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No.1005 『LUCY/ルーシー』
No1005 『LUCY/ルーシー』

2014年制作 仏
監督:リュック・ベッソン

≪キャッチコピー≫
『人類の脳は、10%しか機能していない』

≪ストーリー≫
マフィアの闇取引に巻き込まれたルーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、特殊な薬が入った袋を体に埋め込まれ運び屋にされてしまう。しかし、体内で薬が漏れたことで彼女の脳機能は驚異的に覚醒。脳科学者ノーマン博士(モーガン・フリーマン)が見守る中さまざまな能力が超人的に目覚める一方、少しずつ人間性が喪失し、自らを制御できなくなっていく。

≪感想≫
フランスの映画会社ヨーロッパ・コープの作品。
このヨーロッパ・コープと言う会社は本作の監督であるリュック・ベッソンが立ち上げたとのこと。
主な作品は「96時間」シリーズや「コロンビアーナ」等々。

まぁ良くも悪くもリュック・ベッソン的作品だらけというイメージ。

本作について。
鑑賞直後の感想。
「なんか変な映画だったなぁ・・・。」

大まかなあらすじ。
主人公のルーシー(スカーレット・ヨハンソン)が謎の薬を体内に混入され、
脳が爆発的に覚醒し無敵状態になるというお話。

冒頭、学者(モーガン・フリーマン)が人間の脳は10%しか使用されていなくって、
100%使用できるようになればえらい事になる的なお話をする。
そもそも、この説は間違いらしく、実際は人間の脳って100%使っているらしいんです。
同時には使っていないけど、それぞれの役割を担いながら活動しているみたいな。
まぁ、これはフィクション(映画)なので、そこら辺の話は蛇足的にツッコまないでもいいとして。

最初の舞台は台湾。
中国かと思っていたけど台湾だったんですね。
そして出てくる悪役が韓国人たち。
そして物語の舞台はフランスへ。
とにかく色んな国が入り混じっていてこんがらがるばかり。
韓国語が飛び交ったり広東語が飛び交ったり、英語、仏語・・・。
なんの説明もなく当たり前のように進んでいく。

テンポ良く勢いだけで物語は爆走。
その勢いや良し!!
ツッコミ所もツッコむ暇さえ与えず違和感を残してポンポン進行。

物語中盤、ルーシーが覚醒してから物語は何やら変な方向に・・・。
想像では悪党どもを淘汰したり、自分の能力に飲み込まれたりなんてお話になるかと思えば、
物語のベクトルは急旋回。
急に哲学的なお話になります。
「時間」についてのお話や、人類の「進化」についてのお話。
とにかく訳の分からない展開に・・・。
そしてクライマックス・・・。
ひたすらCGを駆使した映像だけを流してセリフ無しで最後まで引っ張る・・・。

鑑賞後。
「なんじゃ、こりゃ・・・。」

もうねぇ・・・ツッコミ所が満載なんです。
思い返すと苦笑いの連続。
例えば、ルーシーが体内に薬が混入して覚醒するシーン。
コントかと思うくらい暴れまわり、しまいには壁を伝い、天井へ伝いとわちゃわちゃわちゃ(苦笑)
例えば、演出で動物の交尾や、動物の弱肉強食的な映像の差し込み。
「なんかダサいなぁ(苦笑)」
例えば、クライマックスの韓国ギャングが、バズーカを打つシーン。
「壊れるのはドアだけかい!!いくらなんでも威力なさすぎ(苦笑)」
などなどなど・・・他にもったっくさん。
そもそも脳がメチャクチャ覚醒したからってその能力はさすがになんか違うような気がする(苦笑)。
ここまで来たらコントですな・・・。

・・・とまぁ、苦言的な事をつらつら書いてはおりますが。
実は、僕的には本作、嫌いじゃないんです。
むしろ印象は良かったり。(へへへ)
まず、先に少し書きましたが勢いが良かった。
中盤、カーチェイスシーンがあったのですが、そこはいかにもリュック・ベッソン風味
満載で楽しかったり。
次に映像。
ルーシーが携帯電話の電波を拾って、指でスッスッスって扱う画とか気持ち良かったり。
あとは、何と言っても敵役にチェ・ミンシクが出てくれたこと。
そこまで爆発的な活躍はしませんでしたが、やっぱりこの人が醸し出す悪そな感じはたまりません。
あと、ずーっと苦言的に書いてきたツッコミ所も、別に腹がっ立ったりしなかったんですよね。
「変な映画だからしょうがないか(苦笑)」
みたいな。

とにかく、今この文章を書いていて、ツッコミ所は際限なく溢れ出る始末ですが、
それは悪い気分じゃないんです。

多分、殆どの人はあまり好印象を覚えないであろう本作。
おススメはしませんが、個人的には珍作として好きな作品でした。

あっと、そうそう。
脳の覚醒物と言えば以前観た「リミットレス」。
あの作品も脳の働きが100%というお話。
あの作品の理論はリアリティがあってなるほどと思って楽しんだ記憶が。
終わり方は好きじゃないけど。

≪点数≫
  7点
                                           (14.09.14鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(2)
No.1004 『逃走車』
No1004 『逃走車』

2013年制作 米/南アフリカ
監督:ムクンダ・マイケル・デュウィル

≪キャッチコピー≫
『乗ったらいきなり指名手配!』

≪ストーリー≫
アメリカ人のマイケル(ポール・ウォーカー)は、別れてしまった妻を追うべく、世界でも有数の危険な都市として有名な南アフリカ・ヨハネスブルクへやってくる。予約と違うレンタカーを手配されるも先を急ぐ彼は、車内で自分のものではない携帯電話と拳銃を発見。状況もわからぬままその携帯電話に刑事を名乗る男から不審な連絡が入り、さらには後部座席から縛られた女性が転がり出てくる。

≪感想≫
私、「ワイルド・スピード」シリーズが大好きでして。
その2大主演の一人であるポール・ウォーカーさん。
彼の訃報を聞いたのが出張先のホテルで何気なくテレビを見ていた時。
ニュースで流れた瞬間思わず絶句。
まだまだ若く、「ワイルド・スピード」も続編を制作途中だったとの事。
本当に惜しい俳優さんを亡くしました・・・。

