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No.988 『サンブンノイチ』
No988 『サンブンノイチ』

2013年制作 邦
監督:品川 ヒロシ

≪キャッチコピー≫
『騙しあいの一発逆転劇――
        最後に勝つのは誰だ!』

≪ストーリー≫
人生の一発逆転を願って企てた銀行強盗が見事成功したキャバクラ「ハニーバニー」店長のシュウ(藤原竜也)、ボーイのコジ(田中聖)、常連客の健さん(小杉竜一)。彼らは奪った数億円の大金を均等に分け合うはずだったが、自らの取り分を少しでも増やしたいという欲から壮絶な争いが始まる。さらにほかにもその金を奪おうとする者が現われ、事態は予測できない展開に……。

≪感想≫
うーーーん、なんだろう・・・あまり好きじゃないかも。

木下半太の同名小説を芸人の品川ヒロシが映画化。
品川監督と言えば「ドロップ」に始まり「漫才ギャング」。
どちらも鑑賞しましたが、それほど好きじゃないって感じ。
「ドロップ」の時にちょっと書きましたが、品川臭がプンプンでちょっと受けつけなかったんですよね。
「漫才ギャング」はテーマが監督の本職だったのでそこまで違和感が無かったのですが、
本作はまたその品川臭が復活していて違和感感じまくり・・・。
何だか、圧がハンパなくってイラッとするというか・・・。

全体的にコント、劇を観ている感じだったんですよね。
物語は銀行強盗や騙し合い、シリアスでバイオレンスな雰囲気。
物語のテンポも良く、どんどん、どんでん返しが起こって最後の最後まで飽きさせない
お話・・・と思いきや。
何だか全体的に緊張感が足りないんですよね。
理由の一つとして、間の悪いコメディチックな演出。
テンポの良いお話の中に挟まれる「笑ってください」的なあざといお笑いシーン。
漫才チックな掛け合いや、コントチックなフェイス。
これが、緊張感あふれる展開に水を差して、萎えちゃったんです。
確かに自然に流れる会話の中での挟み込みはまだ面白かったりもしたんです。
ただ、あからさまな漫才掛け合いには正直うんざりしちゃったり。
この演出がまず物語からリアリティを排し、ノリきれなくなった要因の一つなのでは。

次にキャラクターの弱さ。
主役三人はまだ良かったです。
彼らのやりとりは先に書いたあざとい演出は置いといて、銀行強盗後の打ち合わせ、
打ち上げからの・・・的な感じは全然違和感なく楽しめましたし。
ただね残りのキャラがあまりにもピンとこなくって。
まず、キャバクラ嬢役の中島美香さん。
非常に申し訳ないのですが、彼女にこの役どころは合っていなかったのでは。
とても重要なのに彼女が移ると以前観た「クローズZERO」の黒木メイサ的異物感を覚えたんです。
なんでだろう・・・。
ラストの屋上を走ってジャンプして渡るシーン。
あのシーンは、本作最後の見所なはずでカタルシス爆発なシーンのはずなのに、
何だかノリきれない自分がいたり。
見た目かなぁ・・・演技かなぁ・・・とにかくピンとこなかったんですよね。
次に裏社会の2大バケモンの破魔翔(窪塚洋介)と渋柿(池畑慎之介)。
裏社会の極悪人でやる事なす事、極悪非道で超外道。
ただね・・・ぜんっぜん怖くなかったんですよ。
リアリティが無いのもありますが、これまた先に書いたあざといコメディタッチがあったからかな。
クライマックスも何だか詰めが甘く、極悪人として彼ららしくないなって。
巧くキャラクターを活かしきれていなかったのでは。
本当にもったいない。
これがシリアス路線で進めていたら、ごく身近にある恐怖、裏社会的なメッセージを、
投げかける事ができたのになんて。
暴力的なシーンやグロチックな演出もあったんですけど、あまり不快に感じなかったんですよね。
普通は目も背けたくなるのに。

苦言をつらつらと。
良い所もちょっとはあったんです。
一つは物語の締め方。
つまるところこいつらは悪いことをやっているんだから、そら簡単には幸せにはなれないよね。
ラストの破魔翔の語り。
「うん、そこは良いこと言うね!!」
なんて素直に思いました。
そしてもう一つはアクションシーン。
品川監督の前作「漫才ギャング」のアクションシーンはカッコ良かったんです。
本作のアクションシーンも結構よくって。
ただ、最初のコジの格闘シーンは正直微妙。
確かにコジの格闘術はカッコ良かったんだけど、スローで血がブシャーとかは
ちょっと狙い過ぎかなって。
最後の破魔翔のナイフアクションシーンのカメラワークが理想的でカッコ良かったな。
ほんの数秒でしたけどね。
良い所はこのぐらい。

あとは本当にダメダメでした。
とにもかくにも、全体的にはやっぱり嫌いな本作。
品川監督にはコメディ、笑いを取っ払って純粋なアクション映画を撮ってほしいな。


≪点数≫
  3点
                                           (14.08.13鑑賞)



こちら原作。
うーーん、まぁいいや。

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)