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No.992 『悪いやつら』
No992 『悪いやつら』

2012年制作 韓
監督:ユン・ジョンビン

≪キャッチコピー≫
『クズが最後に笑うのか』

≪ストーリー≫
1982年、釜山の税関で検査課主任として勤務するイクヒョン(チェ・ミンシク)は、夜の巡回中に大量の覚せい剤を見つける。密輸や賄賂が当たり前の税関内で、これまで彼も当然のように不正に手を染めながら家族を養ってきた。イクヒョンは覚せい剤の日本への密輸を思い付き、釜山の裏社会を取り仕切るヒョンベ(ハ・ジョンウ)に取り引きを持ち掛ける。

≪感想≫
俳優力爆発!!

本作、各キャラクターが立っていて、とても物語に面白さを加えていました。

まず主役のイクヒョン。
イクヒョンはへっぽこながらも自分の持っている人脈で裏社会をのし上がっていく。
こいつがもう本当に泥臭い奴で。
腕っぷしは無いのに、酒を飲んだらいきがって、ぼっこぼこにされて泣きながら謝ったり。
本当に情けない奴に見えるんだけど、最後の最後には復活していつの間にか
その頂点に君臨している。
なんでしょう・・・。
この手の奴が裏社会で、のし上がっていく姿は初めて見ました。
腕っぷしが立って、男気があって、頭もキレてなんて奴を見てきた僕にとって
この手の人種の成功は凄く新鮮で。
憎たらしいんだけど憎めない。
コイツがどこまでいくのか見てみたい気もして。
(応援はできませんが・・・(苦笑))
イクヒョンを演じたチェ・ミンシク。
オールド・ボーイ」の主演も好演されていましたね。
本作では、情けないクズっぷりをいかんなく発揮。
メチャクチャ好演されていましたよ。

次に、イクヒョンの相棒となるヒョンベ。
イクヒョンとはうって変わってバリッバリの極道。
クールで冷血で男儀溢れる、これこそいわゆる「極道」。
男が惚れる男っつーのはこんな奴の事を言うんだろうなぁって。
イクヒョンを演じたハ・ジョンウ。
うすうす思っていたのですが、僕、この役者さん、一押しになりました!!
あまりオットコまえではないのですが佇まいが渋いというか。
以前観た「チェイサー」「哀しき獣」でも超良かったですし。
ノーボーイズ,ノークライ」では妻夫木君と競演されていましたね。
今後も追い続けたい韓流俳優さんです。

この二人のキャラがまずメチャクチャ立っていて、とても良かった!!
他にも、脇を固める奴ら(いわゆる「悪いやつら」)も良かったですよ。
ヒョンベの片腕の男や、イクヒョン達を追い詰める検事。
それぞれが特徴的なルックでドラマを際立たせていました。
あっとそうそう、イクヒョンの義弟もよかったなぁ。

とまぁ、キャスト、キャラクターが特にすばらしかった本作。
ストーリーも新鮮でした。

僕は日本のヤクザ映画はあまり観た事がないのでスタンダードな仁義的な作品が
まだちょっとよく分かんなくって。
本作はちょっとスタンダードとは言い難いんだけど、裏社会を描いた素晴らしい
作品に仕上がっていて◎。
アメリカやヨーロッパのギャング作品とは一線を画した良作でした!!
おススメです!!

≪点数≫
  8点
                                           (14.08.16鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(2)