そんな大好きポール・ウォーカーさんの主演作品。

むむむ・・・・。
「良く」も「悪く」も盛り上がりに欠ける作品でした。

本作の売りはその設定。
最初から最後まで、車の中で物語が進んでいく。
カーチェイスに次ぐカーチェイス・・・かと思いきや、テンポはそれほど速くなく、
ゆるやかに進行していく。
もっとドッカンバッカンやってほしかったなと。
せっかく凄腕ドライバーのポール・ウォーカーが主演なのだから(苦笑)
ここが「悪く」もの部分ね。

「良く」もの部分。
先に書いたゆるやかな進行。
それこそ地味に進んでいくお話。
本作の舞台は南アフリカのヨハネスブルグ。
この場所とこのテンポが凄く合っているように見えたんです。
貧富の差が激しく、いかにもまだまだ発展途中という印象。
出てくる国民たちも何だか物憂げでその眼差しがとても印象的でした。
そこらへんの国民性と言うか、国が与える印象がうまくマッチしていた感じ。
ただ、その「良く」の部分が、それほど「悪く」の部分に勝つことができなかったんですよねー。

ストーリーは全体的に粗挽き。
キャラクターもイマイチ立っていないし、行動にも共感できない。
サブキャラクターも上手に活かしきれていなかったような。
例えば、殺された検事の女性(名前を忘れてしまいました)。
彼女ももう少し活躍させてほしかったなとか。
例えば、大使館に勤める妻(これまた名前が・・・)。
彼女ももう少し物語と上手く絡ませてほしかった。
とにかくもうちょっと、お話を面白くできた気がします。
設定は面白そうだっただけに少し残念。

ポール・ウォーカーの作品も今後は観る事ができないだけにさらに残念。
ちょっと、とほほな作品でした。

≪点数≫
  5点
                                           (14.09.13鑑賞)


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No.1003 『パトリオット・ゲーム』
No1003 『パトリオット・ゲーム』

1992年制作 米
監督:フィリップ・ノイス

≪キャッチコピー≫
『愛する妻と娘のために 名誉も国も捨てる…』

≪ストーリー≫
偶然現場に居合せた事からテロ事件を阻止したライアンだったが、弟を殺されたテロリストは私怨のためにライアン一家を狙い始める……。

≪感想≫
「ジャック・ライアン」シリーズ第2作目。
時系列的には前作の少し前のお話らしいです。
ジャック・ライアン役もアレック・ボールドウィン⇒ハリソン・フォードへ。

さて2作目。
「おぉーーー、面白ーーーい。」
前作を観た時、自分が思っていたようなジャンルではなくって、少し拍子抜けしたんです。
もちろん、とても良い作品だったんですが、観たかったものと違うみたいな・・・。
本作はその世界観を踏まえて観たので、とても楽しめました。

理由はいくつか。
まず、本作では完全にジャック・ライアンにスポットを当てていたという事。
ジャック・ライアンに降りかかる受難。
冒頭、たまたまテロリストを成敗したら、それを恨まれ家族ごと狙われることに。
そして実際に妻と娘がテロリストに襲われてしまう。
ここからジャック・ライアン力爆発!!
徐々に徐々に犯人グループを追い詰めていくところは、緊張感もあり見応え抜群でしたよ。
本作は分析官らしく、知的に敵を追い詰めていました。
とにかく本作は、このジャック・ライアンの魅力が満載でした。

次にストーリー、演出について。
本作も前作に負けず劣らずの予定調和的なお話でしたが、ジャック・ライアン家族が狙われ続けるという
絶え間ない緊張感を、巧みに演出し見応えのある作品に。
中盤、テロリスト集団の居場所を突き詰めて、空爆で仕留めるシーン。
レーダー、衛星映像で見るそのシーンはとても無機質で人が殺されているとは感じる事ができない。
戦争なんてこんなもんなんだとゾッとしたり。
人が亡くなっているという感覚が麻痺してしまいそうな、それこそゲームを見ているような感覚。
怖いなぁ・・・。
そこから一転、クライマックスのジャックとの攻防戦。
暗闇の中での追いかけっこはとても良かったです。
前作の時にもっとアクションをド派手になんて書きましたが、本作のアクションもそこまで派手ではなくって。
ただ、それがとても良かったんですよね。
ジャックのできる限りの能力で必死にトラブルを解決する感じが、良い緊張感に繋がって。
「いくらなんでも、もうこりゃダメだ。」
なんて思っていても、何とか切り抜ける。
そこが気持ち良かったりね。
とても上手な演出だったと思います。

敵役も良かったですねー。
弟を殺されたミラーのジャックへの執念は鬼気迫るものがあり、ついには仲間まで殺してしまいます。
そこは少し「ん!?」と思いましたが、流れ的には◎。
演じているのはショーン・ビーンと言うお方。
どこかで観た事あるなぁ・・・。

などなど、とても見応えのある作品でしたよ。
少し気になった点を。
ちょっと矛盾してしまうかもしれませんが、前作にも言えるんですが、原作本をかなりカットしている
部分もあるんじゃあないでしょうか。
たまにですけど、ブツッとお話が進んだり、ちょっと説明が足りないなという部分もあったりしたもので。
そこは少し残念でした。

さぁ、次回作次回作。


≪点数≫
  7点
                                           (14.09.07鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(4)
No.1002 『レッド・オクトーバーを追え!』
No1002 『レッド・オクトーバーを追え!』

1990年制作 米
監督:ジョン・マクティアナン

≪キャッチコピー≫
『トム・クランシー原作 巨額の製作費で描く世界的超ベストセラー映画化--』

≪ストーリー≫
1984年11月、ソ連の原子力潜水艦「レッド・オクトーバー」が大西洋に向けて出航、ソナー探査も掻い潜る最新型動力を備えた原潜の不穏な動きに動揺するばかりの米国だったが、ソ連海軍きっての伝説の人物ラミウス艦長をはじめとする士官メンバーたちの目的は米国への亡命だった。やがて、レッド・オクトーバーの撃沈にソ連が奔走している事を知った米国では、ラミウスの錯乱状態での攻撃と云う最悪のケースに備えての防衛策が講じられようとするが、実はラミウスが出航前にリークしていた情報も、米国側に亡命の意思を悟らせる為の意図的なものだった事に気付いたCIAアナリストのジャック・ライアンは、その真相を確かめるべく一触即発の緊張感も高まる大西洋に向うのだが・・・。

