ノリきれなかった本作。
壮大なイリュージョンであったのは間違いないので、映画館で観ると良かったかもなぁ。

あと、何気に俳優さん達は名のある方達ばかりで見応えありましたよ。

余談。
本作では一人催眠術師が出ていましたね。
個人的には一番興味のあるマジック。
タネがあるなら、かかっている人との連携だと思うけど、もし本当に催眠術をかける事が
できるのなら・・・。
しかも本作のようにあんなに簡単にかける事ができるのなら・・・。
もう無敵でしょ!!
怖い怖い・・・。

≪点数≫
  5点
                                           (14.09.21鑑賞)


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No.1007 『七人のマッハ!!!!!!!』
No1007 『七人のマッハ!!!!!!!』

2004年制作 米
監督:パンナー・リットグライ

≪キャッチコピー≫
『本物のチャンピオンが神業の数々で挑む究極の異種格闘技戦!!』

≪ストーリー≫
国家特殊部隊に属する刑事、デュー(ダン・チューポン)は妹のニュイ(ゲーサリン・エータワッタクン)らとともにタイ最北部の村にスポーツ慰問に訪れる。だが村は突然反乱軍のゲリラ部隊に包囲される。

≪感想≫
タイのアクションと言えば「マッハ!!!!!!!!」。
シリーズもと続き、鑑賞してきました。

本作はマッハと謳っていますが、先に挙げた3作品とは全く関係ありませんでした。

さて本作について。
いやもう、むっちゃくちゃ!!

ありえないの連続。
ツッコミ所の連続。
これはもうコントの粋ですな。

まずストーリー。
一本ぶっとい筋は通っているんだけど、いかんせん粗挽きすぎる!!
とある村へ慰問するタイの各スポーツの実力者たち。
そこで急にテロリストたちが現れて村を襲撃、制圧する。
そこで村人たちは立ち上がる!!
みたいなお話なのだが・・・。

もう、全てが無理矢理すぎちゃって・・・。
テロリストたちにどうやって抗うかと言うと単純に特攻するだけ。
頭も何も使わずに己の肉体だけで戦う。
別に良いんですけど、いくらなんでも簡単に制圧されて、ばんばん村人も銃殺されているのに、
何故にあんなに無鉄砲に動けるのか・・・。

次にバトルシーンの無理やり感もハンパない。
七人のマッハたちは、それぞれのスポーツで戦う。
サッカーや新体操や器械体操等々。
サッカーボールで敵を倒していくシーンなんて、殆どコントです。
緊張感あふれるシーンなのにゲラゲラ笑いながら観てしまいましたよ(苦笑)
器械体操の男が、赤子を背負って、宙返りをガンガンクルクルとアクションを
繰り広げるシーンもぷぷぷって。
村人(おじいちゃん)のバトルシーンも笑えたなぁ・・・。
これが少し、笑わせに行っています的な演出ならまだ良かったんです。
これが思いっきり真面目に演出されているんだからたまったもんじゃない・・・。
銃撃戦や爆破もとにかく粗挽きで見応えが無い。
ただ銃を撃ちまくって、爆破をドッカンバッカンやれば良いってもんじゃないでしょう。
すっごい爆破シーンや銃撃戦なのにチープ感がハンパない。
もっと丁寧に作って欲しかったです。

正直、映画としては超駄作の粋ではないかと感じた本作。
ただ、1点だけ凄いと思えた事が。
それはやっぱり捨て身のアクション。
命がいくつあっても足りないようなスタントの連続にはとにかく脱帽。
恐らくCGやらワイヤーやら使っていないんじゃないでしょうか。
これが本当に凄い。
「マッハ!!!!!!!!」の時も思ったのですが、タイのアクションの売りはこの無鉄砲さと言うか、
無謀な事をチャレンジする精神なのではないでしょうか。
このスピリットや良し!!
その心意気や良し!!
この無敵なアクションをもう少し活かした演出をしてほしい。
もったいないなぁ・・・。


≪点数≫
  3点
                                           (14.09.20鑑賞)


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No.1006 『エンド・オブ・ウォッチ』
No1006 『エンド・オブ・ウォッチ』

2012年制作 米
監督:デヴィッド・エアー

≪キャッチコピー≫
『これが、
  ロス市警のリアル。』

≪ストーリー≫
ロサンゼルスの重犯罪多発地区サウス・セントラルを担当する白人巡査テイラー(ジェイク・ギレンホール)とメキシコ系巡査ザヴァラ(マイケル・ペーニャ)は、固い絆で結ばれた警官コンビ。パトロール中に通報を受けて向かった家で、図らずもメキシコ麻薬カルテルの秘密に触れてしまう。組織の怒りを買った二人は命を狙われてしまい……。

≪感想≫
ロサンゼルス市警の日常を追った作品。
本作、撮り方がドキュメンタリータッチになっていて。
主人公コンビが持参しているカメラで写した映像を繋ぎ合わせて物語は進む。
いわゆるPOV方式の作品。
(以前観た「クロニクル」や「クローバーフィールド -HAKAISHA-」もそう)

この撮り方のおかげでグッとリアリティが増す。
もちろん手ブレは酷いし、ガチャガチャしていて観にくいのは否めませんが、それはそれで良し。

ロサンゼルスの中でも極めて治安の悪い地域で警官を続けるという事。
何とも壮絶で、デンジャラスな町なんだろう。
リアリティがある反面、少し本当の事のように思えないくらい。
ギャングがのさばり、国籍が違うと対立し、ドラッグ、不法移民、暴力がはびこる街並み。
本当に恐ろしいです。
警察だからって関係ないない。
危険は常につきまとい、時には狙われることだってある。
とある男性警官は目玉にナイフを突き刺され。
とある新人女性警官はぼっこぼこに暴力を受ける。
いやはやもう・・・。

そんな中、本作の主役コンビ、テイラーとサヴァラ。
お互いを兄弟と呼ぶぐらい信頼し合った名コンビ。
車の中ではひたすらバカ話、バカ話、バカ話。
男同士ってこんな感じだよなぁって、ここらも凄くリアリティがある。
少し退屈な駄話の流れも後の展開に上手に活かされる。

タイトルの「エンド・オブ・ウォッチ」。
調べてみると、この言葉は、警察の中の隠語で「殉職」の事を指しているそう。
思いっきりネタバレになりますが、ラストはサヴァラが殉職してしまいます。
先に書いたバカ話の数々、二人のやりとりが鮮明に思い出され、メチャクチャ沈んだ気分に。
そして、最後の最後、また車の中での二人の駄話シーンが・・・。
「つらい、つらすぎるよ・・・・(泣)」
演出が絶妙に巧すぎる。

確かに派手すぎる所もあったり、ちょっと「いくらなんでも」的なシーンもあったりしたんです。
例えば、クライマックスで二人がギャングたちに発砲(ほぼ乱射)されるシーン。
いくらなんでも、あれだけ打たれたら被弾しそうなものなのに、都合よく無線機にあたるだけは
ちょっととか。
ラストのテイラーだけ生き残るのも、ちょっと無理がないかいとか。

ただそんな過度の演出も全体のリアリティに比べたら屁でもなくって。
とにかくこの街の危うさや、この街で働く警察の危うさを、POV方式を使って見事に
映し出してくれていました。

監督はデヴィッド・エアー。
なるほど「トレーニング・デイ」の脚本を書いた方か。
あの作品も警察と裏社会を描いた傑作でしたね。

ちょっと鑑賞後凹みましたが、とても良作でした。


≪点数≫
  8点
                                           (14.09.15鑑賞)


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