2014-10-24 Fri

1990年制作 米
監督:ジョン・マクティアナン
≪キャッチコピー≫
『トム・クランシー原作 巨額の製作費で描く世界的超ベストセラー映画化--』
≪ストーリー≫
1984年11月、ソ連の原子力潜水艦「レッド・オクトーバー」が大西洋に向けて出航、ソナー探査も掻い潜る最新型動力を備えた原潜の不穏な動きに動揺するばかりの米国だったが、ソ連海軍きっての伝説の人物ラミウス艦長をはじめとする士官メンバーたちの目的は米国への亡命だった。やがて、レッド・オクトーバーの撃沈にソ連が奔走している事を知った米国では、ラミウスの錯乱状態での攻撃と云う最悪のケースに備えての防衛策が講じられようとするが、実はラミウスが出航前にリークしていた情報も、米国側に亡命の意思を悟らせる為の意図的なものだった事に気付いたCIAアナリストのジャック・ライアンは、その真相を確かめるべく一触即発の緊張感も高まる大西洋に向うのだが・・・。
≪感想≫
シリーズ物を観てみようという事で、ブログ仲間のukiさんから教えてもらった、
「ジャック・ライアン」シリーズ第1作目。
原作者はトム・クランシー。
本作をきっかけにこのシリーズは10作以上発刊されているみたい。
映画化は本作を含めて全5作。
さて1作目。
「あれ・・・思ってたのとちがーーーう。」
シリーズ物で、人物が看板になっているから、もっとヒーローがドンパチやらかすものと
思っていましたよ。
それこそ、
「ダイ・ハード」シリーズ的な。
「ボーン・~」シリーズ的な。
そんなドンパチではなく、政治を絡めた大人な作品でした。
ukiさんからのポイントとして「社会派」と言う部分を忘れていましたよ(苦笑)
それを踏まえて観ればこんなにも緊張感溢れる作品は無い。
ロシアのS級潜水艦が亡命を試み、アメリカ、ロシア領艦隊から追い込まれる。
凄腕艦長の活躍。
CIAの暗躍。
部下の裏切り。
気持ちのいい着地。
基本的に予定調和な作品。
ukiさんがおっしゃっていた「アメリカ万歳」的な。
(ロシア人のお話なのに、全て英語で会話が成り立っているとことかちょっと苦笑。)
このオールドスタイルのスタンダード感がまた良かったりもするんですよね。
監督はなんと「ダイ・ハード」のジョン・マクティアナン。
なるほど、脚本は丁寧でした。
本作ジャック・ライアンシリーズと銘打っておりますが、主役はショーン・コネリー演じる
ラミウス艦長。
軍人であることに嫌気がさし自由を求め亡命する。
彼の潜艦乗りとしての冷静さ、知的さにはしびれあがりましたよ。
時折り発するロシア語もカッコ良かった。
まさにいぶし銀俳優さん。
それに比べジャック・ライアンはそこまで活躍しませんでしたね。
まぁ、分析官と言う肩書にしては八面六臂、命がけのミッションでしたが(苦笑)
もう少し、ド派手なアクションを期待していたので少しだけ残念だったかな。
とは言え、何だかんだで楽しめた本作。
潜水艦の戦い方とか、なかなか見る事ができなかったので新鮮でしたよ。
次回作はどういう展開を見せるのか。
楽しみです!!
潜水艦を取り扱った作品と言えば。
かわぐちかいじの漫画「沈黙の艦隊」を思い出す。
あれもメチャクチャ大傑作です!!
≪点数≫
6点
(14.09.06鑑賞)
こちら漫画「沈黙の艦隊」。
大傑作です!!

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