≪感想≫
シリーズ物を観てみようという事で、ブログ仲間のukiさんから教えてもらった、
「ジャック・ライアン」シリーズ第1作目。

原作者はトム・クランシー。
本作をきっかけにこのシリーズは10作以上発刊されているみたい。
映画化は本作を含めて全5作。

さて1作目。
「あれ・・・思ってたのとちがーーーう。」
シリーズ物で、人物が看板になっているから、もっとヒーローがドンパチやらかすものと
思っていましたよ。
それこそ、
ダイ・ハード」シリーズ的な。
ボーン・~」シリーズ的な。

そんなドンパチではなく、政治を絡めた大人な作品でした。
ukiさんからのポイントとして「社会派」と言う部分を忘れていましたよ(苦笑)

それを踏まえて観ればこんなにも緊張感溢れる作品は無い。
ロシアのS級潜水艦が亡命を試み、アメリカ、ロシア領艦隊から追い込まれる。
凄腕艦長の活躍。
CIAの暗躍。
部下の裏切り。
気持ちのいい着地。
基本的に予定調和な作品。
ukiさんがおっしゃっていた「アメリカ万歳」的な。
(ロシア人のお話なのに、全て英語で会話が成り立っているとことかちょっと苦笑。)

このオールドスタイルのスタンダード感がまた良かったりもするんですよね。
監督はなんと「ダイ・ハード」のジョン・マクティアナン。
なるほど、脚本は丁寧でした。

本作ジャック・ライアンシリーズと銘打っておりますが、主役はショーン・コネリー演じる
ラミウス艦長。
軍人であることに嫌気がさし自由を求め亡命する。
彼の潜艦乗りとしての冷静さ、知的さにはしびれあがりましたよ。
時折り発するロシア語もカッコ良かった。
まさにいぶし銀俳優さん。
それに比べジャック・ライアンはそこまで活躍しませんでしたね。
まぁ、分析官と言う肩書にしては八面六臂、命がけのミッションでしたが(苦笑)
もう少し、ド派手なアクションを期待していたので少しだけ残念だったかな。

とは言え、何だかんだで楽しめた本作。
潜水艦の戦い方とか、なかなか見る事ができなかったので新鮮でしたよ。
次回作はどういう展開を見せるのか。
楽しみです!!

潜水艦を取り扱った作品と言えば。
かわぐちかいじの漫画「沈黙の艦隊」を思い出す。
あれもメチャクチャ大傑作です!!


≪点数≫
  6点
                                           (14.09.06鑑賞)


こちら漫画「沈黙の艦隊」。
大傑作です!!

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No.1001 『人生、ブラボー!』
No1001 『人生、ブラボー!』

2011年制作 カナダ
監督:ケン・スコット

≪キャッチコピー≫
『会いたい 会いたくない めんどうだけど愛おしい』

≪ストーリー≫
42歳の独身男ダヴィッド(パトリック・ユアール)はある日突然、693回に及ぶ精子提供を通じて533人の子どもの父親であることが発覚。さらに142人の子どもから身元開示の訴訟を起こされていることを知る。身元を明かすつもりはないダヴィッドだったが、子どもの一人が応援しているサッカーチームの選手であることに気付くと、ほかの子どもたちにも興味を持ち始め……。

≪感想≫
実は最初、この物語の設定があまり好きじゃなくって。
なんか生命の誕生を軽んじているんじゃあなかろうかなんて、イラッとしたんです。

冒頭、ダヴィットのあまりのくず、グズっぷりに腹が立って腹が立って。
そんな男が急に533人の父親に。
最初はそれを拒む彼も徐々に徐々に父親へと変貌を遂げる。
(邦題は「そして父になる」にしてもよかったぐらい(笑))
実はこのダヴィット。
根っこは良い奴なんです。
この精子を提供してお金を稼いだのも、おそらく家族のため。
ダメな奴なんだけど憎めない。
だからこそ恋人や家族にも叱られながらも愛されているんでしょうね。
この家族も良い感じで。
特にクライマックスの父親とのくだりはグッときました。
やっぱりこの親にしてこの子ありと言うような粋な言葉は本当に良かったです。

ダヴィットの子どもたち。
彼ら彼女らは家族を愛しつつも、生物学上の父親に会いたいと訴訟を起こす。
彼らも、とても純粋で良い奴なんです。
誰かを恨むわけでは無く、ただただ純粋に父親を探す。
ふと思う。
結局こういう事って、周りのマスコミや外野が面白おかしく煽っているんですよね。
世間では、ダヴィットの無責任な行動が批判の対象になっていましたが、
それはやっぱり違くって。
だって、ダヴィットはそういう法律、システムがあるのに乗っかっただけでしょ。
子供たちもその行動に批判している訳じゃなかったでしょ。
それを、周りの人たちが勝手に、はやし立てる。
こりゃもう放火魔みたいなもんだよ。
ネットの炎上とかもそういう事なんでしょうね。
ちょっと脱線。

とにかく登場人物たちは、もれなく愛しいキャラクター達でしたよ。
子供たちとのキャンプシーンや記念撮影のくだり。
ラストの全員で抱き合うシーンはとてもグッときましたよ。

気になる事も少しはあったんです。
例えば、子供たちのお母さんが全く出てこなかったこと。
子供たちそれぞれのバックボーンが描かれていなかったこと。
(まぁ500人以上いるからしょうがないか(苦笑)) 

とにもかくにも。
フィクションと思って鑑賞したら特に問題ないない。
心ほっこり良作でした。

いずれ私も父親になる時が来るんでしょうか。
悪くないかも。


≪点数≫
  7点
                                           (14.09.06鑑賞)


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No.1000 『ジャンゴ 繋がれざる者』
No1000 『ジャンゴ 繋がれざる者』

2012年制作 米
監督:クエンティン・タランティーノ

≪キャッチコピー≫
『これがワイルドだ。』

≪ストーリー≫
1858年、アメリカ南部。奴隷ジャンゴ(ジェイミー・フォックス)は、賞金稼ぎのキング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)の手によって自由の身となる。やがて2人は協力し、次々とお尋ね者たちを取り押さえることに成功する。その後、奴隷市場で離れ離れとなってしまった妻を捜す目的のあったジャンゴは、農園の領主カルヴィン・キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)のところに妻がいることを突き止め……。

≪感想≫
大好きタランティーノ監督最新作。

前作「イングロリアル・バスターズ」ではナチスに映画で制裁を!!
そして本作では黒人を奴隷にしている白人どもに映画で鉄槌を!!

相変わらずのタランティーノ節。
鑑賞後のスカッと感、映画を観たなぁ感はハンパなかったです。

まずストーリー。
本作165分とかなりの長尺。
物語も大きく3つぐらいに別れている。
①ジャンゴとシュルツが出会いコンビを組むの巻
②カルヴィン・キャンディとの戦いの巻
③キャンディ・ランドへ舞い戻るジャンゴの巻
普通なら②で終わっても良いんです。
むしろ②のストーリーがクライマックス感もあって気持ちが良かったりもしたんです。
ここで終わらせないのがタランティーノ節。
正直、まだ続くのかいなんて思ったのですが、しっかりと着地をしてくれました。
最後の屋敷爆発シーンはたまらなくスカッとしましたよ!!
お話自体も丁寧に作られていたので魅入る事ができたし◎。

登場人物たち。
ジャンゴも確かに凄腕ガンマンで不屈の精神で白人どもに立ち向かう姿は凛々しくカッコ良かった。
ただそれを上回るキャラクター。
ドクター・シュルツ。
演じたクリストフ・ヴァルツは本作でまたもやアカデミー助演男優賞を受賞。
(因みにタランティーノ監督の前作「イングロリアル・バスターズ」でも同賞を受賞)
納得の演技と納得のキャラクターでした。
黒人奴隷が当たり前の中、自らの志を持ちジャンゴを自由の身にし相棒とし、共に戦う。
ラストのあの展開には
「え!?もう!!なんなんだよ!!」
なんて思いましたが、彼らしいと言えば彼らしい。
むしろ
「良くやった!!」
と褒めてやりたい。
とにかく、素敵なキャラクターでした。
敵キャラではディカプリオももちろんハマっていたのですが、個人的にはキャンディに仕える
黒人の老人スティーブンが印象的でした。
こいつがまた嫌な奴で嫌な奴で・・・。
コイツのおかげで、先ほど書いた②で終わっても良かったのにという気持ちが一気に吹っ飛びました。
ラストの爽快感ったらもう。
演じているのはサミュエル・L・ジャクソン。
途中まで全く気づきませんでした!!
とにかく嫌な奴でしたねぇ・・・。

ストーリー、登場人物全てにおいて◎。
演出も相変わらずのタラ印。
血しぶきブッシャー。
拳銃ドッカンバッカン。
エグイシーンなのに不快感がまるで無い。

やっぱり大好きタランティーノ。
新作が待ち遠しい監督の一人ですな。


≪点数≫
  9点
                                           (14.08.31鑑賞)


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No.999 『阪急電車 片道15分の奇跡』
No999 『阪急電車 片道15分の奇跡』

2011年制作 邦
監督:三宅 喜重

≪キャッチコピー≫
『「終着駅は、きっと笑顔。」』

≪ストーリー≫
阪急今津線の車両内。白いドレスを着て結婚式の引き出物を抱えた女性(中谷美紀)に、見知らぬ老女が声を掛ける。一方、暴れる彼氏を前に動揺する若い女性(戸田恵梨香)。降りる彼を追う彼女にもまた、老女が声を掛けるのだった。

≪感想≫
なんだかなぁ・・・。
あまり好きじゃないかも・・・。
「怒り」とかではなく何も響かない作品でした。

まずストーリーが全体的に薄っぺらい感じがして。
色々な人が主人公の群青劇。
一つ一つのお話は良い話なんだけど、主役が多すぎて全てが中途半端に終わってしまっていて。
本作のテーマはきっと他人との繋がりからの成長。
うろ覚えですが冒頭、
「こんなにたくさんの人がいるのに自分の人生には関係ない。
 自分の世界は自分だけで成り立っていると思っていた。
 でも・・・・。」
的なナレーションがありまして。
このナレーションを聞いて、凄い期待値が上がったんです。
このたくさんの人物たちがどう絡まりあって、どう物語を紡ぐんだろうって。

それがねぇ・・・。
確かに少しずつ誰かと誰かが出会って、人生に変化を与えるんだけど、
すっごいあっさりしているんです。
ただ単純に良いお話にしただけに感じてしまって。
例えば、婚約者に裏切られた女性(中谷美紀さん)。
電車でおばぁちゃん(宮本信子)と偶然出会い、成長する。
ただ数分の会話だけでこんなにもスッキリして人って変われるものなのかなぁ・・・。
もちろん、ただの一言で人が変わる事があるかもしれません。
ただこの会話、シーンだけを観ているだけでは、どうもピンとこなかったんですよね。
取って付けたような「良い」言葉の連続。
それをすぐさま受け入れて号泣。
うーーーん・・・何だかなぁ。
もっとあなたが抱えた悲しみは深いはずだぞって。
無理矢理、良いお話にまとめなくたってねぇ・・・。
そんな感じの流れがひたすら続く。
①誰かが少し悩んでいる。
②ありきたりの良い言葉。
③あっさり受け入れ成長。
④観ているこっちはピンとこない。
このループ。

それでいて電車内でみんなが携帯電話してマナーを守らないくだりや、
騒いでいるおばちゃんたちのくだりは、怒られたり、情けない目で見られるだけで
成長すらしない。
ただ、良いお話にもっていきたいだけのパーツでしかなくって。
これまた何だかなぁと。

そして、ストーリーだけでなくとにかく登場人物たちが薄っぺらかったんです。
それぞれが、どういう問題を抱えて、そしてその過程をしっかりと描いていないせいで、
全然共感ができなかったんですよね。
特にラストの小学生の女の子のくだりはまったくピンとこない。
いじめられているげだったけどなんで?
本作は、何気ない日常をかたどった作品なのに全然リアリティがない。

とにかくノレない流れだったんですよねぇ・・・。

あと、もう一つ気になった点が。
これって阪急電車をテーマにしているんですが、別にその設定が活きていないような。
電車の中でのお話も少ししかないし、その少しも特に電車の中である必要はないし・・・。
なんじゃこりゃこりゃ・・・。

良いお話なのは分かるがもっと掘り下げてほしい。
登場人物をもう少し減らせば良かったのかなぁ・・・。
作品時間も120分と結構ボリュームあるのに全然物足りない。
残念無念な作品でした。

長さを気にしない、小説で読んだら良いかもしれませんね。
(原作は人気小説のようです。)

≪点数≫
  2点
                                           (14.08.30鑑賞)



こちら原作。
少し興味があります。

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No.998 『エージェント・マロリー』
No998 『エージェント・マロリー』

2011年制作 米
監督:スティーヴン・ソダーバーグ

≪キャッチコピー≫
『巨大な謎を《解析》せよ。』

≪ストーリー≫
並外れた戦闘能力と知性を兼ね備えた女性スパイのマロリー(ジーナ・カラーノ)は、民間軍事企業の経営者で昔付き合っていたケネス(ユアン・マクレガー)からバルセロナにおける人質救出作戦の依頼を受ける。バルセロナでの作戦を手を組んだパートナー(チャニング・テイタム)と共に見事に遂行し、その評判を耳にしたMI6の依頼で、今度は新パートナーのポール(マイケル・ファスベンダー)と組み謎の男を追跡するという仕事が舞い込んでくる。しかし、ダブリンへ旅立ったマロリーを非情なわなが待ち受けていた……。

≪感想≫
トラフィック」「オーシャンズ」シリーズのスティーブン・ソダーバーグ監督作品。
直近で観た「サイド・エフェクト」が凄く良い作品だったので、他の作品もと思い鑑賞。

主演のジーラ・カラーノが超絶的にカッコ良かったです!!
ジーラ・カラーノと言うお方。
どっかで観たことがあるなぁっておもったら大好き「ワイルド・スピード EURO MISSION」で
ロック様の相棒刑事だった方じゃありませんか。
これまた大好きミシェル・ロドリゲスとバトルを繰り広げていて。
ジーラ・カラーノは実際は女優さんではなくって総合格闘技のファイター。
どうりでアクションにもキレがあってカッコいいんだ。

本作の作風は少し落ち着いた雰囲気。
それこそ「ワイルド・スピード」のようなド派手なアクションではなくって。
銃撃戦もドンパチあるのではなく、アクションはひたすら肉弾戦。
ジーラ・カラーノのそのセンスを十二分に発揮した格闘技は必見。
ホテルでのマイケル・ファスベンダーとのバトルはめちゃくちゃカッコ良かったですよ。
殴り合いだけでなく絞め技も多用している所がまた玄人っぽくてね。
とにかくジーラ・カラーノの魅力が爆発していました。

ソダーバーグ作品っていつも豪華キャストのイメージ。
本作も、マイケル・ダグラスやマイケル・ファスベンダー、チャニング・テイタム、
ユアン・マクレガー等々。
豪華なキャストがバッタバッタとなぎ倒されていきます。
そこもちょっと見所の一つかな。

ストーリー、演出について。
先ほど少しかきましたが全体的に落ち着いた大人な雰囲気。
正直、中盤ぐらいまで、よく状況が掴めなかったぐらい。
起承転結があまりなかったのでちょっと物足りなかったかな。
雰囲気的には「サイド・エフェクト」に似ていて、中盤ぐらいから面白くなりそうだったのですが・・・。
特に盛り上がりもなくと終わっちゃった感じ。
中盤のマイケル・ファスベンダーとの格闘をクライマックスにして、ラストのユアン・マクレガーは
途中ぐらいに持って行っても良かったのかもなぁ・・・。
残念無念。

さてさて・・・・。
とにかくジーナ・カラーノ一色の本作。
彼女のアクションはもっと観たいので、これからもどんどん作品に出てほしいですな。


≪点数≫
  6点
                                           (14.08.30鑑賞)


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No.997 『ラストスタンド』
No997 『ラストスタンド』

2013年制作 米
監督:キム・ジウン

≪キャッチコピー≫
『俺たちが最後の砦<ラストスタンド>だ!』

≪ストーリー≫
極悪犯コルテスを極秘で護送する車が、彼の仲間たちに襲撃される事件が発生。時速400キロメートルという圧倒的スピードとパワーを誇る車を駆り、コルテスらはメキシコ国境へ向けて爆走する。FBIはパトカーやヘリコプターを駆使し総力を挙げてコルテスを足止めしようとするが、最新鋭の銃火器を備えた彼らに太刀打ちできず、追跡隊は壊滅状態。コルテスたちの進路となっている小さな田舎町で保安官を務めるオーウェンズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、町にある武器をかき集め、住人らと共に迎撃の準備を整える。

≪感想≫
アーノルド・シュワルツェネガー主演の本作。
以前、スタローン主演の「バレット」と言う作品を観て、スタローンのPV的作品と
評しましたが、本作もさぞかしシュワちゃん色の強い作品なのだろうと楽しみに鑑賞したら・・・。

おぉーーー!
気持ち良いーーー!!
おもしろーーーーい!!!

シュワちゃん祭りの本作。
大好きなシュワちゃんが所狭しと暴れまくる。
銃撃戦、カーチェイス、最後は肉弾戦とごちそうだらけ!!
クライマックスのアクションシーンでのバックドロップにはシビレまくりで。
自らを卑下した演出(「年寄りがでしゃばるな」とか「LAにいたけど嫌気が
さして田舎に引っ込んだ」的な)にも、カウンターパンチを喰らわす大活躍。
「俺はまだまだ現役じゃい!!」
と言わんばかりのアクションには本当に惚れましたよ。

シュワちゃん祭りと書きましたが実は、本作の魅力はそれだけじゃないんです。
まず各キャラクターが立っていて。
敵役の麻薬王コルテス。
彼のスーパーカーを操るカーアクションはめちゃくちゃカッコ良かったです。
最後のシュワちゃんとの肉弾戦での関節技を多用する辺りもイケていましたし。
何より、いかにも映画的悪役っぷりには思わず、
「良いですねぇ・・・。」
って。
シュワちゃんの仲間たち。
テンガロンハットをかぶった副保安官のフィギー。
いかにも活躍しなさそうな風体なのに、あの見せ場。
シビれましたよ。
銃器マニアのルイス。
本作のコメディーリリーフであるキャラクターで、彼も何だかんだで見せ場をしっかりと作って、
楽しいキャラクターでした。
他にも町の爺さん婆さんたちの、のんびりっぷりにも笑わせてもらったし。
あの、おばぁちゃんが敵をブッ放すくだりも大好き。
とにかく、各キャラがそれぞれしっかりと、本作を盛り上げる役割をこなしてくれていました。

演出について。
「バレット」のレビューにて演出が古臭いと書きましたが本作は、新しく感じたんですよね。
基本的にはストーリーは王道だし、シュワちゃんを前面に押し出した感じだけど、
すっごい楽しかったんです。
序盤の真っ暗闇の銃撃戦でナイトゴーグルを付ける演出はカッコ良かったし。
ラスト近くのカーチェイス。
鬱蒼と茂った畑を走るシーンとかは観たことなくって、なかなかの緊張感。
街中での銃撃戦はいかにもっぽいけど、血もブシャーとか派手にドンパチやらかしてくれたので◎。
エンドロールもカッコ良かったですね。
監督はキム・ジウンという韓国人監督。
以前観た「グッド・バッド・ウィアード」の監督さん。
確かにあの作品もアクションがカッコ良かったですね。

とにかく僕らが観たいアクション映画をしっかりとみせてもらった本作。
シュワルツェネッガー好きのあなたにはもちろんの事、それ以外のアクション好きのあなた。
おススメです!!


≪点数≫
  10点
                                           (14.08.28鑑賞)


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No.996 『サウンド・オブ・ノイズ』
No996 『サウンド・オブ・ノイズ』

2010年制作 スウェーデン/仏
監督:オーラ・シモンソン, ヨハンネス・ファーネ・ニルソン

≪キャッチコピー≫
『―街を楽器に! 音楽で世界を変革する―』

≪ストーリー≫
音楽一家に生まれながら幼いころからオンチで、音楽を毛嫌いする警察官アマデウス(ベンクト・ニルソン)は、職場でかかっている音楽であっても我慢できない。ある日、事件現場に残されたメトロノームをヒントに捜査に乗り出す。一方その頃、日用品をはじめ、街中のあらゆる場所でいろいろなものを楽器代わりに音楽を作り出す謎の6人組が、何と音楽テロを起こすと予告し……。

≪感想≫
音楽は自由だ!!
6人の音楽テロ集団があらゆる所で、あらゆる物を使って音を奏でる。
例えば病院の手術室。
例えば銀行。
例えば鉄塔の送電線。

うーーん、なんでしょうか。
純粋に音を奏でるというか視覚的にも楽しませるエンターテイメント的要素も強いですね。
本人たちの、この器具を使った、この音が凄いんだ的なこだわりがあまり見えなかったので、
音楽と言うか芸術性の強い、アートを感じる集団でした。

本作を観ていて少し前に、巷で話題になった、とある事件を思い出した。
それは、ある芸術家が自らの局部の3Dデータを配布して捕まったというお話。
詳しくは知りませんが、その芸術家はそれも芸術の一つだと思っているんだよなぁ。
それを法律で抑えるっちゅうことはまぁどうかと。
個人的にはその発想、作品自体は嫌いで感動も共感もすることもありませんが、
作品としてはアリなのかなとも思ったり。
線引きが難しいなぁ。
すいません・・・ちょっと脱線しました。

作品に戻りますが、自分たちが思っている芸術の枠をぶっ壊そう的な本作のテロ集団。
第1ステージの病院、第2ステージの銀行辺りの発想は楽しかったです。
お金をシュレッダーにかけるところなんて、なんて思い切りのいい発想だ!!なんて思ったり。

さぁ、次はどういうお遊びをしてくれるんだなんて思っていると。
あれ?
あれあれ??
急に物語の質の方向転換。
オンチだったアマデウスの「音への覚醒」へと繋がる。
元々、音楽嫌いでオンチなアマデウス。
テロ集団を追っかけているうちに、彼らが作った音は自分にとってとても心地良い
「無音」になるという事を知る。
そこでアマデウスは自ら作曲した楽譜を彼らに演奏させることに。
この世の音楽を「無音」にしてしまおうと言う訳だ。
むむむ・・・なるほどねぇ。

最初のテーマとは少し変わった着地。
想像していた作品とは少し違いました。
もう少し、音楽、音楽しているのかなと思ったら肩すかし。
もちろん、音楽性も強い作品ではあったのですが、先にも書いたように少し芸術よりと言うか。
その芸術、音楽が少し物足りなかったのも事実な訳で・・・。

ただその実験的な感じ、芸術とはなんぞや的な投げかけ。
嫌いじゃないです。

余談・・・ポスターはシャレていてかっこいいなぁ。

≪点数≫
  6点
                                           (14.08.28鑑賞)


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No.995 『パッセンジャーズ』
No995 『パッセンジャーズ』

2008年制作 米
監督:アラン・ガニョル

≪キャッチコピー≫
『その真相を追ってはいけない──』

≪ストーリー≫
突然の電話で起こされたセラピストのクレア(アン・ハサウェイ)は、墜落した旅客機事故から奇跡的に生き残った5人の男女が抱えるトラウマ的なストレスを治療するため、担当のセラピストに命じられる。クレアは大任にやる気を見せるが、生存者の一人、エリック(パトリック・ウィルソン)は彼女のカウンセリングを拒否し……。

≪感想≫※ネタバレ大いにアリ!!
大オチ一発勝負の本作。
最後の最後にとてつもないオチが待っていて。

ただねぇ・・・。
そのクライマックスのオチまでのドラマの描き方がもうねぇ・・・。
ずーーーーっとザラザラしていて、モヤモヤしっぱなしなんですよね。
とにかく、出てくる人間の行動に違和感が・・・。
そしてその描き方にも違和感が・・・。
いかにも何か隠れてますよ的な描き方がなんだかなぁと。
確かに、謎々しい描き方は興味の持続と言う点では良かったんです。
ただ、その謎々しい感じがちょっとピンとこなかったというか、読めてしまうというか。
あざとすぎるというか。

例えば、冒頭、飛行機事故が起こって、クレアが生存者たちのカウンセラーとして派遣される。
とてつもない大事件なのに、いかにも新人っぽいクレアが担当するのも何だかなぁと。
その後、クレアは被害者の一人である謎の男性エリックと恋に落ちる。
この恋に落ちる展開にもピンとこなくって。
何故、彼に惹かれていくのか、ちょっと共感できなかったんですよね。
そもそも、彼の心をケアするのが目的なのに、いつの間にか彼女の方がケアされている。
ちょっと医者としてねぇ・・・みたいな。
もっと言うと、この恋の展開自体、いらなかったのでは!?
もっと、サスペンスに力を入れて描いてくれればラスト大オチの展開に衝撃があったのではと。

そしてそして。
本作の肝である大オチ。
ネタバレしますが、実は本作に登場する被害者たちは実はみんな死亡していて。
クレア自体も実は飛行機に乗っていて、死亡して成仏しきれていなかったんですよね。
かの傑作「シックス・センス」的なね。
まぁそんな感じなんだろうなと正直感じていましたが・・・(苦笑)
大オチが明かされたとき、普通はめちゃくちゃ驚きそうなものなのに、そうでもなかったんです・・・。
理由としては、先に書いた通りそれまでの展開、描き方にピンとこなかったから。
オチを観ても、正直、
「なおさら、なっとくいかねぇなぁ。」
って。
つまるところ、彼女たちはみんな死んだ人間なんですよね。
特にエリックは最後の方、電車に轢かれそうなときすり抜けていませんでした??
車や船、他の物質は触れるのに??
そもそも、周りの人たち(すでに亡くなられていた人たち)は彼女たちを成仏させるためだけに
現世に降り立ったってこと??
とっても良いお話げなんだけど、無理矢理、感動させようとしてる感じがしてね。

うーーーーん・・・。
良いお話なのは分かるんだけど、納得いかない。
ちょっとなぁ・・・。

オチにはインパクトがあるので、もう少しお話をサスペンスフルに作っていれば、
もっと良かったのに。
残念無念。

≪点数≫
  4点
                                           (14.08.23鑑賞)


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No.994 『パリ猫ディノの夜』
No994 『パリ猫ディノの夜』

2010年制作 仏
監督:アラン・ガニョル

≪キャッチコピー≫
『ディノは、
ふたつの顔をもつ猫。』

≪ストーリー≫
ディノは女警視のジャンヌと娘のゾエの家で飼われているオス猫。ギャングのボス、コスタに父親が殺されてしまったことから、ゾエは失語症になってしまった。ある日、ダイヤモンドが埋め込まれた魚の形のブレスレットをディノが持ち帰ってくる。不思議に思ったゾエは、毎夜どこかに出掛けるディノを追跡。実は、夜のディノにはもう一つの顔があって……。

≪感想≫
フランス発アニメ作品。

さっぱりした良作でした。

絵のタッチがまず◎。
先日「スーサイド・ショップ」という同じくフランス発のアニメ作品を鑑賞しましたが、
あれとはまた違ったタッチで。
「スーサイド~」は過度のデフォルメしたキャラクターのデザイン。
それに対し本作はあっさりしたキャラクターデザイン。
これはこれでとても好印象。
落ち着いて観れる感じがね。
アニメ作品も意外と観ている方ですが、キャラクターデザイン等はやっぱり海外の作品の方が
好きだったりします。

次にストーリー、演出について。
本作70分とこれまたあっさりとした上映時間。
ただしストーリーはしっかりしていて、伏線と言うか演出もきっちりしていました。
例えば、母親の武道場での鍛錬シーン。
あのシーンがあったおかげで、ギャングのボスとの確執やクライマックスの格闘アクションシーンが
断然、ドラマチックに見えてくる。
例えば、ディノとニコがゾエを探すシーン。
あそこも裏切者のお手伝いさんの香水シーンが活きている。
ゾエの失語症と言う設定もただの可愛そうな子供と言うだけでは終わらせない演出の一つ。
ラストの
「私の話は退屈??」
的な台詞には思わずにっこり。
とにかく一つ一つが突拍子あるものではなく丁寧に描かれているように感じました。

それだけではなくアニメならではの楽しみ方もきっちりあったしね。
お家の屋根をピョンピョン駆け回るところなんて、アニメならではの楽しみ方ですもん。

とにかくあっさりとした映像、ストーリーながらも十分に楽しめた本作。
もし子供がいたら家族で一緒に観ても良いかなぁ・・・。
短い時間だし映画の入門的には良い作品かも。

≪点数≫
  7点
                                           (14.08.23鑑賞)


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No.993 『もらとりあむタマ子』
No993 『もらとりあむタマ子』

2013年制作 邦
監督:山下 敦弘

≪キャッチコピー≫
『坂井タマ子 23才 大卒 ただ今、実家に帰省(寄生)中』

≪ストーリー≫
東京の大学を卒業した23歳のタマ子(前田敦子)は、父親がスポーツ用品店を営む甲府に戻って来る。彼女は特に就職活動をするわけでもなく、ほぼ毎日惰眠をむさぼり、ぐうたらな日々を送っていた。父親に仕事を探せとせっつかれても聞く耳も持たず、たまに起きているときはマンガやゲームに没頭していたが……。

≪感想≫
大学を卒業して実家にて寄生中のタマ子。
くっちゃねくっちゃねの毎日を過ごすタマ子に親父の叱責。

タマ子が日本の現状を憂うニュースを眺めて一言。
タマ子「はぁーーー、だめだ日本」
父「・・・日本がダメなんじゃない、お前がダメなんだよ!!」
タマ子「その時が来たら動くわよ私だって!!」
父「それはいつなんだ!!」
タマ子「少なくとも・・・・・・・・・・・・今ではない。」
なんて会話が起こる始末。

観ているこっちは
「なんてぐうたらで、ダメな奴なんだこいつは・・・。」
って。
そんな日常、会話を終始描き続ける。

観ているこっちの苦痛、苛立ちに繋がりそうなそんな内容。
ただね・・・。
ぜんっぜん嫌じゃない、むしろこのダメダメ人間タマ子に好感すら湧いてくる。
理由はいくつか。

1つ、主演の前田敦子力。
このタマ子=前田敦子が絶妙にハマっていたんです。
前田敦子さんと言えばAKB48のトップに君臨していたお方で。
TVで観ていてあまり美人じゃないのになぁ・・・なんて失礼極まりない事を思っていたのですが、
本作でもその印象は変わらず(苦笑)
ただ、不思議と画持ちがするというか、アップで映っていても、沈黙の中ただタマ子が
映っているだけでも不思議と見ていられるんですよね。
独特のオーラがある感じに、
「あぁ、この魅力がセンターをはらせていたのかな。」
って。
とにかくこのダメ人間をキュートとすら思わせてくれたのはこの前田敦子さんが演じたからと
言っても過言ではないでしょう。

2つ、タマ子の成長。
物語は最後の最後まで劇的に何かが起こるわけでは無い。
最後もタマ子がすっごい成長したという訳ではない。
相変わらず仕事は決まっていないし、何をしたいのかも分からない。
ただ、実はタマ子は少しずつ、本当に少しずつ、牛歩戦術のように成長しているんですよね。
冒頭では父親が娘の下着まで洗濯し干していたものを、最後はタマ子が父親の下着を
干してあげている。
そんなちょっとしたシーンが、タマ子の成長を感じさせて。(ほんとに他愛もないのですが(苦笑))
てんでダメ子なんだけど鑑賞後は
「この子なら何とか良い社会人に成長するんじゃないかな。」
って応援したくなったりしていて。

3つ、父親との関係性。
2つ目の理由と少し重なるんですが、この父親との関係性が凄く良くって。
喧嘩はするけど、ただ素直になれないだけなんでしょ的な。
何だかんだでお互い良くも悪くも依存しているんじゃん的な。
クライマックス、父親との会話。
父「この夏が終わったら出てけ。」
タマ子「合格。」
父はあえてタマ子を厳しく突き放す。
タマ子は父親の甘さに気付きながら、甘えていた自分から抜け出す。
ちょっとグっときましたよ。

そんなこんなで素敵なお話が、ひたすらぐだぁーっと映される。
いや、これやっぱり面白かったなぁってこの文章を書いてて再確認。

あっとそうそう。
本作の隠れMVPはタマ子の唯一の友達(笑)の中学生の少年でしょう。
あの坊ちゃん感、垢抜けない少年感がたまりませんでした。
同級生の彼女との会話で、
「あの人、友達いないんだよね。」
には思わず大爆笑してしまいました。

とにもかくにも。
78分と言う短い上映時間でこんなに良い気分にさせてもらえるなら観ない手は無いでしょう。
おススメです。


≪点数≫
  8点
                                           (14.08.17鑑賞)


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No.992 『悪いやつら』
No992 『悪いやつら』

2012年制作 韓
監督:ユン・ジョンビン

≪キャッチコピー≫
『クズが最後に笑うのか』

≪ストーリー≫
1982年、釜山の税関で検査課主任として勤務するイクヒョン(チェ・ミンシク)は、夜の巡回中に大量の覚せい剤を見つける。密輸や賄賂が当たり前の税関内で、これまで彼も当然のように不正に手を染めながら家族を養ってきた。イクヒョンは覚せい剤の日本への密輸を思い付き、釜山の裏社会を取り仕切るヒョンベ(ハ・ジョンウ)に取り引きを持ち掛ける。

≪感想≫
俳優力爆発!!

本作、各キャラクターが立っていて、とても物語に面白さを加えていました。

まず主役のイクヒョン。
イクヒョンはへっぽこながらも自分の持っている人脈で裏社会をのし上がっていく。
こいつがもう本当に泥臭い奴で。
腕っぷしは無いのに、酒を飲んだらいきがって、ぼっこぼこにされて泣きながら謝ったり。
本当に情けない奴に見えるんだけど、最後の最後には復活していつの間にか
その頂点に君臨している。
なんでしょう・・・。
この手の奴が裏社会で、のし上がっていく姿は初めて見ました。
腕っぷしが立って、男気があって、頭もキレてなんて奴を見てきた僕にとって
この手の人種の成功は凄く新鮮で。
憎たらしいんだけど憎めない。
コイツがどこまでいくのか見てみたい気もして。
(応援はできませんが・・・(苦笑))
イクヒョンを演じたチェ・ミンシク。
オールド・ボーイ」の主演も好演されていましたね。
本作では、情けないクズっぷりをいかんなく発揮。
メチャクチャ好演されていましたよ。

次に、イクヒョンの相棒となるヒョンベ。
イクヒョンとはうって変わってバリッバリの極道。
クールで冷血で男儀溢れる、これこそいわゆる「極道」。
男が惚れる男っつーのはこんな奴の事を言うんだろうなぁって。
イクヒョンを演じたハ・ジョンウ。
うすうす思っていたのですが、僕、この役者さん、一押しになりました!!
あまりオットコまえではないのですが佇まいが渋いというか。
以前観た「チェイサー」「哀しき獣」でも超良かったですし。
ノーボーイズ,ノークライ」では妻夫木君と競演されていましたね。
今後も追い続けたい韓流俳優さんです。

この二人のキャラがまずメチャクチャ立っていて、とても良かった!!
他にも、脇を固める奴ら(いわゆる「悪いやつら」)も良かったですよ。
ヒョンベの片腕の男や、イクヒョン達を追い詰める検事。
それぞれが特徴的なルックでドラマを際立たせていました。
あっとそうそう、イクヒョンの義弟もよかったなぁ。

とまぁ、キャスト、キャラクターが特にすばらしかった本作。
ストーリーも新鮮でした。

僕は日本のヤクザ映画はあまり観た事がないのでスタンダードな仁義的な作品が
まだちょっとよく分かんなくって。
本作はちょっとスタンダードとは言い難いんだけど、裏社会を描いた素晴らしい
作品に仕上がっていて◎。
アメリカやヨーロッパのギャング作品とは一線を画した良作でした!!
おススメです!!

≪点数≫
  8点
                                           (14.08.16鑑賞)


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